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共同通信杯(トキノミノル記念)は、どんなレース?

共同通信杯(トキノミノル記念)の基本情報

開催地 東京競馬場
施行時期 2月上旬 – 中旬
(原則1回東京6日目)
格付け GIII
1着賞金 3700万円
賞金総額 7060万円
距離 芝1800m
出走条件 サラブレッド系3歳(国際)(特指)

負担重量 別定
第1回施行日 1967年2月5日

共同通信杯(きょうどうつうしんはい)は東京競馬場の芝1800メートルで施行する中央競馬の重賞(GIII)競走。競走名は優勝杯を提供する共同通信社から冠名が取られている。

共同通信杯(トキノミノル記念)概要

1967年に4歳(現3歳)の別定の重賞競走東京4歳ステークスとして創設、第1回は東京競馬場の芝1400mで施行された。

しかし翌年には芝1600mに変更されたが、東京競馬場の改修工事と積雪の影響で、中山競馬場のダート1700mで施行され、1969年にはトキノミノル記念の副称が付けられた。

現在の正式名称は「共同通信杯(トキノミノル記念)」であるが、副称は場内放送(ラジオNIKKEIの実況放送を使用している)を除いて、テレビ・ラジオの中継ではアナウンスされない。

1970年には再び積雪の影響でダート1600mで施行、翌年には現在の芝1800mに変更、1972年にはストライキ及び流行性の馬インフルエンザの影響で5月に開催順延し、福島競馬場の芝1800mで施行された。

1983年からは共同通信社から優勝杯の提供を受けた事を機に共同通信杯4歳ステークスに変更、1984年のグレード制施行によりGIIIに格付けされた。

1993年には混合競走に指定、1996年には特別指定交流競走に指定、1998年は3度積雪の影響でグレード格付け無しのダート1600mで施行、2001年には競走馬の年齢表示を国際基準に変更したことにより現在の名称に変更した。

皐月賞・東京優駿(日本ダービー)といった3歳春のクラシック戦線の前哨戦のひとつとして位置づけられている。

とくに日本ダービーと同じ東京コースで行われる事から、この時点まで東京コースの出走経験が無い競走馬に対し、日本ダービーの前に一度東京コースを経験させておく目的でいくつかある前哨戦の中からこの競走への出走を選択する陣営がある。

出走資格はサラ系3歳(旧4歳)のJRA所属の競走馬、JRAに認定された地方所属の競走馬(2頭まで)及び外国調教馬(8頭まで)。

負担重量は馬齢重量である56kg、牝馬は54kgを基本とし、更に日本馬については収得賞金額が2,000万円以上の競走馬は1kg、外国調教馬については重賞競走優勝馬の競走馬は1kgの負担が課せられるよう定められている。

共同通信杯(トキノミノル記念)歴史

1967年 – 東京競馬場の芝1400mの4歳(現3歳)以上の別定の重賞競走東京4歳ステークスとして創設。
1968年 – 東京競馬場の改修工事及び積雪の影響で中山競馬場のダート1700mで施行。
1969年
施行距離を芝1600mに変更。
トキノミノル記念の副称が付く。
3着入線のタマモヒビキが失格。
1970年 – 積雪の影響でダート1600mで施行。
1971年 – 施行距離を現在の芝1800mに変更。
1972年 – ストライキ及び流行性の馬インフルエンザの影響で5月に福島競馬場の芝1800mで順延開催。
1978年 – 小島太が騎手として史上初の連覇。
1979年 – 中山競馬場の芝1800mで施行。
1983年 – 競走名を共同通信杯4歳ステークスに変更。
1984年 – グレード制施行によりGIIIに格付け。
1993年 – 混合競走に指定。
1995年 – 南井克巳が騎手として2人目の連覇。
1996年 – 特別指定交流競走に指定され、地方馬は2頭まで出走可能となる。
1998年 – 積雪の影響でグレード格付け無しのダート1600mで施行。
2001年
馬齢表示の国際基準への変更に伴い、出走条件が「4歳」から「3歳」に変更。
競走名を現行の共同通信杯に変更。
2003年 – 東京競馬場の改修工事により中山競馬場の芝1800mで施行。
2006年 – 3歳クラシック以前の実績馬の選択肢を増やす目的で、負担重量の上限が57キロ(牝馬は55キロ)になるよう現行の規定に変更。
2007年 – 国際セリ名簿基準委員会(ICSC)の勧告により、重賞格付け表記をJpnIIIに変更。
2008年 – 2月10日に施行予定であったが、降雪の影響で東京競馬が中止。代替開催日の翌11日に施行。
2009年
混合競走から国際競走に変更され、外国調教馬は8頭まで出走可能となる。それに伴い、重賞格付け表記をGIIIに戻す。
外国調教馬の負担重量を現行の規定に設定。

