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武蔵野ステークス2016年の勝ち馬は誰だ!?

武蔵野ステークス2016年にはGI馬モーニンが出走しますね。この舞台ではフェブラリーステークスをレコードで快勝しています。果たして重賞3勝目を上げるのでしょうか!?

武蔵野ステークスは2016年11月12(土) (3歳上・GIII・東京ダ1600m)です。

 モーニン(牡4、栗東・石坂正厩舎)は前走(日本テレビ盃)2着でした。2キロの斤量差があったアウォーディーに競り負けました。
今回も斤量59キロとは重いですが、勝ちきりまで当然ありますね。

 ゴールドドリーム(牡3、栗東・平田修厩舎)は中央競馬で4戦して無敗です。特に武蔵野ステークスと同じ東京ダート1600mはヒヤシンスS、ユニコーンSで優勝。ジャパンダートダービーで3着に敗れたため、これからGI戦線に参戦するには賞金の上積みが必要です。休み明けですが積極的に狙いたい。

 他にもノボバカラ(牡4、美浦・天間昭一厩舎)やキングズガード(牡5、栗東・寺島良厩舎)、メイショウスミトモ(牡5、栗東・南井克巳厩舎)、ソルティコメント(牡4、美浦・藤沢和雄厩舎)も有力ですね。さて、分析を始めます。

レッドカドーが天皇賞の穴馬か!?

レッドカドーのJCのレース内容をチェックすると府中2400mでこのオッズなら十分狙えますね。

フェノーメノと比較すると2kg斤量が重くなり最後の直線で進路が狭くなりながら、
上がり33.4でフェノーメノと0.2差は立派です。

メルボルンCでは大外ブン回しでしたし、しかも4角で外に振られながらも上がり3fは33.78で全体5位の結果です。
コースロスを考えれば実質的にはおそらく勝てたのではないでしょうか。
前の年には2着していますから長距離適正は十分です。

香港ヴァーズでジャガーメイル、Meandreを下しています。、
さらに今年のDWCで2着。
世界レベルの実力馬ですね。
Snowfairyの管理調教師であるダンロップ氏が送り出してきたとなれば軽視するわけにはいかない一頭です。

JCが不完全燃焼に終わっただけに名トレーナーのダンロップ氏も世界の名手モッセを配して
ガチでここを獲りに来てる感じがありありとわかります。

ダンロップ氏といえばスノーフェアリーを思い出してしまいますが、
エリザベス女王杯も京都外回りコースでした。

今日は、この馬の走りに注目ですね。



レッドカドーとは?

英字表記 Red Cadeaux
品種 サラブレッド
性別 騸
毛色 鹿毛
生誕 2006年3月6日(7歳)
父 Cadeaux Genereux
母 Artisia
母の父 パントレセレブル
生国 イギリス
生産 Foursome Throughbreds
馬主 R.J.アカーリ(英)
調教師 E.ダンロップ(英)
競走成績
生涯成績 34戦7勝
勝ち鞍 G1:香港ヴァーズ(2012年)
G2:ヨークシャーカップ(2012年)
G3:カラーカップ(2011年)

レッドカドーはイギリスの競走馬。2012年香港ヴァーズ優勝馬。地元である英国のレースを中心に出走を重ねたがアイルランド・香港においても勝ち鞍を収めている。

レッドカドー戦歴

デビュー初期にマイル前後のレースを3戦ほど使われたが、それ以降は主に2400mを超えるクラシックディスタンス以上の距離を使われているステイヤー。

3歳時である2009年から翌2010年にかけてほぼ条件戦のみの出走、3勝をマークしたが特記すべき勝ち鞍は無かったが、2011年初の国外遠征となったアイルランド・カラーカップを優勝し1つ目の重賞タイトルを獲得。同年の秋にはアイルランド・オーストラリア・香港3カ国のG1レースに出走。愛セントレジャー3着、メルボルンカップ2着、香港ヴァーズ3着という実績を残している。

2012年には地元英国でのヨークシャーカップにて2度目の重賞タイトルを獲得、秋には昨年に引き続いての海外遠征も行われた。初の日本遠征となったジャパンカップでは、道中不利の影響もあり8着と結果を残せなかったレッドカドーであったが、2年連続での出走となった香港ヴァーズでは日本からの参戦馬であるジャガーメイルとの競り合いを制し優勝。国際G1のタイトルを獲得している。

レッドカドー 競走成績
出走日     競馬場 国名 競走名 格 距離(馬場) 頭数 着順 タイム 1着馬(2着馬) 騎手     斤量
2009.4.13 ヤーマス 英 3歳未勝利 芝1600(良) 9 6着 1:42.3 Negotiation T.マクラフリン 56
5.4 ケンプトン 英 3歳未勝利 全1600(良) 12 8着 1:42.7 Uniquely Poised T.マクラフリン 58.5
5.17 リポン 英 3歳未勝利 芝1800(稍) 13 3着 1:57.9 Lady Luachmhar T.マクラフリン 58.5
6.29 ウルヴァーハンプトン 英 3歳条件戦 全2400(良) 8 1着 2:41.9 (Decorum) S.サンダース 57
7.7 ウルヴァーハンプトン 英 3歳条件戦 全2400(良) 11 2着 2:38.7 The Last Alzao S.サンダース 61
8.1 ドンカスター 英 3歳条件戦 芝2400(重) 10 1着 2:41.9 (Advisor) S.ケリー 60
9.5 ヘイドック 英 3歳条件戦 芝2800(重) 6 5着 3:10.1 Acquisition K.ファロン 60.5
2010.3.27 ケンプトン 英 4歳上条件戦 全2200(良) 14 7着 2:18.5 Dansili Dancer J.クロウリー 57
4.10 ケンプトン 英 4歳上条件戦 全2400(良) 12 1着 2:28.8 (Tinaar) K.ファロン 55.5
5.5 チェスター 英 4歳上条件戦 芝3700(良) 17 8着 4:04.8 Mamlook K.ファロン 54
8.4 ポンテクラフト 英 3歳上条件戦 芝2400(良) 6 4着 2:43.2 Yorgunnabelucky R.ミューレン 61
8.21 チェスター 英 チェスターHC LS 芝2700(稍) 12 2着 3:01.8 Lady Eclair M.ヒルズ 56
9.4 ヘイドック 英 3歳上条件戦 芝2800(良) 16 2着 2:55.7 Kansai Spirit R.ムーア 59.5
9.18 ニューマーケット 英 3歳上条件戦 芝3600(良) 14 2着 3:48.7 Theola J.ムルタ 61
10.16 ニューマーケット 英 3歳上条件戦 芝3600(稍) 32 9着 4:00.2 Aaim to Prosper J.ムルタ 55.5
2011.4.2 ケンプトン 英 4歳上条件戦 全2200(良) 15 2着 2:17.3 Cosmic Sun E.アハーン 61.5
5.5 チェスター 英 4歳上条件戦 芝3700(良) 17 12着 4:02.2 Overturn R.ムーア 58.5
5.13 ハミルトン 英 ブレーヴハートHC LS 芝2400(良) 9 1着 2:36.5 (Craking Lass) T.マクラフリン 59
6.19 ポンテクラフト 英 ポンテクラフトキャッスルS LS 芝2400(良) 7 4着 2:39.7 Distant Memories T.マクラフリン 59
6.25 カラ 愛 カラーC G3 芝2800(重) 7 1着 3:05.8 (Zerashan) T.マクラフリン 62
7.28 グッドウッド 英 グッドウッドC G2 芝3200(良) 15 10着 3:27.0 Opinion Poll T.マクラフリン 60.5
8.21 ドーヴィル 仏 ケルゴルレイ賞 G2 芝3000(良) 13 5着 3:14.9 Jukebox Jury T.マクラフリン 59
9.10 カラ 愛 愛セントレジャー G1 芝2800(重) 6 3着 3:08.2 Duncan T.マクラフリン 62
11.1 フレミントン 豪 メルボルンC G1 芝3200(良) 23 2着 3:20.8 Dunaden M.ロッド 53.5
12.11 沙田 香 香港ヴァーズ G1 芝2400(良) 13 3着 2:27.7 Dunaden R.ムーア 57
2012.5.2 ケンプトン 英 サガロS G3 全3200(良) 6 2着 3:21.7 Colour Vision R.ムーア 57.5
5.18 ヨーク 英 ヨークシャーC G2 芝2800(良) 8 1着 3:02.8 (Glen’s Diamond) T.マクラフリン 57
6.2 エプソム 英 コロネーションC G1 芝2410(良) 6 2着 2:35.3 St Nicholas Abbey R.ムーア 57
6.23 アスコット 英 ハードウィックS G2 芝2400(稍) 12 3着 2:30.3 Sea Moon T.マクラフリン 57
7.12 ニューマーケット 英 プリンセスオブウェールズS G2 芝2400(重) 7 3着 2:34.4 Fiorente T.マクラフリン 59.5
11.6 フレミントン 豪 メルボルンC G1 芝3200(良) 24 8着 3:21.4 Green Moon M.ロッド 55.5
11.25 東京 日 ジャパンC GI 芝2400(良) 17 8着 2:24.1 ジェンティルドンナ G.モッセ 57
12.9 沙田 香 香港ヴァーズ G1 芝2400(良) 12 1着 2:28.7 (Jaguar Mail) G.モッセ 57
2013.3.30 メイダン 首 ドバイワールドC G1 全2000(良) 12 2着 2:03.5 Animal Kingdom G.モッセ 57
血統表 [編集]

レッドカドーの血統 (オーエンテューダー系/Northern Dancer 9.38% 4 x 5)


Cadeaux Genereux
1985 Young Generation
1976 Balidar Will Somers
Violet Bank
Brig O’Doon Shantung
Tam O’Shanter
Smarten Up
1975 Sharpen Up *エタン
Rocchetta
L’Anguissola Soderini
Posh


Artisia
2000 *パントレセレブル
1994 Nureyev Northern Dancer
Special
Peinture Bleue Alydar
Petroleuse
Almaaseh
1988 *ダンシングブレーヴ Lyphard
Navajo Princess
Al Bahathri Blushing Groom
Chain Store F-No.9-e
注釈 [編集]

エアグルーヴ

相変わらず、競馬にどっぷり浸かっていた1997年、牝馬は牡馬には勝てないという常識を覆したのがエアグルーヴでしたね。

天皇賞・秋では、前年の勝者バブルガムフェローを、見事な叩き合いの末ねじ伏せました。
ジャパンカップでは世界からの刺客ピルサドスキーに、おと少しまで迫りました。
有馬記念では、シルクジャスティスとマーベラスサンデーと三つ巴の激戦を繰り広げました。

