フェブラリーステークスで気になる穴馬は・・・
ヤマニンキングリーなんですね。データから見ると、東京大賞典からフェブラリーステークスに出走してきた馬の
3着以内率は50%もあるんです。3走前からダートに転戦してきたんですよね。JCD・シリウスSではいい上がりタイムでした。
今回は人気もなさそうですしね。ただ、もう7歳なんですよね。調教次第かなあ。
ヤマニンキングリーの基本情報
性別 牡
毛色 栗毛
生誕 2005年5月16日(7歳)
登録日 2007年7月11日
父 アグネスデジタル
母 ヤマニンアリーナ
母の父 サンデーサイレンス
生国 日本(北海道新冠町)
生産 錦岡牧場
馬主 土井肇
調教師 河内洋(栗東)
競走成績
生涯成績 31戦7勝
獲得賞金 2億9634万4000円
ヤマニンキングリーの主な勝ち鞍は2008年中日新聞杯、2009年札幌記念、2011年シリウスステークス。
馬名の意味は冠名の「ヤマニン」と英語で「王位を持つ」を意味する「キングリー」である。半姉に重賞2勝を挙げたヤマニンメルベイユ(父メジロマックイーン)がいる。
ヤマニンキングリー 経歴
ヤマニンキングリー2007年
競走馬としてのデビューは2007年9月2日札幌競馬場の新馬戦、ウインギガシャトルを抑えて初勝利を挙げた。続く二走を着外(5着以下)と大敗したものの、11月の黄菊賞でトールポピーを退け、2勝目を挙げる。次走の朝日杯フューチュリティステークスGI級(JpnI)競走に初出走、武豊が騎乗し5番人気に支持されたが、7着に終わった。
ヤマニンキングリー2008年
3歳シーズンは、始動戦のきさらぎ賞3着、毎日杯4着と勝ち切れないレースが続いた。東京優駿出走(日本ダービー)権確保のために臨んだプリンシパルステークスも3着に終わり、春のクラシック競走には出走できなかった。しかし代わりに臨んだ白百合ステークスを制し、オープンクラスに定着する。
夏の休養を経て、秋は菊花賞を目標に神戸新聞杯から始動するも8着。本番の菊花賞も9着と大敗した。しかし古牡馬との初対戦となった次走アンドロメダステークスに勝利すると、当年最後のレースとなった中日新聞杯では、中団待機策からゴール前でフサイチアソートをクビ差捉え、重賞初勝利を挙げた。
ヤマニンキングリー2009年
2009年は、緒戦の中山金杯から小倉大賞典、中京記念と重賞で3戦連続の2着となる。その後休養に入り、8月に札幌記念で復帰。当日は当年の牝馬クラシック二冠を制した3歳馬ブエナビスタに人気が集中していたが、先行策から最後の直線でサクラオリオンを交わして先頭に立つと、ゴール前追い込んだブエナビスタをクビ差抑えて優勝。重賞2勝目となった。続く毎日王冠では2番人気に推されたが9着と惨敗した。本番の天皇賞(秋)では好位追走も伸びを欠き7着に終わった。続くジャパンカップではレース中に鼻出血を発症し18着と殿負けを喫した。
ヤマニンキングリー2010年
2010年の緒戦となった大阪杯ではドリームジャーニーに次ぐ2番人気で出走。中団追走も伸び切れず7着に敗れた。その後、シンガポールに遠征し5月16日のシンガポール航空インターナショナルカップに出走したが、11着と殿負けに終わった。帰国後、連覇がかかった札幌記念では中団を追走するが直線で失速し14着と大敗を喫した。その後10月31日の天皇賞(秋)では見せ場なく10着、12月11日の中日新聞杯では11着に終わった。
ヤマニンキングリー2011年
7月の小倉記念で復帰、好位でレースを進めたがイタリアンレッドの4着。続く新潟記念では好位追走も伸びを欠きブービーの10着に終わった。朝日チャレンジカップでは好位追走から直線でミッキードリーム、エーシンジーライン、レディアルバローザとの激しい追い比べとなったが4着。