共同通信杯(トキノミノル記念)歴代優勝馬
回数 施行日        優勝馬 性齢 勝時計 優勝騎手 管理調教師
第1回 1967年2月5日 ホウゲツオー 牡3 1:25.5 加賀武見 山岡寿恵次
第2回 1968年2月18日 タケシバオー 牡3 1:44.3 中野渡清一 三井末太郎
第3回 1969年2月9日 ミノル 牡3 1:38.1 保田隆芳 尾形藤吉
第4回 1970年2月1日 タマアラシ 牡3 1:38.5 吉永正人 松山吉三郎
第5回 1971年2月7日 ヤシマライデン 牡3 1:50.5 伊藤正徳 尾形藤吉
第6回 1972年5月7日 スズボクサー 牡3 1:50.9 徳吉一己 森末之助
第7回 1973年2月11日 スピードリッチ 牡3 1:49.6 岡部幸雄 松永光雄
第8回 1974年2月10日 カーネルシンボリ 牡3 1:50.9 野平祐二 野平省三
第9回 1975年2月9日 カブラヤオー 牡3 1:52.0 菅野澄男 茂木為二郎
第10回 1976年2月15日 テンポイント 牡3 1:49.6 鹿戸明 小川佐助
第11回 1977年2月13日 ヒシスピード 牡3 1:50.1 小島太 高木嘉夫
第12回 1978年2月12日 サクラショウリ 牡3 1:50.4 小島太 久保田彦之
第13回 1979年2月11日 リキアイオー 牡3 1:50.9 星野信幸 伊藤竹男
第14回 1980年2月10日 リンドタイヨー 牡3 1:49.2 横山富雄 見上恒芳
第15回 1981年2月8日 トドロキヒホウ 牡3 1:49.2 郷原洋行 元石孝昭
第16回 1982年2月14日 サルノキング 牡3 1:49.3 田原成貴 中村好夫
第17回 1983年2月13日 ミスターシービー 牡3 1:49.5 吉永正人 松山康久
第18回 1984年2月12日 ビゼンニシキ 牡3 1:51.6 岡部幸雄 成宮明光
第19回 1985年2月10日 サクラユタカオー 牡3 1:52.7 小島太 境勝太郎
第20回 1986年2月9日 ダイナガリバー 牡3 1:48.7 増沢末夫 松山吉三郎
第21回 1987年2月15日 マイネルダビデ 牡3 1:49.9 田原成貴 栗田博憲
第22回 1988年2月14日 ミュゲロワイヤル 牡3 1:47.9 蛯沢誠治 加藤修甫
第23回 1989年2月12日 マイネルブレーブ 牡3 1:50.5 柴田政人 中村広
第24回 1990年2月11日 アイネスフウジン 牡3 1:49.5 中野栄治 加藤修甫
第25回 1991年2月10日 イイデセゾン 牡3 1:48.1 田島良保 大久保正陽
第26回 1992年2月16日 エアジョーダン 牡3 1:49.1 柴田政人 尾形充弘
第27回 1993年2月14日 マイネルリマーク 牡3 1:48.7 大塚栄三郎 高橋裕
第28回 1994年2月14日 ナリタブライアン 牡3 1:47.5 南井克巳 大久保正陽
第29回 1995年2月13日 ナリタキングオー 牡3 1:48.8 南井克巳 中尾謙太郎
第30回 1996年2月11日 サクラスピードオー 牡3 1:48.2 小島太 境勝太郎
第31回 1997年2月9日 メジロブライト 牡3 1:47.5 松永幹夫 浅見国一
第32回 1998年2月15日 エルコンドルパサー 牡3 1:36.9 的場均 二ノ宮敬宇
第33回 1999年2月14日 ヤマニンアクロ 牡3 1:50.2 勝浦正樹 萩原清
第34回 2000年2月6日 イーグルカフェ 牡3 1:49.7 岡部幸雄 小島太
第35回 2001年2月4日 ジャングルポケット 牡3 1:47.9 角田晃一 渡辺栄
第36回 2002年2月3日 チアズシュタルク 牡3 1:50.4 藤田伸二 山内研二
第37回 2003年2月9日 ラントゥザフリーズ 牡3 1:48.3 内田博幸 山内研二
第38回 2004年2月8日 マイネルデュプレ 牡3 1:47.4 北村宏司 畠山吉宏
第39回 2005年2月6日 ストーミーカフェ 牡3 1:47.8 四位洋文 小島太
第40回 2006年2月5日 アドマイヤムーン 牡3 1:48.4 武豊 松田博資
第41回 2007年2月4日 フサイチホウオー 牡3 1:47.7 安藤勝己 松田国英
第42回 2008年2月11日 ショウナンアルバ 牡3 1:47.6 蛯名正義 二ノ宮敬宇
第43回 2009年2月8日 ブレイクランアウト 牡3 1:47.3 武豊 戸田博文
第44回 2010年2月7日 ハンソデバンド 牡3 1:48.2 蛯名正義 尾形充弘
第45回 2011年2月13日 ナカヤマナイト 牡3 1:48.5 柴田善臣 二ノ宮敬宇