エアグルーヴの走りは、牡馬の超一流馬に勝るとも劣らない鮮烈なものでした。
エアグルーヴの世代の牝馬達から、現在の混合G1への流れが始まっていきました。

私の中ではウォッカやダイワスカーレットが出てくるまでは最強牝馬は間違いなくこの馬でしたね。
またコンビを組んでいた武豊の騎乗馬には数多くの名馬がいますが、やっぱり武といえばエアグルーヴってイメージが強いです。

エアグルーヴ産駒も大活躍しているのがうれしいですね。
ルーラーシップの全弟を無事出産したようなので、彼にお母さんをビックリさせるような走りを期待します。

エアグルーヴ!ご冥福をお祈りいたします。


エアグルーヴとは。

品種 サラブレッド
性別 牝
毛色 鹿毛
生誕 1993年4月6日
死没 2013年4月23日(20歳没)
登録日 1995年4月6日
抹消日 1999年1月12日
父 トニービン
母 ダイナカール
母の父 ノーザンテースト
生国 日本(北海道早来町)
生産 社台ファーム早来
馬主 吉原毎文
→(株)ラッキーフィールド
調教師 伊藤雄二(栗東)
厩務員 田中一征
競走成績
生涯成績 19戦9勝
獲得賞金 8億2196万6000円
勝ち鞍 GI:優駿牝馬(1996年)
天皇賞(秋)(1997年)
GII:札幌記念(1997年、1998年)
大阪杯(1998年)
GIII:チューリップ賞(1996年)
マーメイドステークス(1997年)

エアグルーヴは1997年に牝馬として26年ぶりのJRA賞年度代表馬に選出された。

母ダイナカールも優駿牝馬(オークス)を制しており、母娘2代での優駿牝馬の制覇を成し遂げた。また秋の天皇賞優勝など、牡馬と互角以上に渡り合った戦績から「女帝」と称される。
名前の由来は冠名のエアと、「わくわくさせる」という意味のグルーヴによる。

馬齢は旧表記(数え年)。

エアグルーヴのデビュー

1993年社台ファーム早来(現在のノーザンファーム)で生を受ける。
生まれた次の日に栗東の伊藤雄二調教師が訪問し「これで男のシンボルがついてればダービー確実だ!」と非常に衝撃を受けたと言う。興奮冷めやらぬ伊藤雄二は「エア」の冠名で有名な親交の深い馬主の吉原毎文に「良い仔馬を見つけた!」と電話をするも吉原は最初は乗り気ではなく購入を渋っていたが伊藤雄二の非常に強い説得で購入を決めた。

3歳になり栗東の伊藤雄二厩舎に入厩、調教でもずば抜けた身体能力で一躍話題馬となる。入厩当初こそトニービンの仔特有の気性の悪さで厩務員を振り落としそうになったこともあったが、次第に気性の悪さは薄れ、夏の札幌でのデビューが決定した。

エアグルーヴ戦績

エアグルーヴ3歳時(1995年)

1995年の札幌競馬場で鞍上に武豊を迎えてデビューしたが、マイネルランサムにクビ差届かず2着に敗れた。
2戦目の未勝利戦では7頭立てと少頭数に加え、掲示板に載ったことのある馬が本馬の他に1頭しかいなかった事もあり単勝オッズ1.1倍の1番人気となった。
レースでは5馬身差を付け勝利した。勝ち時計の1分12秒0(札幌競馬場・芝1200メートル)は同日に開催された札幌3歳ステークスを勝ったビワハイジ(本馬と同様に武豊が騎乗)と同タイムであった。

続くオープン特別のいちょうステークスでは、最後の直線で進路をカットされ鞍上の武豊が立ち上がるほどの致命的な不利を受けながらも勝利した。
続く阪神3歳牝馬ステークスでは、武豊が出走予定だった数あるお手馬からイブキパーシヴを選択したため、マイケル・キネーンが騎乗した。レースはマイル戦にもかかわらず前半1000mの通過タイムが61秒1という超スローペースとなったこともあり、角田晃一が騎乗したビワハイジの逃げ切りを許し2着に敗れた。

エアグルーヴ4歳時(1996年)

春初戦のチューリップ賞ではオリビエ・ペリエを鞍上に迎え、2着のビワハイジに5馬身差の圧勝。桜花賞の最有力候補となったが、熱発により桜花賞を回避した。 この時の桜花賞馬は田原成貴鞍上のファイトガリバー。
熱発休養明けで臨んだ優駿牝馬(オークス)では1番人気に支持された。鞍上は武豊。レースは2コーナーを過ぎたあたりから先頭に立ったノースサンデーが突然外に斜行し外に回されるという不利があったにも拘らずファイトガリバーを抑え勝利し、母・ダイナカールとの母娘制覇を達成した。

秋は体調面の調整に苦しみ、ステップレースには出走せずに直接秋華賞に出走した。 結局、本番(秋華賞)まで万全な状態でなかったこととパドックでのフラッシュ撮影による影響で、ファビラスラフインの10着と惨敗。さらにレース中に骨折が判明し長期離脱となった。これ以降パドックではフラッシュ撮影禁止という今では当たり前のお約束がなされた。

エアグルーヴ5歳時(1997年)

6月、復帰戦となるマーメイドステークスを勝利で飾る。更に8月は札幌記念に出走し、ジェニュインやエリモシック相手に勝利し勢いに乗る。
陣営は天皇賞(秋)に照準を合わせた。天皇賞(秋)では2番人気に支持された。1番人気は前年の優勝馬で前哨戦の毎日王冠にも優勝したバブルガムフェローであった。レースはバブルガムフェローをクビ差抑えて勝利し、1980年にプリテイキャストが制して以来となる17年ぶりの牝馬の天皇賞馬となった。

ジャパンカップでは2番人気に支持された。ここでも1番人気はバブルガムフェロー。 レースはピルサドスキーとの壮絶な叩き合いに負けクビ差の2着。
年末の有馬記念では武豊がマーベラスサンデーに騎乗したため、オリビエ・ペリエへ乗り替わりがあった。レースではシルクジャスティス、マーベラスサンデーに次ぐ3着。
同年は華々しい結果を残し、牝馬としてはトウメイ以来の年度代表馬に選出された。

エアグルーヴ6歳時(1998年)

1998年も現役を続行、初戦の大阪杯では1歳年下の名牝メジロドーベル以下に勝利。続く鳴尾記念では道悪が堪えてサンライズフラッグに次ぐ2着。宝塚記念では調整遅れが懸念されたがサイレンススズカの3着に入った。その後、札幌記念を牝馬には過酷ともいえる58kgを背負いながらも3馬身差で勝利、グレード制導入以後初となる連覇を達成した。

秋シーズンは調整の遅れやサイレンススズカと鞍上・武豊騎手の兼ね合い、サイレンススズカとレースをするリスク、複数GIタイトルの獲得を目指すという方針等が考慮され、天皇賞(秋)へは向かわずエリザベス女王杯からジャパンカップというローテーションが組まれた。しかし、エリザベス女王杯の1週前に武豊が京都競馬場の新馬戦で後のダービー馬アドマイヤベガに騎乗して1位入線したものの、進路妨害で4着に降着で実効6日間(3週間)の騎乗停止となってしまい、エリザベス女王杯とジャパンカップにおける鞍上が急遽横山典弘への乗り替わりになった。

エリザベス女王杯では1番人気に支持されたがメジロドーベル、ランフォザドリームを捕らえられず3着に敗れた。その後中1週で望んだジャパンカップでは、1着馬エルコンドルパサーには敗れたもののダービー馬スペシャルウィークを抑え、2年連続で2着となった。そしてラストランとなった有馬記念では武豊が騎乗停止明けで再び手綱をとることになったが、レース中の落鉄の影響もあってグラスワンダーの5着に終わった。

エアグルーヴ引退後

1999年、年明けの京都競馬場で引退式を行った。伊藤調教師は同馬の引退式後に「私はエアを初めて見た時の衝撃(前述)を忘れない。だからこそ彼女の真価を引き出せなかったのが非常に悔しい」と涙混じりに語ったという。
2004年5月にはJRAゴールデンジュビリーキャンペーンの「名馬メモリアル競走」として「エアグルーヴメモリアル」が同年の優駿牝馬施行日の東京競馬場第9競走に施行された。
2010年10月にはJRAのインターネットの「東京ゴールデンプレミアム」のメモリアルホース投票において当馬が最多得票を獲得し、同年の天皇賞(秋)施行日の東京競馬場第12競走に「エアグルーヴメモリアル」の副名称が付与された。
2013年4月23日、繋養先であった北海道勇払郡早来町の早来牧場にて死亡した。20歳であった。

エアグルーヴ競走成績

年月日          競馬場 競走名 格 人気 倍率 着順 距離 タイム (上3F) 騎手 勝ち馬 / (2着馬)
1995 7. 8 札幌 3歳新馬 1人 1.6 2着 芝1200m(良) 1:12.1 (36.6) 武豊 マイネルランサム
7. 30 札幌 3歳新馬 1人 1.1 1着 芝1200m(稍) 1:12.0 (36.4) 武豊 (ダイワテキサス)
10. 29 東京 いちょうS OP 1人 2.2 1着 芝1600m(良) 1:35.8 (36.0) 武豊 (マウンテンストーン)
12. 3 阪神 阪神3歳牝馬S GI 3人 6.0 2着 芝1600m(良) 1:35.4 (34.1) M.キネーン ビワハイジ
1996 3. 2 阪神 チューリップ賞 GIII 2人 2.7 1着 芝1600m(稍) 1:34.2 (35.0) O.ペリエ (ビワハイジ)
5. 26 東京 優駿牝馬 GI 1人 2.5 1着 芝2400m(良) 2:29.1 (34.8) 武豊 (ファイトガリバー)
10. 20 京都 秋華賞 GI 1人 1.7 10着 芝2000m(良) 1:59.8 (37.3) 武豊 ファビラスラフイン
1997 6. 22 阪神 マーメイドS GIII 1人 1.9 1着 芝2000m(稍) 2:02.6 (36.5) 武豊 (シングライクトーク)
8. 17 札幌 札幌記念 GII 1人 1.8 1着 芝2000m(良) 2:00.2 (35.5) 武豊 (エリモシック)
10. 26 東京 天皇賞(秋) GI 2人 4.0 1着 芝2000m(良) 1:59.0 (34.7) 武豊 (バブルガムフェロー)
11. 23 東京 ジャパンC GI 2人 4.0 2着 芝2400m(良) 2:25.8 (34.8) 武豊 ピルサドスキー
12. 21 中山 有馬記念 GI 2人 3.8 3着 芝2500m(良) 2:34.9 (37.4) O.ペリエ シルクジャスティス
1998 4. 5 阪神 産経大阪杯 GII 1人 1.2 1着 芝2000m(良) 2:01.3 (34.2) 武豊 (メジロドーベル)
6. 21 阪神 鳴尾記念 GII 1人 1.3 2着 芝2000m(不) 2:04.1 (37.1) 武豊 サンライズフラッグ
7. 12 阪神 宝塚記念 GI 3人 4.7 3着 芝2200m(良) 2:12.1 (35.1) 武豊 サイレンススズカ
8. 23 札幌 札幌記念 GII 1人 1.3 1着 芝2000m(良) 1:59.5 (34.2) 武豊 (サイレントハンター)
11. 15 京都 エリザベス女王杯 GI 1人 1.4 3着 芝2200m(良) 2:13.1 (33.8) 横山典弘 メジロドーベル
11. 29 東京 ジャパンC GI 2人 4.6 2着 芝2400m(良) 2:26.3 (35.1) 横山典弘 エルコンドルパサー
12. 27 中山 有馬記念 GI 2人 3.8 5着 芝2500m(良) 2:32.9 (36.0) 武豊 グラスワンダー