初のダート戦となったシリウスステークスでは道中2番手追走から直線で早々と先頭に立つと後続を寄せ付けず快勝、2009年の札幌記念以来2年ぶりの重賞制覇となった。12月4日のジャパンカップダートでは後方から追い上げてくるものの7着だった。12月29日の東京大賞典では中団5番手あたりでレースを進めたが直線で伸びを欠き6着に終わった。
ヤマニンキングリー競走成績
年月日 競馬場 競走名 格 頭数 オッズ(人気) 着順 騎手 斤量 距離(馬場) タイム(上り3F) タイム差 勝ち馬/(2着馬)
2007 9. 2 札幌 2歳新馬 14 10.0 (5人) 1着 藤田伸二 54 芝1800m(良) 1:55.8(34.5) -0.2 (ウインギガシャトル)
9. 29 札幌 札幌2歳S JpnIII 14 12.2 (5人) 9着 津村明秀 54 芝1800m(良) 1:52.7(38.4) 0.8 オリエンタルロック
10. 27 京都 萩S OP 12 11.6 (5人) 8着 O.ペリエ 55 芝1800m(稍) 1:48.6(35.8) 0.7 フローテーション
11. 11 京都 黄菊賞 13 21.8 (5人) 1着 藤田伸二 55 芝1800m(良) 1:47.5(34.9) 0.0 (トールポピー)
12. 9 中山 朝日杯FS JpnI 16 10.7 (5人) 7着 武豊 55 芝1600m(良) 1:34.8(36.0) 1.3 ゴスホークケン
2008 2. 17 京都 きさらぎ賞 JpnIII 15 17.1 (7人) 3着 藤田伸二 56 芝1800m(良) 1:48.9(34.6) 0.1 レインボーペガサス
3. 29 阪神 毎日杯 JpnIII 14 7.2 (3人) 4着 渡辺薫彦 56 芝1800m(良) 1:46.6(35.4) 0.6 ディープスカイ
5. 10 東京 プリンシパルS OP 18 5.8 (3人) 3着 福永祐一 56 芝2000m(稍) 2:02.0(36.3) 0.5 ベンチャーナイン
5. 31 中京 白百合S OP 10 4.9 (2人) 1着 福永祐一 56 芝1800m(稍) 1:48.2(34.8) -0.1 (ナリタダイコク)
9. 28 阪神 神戸新聞杯 JpnII 18 21.0 (5人) 8着 柴山雄一 56 芝2400m(良) 2:26.0(35.6) 0.7 ディープスカイ
10. 26 京都 菊花賞 JpnI 18 39.0 (16人) 9着 柴山雄一 57 芝3000m(良) 3:06.8(35.9) 1.1 オウケンブルースリ
11. 15 京都 アンドロメダS OP 13 2.7 (1人) 1着 武豊 54 芝2000m(良) 1:59.4(33.9) 0.0 (ダブルティンパニー)
12. 13 中京 中日新聞杯 JpnIII 17 5.6 (2人) 1着 M.デムーロ 55 芝2000m(良) 1:59.5(34.0) 0.0 (フサイチアソート)
2009 1. 4 中山 中山金杯 GIII 16 5.9 (2人) 2着 藤田伸二 56 芝2000m(良) 1:58.5(35.0) 0.0 アドマイヤフジ
2. 7 小倉 小倉大賞典 GIII 16 2.8 (1人) 2着 武豊 57 芝1800m(良) 1:45.0(33.9) 0.1 サンライズマックス
3. 14 中京 中京記念 GIII 18 2.0 (1人) 2着 武豊 57 芝2000m(重) 2:00.5(36.7) 0.1 サクラオリオン
8. 23 札幌 札幌記念 GII 16 28.2 (7人) 1着 柴山雄一 57 芝2000m(良) 2:00.7(35.8) 0.0 (ブエナビスタ)
10. 11 東京 毎日王冠 GII 11 10.0 (2人) 9着 柴山雄一 58 芝1800m(良) 1:46.4(34.3) 1.1 カンパニー