クイーンカップは、どんなレース?

クイーンカップの基本情報


開催地 東京競馬場
施行時期 2月上旬 – 中旬
(原則1回東京5日目)
格付け GIII
1着賞金 3400万円
賞金総額 6500万円
距離 芝1600m
出走条件 サラブレッド系3歳牝馬(国際)(特指)

負担重量 別定
第1回施行日 1966年4月10日

クイーンカップは、東京芝1600mで開催される重賞(GIII)競走。デイリースポーツを発行する神戸新聞社が優勝杯を提供しており、正式名称は「デイリー杯クイーンカップ」と表記している。

クイーンカップ 概要

1966年に関東地区の牝馬のクラシックへの登竜門として4歳(現3歳)牝馬限定の別定の重賞競走、クイーンカップとして創設、第1回は現在とは違い中山競馬場の芝1800mで施行された。

しかし1969年には施行場を東京競馬場に移したが、積雪の影響でダート1200mで施行、更に1970年も積雪の影響でダート1400mに変更、1971年には再び中山競馬場に施行場を戻し、現在の芝1600mに変更されたが、1975年は再び積雪の影響でダート1700mで施行された。

1981年からは施行場を現在の東京競馬場に戻し、1984年のグレード制施行によりGIIIに格付け、1994年からは混合競走に指定され、外国産馬の出走が可能に、1996年からは特別指定競走に指定され、地方所属の競走馬の出走が可能に、更には2009年からは国際競走に指定され、外国調教馬の出走が可能になった。

本競走から桜花賞のトライアルレースを経由、または直行で桜花賞に向かう傾向がある。しかし有力馬はトライアルレースに直行で向かう傾向があるため、第21回競走で4着入賞をしたメジロラモーヌを最後に桜花賞を制覇した出走馬はいない。