エアグルーヴ特徴

鞍上の意のままに動ける抜群のレースセンスを備え、力強さと鋭さを兼備した末脚を安定して繰り出すことができる、極めて優秀な競走馬であった。
トニービン産駒の特徴と言われる「府中に強い」という特徴がエアグルーヴについても言え、獲得した2つのGIタイトルはともに東京競馬場でのものであった。この他にもジャパンカップで2年連続2着に入るなど、東京競馬場では非常に安定した成績を残した。

一般に牝馬は牡馬と比較して勝負根性面で大きく劣ると言われるが、エアグルーヴは牡馬顔負けの勝負根性と精神力を持っていた。天皇賞(秋)では1番人気のバブルガムフェローを死闘の末に競り落とし、1997年ジャパンカップでは内からピルサドスキーに交わされた後、再び差し返す構えを見せた。また、挟まれて急ブレーキを踏むという致命的な不利を受けた旧3歳時のいちょうステークスでは、戦意喪失することなく盛り返し差し切るという離れ業を演じている。
レース中に骨折した秋華賞、レース中に落鉄し5着に終わった引退レースの有馬記念もあるが、19戦[9-5-3-2]と前記のアクシデントのあったレース以外、全て3着以内に入着している。一流牡馬と互角以上に渡り合った歴代の名牝達の中でも、これほどの安定感を誇った馬は稀である。

調教師の伊藤のエアグルーヴ評は「従順な優等生」だった。カメラを向けられたら立ち止まってポーズを取ることもあったという。

エアグルーヴ繁殖成績

      生年 馬名 性 毛色 父 厩舎 馬主 戦績・備考
1 2000年 アドマイヤグルーヴ 牝 鹿毛 サンデーサイレンス 栗東・橋田満 近藤利一 8勝(引退・繁殖)
エリザベス女王杯(GI 2003年、2004年)、ローズS(GII 2003年)、阪神牝馬S(GII 2005年)、マーメイドS(GIII 2004年)
2 2001年 イントゥザグルーヴ 牝 鹿毛 サンデーサイレンス 栗東・伊藤雄二
→栗東・梅田智之 サンデーレーシング 4勝(引退・繁殖)
2008年4月10日に初仔のキングカメハメハ産駒の栗毛牝馬(グルーヴィクイーン)を出産。
2009年4月17日に第2仔のキングカメハメハ産駒の鹿毛牡馬を出産。
3 2002年 サムライハート 牡 鹿毛 サンデーサイレンス 栗東・伊藤雄二
→栗東・池江泰寿 サンデーレーシング 3勝(引退・種牡馬)
4 2003年 ソニックグルーヴ 牝 鹿毛 フレンチデピュティ サンデーレーシング 未出走(引退・繁殖)
2007年1月23日に初仔のスペシャルウィーク産駒の栗毛牝馬(スペシャルグルーヴ)を出産(エアグルーヴ牝系では初めて美浦の厩舎(奥平雅士厩舎) に入厩)。
2008年1月19日に2番仔のディープインパクト産駒の鹿毛牝馬を出産。子供はセレクトセール2008に上場。(有)ローズヒルが8,190万円(消費税込)で落札。
2009年1月21日に3番仔のアグネスタキオン産駒の鹿毛牝馬を出産
5 2004年 ザサンデーフサイチ 牡 黒鹿毛 ダンスインザダーク 栗東・池江泰寿
→栗東・松田国英 関口房朗
→林進 3勝(現役)
セレクトセールにおいて、関口房朗が4億9000万円で落札
6 2005年 ポルトフィーノ 牝 鹿毛 クロフネ 栗東・角居勝彦 サンデーレーシング 3勝(引退・繁殖)
7 2006年 フォゲッタブル 牡 鹿毛 ダンスインザダーク 栗東・池江泰郎
→栗東・池江泰寿 金子真人ホールディングス 4勝(現役)
ステイヤーズS(GII 2009年)、ダイヤモンドS(GIII 2010年)
8 2007年 ルーラーシップ 牡 鹿毛 キングカメハメハ 栗東・角居勝彦 サンデーレーシング 8勝(引退・種牡馬)
鳴尾記念(GIII 2010年)、プリンシパルS(オープン 2010年)、日経新春杯(GII 2011年)、金鯱賞(GII 2011年)、アメリカジョッキークラブカップ(GII 2012年)、クイーンエリザベス2世カップ(GI 2012年)
9 2008年 グルヴェイグ 牝 黒鹿毛 ディープインパクト 栗東・角居勝彦 サンデーレーシング 5勝(引退・繁殖)
マーメイドステークス(GIII 2012年)
10 2010年 ラストグルーヴ[2] 牝 鹿毛 ディープインパクト 栗東・藤原英昭 山本英俊 1勝
セレクトセールでグローブエクワインマネージメントが3億6000万円で落札[3]
11 2013年 牡 キングカメハメハ  
第1子から第3子までは3年連続でデビュー戦勝利を収めている。
未出走のソニックグルーヴをのぞき、いずれの仔も栗東トレーニングセンター所属の厩舎に預託あるいは預託予定である(美浦トレーニングセンター所属の厩舎にはまだ預託されていない)。
血統表 [編集]

エアグルーヴの血統 (ゼダーン系(グレイソヴリン系)/Hyperion4×5=9.38%)


*トニービン
Tony Bin
1983 鹿毛 *カンパラ
Kampala
1976 黒鹿毛 Kalamoun *ゼダーン
Khairunissa
State Pension *オンリーフォアライフ
Lorelei
Severn Bridge
1965 栗毛 Hornbeam Hyperion
Thicket
Priddy Fair Preciptic
Campanette


ダイナカール
1980 鹿毛 *ノーザンテースト
Northern Taste
1971 栗毛 Northern Dancer Nearctic
Natalma
Lady Victoria Victoria Park
Lady Angela
シャダイフェザー
1973 鹿毛 *ガーサント
Guersant Bubbles
Montagnana
*パロクサイド
Peroxide Never Say Die
Feather Ball F-No.8-f
脚注 [編集]

タッチミーノットの中山金杯1週前追い切りは、勢いあり!

中山金杯の1週前追い切りが27日、東西のトレセンで行われましたね。
美浦では、10月の毎日王冠(3着)以来の出走となるタッチミーノットが、勢い十分の動きを見せました。

タッチミーノットの南Dダートコースでの最終追い切りは単走で6ハロンからスタート。
直線に入って、ややずぶいところを見せましたが、ラスト1ハロン12秒6でゴール。
全体の79秒6も好時計。

吉沢助手は「(内容は)予定通りだったけど、思ったより時計が速くなった。やったことで、変わってくると思う」と満足の表情を浮かべていました。

タッチミーノットは休養前、毎日王冠で0秒1差の3着でした。
賞金不足のため、天皇賞・秋へは出走できませんでしたが「やっと、安定した走りができるようになった。以前は、加減していた面があったけど、調教でビッシリやれるようになった」
と吉沢助手の話です。来年で7歳ですが、まだまだいけそうですね。

柴崎調教師も「間隔が空いたけど、状態は、むしろ毎日王冠よりいい。あとは様子を見て、年末にサラッとやって備えるだけ」
と強気の発言です。

ダンスインザダーク産駒のタッチミーノットが、ついに初めてのタイトルを手にするかが注目ですね。


コスモオオゾラの中山金杯1週前、びっしり追い切られましたね。

コスモオオゾラの日刊スポーツ賞中山金杯での完全復活を期待したいなあ。

1月5日の中山金杯(G3、芝2000メートル)に出走するコスモオオゾラ(牡4、高橋博)は28日、ウッドコースでびっしり追われましたね。
柴田大知騎手がまたがり、6ハロン85秒3-12秒3のタイムです。

「もっと走れる馬。前走も状態は悪くなかったけど、あまり反応してくれませんでした。変わってきてほしい」とは柴田大知騎手。

 骨折明けで急仕上げだった菊花賞17着はまあ仕方なかったとしても2戦目の金鯱賞11着は不本意でしょう。
なにしろ弥生賞を勝ち、皐月賞4着と相性が抜群の中山2000メートルですから期待したいなあ。

コスモオオゾラってどんな馬?