11. 1 東京 天皇賞(秋) GI 18 46.4 (10人) 7着 柴山雄一 58 芝2000m(良) 1:58.2(34.2) 1.0 カンパニー
11. 29 東京 ジャパンC GI 18 71.2 (13人) 18着 柴山雄一 57 芝2400m(良) 2:26.6(39.1) 4.2 ウオッカ
2010 4. 4 阪神 大阪杯 GII 12 11.7 (2人) 7着 藤田伸二 58 芝2000m(良) 1:59.8(35.0) 0.3 テイエムアンコール
5. 16 クランジ シンガポール国際C G1 11 (6人) 11着 柴山雄一 57 芝2000m(稍) 2:05.8 3.7 Lizard’s Desire
8. 22 札幌 札幌記念 GII 16 23.3 (9人) 14着 武豊 57 芝2000m(良) 2:00.6(36.4) 1.2 アーネストリー
10. 31 東京 天皇賞(秋) GI 18 108.2 (15人) 10着 吉田隼人 58 芝2000m(稍) 1:59.4(35.3) 1.2 ブエナビスタ
12. 11 小倉 中日新聞杯 GIII 18 44.1 (11人) 11着 吉田隼人 57 芝2000m(良) 2:00.1(34.5) 1.4 トゥザグローリー
2011 7. 31 小倉 小倉記念 GIII 18 8.8 (5人) 4着 石橋守 56 芝2000m(良) 1:57.7(36.4) 0.4 イタリアンレッド
8. 28 新潟 新潟記念 GIII 11 6.5 (4人) 10着 田中勝春 56 芝2000m(良) 2:00.3(34.4) 1.2 ナリタクリスタル
9. 10 阪神 朝日CC GIII 9 10.7 (5人) 4着 武豊 58 芝2000m(良) 1:59.6(34.5) 0.0 ミッキードリーム
10. 1 阪神 シリウスS GIII 12 10.6 (5人) 1着 武豊 56 ダ2000m(良) 2:04.3(36.5) -0.4 (キングスエンブレム)
12. 4 阪神 ジャパンカップダート GI 16 13.8 (3人) 7着 M.デムーロ 57 ダ1800m(良) 1:51.1(37.0) 0.5 トランセンド
12. 29 大井 東京大賞典 GI 12 10.2 (2人) 6着 M.デムーロ 57 ダ2000m(良) 2:03.9(39.6) 2.1 スマートファルコン
ヤマニンキングリー血統表
ヤマニンキングリーの血統 (ミスタープロスペクター系/Turn-to 母内5×5=6.25%)
父
アグネスデジタル
1997 栗毛 アメリカ Crafty Prospector
1979 栗毛 アメリカ Mr. Prospector Raise a Native
Gold Digger
Real Crafty Lady In Reality
Princess Roycraft
Chancey Squaw
1991 鹿毛 アメリカ Chief’s Crown Danzig
Six Crowns
Allicance Alleged
Runaway Bride
母
ヤマニンアリーナ
1992 鹿毛 日本 *サンデーサイレンス
Sunday Silence
1986 青鹿毛 アメリカ Halo Hail To Reason
Cosmah
Wishing Well Understanding
Mountain Flower
*ティファニーラス
Tiffany Lass
1983 黒鹿毛 アメリカ Bold Forbes Irish Castle
Comely Nell
Sally Stark Graustark
Sally Ship F-No.3-c
祖母ティファニーラスは1986年のエクリプス賞最優秀3歳牝馬。従姉に2003年度JRA賞最優秀2歳牝馬ヤマニンシュクルがいる。