しかしながら、このレース勝ち馬でウメノファイバー・ダイワエルシエーロが優駿牝馬を制覇しており、その他の勝ち馬にも好走した出走馬は多数いることから、むしろ優駿牝馬を占うためのレースといえる。

クラシック以外のGI勝ち馬を含めれば、タカラスチール・ヒシアマゾン・コイウタ・リトルアマポーラといった馬が名を連ねている(グレード制導入後を対象)。

出走資格は、サラ系3歳(旧4歳)のJRA所属の牝馬の競走馬、JRAに認定された地方所属の牝馬の競走馬(2頭まで)及び外国調教馬の牝馬の競走馬(8頭まで)。

負担重量は馬齢重量54kgを基本とし、更に日本馬については収得賞金額が2,000万円以上の競走馬は1kg、外国調教馬については重賞競走優勝馬の競走馬は1kgの負担が課せられるよう定められている。

クイーンカップ 歴史

1966年 – 中山競馬場の芝1800mの4歳(現3歳)牝馬限定の別定の重賞競走、クイーンカップとして創設。
1969年
デイリースポーツ社より優勝杯を寄贈されることになり、正式名称をデイリー杯クイーンカップに変更。
施行場を東京競馬場に変更。
積雪の影響でダート1200mに変更。
1970年 – 積雪の影響で施行距離をダート1400mに変更。
1971年 – 施行場を中山競馬場の芝外回り1600mに変更。
1972年 – 流行性の馬インフルエンザの影響により4月に順延開催。
1974年 – 郷原洋行が騎手として史上初の連覇。
1975年 – 積雪の影響でダート1700mで施行。
1981年 – 施行場を東京競馬場に変更。
1982年 – 開催時期を1月末~2月初めに変更。
1984年 – グレード制施行によりGIIIに格付け。
1994年 – 混合競走に指定。
1996年 – 特別指定交流競走に指定され、地方所属馬は2頭まで出走可能となる。
1998年 – 開催時期を2月中旬~下旬に変更。
2001年 – 馬齢表示の国際基準への変更に伴い、出走条件が「4歳牝馬」から「3歳牝馬」に変更。
2003年 – 東京競馬場の改修工事により、中山競馬場の芝外回り1600mで施行。
2005年 – 松田国英が調教師として史上初の連覇。
2006年 – 3歳クラシック以前の実績馬の選択肢を増やす目的で、負担重量の上限が55キロになるよう現行の規定に変更。
2007年 – 国際セリ名簿基準委員会(ICSC)の勧告により、重賞格付け表記をJpnIIIに変更。
2009年
混合競走から国際競走に変更され、外国調教馬は8頭まで出走可能となる。それに伴い、重賞格付け表記をGIIIに戻す。
外国調教馬の負担重量を現行の規定に設定。
2010年 – 11位入線の元地方ホッカイドウ所属のビービーエーディンが進路妨害により12着に降着。
2011年 – ダイヤモンドステークスの施行日変更に伴い、開催時期が1週繰り上がる。