生誕 2009年2月17日(3歳)
登録日 2011年9月1日
父 ロージズインメイ
母 マイネシャローナ
母の父 コマンダーインチーフ

馬主 ビッグレッドファーム
調教師 高橋義博(美浦)

コスモオオゾラ競走成績

生涯成績 9戦3勝
獲得賞金 9016万5000円
勝ち鞍 GII:弥生賞(2012年)

コスモオオゾラの経歴

コスモオオゾラ2011年
デビューは9月25日の中山の芝1600m戦。13頭立てで最低人気だったが直線伸びて4着に健闘した。次走の10月16日の東京の芝1800mの未勝利戦は重馬場ながら先行で粘り差のない2着に入る。

そして11月5日の同じ東京の芝2000m未勝利戦は先行から直線抜け出して3戦目初勝利となった。昇級した12月3日の500万下の葉牡丹賞は不良馬場ながら直線差しきって2連勝となった。

コスモオオゾラ2012年
初戦となった共同通信杯は先行するも伸びを欠き5着に敗れる。そして弥生賞は人気になったアダムスピークの馬場に苦しむのを横目に直線差しきり、重賞初制覇を飾った。

鞍上の柴田大知は1997年のエアガッツ以来約15年ぶりの平地重賞制覇。調教師の高橋義博もこれが平地重賞初制覇。
ロージズインメイ産駒にとってもこれがJRA重賞初制覇となった。

そして4月15日の皐月賞では道中好位追走も直線伸び切れずゴールドシップの4着に敗れる。5月27日の日本ダービーは中団追走も直線伸び切れず6着に敗れる。レース後、両第1指骨剥離骨折が判明し、休養することとなった。
休養あけとなった菊花賞はいいところなく17着惨敗となった。

コスモオオゾラ 競走成績
競走日      競馬場 競走名 格 距離 頭数 枠番 馬番 オッズ(人気) 着順 タイム(上り3F) 着差 騎手 斤量 1着馬(2着馬)
2011.9.25 中山      2歳新馬 芝1600m(良) 13 7 11 216.0(13人) 4着 1:38.4 (34.2) 0.4 中谷雄太 54kg アルフレード
10.16      東京 2歳未勝利 芝1800m(重) 6 2 2 9.7(5人) 2着 1:52.0 (34.3) 0.0 中谷雄太 55kg ハードロッカー
11.5      東京 2歳未勝利 芝2000m(良) 12 6 7 2.6(2人) 1着 2:03.2 (34.2) -0.3 中谷雄太 55kg (スーパームーン)
12.3      中山 葉牡丹賞 500万下 芝2000m(不) 14 7 12 11.3(6人) 1着 2:04.5 (36.9) -0.1 中谷雄太 55kg (メイショウカドマツ)
2012.2.12 東京 共同通信杯 GIII 芝1800m(良) 11 7 9 32.2(7人) 5着 1:48.9 (34.0) 0.6 柴田大知 56kg ゴールドシップ
3.4      中山 弥生賞 GII 芝2000m(稍) 15 3 5 29.1(9人) 1着 2:03.9 (35.0) -0.2 柴田大知 56kg (トリップ)
4.15      中山 皐月賞 GI 芝2000m(稍) 18 7 15 18.5(6人) 4着 2:01.8 (36.4) 0.5 柴田大知 57kg ゴールドシップ
5.27      東京 東京優駿 GI 芝2400m(良) 18 4 7 44.1(10人) 6着 2:24.1 (34.1) 0.3 柴田大知 57kg ディープブリランテ
10.21      京都 菊花賞 GI 芝3000m(良) 18 6 12 39.8(9人) 17着 3:10.2 (42.6) 7.3 岩田康誠 57kg ゴールドシップ

コスモオオゾラ 血統表

コスモオオゾラの血統 (ヘイロー系 / Raise a Native 9.38% 5x5x5、Halo 9.38% 4×5、Hail to Reason 6.25% 5×5、Northern Dancer 6.25% 5×5)


*ロージズインメイ
Roses in May
2000 青鹿毛 Devil His Due
1989 黒鹿毛 Devil’s Bag Halo
Ballade
Plenty O’Toole Raise a Cup
Li’l Puss
Tell a Secret
1977 黒鹿毛 Speak John Prince John
Nuit de Folies
Secret Retreat Clandestine
Retirement


マイネシャローナ 2002
鹿毛 *コマンダーインチーフ
Commander in Chief
1990 鹿毛 *ダンシングブレーヴ Lyphard
Navajo Princess
Slightly Dangerous Roberto
Where You Lead
*ザナック
The Knack
1993 黒鹿毛 Machiavellian Mr. Prospector
Coup de Folie
Once In My Life Lomond
No Disgrace F-No.11-e

第64回 農林水産省賞典 阪神ジュベナイルフィリーズの激走穴馬はコレだ!

「第64回 農林水産省賞典 阪神ジュベナイルフィリーズ」

2006年からは、阪神競馬場の新設された外回りコースで2歳牝馬が覇権を競っています。

その後の優勝馬は、2006年のウオッカ、2007年のトールポピー、2008年のブエナビスタはクラシックで勝ちました。
2009年のアパパネは牝馬三冠を獲得しています。

来年の牝馬クラシック戦線を推理していくには、欠かせないレースがこの「第64回 農林水産省賞典 阪神ジュベナイルフィリーズ」です。


☆1400m以下を走ったことのない馬が勝つ!

過去6年の勝ち馬6頭は、すべて1400m以下のレースに出走したことがありませんね。その勝率は28.6%もあります。

1400m以下のレースにおける出走回数別成績(過去6年)

出走回数 成績     勝率 連対率 3着内率
0回 6-1-1-13 28.6% 33.3% 38.1%
1回 0-1-2-15 0% 5.6% 16.7%
2回 0-1-1-20 0% 4.5% 9.1%
3回 0-1-0-22 0% 4.3% 4.3%
4回 0-2-1-12 0% 13.3% 20.0%
5回以上 0-0-1-8 0% 0% 11.1%


☆残念ながら前走1~3番人気の馬が馬券になりやすいですね!

勝ち馬6頭はすべて単勝1~3番人気の馬です。
馬券になっている馬(3着以内の馬)も単勝1番人気は37.5%で、トップです。


前走の単勝人気別成績(過去6年)

前走の単勝人気        成績   勝率 連対率 3着内率
1番人気         3-2-4-15 12.5% 20.8% 37.5%
2番人気           2-0-0-16 11.1% 11.1% 11.1%
3番人気         1-1-0-15 5.9% 11.8% 11.8%
4番人気         0-1-1-9   0% 9.1% 18.2%
5番人気           0-1-1-9     0% 9.1% 18.2%
6~9番人気      0-1-0-18 0% 5.3% 5.3%
10番人気以下      0-0-0-8 0% 0% 0%

☆優勝する馬は前走距離が芝1500m以上です!

優勝馬6頭はすべて前走が「芝1500m以上」のレースです。
連対率でも芝1500~1600mの馬が17.1%、芝1700m以上の馬が同22.2%もあります。

前走の距離別成績(過去6年)

前走の距離 成績      勝率 連対率 3着内率
芝1200m以下 0-0-0-10 0% 0% 0%
芝1300~1400m 0-4-4-41 0% 8.2% 16.3%
芝1500~1600m 4-2-2-27 11.4% 17.1% 22.9%
芝1700m以上 2-0-0-7      2.2% 22.2% 22.2%
ダートのレース 0-0-0-5    0% 0% 0%


☆前走の4コーナーの位置が6番手の以下の馬が馬券になる!

連対馬12頭中10頭が前走の4コーナーの位置が6番手の以下の馬です。
連対率も6~9番手が20.6%、10番手以下も14.3%ありますね。


前走の4コーナーの位置別成績(過去6年)

前走の4コーナーの位置 成績 勝率 連対率 3着内率
先頭          0-0-1-9 0% 0% 10.0%
2~5番手     1-1-5-36 2.3% 4.7% 16.3%
6~9番手     5-2-0-27 14.7% 20.6% 20.6%
10番手以下     0-3-0-18 0% 14.3% 14.3%

さああ、穴馬はどの馬だあ!?

第63回 朝日チャレンジカップの穴馬はコレダ!?

毎年9月に行われてきたハンデキャップ重賞!「第63回 朝日チャレンジカップ」が、今年から暮れの阪神競馬で開催されることになりました。来年のGI 戦線を目指す馬たちが勢ぞろいする名物重賞になりそうですね。


☆ゴール前の直線が長いコースだからでしょう、狙いは差し馬!

朝日チャレンジカップと同じ阪神1800メートル外回りで行われている鳴尾記念で、ここ5年間3着以内になった馬は16頭(2007年は2頭が3着同着)います。この中で先行馬・逃げ馬は2頭だけ(エイシンデピュティ、サダムパテック)
他の14頭は、前走4コーナーの位置が5番手以下の馬です。ゴール前の直線が長いコースだからでしょうね。狙いは差し馬です。

鳴尾記念で馬券になった馬の前走4コーナーの位置別成績(2007~2011年)

前走の4コーナーの位置 成績 勝率 連対率 3着内率
4番手以内    0-1-1-20 0% 4.5% 9.1%
5番手以下    5-4-5-35 10.2% 18.4% 28.6%

☆そりゃあそうだ!阪神・芝1800m・外回りで好成績の馬は馬券になる!

ここ5年の鳴尾記念で馬券になった馬16頭(2007年は2頭が3着同着)中8頭は、阪神競馬場・芝1800mのレースで勝っている馬です。
なんと3着内率40.0%もあります。今年もいれば、要チェックですね。

鳴尾記念において、阪神競馬場・芝1800m・外回りのレースにおける優勝経験の有無別成績(2007~2011年)

優勝経験の有無 成績   勝率 連対率 3着内率
あり     3-3-2-12  15.0% 30.0% 40.0%
なし     2-2-4-44   3.8% 7.7% 15.4%


☆4歳以下の充実期にある馬が馬券になる!

ここ5年間の中日新聞杯で馬券になった馬を見ると、15頭中13頭が4歳以下n馬です。5歳以上の馬は、4.0%しか馬券になっていません。鳴尾記念でもここ2年間馬券になっている馬はすべて3歳馬です!

中日新聞杯の年齢別成績(2007~2011年)

年齢  成績       勝率 連対率 3着内率
4歳以下 5-4-4-21 14.7% 26.5% 38.2%
5歳以上 0-1-1-48 0% 2.0% 4.0%

☆負担重量別で分析すると、55キロ、56キロが狙える!

ここ5年間の中日新聞杯の負担重量別成績では、55キロの馬が3着内率28.6%、56キロの馬が3着以内率同33.3%で良い成績。

中日新聞杯における負担重量別成績(2007~2011年)

負担重量  成績      勝率 連対率 3着内率
50キロ 0-0-0-1 0% 0% 0%
51キロ 0-0-0-1 0% 0% 0%
52キロ 0-0-1-5 0% 0% 16.7%
53キロ 1-1-0-14 6.3% 12.5% 12.5%
54キロ 0-1-1-15 0% 5.9% 11.8%
54キロ以下 1-2-2-36 2.4% 7.3% 12.2%
55キロ 2-1-1-10 14.3% 21.4% 28.6%
56キロ 1-1-2-8 8.3% 16.7% 33.3%
55~56キロ 3-2-3-18 11.5% 19.2% 30.8%
57キロ 1-1-0-10 8.3% 16.7% 16.7%
57.5キロ 0-0-0-3 0% 0% 0%
58キロ 0-0-0-2 0% 0% 0%
57キロ以上 1-1-0-15 5.9% 11.8% 11.8%

さあて、どんな穴馬がこれらの条件をクリアしてくれるかな!?

ジャパンカップダートの穴馬は!?

ダート中距離の頂上決戦「ジャパン・オータムインターナショナル 第13回 ジャパンカップダート」が今週末、始まります。

2008年からは阪神競馬場・ダート1800mで行われています。
2010年の優勝馬トランセンドは、ここから大きく飛躍して、翌春のドバイワールドカップで2着になりました。
2011年もジャパンカップダートを勝っています。今年も実力馬が勢ぞろい。過去10年の結果から、穴馬をあぶりだしましょう!

ジャパンカップダートは単勝2番人気・3番人気の馬は馬連の相手には、用無しです!4番人気以下の穴馬が飛び込んできます!

過去10年間単勝1番人気の馬が3着内率100%です。それに比べて単勝2番人気・3番人気の馬は2着以内に1頭も入っていません。
しかも2番人気で3着に入ったのは2011年のエスポワールシチーただ一頭です。

ジャパンカップダートは単勝オッズ10.0~19.9倍の馬が狙い目です!


単勝人気別成績(過去10年)

単勝人気       成績      勝率 連対率 3着内率
1番人気      5-3-2-0 50.0% 80.0% 100%
2番人気      0-0-1-9 0% 0% 10.0%
3番人気       0-0-0-10 0% 0% 0%
4~5番人気 3-2-0-15 15.0% 25.0% 25.0%
6~8番人気 1-3-4-22 3.3% 13.3% 26.7%
9番人気以下 1-2-3-72 1.3% 3.8% 7.7%

単勝オッズ別成績(過去10年)

単勝オッズ  成績      勝率 連対率 3着内率
3.9倍以下 5-3-3-2 38.5% 61.5% 84.6%
4.0~9.9倍 1-0-0-19 5.0% 5.0% 5.0%
10.0~19.9倍 2-3-2-15 9.1% 22.7% 31.8%
20.0~29.9倍 1-2-1-22 3.8% 11.5% 15.4%
30.0~49.9倍 1-0-3-21 4.0% 4.0% 16.0%
50.0倍以上 0-2-1-49 0% 3.8% 5.8%

ジャパンカップダートは7歳以上の馬は無視でオーケー

ジャパンカップダートでは年齢の高い馬は苦戦しています。7歳以上で3着以内に入った馬は、過去10年で2頭しかいません。
ヴァーミリアンやタイムパラドックスといった名馬も、7歳以降では4着以下の成績です。

     年齢別成績(過去10年)

年齢   成績      勝率 連対率 3着内率
3歳 2-1-3-21 7.4% 11.1% 22.2%
4歳 2-3-1-28 5.9% 14.7% 17.6%
5歳 4-4-1-33 9.5% 19.0% 21.4%
6歳 2-2-3-22 6.9% 13.8% 24.1%
7歳以上 0-0-2-24 0% 0% 7.7%

ジャパンカップダートでは外国馬も関東馬も用無し

ジャパンカップダートでは外国馬は苦戦。2003年のフリートストリートダンサーが1着になっているだけで、あとはすべて4着以下という悲惨な成績です。
関東馬も苦戦。2005年以降は3着以内に入った馬は、なんとゼロ頭です。

所属別成績(過去10年)

所属       成績 勝率 連対率 3着内率
関東馬      1-1-1-26 3.4% 6.9% 10.3%
関西馬      8-9-9-78 7.7% 16.3% 25.0%
地方競馬所属馬 0-0-0-7 0% 0% 0%
外国調教馬 1-0-0-17 5.6% 5.6% 5.6%

ジャパンカップダートでは、関西所属騎手と外国人騎手が狙い目!

騎手の所属別成績(過去10年)

所属         成績  勝率 連対率 3着内率
関東       1-4-2-38 2.2% 11.1% 15.6%
関西        6-6-6-48 9.1% 18.2% 27.3%
地方競馬所属騎手   0-0-0-8 0% 0% 0%
外国人騎手   3-0-2-34 7.7% 7.7% 12.8%



ジャパンカップダートでは以外の重賞で2~3着に惜敗していた馬が馬券になっています!

  4走前までにJRA以外の重賞で2~3着の経験をもつジャパンカップダート連対馬一覧(過去10年)

年度 着順 馬名 該当レース
02年 1着 イーグルカフェ 前走 ドラール賞(フランス) 3着
03年 1着 フリートストリートダンサー 前々走 グッドウッドBCハンデ(アメリカ) 2着
04年 1着 タイムパラドックス 前走 JBCクラシック(大井) 3着
2着 アドマイヤドン 前々走 マイルチャンピオンシップ南部杯(盛岡) 2着
05年 2着 シーキングザダイヤ 前々走 マイルチャンピオンシップ南部杯(盛岡) 2着
06年 2着 シーキングザダイヤ 前走 JBCクラシック(川崎) 2着
08年  1着 カネヒキリ 前々走 帝王賞(大井) 2着
2着 メイショウトウコン 前走 JBCクラシック(園田) 3着
09年 2着 シルクメビウス 4走前 ジャパンダートダービー(大井) 2着
10年 1着 トランセンド 前々走 日本テレビ盃(船橋) 2着
11年 1着 トランセンド 前走 JBCクラシック(大井) 2着
2着 ワンダーアキュート 4走前 名古屋大賞典(名古屋) 2着

さあて、これらの条件を満たす穴馬を探そうっと!

ジャパンカップは、なんと1着賞金が2億5000万円ですね!
およそ、サラリーマンの生涯収入に匹敵します。

賞金総額は4億7600万円・・・・。
まだまだ日本は、世界的にみたらスーパーな国なんでしょうね。

ジャパンカップ概要

この競走はグレード制導入以前の主要競走である八大競走ではないものの国際招待競走であり賞金額や開催規模などが八大競走に匹敵していたため、八大競走と同格に扱われることもありました。

外国から当競走に出走する場合には競走馬の輸送費、滞在に要する厩舎や飼料にかかる費用、馬主、調教師、騎手、厩務員(馬主、調教師、騎手についてはその配偶者も含む)の交通費や宿泊費はJRAが全額負担します。
このような遠征に要する諸費用の負担を外国からの全出走馬に行う競走(招待競走)は日本ではこのほかにジャパンカップダートがある。世界ではドバイミーティング(ドバイワールドカップなど)、香港国際競走がある。

2012年度現在の総額賞金は4億7600万円で1着賞金は2億5000万円、2着賞金は1億円、3着賞金は6300万円、4着賞金は3800万円、5着賞金は2500万円と定められており、日本国内の全競走の中で最高額であり、世界全体でもドバイワールドカップに次ぐ2番目である。

ジャパンカップの歴史

1970年後半に「世界に通用する強い馬づくり」が提唱され日本国外の調教馬を招待して国際競走を開催する計画も持ち上がっていたが、招待馬の選定にあたり日本国外の主要競走との日程競合が障害となり実現しなかった。
当時の日本最強馬といわれたスピードシンボリが高齢になりながらも現役を続行したのはそれまでの海外遠征で負け続けた分、この国際競走で外国馬を負かしたいという陣営の思惑が色濃く残っていたためだった。

1981年に記念すべき第1回ジャパンカップは開催された。優勝賞金は6500万円で天皇賞、有馬記念と同額。新設重賞としては破格の金額。
北アメリカとアジアから招待馬が選出されアメリカ、カナダ、インド、トルコ(来日後に故障し不出走)から出走馬が招待された。
「日本の馬が外国馬と対戦するレースが見たい」という第1回だったが、日本馬はサクラシンゲキが大逃げでスタンド(客席)を沸かせるも(後に同馬は「日の丸特攻隊」と呼ばれるようになる)ゴールドスペンサーの5着が最高だった。

フジテレビで実況を担当した盛山毅アナウンサーは日本の一流どころが外国馬(ヨーロッパ除く)の決して一流とは言えない面々相手に惨敗した様子を見て「日本は完全に敗れました!!」と叫びしばし絶句。
日本国外とのレベルの差を痛感する結果となる。

翌年からは招待範囲がヨーロッパ、オセアニアにも広げられ参加国の多さから「世界一の競走」、「競馬のオリンピック」と評されることもあった(現在でもワールド・ホース・クラシックとファンから言われている程)。
さらにその翌年(1983年)からは地方競馬の所属馬も招待対象に加えられた。第2回も日本代表馬がことごとく敗れるばかりで、まだ日本国外との差があったことを証明するレースであった。
しかし第3回の1983年になってキョウエイプロミスが2着と好走を見せた。

1984年にはJRAのグレード制導入によりGIに格付けされた。この年、前哨戦の天皇賞(秋)を快勝したミスターシービーと菊花賞を無敗で制したシンボリルドルフの新旧三冠馬2頭が参戦、日本勢初優勝の期待を大いに集めた。
しかし、日本馬の初優勝という褒章を得たのは単勝10番人気と期待の薄かったカツラギエースであった。

1992年には国際セリ名簿基準委員会(ICSC)により国際GIに指定されている。略称はJC(JはJAPAN、CはCUPのそれぞれの頭文字)。
1999年に成立したワールドレーシング・チャンピオンシップに初年度から加えられており、この年以降にほとんど馬産の行われていない香港、アラブ首長国連邦からも招待馬の選出がされている。また2000年から2006年までは外国馬がこの競走で優勝した場合に限り有馬記念の出走資格が与えられるようになった(2002年のファルブラヴと2005年のアルカセットが該当)が、行使した外国馬はいなかった。この制度は2007年に競馬が国際セリ名簿基準委員会から「国際パート1」に指定されたことを受けて発展廃止された。

2008年からジャパン・オータムインターナショナルシリーズに指定される。
2008年4月24日、フランスギャロ(フランス競馬統括団体)により凱旋門賞の1・2着馬がジャパンカップに優先招待されることが決まったと発表された。また、その他に3レースが同様の指定を受けている。

ジャパンカップの外国馬

かつてジャパンカップは日本馬の層が薄いことと賞金的な魅力もあり、数多くの外国馬が参戦しジャパンカップは外国馬の草刈り場のようになっていた。
しかし2000年代以降は検疫の厳しさや賞金的な魅力が相対的に薄れたことから、ジャパンカップに登録を済ませる欧州や北米などの各国一流馬は多いものの出走を回避する外国馬も少なくはない。

また、欧州馬は日程間隔が殆ど無く賞金が上がってきていて地元馬の層の薄いブリーダーズカップの芝競走や香港国際競走に照準を向けることが多い。
また、直航便の無くなったオセアニア勢の挑戦が少なくなったことも影響している。しかし2億5000万円という賞金は芝競走の賞金では国際的に見てもかなり高く、遠征費もJRAの全額負担でありかなりの厚遇となっている。第30回は久しぶりに8頭の外国招待馬が参戦を果たし、記念レースを大いに盛り上げた。

それでも外国馬の挑戦が減る理由としてはいくつかの例があげられるが、頻繁にあげられる理由が芝が主流の欧州のトップホースであっても速い時計に対応できない馬は日本の固い高速(時計の出る)馬場に適応できず惨敗することが多いからである。ジャパンカップが開催された当初はまだそれほど高速馬場化しておらず、加えて一部の日本馬を除いて日本馬と欧州馬のレベルに開きがあったために多少の不利でも勝利を挙げることはできた。

しかしその後は日本のトップレベルの馬が欧州馬などとも互角になり近年は日本馬の全体のレベルが欧州と遜色なくなってきていること、そして日本の高速馬場で力を発揮する日本馬が増えたことでその傾向はさらに顕著になり、日本の固い芝に対応するためスピードと瞬発力のある日本馬に欧州の深い芝に対応するスタミナとパワーを重視されているといわれる欧州馬が日本馬に瞬発力勝負で競り負けることが多い。

初期を除き欧州馬でジャパンカップで好走する馬はある程度速い時計に適応性がある馬であり、遠征する側もその点を踏まえて遠征する傾向がある。実際、このレースに勝った外国馬のファルブラヴはロンシャン競馬場の深い芝が合わなかったためこのレースへの出走を決意したという前例がある。

このように、もはや現在では日本の競馬と欧州の競馬は同じ芝でありながら全く違うものと考えられるようになっている。その傾向は種牡馬でも顕著に出ていてサドラーズウェルズなど欧州のリーディング上位に君臨する種牡馬を父に持つ競走馬が日本の競馬界ではあまり成功しておらず、サンデーサイレンスを筆頭にスピードのあるアメリカの種牡馬を父に持つ競走馬が多く活躍している。
この傾向もまた欧州勢のジャパンカップ回避に拍車をかけている可能性がある。

また種牡馬ビジネスが重要視される近年の欧米では一流馬の3歳の中には競走成績が非常に優秀であれば早期引退して種牡馬入りする場合も多く(特に欧州は多い)、無理に長距離遠征という過酷なことを強いその結果戦績を悪くすることは種牡馬入り後に響くためわざわざ勝ちにくいジャパンカップを選ぶことも少ない。

よって、2億5000万円の賞金よりも種牡馬として買い取られるときに発生する遥かに高い金額を優先する。近年ではキングジョージや愛チャンピオンSを勝ったスウェインや英愛ダービー馬ガリレオが種牡馬としての価値を高めようと凱旋門賞にすら出走せずダート競走の最高峰であるBCクラシックに出走するなど、種牡馬になった後のことを考えてレースを選ぶ傾向がある。また上記で説明されている日本の固い芝でたとえ外国馬が勝利を収めても、深い芝の欧州やダートが主流のアメリカにおいてはその勝利は種牡馬入りしてもあまり価値がない。そのため、近年ジャパンカップに勝った外国馬は日本の生産者団体に買い取られることが多い。

外国馬の出走馬の中には、ジャパンカップで上位入賞した後に他のG1競走を勝つなどの活躍することで有名になった海外馬も少なからず存在する。
代表例としては1982年の2着馬で翌年に凱旋門賞、ロスマンズインターナショナル、ターフクラシック招待ステークス、ワシントンDCインターナショナルと欧米のGI競走に多く勝利した牝馬オールアロング、

1996年の優勝馬で翌年のドバイワールドカップ、コロネーションカップ、インターナショナルステークスに優勝したシングスピール、2000年の3着馬でジャパンカップ後に香港カップ、タタソールズゴールドカップ、プリンスオブウェールズステークス、愛チャンピオンS、BCターフとGI競走を5勝して欧州年度代表馬および米国最優秀芝牡馬に選ばれ2年連続でワールド・レーシング・チャンピオンシップのチャンピオンとなったファンタスティックライト、2002年の優勝馬であり翌年エクリプスステークスやインターナショナルステークスなどのG1を勝ったファルブラヴが挙げられる。

逆に、その年の凱旋門賞を勝利して来日した馬は勝っていない。
それどころか複勝圏に入った馬も1996年に出走したエリシオのみで、その他のトニービン、キャロルハウス、アーバンシー、モンジュー、デインドリームらは馬券に絡むことすらできなかった。

出走したその年の凱旋門賞馬成績
年 馬名 結果
1988年 トニービン 5着(2番人気)
1989年 キャロルハウス 14着(7番人気)
1993年 アーバンシー 8着(10番人気)
1996年 エリシオ 3着(1番人気)
1999年 モンジュー 4着(1番人気)
2011年 デインドリーム 6着(1番人気)

ジャパンカップの国内馬

1990年代半ばには天皇賞(秋)や菊花賞などの優勝馬がこの後に1年の総決算とも言える有馬記念が控えていることもあって3戦連続のGI挑戦に慎重にならざるを得ないというローテーション上の問題から早々とジャパンカップ回避を公言するなど、日本の出走馬が小粒になるということもあった。この動きは八大競走時代の名残やジャパンカップの歴史がまだ浅いことから目指す目標の違いが回避か挑戦かに現れているとも言われていた。

しかし近年では賞金額が大幅に増額されたことや同一年に天皇賞(秋)、ジャパンカップ、有馬記念の全てに勝利した場合のボーナス制度ができたこと、宝塚記念から毎日王冠や京都大賞典を使わずに秋の天皇賞に直行する馬が増えたこと、さらに距離やコースの適性を尊重するようになってきた近代競馬では中距離の天皇賞(秋)を避けて中長距離のジャパンカップと有馬記念の2レース、または小回りの中山競馬場を嫌って天皇賞(秋)、ジャパンカップの2レースに照準を絞る陣営も増えてきている。その結果有力馬の回避は減少し、古馬に限っては故障以外の理由で回避することはほとんどない。

また、菊花賞が10月の第3週に開催されるようになってからは有力3歳馬の出走も増えてきている。なおクラシックに登録していない3歳(旧4歳)馬はクラシック競走への出走ができないため、三冠をあきらめる代わりに世界の強豪と対決することを目標とすることから本競走に照準を合わせる馬も少ないながらも存在する。

ジャパンカップの3歳馬

日本馬は優勝回数が17回と最も多いが、その内3歳馬の勝利は1998年のエルコンドルパサーと2001年のジャングルポケット、2010年のローズキングダムの3頭のみであと一歩のところで勝利できない馬も多い。

2・3着に敗れた3歳(旧4歳)の日本調教馬

年 馬名      結果 主な勝ち鞍、  備考
1984年 シンボリルドルフ 3着 牡馬クラシックを無敗で制した三冠馬
1988年 オグリキャップ 3着 元地方笠松所属
1993年 ウイニングチケット 3着 日本ダービー
1996年 ファビラスラフイン 2着 秋華賞
1998年 スペシャルウィーク 3着 日本ダービー
2002年 シンボリクリスエス 3着 天皇賞(秋)
2003年 ザッツザプレンティ 2着 菊花賞
2004年 コスモバルク 2着 地方ホッカイドウ所属
デルタブルース 3着 菊花賞
2006年 ドリームパスポート 2着
2008年 ディープスカイ 2着 NHKマイルカップ・日本ダービー
2009年 レッドディザイア 3着 秋華賞
2010年 ヴィクトワールピサ 3着 皐月賞

ジャパンカップ 出走資格

サラ系3歳(旧4歳)以上のJRAに選出されたJRA所属馬及び本競走に出走登録した外国馬(最大10頭まで)及び出走登録しJRAに選定された地方馬のみ出走が可能である。フルゲートは18頭。

ジャパンカップ日本馬の出走権

レーティング上位5頭に優先出走権が与えられる(レーティングが同じ値の場合は「近走成績や距離実績などを総合的に勘案して」順位をつけているとしている)。
その他は「通算の収得賞金」+「過去1年間の収得賞金」+「過去2年間のGI競走の収得賞金」の総計が多い順に出走できる。

地方馬は、11月上旬までの成績をもとに収得賞金の総計により上位の馬1頭を候補馬とする。
1998年より2009年まで出馬投票締切前日までのGI、GII、GIII競走の1着馬、または出馬投票締切前日までの1年間での中央競馬のGI競走(ただし2歳馬の競走を除く)3着以内馬に限られていた。この規定は、1997年にスノーエンデバー(前走ハンデキャップ戦であるアルゼンチン共和国杯に50kgの軽斤量を活かし2着)がジャパンカップの登録馬が少なかっために出走できたことが物議を醸したからと考えられている(参考:大阪スポーツ)。

ジャパンカップ外国馬の出走権

ジャパンカップの招待決定は例年10月下旬から11月上旬に行われるため、招待が決定してもブリーダーズカップや香港国際レースに出走するため受諾できないケースがあった。そこで2008年より指定レースの優勝馬(レースによっては2着馬も)に対し優先出走権を与えることとし、早期に招待を出すことができるようになった[5]。宝塚記念がブリーダーズカップ・チャレンジの対象レースになったことに伴い、2011年からブリーダーズカップ・ターフも指定レースに追加された。

ジャパンカップ優先出走権を行使した競走馬

2008年 – ペイパルブル(キングジョージ6世&クイーンエリザベスステークス2着)
2011年 – デインドリーム(バーデン大賞、凱旋門賞1着)、シャレータ(凱旋門賞2着)
開催国・競走名 格付 施行競馬場 施行距離 優先出走権対象馬 優先出走権付与年
キングジョージ6世&クイーンエリザベスステークス G1 アスコット 芝12f 1着馬・2着馬 2008年 –
凱旋門賞 G1 ロンシャン 芝2400m
アイリッシュチャンピオンステークス G1 レパーズタウン 芝10f 1着馬
バーデン大賞 G1 バーデンバーデン 芝2400m
アーリントンミリオン G1 アーリントンパーク 芝10f 2009年 –
ブリーダーズカップ・ターフ G1 持ち回り 芝12f 2011年 –

ジャパンカップ負担重量
定量で3歳55kg、4歳以上57kg、牝馬は2kg減である。

ジャパンカップ賞金

グレード制が施行された第4回(1984年)以降
回(施行年) 総額賞金       1着      2着      3着      4着       5着
第4回(1984年) 1億4,250万円 7,500万円 3,000万円 1,900万円 1,100万円 750万円
第5回(1985年) 1億4,880万円 7,800万円 3,100万円 2,000万円 1,200万円 780万円
第6回(1986年) 1億5,200万円 8,000万円 3,200万円 800万円
第7回(1987年) 1億6,150万円 8,500万円 3,400万円 2,100万円 1,300万円 850万円
第8回(1988年) 1億8,050万円 9,500万円 3,800万円 2,400万円 1,400万円 950万円
第9回(1989年) 1億9,530万円 1億300万円 4,100万円 2,600万円 1,500万円 1,030万円
第10回(1990年) 2億1,000万円 1億1,000万円 4,400万円 2,800万円 1,700万円 1,100万円
第11回(1991年) 2億2,800万円 1億2,000万円 4,800万円 3,000万円 1,800万円 1,200万円
第12回(1992年) 2億4,800万円 1億3,000万円 5,200万円 3,300万円 2,000万円 1,300万円
第13回(1993年)
第14回(1994年)
第15回(1995年) 2億5,120万円 1億3,200万円 5,300万円 1,320万円
第16回(1996年)
第17回(1997年)
第18回(1998年)
第19回(1999年)
第20回(2000年) 4億7,600万円 2億5,000万円 1億円 6,300万円 3,800万円 2,500万円
第21回(2001年)
第22回(2002年)
第23回(2003年)
第24回(2004年)
第25回(2005年)
第26回(2006年)
第27回(2007年)
第28回(2008年)
第29回(2009年)
第30回(2010年)
第31回(2011年)
第32回(2012年)

ジャパンカップ褒賞金制度

2000年から天皇賞(秋)、ジャパンカップ、有馬記念の3つのレースを同一年に制した場合に1億円の褒賞金が交付されるようになった。
現在は内国産馬2億円、外国産馬1億円に増額されており、テイエムオペラオー、ゼンノロブロイが獲得している。

2003年より外国調教馬に対して指定競走の当年優勝馬(レースによっては2着馬も)がジャパンカップ優勝した場合、褒賞金を交付している。2009年よりその範囲が拡大され、本競走において3着までに入れば規定の褒賞金を交付することとなった。制度導入後に褒賞金を獲得した事例はない。なお2011年より褒賞金の金額が減額され、イギリスのチャンピオンステークスが指定競走に追加された。
2012年には更なる見直しが行われ、優先出走権が付与される6競走で優勝馬への褒賞金の減額ならびに2着馬への褒賞金が廃止され[8] 、そのほかの指定競走と賞金額が同額となった。

ジャパンカップ指定外国競走
開催国・競走名 格付 施行競馬場 施行距離 指定年 備考
1 キングジョージ6世&クイーンエリザベスステークス G1 アスコット 芝12f 2008年 – 優先出走権付与競走兼
凱旋門賞 G1 ロンシャン 芝2400m
アイリッシュチャンピオンステークス G1 レパーズタウン 芝10f
バーデン大賞 G1 バーデンバーデン 芝2400m
アーリントンミリオン G1 アーリントンパーク 芝10f
ブリーダーズカップ・ターフ G1 持ち回り 芝12f
2 イギリスダービー G1 エプソム 芝12f10y
フランスダービー G1 シャンティイ 芝2100m
アイリッシュダービー G1 カラ 芝12f
カナディアンインターナショナルステークス G1 ウッドバイン 芝12f
コックスプレート G1 ムーニーヴァレー 芝2040m
パリ大賞典 G1 ロンシャン 芝2400m 2009年 –
ブリーダーズカップ・クラシック G1 持ち回り ダート10f
AW10f
ドバイワールドカップ G1 メイダン AW2000m 2010年 –
インターナショナルステークス G1 ヨーク 芝10f88y
サンクルー大賞 G1 サンクルー 芝2400m
ドバイシーマクラシック G1 メイダン 芝2410m
イギリスチャンピオンステークス G1 アスコット 芝10f 2011年 –
賞金額
1の指定外国競走において当年の優勝馬である場合
本競走1着馬 本競走2着馬 本競走3着馬
2008年 1億3000万円 – –
2009年 5200万円 3250万円
2010年
2011年 1億円 4000万円 2500万円
2012年 8000万円 3200万円 2000万円
1の指定外国競走において当年の2着馬である場合(2012年以降は廃止)
本競走1着馬 本競走2着馬 本競走3着馬
2008年 5000万円 – –
2009年 2000万円 1250万円
2010年
2011年 4000万円 1600万円 1000万円
2の指定外国競走において当年の優勝馬である場合(2012年以降は1と同額)
本競走1着馬 本競走2着馬 本競走3着馬
2008年 1億円 – –
2009年 4000万円 2500万円
2010年
2011年 7000万円 2800万円 1800万円
2012年 8000万円 3200万円 2000万円

ジャパンカップの歴史

1981年
東京競馬場の芝2400mの国際招待の混合特別指定競走、ジャパンカップとして創設。
メアジードーツが当時のJRAレコードタイム(2分25秒3)で優勝。
1982年 – 当時の世界歴代賞金王ジョンヘンリー(アメリカ)が出走(13着)。
1983年 – 日本で初めてゼッケンに馬名が記入された(後述。当時はこの競走のみの特別仕様)。
1984年
JRAグレード制施行によりGIに格付け。
ミスターシービー(10着)、シンボリルドルフ(3着)が出走し中央競馬史上初となる中央競馬クラシック三冠馬同士の対決となった。
カツラギエースが日本生産馬、日本調教馬として初優勝。
1985年 – 単勝1番人気馬(シンボリルドルフ:日本)が初優勝。
1989年
ニュージーランドのホーリックスが従来のJRAレコードを2秒以上短縮する、当時の世界レコードタイム(2分22秒2)で優勝。7歳(当時の年齢表記)牝馬がJRA主催のGI競走を制するのも初となる。オグリキャップはホーリックスと同タイムながら2着。
1着賞金の総額が1億円台となる。
1992年
国際セリ名簿基準委員会(ICSC)により国際GI競走に指定。
シンボリルドルフの仔・トウカイテイオーが優勝。初の父仔制覇。
1996年 – エリシオとストラテジックチョイスが3着同着。
1997年 – イギリスのマイケル・スタウトが調教師として史上初の2連覇。
1999年 – ワールドレーシング・チャンピオンシップに参加。
2000年 – 秋の古馬GI報奨金制度の第2戦に指定。この年からジャパンカップが単独で日本の最高賞金の競走となる。
2001年
馬齢表示の国際基準への変更に伴い、出走条件が「4歳以上」から「3歳以上」に変更。
創設以来初めて日本馬が掲示板を独占。
2002年 – 東京競馬場の改修工事により中山競馬場の芝2200mで施行。
2004年 – 「JRAゴールデンジュビリーキャンペーン」(創立50周年)の中央記念行事の一環として、ジャパンカップダートとのJRA史上初となる同一日・同一場GI競走開催となり、当競走は最終競走・第11レースとして施行
2005年 – イギリスのアルカセットが芝2400mの日本レコードタイムとなる2分22秒1で優勝。ハーツクライは同タイムながら2着。
2006年 – ワールドレーシング・チャンピオンシップが一時中止(2009年現在)。
2008年
ジャパン・オータムインターナショナルに指定。
3世代の日本ダービー優勝馬(メイショウサムソン、ウオッカ、ディープスカイ)が初めて揃って出走。
2009年 – ウオッカが日本生産馬の牝馬として初優勝を果たすとともに、史上4頭目(牝馬としては史上初)のJRA・GI競走7勝を達成。
2010年
日本のGI競走としては初となる3D映像の競馬中継を行う[9]。
第1位に入線したブエナビスタが他馬の進路を妨害したため、第2着に降着(降着制度施行後のGIでは2006年エリザベス女王杯のカワカミプリンセス以来3度目の1位入線馬の降着)[10]。
2011年
当年のドバイワールドカップ優勝馬が初めて出走(ヴィクトワールピサ)し、本競走で初めて当年の凱旋門賞優勝馬(デインドリーム)と揃って出走。
スペシャルウィークの仔・ブエナビスタが優勝。2組目の父仔制覇。
2012年 – ワールドスーパージョッキーズ開催に伴い当レースが最終11レースで開催。最終競走としての開催は2004年以来8年ぶり

ジャパンカップの歴代優勝馬

回数 施行日      調教国・優勝馬 性齢 勝時計 優勝騎手 管理調教師 馬主
第1回 1981年11月22日 メアジードーツ 牝5 2:25.3 C.アスムッセン J.フルトン A.D.シェフラー
第2回 1982年11月28日 ハーフアイスト 牡3 2:27.1 D.マクベス S.ホッフ B.R.F.ストーン
第3回 1983年11月27日 スタネーラ 牝5 2:27.6 B.ラウス F.ダン F.ダン
第4回 1984年11月25日 カツラギエース 牡4 2:26.3 西浦勝一 土門一美 野出一三
第5回 1985年11月24日 シンボリルドルフ 牡4 2:28.8 岡部幸雄 野平祐二 和田農林(有)
第6回 1986年11月23日 ジュピターアイランド 牡7 2:25.0 P.エデリー C.ブリテン タビストック侯爵
第7回 1987年11月29日 ルグロリュー 牡3 2:24.9 A.ルクー R.コレ S.ウォルフ
第8回 1988年11月27日 ペイザバトラー 牡4 2:25.5 C.マッキャロン R.フランケル E.ガン
第9回 1989年11月26日 ホーリックス 牝6 2:22.2 L.オサリバン D.オサリバン G.W.ド・グルシー
第10回 1990年11月25日 ベタールースンアップ 騸5 2:23.2 M.クラーク D.ヘイズ G.ファラー
第11回 1991年11月24日 ゴールデンフェザント 牡5 2:24.7 G.スティーヴンス C.ウィッティンガム B.マクノール
第12回 1992年11月29日 トウカイテイオー 牡4 2:24.6 岡部幸雄 松元省一 内村正則
第13回 1993年11月28日 レガシーワールド 騸4 2:24.4 河内洋 森秀行 (株)ホースタジマ
第14回 1994年11月27日 マーベラスクラウン 騸4 2:23.6 南井克巳 大沢真 笹原貞生
第15回 1995年11月26日 ランド 牡5 2:24.6 M.ロバーツ H.イエンチ イットリンゲン牧場
第16回 1996年11月24日 シングスピール 牡4 2:23.8 L.デットーリ M.スタウト シェイク・モハメド
第17回 1997年11月23日 ピルサドスキー 牡5 2:25.8 M.キネーン M.スタウト ウェインストック卿
第18回 1998年11月29日 エルコンドルパサー 牡3 2:25.9 蛯名正義 二ノ宮敬宇 渡邊隆
第19回 1999年11月28日 スペシャルウィーク 牡4 2:25.5 武豊 白井寿昭 臼田浩義
第20回 2000年11月26日 テイエムオペラオー 牡4 2:26.1 和田竜二 岩元市三 竹園正繼
第21回 2001年11月25日 ジャングルポケット 牡3 2:23.8 O.ペリエ 渡辺栄 齊藤四方司
第22回 2002年11月24日 ファルブラヴ 牡4 2:12.2 L.デットーリ L.ダウリア スクデリーア・ランカティ
第23回 2003年11月30日 タップダンスシチー 牡6 2:28.7 佐藤哲三 佐々木晶三 (株)友駿ホースクラブ
第24回 2004年11月28日 ゼンノロブロイ 牡4 2:24.2 O.ペリエ 藤沢和雄 大迫忍
第25回 2005年11月27日 アルカセット 牡5 2:22.1 L.デットーリ L.クマーニ M.R.チャールトン
第26回 2006年11月26日 ディープインパクト 牡4 2:25.1 武豊 池江泰郎 金子真人ホールディングス(株)
第27回 2007年11月25日 アドマイヤムーン 牡4 2:24.7 岩田康誠 松田博資 ダーレー・ジャパン・ファーム(有)
第28回 2008年11月30日 スクリーンヒーロー 牡4 2:25.5 M.デムーロ 鹿戸雄一 吉田照哉
第29回 2009年11月29日 ウオッカ 牝5 2:22.4 C.ルメール 角居勝彦 谷水雄三
第30回 2010年11月28日 ローズキングダム[† 1] 牡3 2:25.2 武豊 橋口弘次郎 (有)サンデーレーシング
第31回 2011年11月27日 ブエナビスタ 牝5 2:24.2 岩田康誠 松田博資 (有)サンデーレーシング
^ 第30回はブエナビスタが1位で入線したが、最後の直線で2位入線のローズキングダムの進路を妨害したとして、審議の結果2着に降着処分を受け、ローズキングダムが繰り上がりで優勝となった(参考:ブエナビスタの走破時計 2:24.9)。

ジャパンカップの記録
レースレコードタイム – 2分22秒1(第25回優勝馬アルカセット)
2着との最大着差 – 9馬身(第23回優勝馬タップダンスシチー)
勝馬投票券最高売上げ – 396億7438万2900円(第15回)
当日の最高入場者数 – 187,524人(第15回)
最多勝騎手 – 3勝
L.デットーリ(第16、22、25回)
武豊(第19、26、30回)
最多勝調教師 – 2勝
M.スタウト(第16、17回)
松田博資(第27、31回)
最多出走 – 6回 コスモバルク(第24~29回)

ジャパンカップ父子制覇
組 父馬名 優勝回 子馬名 優勝回
1組目 シンボリルドルフ 第5回 トウカイテイオー 第12回
2組目 スペシャルウィーク 第19回 ブエナビスタ 第31回

ジャパンカップ特記事項

馬番ゼッケンに馬名(ゴール付近で観客に向かう右サイドに片仮名馬名、左サイドには英文馬名を記述)が入っているものを使用するのはこの競走の特徴である。第1回と第2回は従来の番号のみのゼッケンであったが、第3回からこの特別仕様のゼッケンを使用している。馬番ゼッケンに馬名を入れたのはこのジャパンカップがはじめてであった。また第6回までは馬名入りゼッケンはこのジャパンカップのみでしか使用していなかった(当時は日本ダービーなどの八大競走でも使用されていなかったが1985年の有馬記念では試験的に使用されていた)。このゼッケンは1987年秋以降順次他のGI競走やその他の競走にも拡大され、現在は中央競馬全場および大井競馬場において一般競走を含む全競走に馬名入りのゼッケンを使用している。ただし英文馬名入りのゼッケンは一部の国際競走(外国調教馬の出走がある場合)でしか使用されない。なお、馬体の左側が英文と固定されている。また本競走とジャパンカップダートでは2002年から、片仮名馬名の面にその馬の調教国の国旗があしらわれるようになった(2006年からは英文馬名側にも国旗を記載)。

本競走の正式名称はあくまで「ジャパンカップ」であるが、2000年のジャパンカップダート創設以降は混同を避けるためか「ジャパンカップターフ」と称するファンや関係者もいる。
当日の東京競馬場は全11競走制であり、本競走は第10競走として施行される(2004年のゴールデンジュビリーデー及び2012年については最終第11競走(この時も全11競走制)として行われた)。よって勝馬投票券購入に際しては競走番号を間違えないよう注意する必要がある(当日は東京競馬場をはじめとする各発売所および在宅投票システムでもこの旨注意喚起がされている)。
1988年にはディック・フランシスも視察に訪れている。

1993年にブリーダーズカップターフ優勝馬コタシャーンが単勝1番人気で出走したが、残り100m時点で鞍上のケント・デザーモが残り100mを示すハロン棒をゴール板と勘違いし立ち上がって追うのを止めた。その後慌てて追い出したものの結果2着に終わったというボーンヘッドがあった(この時の優勝馬はレガシーワールド、日本のせん馬として最初のGI優勝)。この事件を契機としてその後徐々に各競馬場の残り100mのハロン棒が撤去され、代わりに残り100mを示す表示が柵に表示されるようになっている。
国際競走ではあるが、東京優駿で行われている国歌独唱は本競走では行われていない[注 5]。
2010年の第30回を記念したイベントとしてこの年のレース当日と前日の東京競馬の一般レース(平場戦)は全てジャパンカップ優勝馬の名を冠した「○○○賞」の副称が付けられ、馬券にはレース名も印刷された(既に名称が付けられている特別戦やワールドスーパージョッキーズシリーズのポイント対象レースには付けられなかった)。
現在に至るまでJRA最多となるGI7勝馬が4頭おり、いずれも当競走を優勝している。
日没の関係上、発走時刻が15時20分と早い(2005年以降、2012年除く)。

ジャパンカップ上位入線馬に関する事項
1983年は5着までの調教国が全て異なる結果となった。

1985年にシンボリルドルフとロッキータイガー(船橋競馬所属)による初の日本馬同士のワン・ツー・フィニッシュ(1・2着独占)が達成された。中央所属馬同士のワンツーは1998年(優勝:エルコンドルパサー・2着:エアグルーヴ)が最初で、以降中央所属馬同士のワンツーはこれまでの31回中10回ある。
2011年時点で当競走を連覇した馬は存在しない。2011年優勝のブエナビスタは前年度も1位入線をしたが、このときは降着処分を受けてしまった。
日本馬が掲示板を独占(1~5着)したのはこれまでに6回あるが(下記)、外国馬が掲示板を独占したことは初開催以来1度も無い。
回 年 1着 2着 3着 4着 5着
第21回 2001年 ジャングルポケット テイエムオペラオー ナリタトップロード ステイゴールド メイショウドトウ
第23回 2003年 タップダンスシチー ザッツザプレンティ シンボリクリスエス ネオユニヴァース アクティブバイオ
第27回 2007年 アドマイヤムーン ポップロック メイショウサムソン ウオッカ デルタブルース
第28回 2008年 スクリーンヒーロー ディープスカイ ウオッカ マツリダゴッホ オウケンブルースリ
第30回 2010年 ローズキングダム ブエナビスタ(1位入線降着) ヴィクトワールピサ ジャガーメイル ペルーサ
第31回 2011年 ブエナビスタ トーセンジョーダン ジャガーメイル トレイルブレイザー ウインバリアシオン

ファンタジーステークスの穴馬はこれだ!?

GI阪神ジュベナイルフィリーズの前哨戦ですね。

第17回 KBS京都賞 ファンタジーステークスの穴馬を探してみましょう。

去年のファンタジーS勝ち馬アイムユアーズは、阪神ジュベナイルフィリーズでも2着に来ています。
ファンタジーSはJRA賞最優秀2歳牝馬のタイトルや、翌年の3歳牝馬クラシック戦線で重要な意味を持っていますね。

しかし、ファンタジーSで単勝1番人気の馬は2005年のアルーリングボイスが優勝馬の最後です。
2008年にはなんと単勝オッズ74.6倍(13番人気)のイナズマアマリリスが勝っています。
穴馬が飛んでくる波乱のレースといっていいでしょう!

前走好走している馬は強い(当たり前ですけどね)

過去10年の3着以内馬30頭中25頭は、前走で「2着以内」に好走していた馬です。
しかも、前走が「2着以内」だった馬は3着以内率が27%近くもありますね。

前走の着順別成績(過去10年)

前走の着順 成績 勝率 連対率 3着内率
2着以内 9-7-9-68 9.7% 17.2% 26.9%
3着以下 1-3-1-46 2.0% 7.8% 9.8%

さらに前走の着順が「2着以内」だった馬のうち、そのレースが今回と同じ「芝1400m」のレースだった馬は3着内率38.5%にも達しています。

前走の着順が「2着以内」だった馬の距離別成績(過去10年)

前走の距離 成績 勝率 連対率 3着内率
芝1400m 6-5-4-24 15.4% 28.2% 38.5%
芝1400m以外 3-2-5-44 5.6% 9.3% 18.5%

前走の上がり3ハロンタイムが2位以内の馬が狙える!

上がり3ハロンタイム(推定)の順位別成績(過去10年)

上がり3ハロンタイム(推定)の順位 成績 勝率 連対率 3着内率
2位以内 8-6-8-45 11.9% 20.9% 32.8%
3位以下 2-4-2-65 2.7% 8.2% 11.0%

芝1400m以下で優勝経験のある馬が狙い目

芝1400m以下のレースにおける、優勝経験の有無別成績(過去10年)

優勝経験の有無 成績 勝率 連対率 3着内率
あり 10-8-8-95 8.3% 14.9% 21.5%
なし 0-2-2-19 0% 8.7% 17.4%

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