クイーンカップ 歴代優勝馬

回数 施行日        優勝馬 性齢 勝時計 優勝騎手 管理調教師
第1回 1966年4月10日 メジロマジヨルカ 牝3 1:55.3 保田隆芳 八木沢勝美
第2回 1967年6月4日 イチコ 牝3 1:52.0 長田美生 内藤潔
第3回 1968年3月3日 ブラツクバトー 牝3 1:53.4 伊藤栄 中村広
第4回 1969年2月23日 セプターシロー 牝3 1:12.6 増沢末夫 鈴木勝太郎
第5回 1970年2月15日 タマミ 牝3 1:25.7 田村正光 坂本栄三郎
第6回 1971年2月21日 ヤマアズマ 牝3 1:37.8 徳吉一己 森末之助
第7回 1972年4月2日 タカイホーマ 牝3 1:36.6 大崎昭一 仲住達弥
第8回 1973年2月25日 キクノツバメ 牝3 1:38.8 郷原洋行 土田順三
第9回 1974年2月24日 レスターホース 牝3 1:38.2 郷原洋行 久保田金造
第10回 1975年2月23日 ヨネミノル 牝3 1:46.2 蛯沢誠治 成宮明光
第11回 1976年2月29日 テイタニヤ 牝3 1:41.4 嶋田功 稲葉幸夫
第12回 1977年2月27日 マサキビゼン 牝3 1:37.0 岡部幸雄 成宮明光
第13回 1978年2月26日 キクキミコ 牝3 1:36.9 安田富男 石毛善衛
第14回 1979年2月25日 シーバードパーク 牝3 1:36.9 小迫次男 本郷重彦
第15回 1980年2月24日 ポリートウショウ 牝3 1:36.0 蓑田早人 森末之助
第16回 1981年2月14日 カバリエリエース 牝3 1:36.0 岡部幸雄 佐藤勝美
第17回 1982年1月31日 ビクトリアクラウン 牝3 1:36.3 嶋田功 稲葉幸夫
第18回 1983年1月30日 ダスゲニー 牝3 1:36.6 大崎昭一 新関力
第19回 1984年1月29日 アイノフェザー 牝3 1:39.7 岡部幸雄 成宮明光
第20回 1985年1月27日 タカラスチール 牝3 1:36.1 佐藤吉勝 坂本栄三郎
第21回 1986年1月26日 スーパーショット 牝3 1:35.5 増沢末夫 森安弘昭
第22回 1987年2月1日 ナカミジュリアン 牝3 1:35.8 郷原洋行 八木沢勝美
第23回 1988年1月31日 サークルショウワ 牝3 1:35.8 安田富男 古賀末喜
第24回 1989年1月29日 カッティングエッジ 牝3 1:36.7 柴田政人 高橋英夫
第25回 1990年1月28日 スイートミトゥーナ 牝3 1:35.2 岡部幸雄 松山康久
第26回 1991年1月27日 スカーレットブーケ 牝3 1:35.4 武豊 伊藤雄二
第27回 1992年2月2日 サンエイサンキュー 牝3 1:36.0 東信二 佐藤勝美
第28回 1993年1月31日 マザートウショウ 牝3 1:35.1 横山典弘 奥平真治
第29回 1994年1月30日 ヒシアマゾン 牝3 1:35.3 中舘英二 中野隆良
第30回 1995年1月29日 エイシンバーリン 牝3 1:35.5 南井克巳 坂口正則
第31回 1996年1月28日 イブキパーシヴ 牝3 1:34.4 武豊 橋口弘次郎
第32回 1997年1月26日 オレンジピール 牝3 1:36.4 田中勝春 山内研二
第33回 1998年2月22日 エイダイクイン 牝3 1:35.2 菊沢隆徳 鈴木康弘
第34回 1999年2月21日 ウメノファイバー 牝3 1:36.6 蛯名正義 相沢郁
第35回 2000年2月19日 フューチャサンデー 牝3 1:36.1 横山典弘 伊藤正徳
第36回 2001年2月17日 サクセスストレイン 牝3 1:34.7 木幡初広 稲葉隆一
第37回 2002年2月16日 シャイニンルビー 牝3 1:34.6 岡部幸雄 藤沢和雄
第38回 2003年2月22日 チューニー 牝3 1:35.6 後藤浩輝 鈴木伸尋
第39回 2004年2月21日 ダイワエルシエーロ 牝3 1:34.3 福永祐一 松田国英
第40回 2005年2月19日 ライラプス 牝3 1:38.1 武豊 松田国英
第41回 2006年2月18日 コイウタ 牝3 1:35.6 C.ルメール 奥平雅士
第42回 2007年2月17日 イクスキューズ 牝3 1:34.5 北村宏司 藤沢和雄
第43回 2008年2月23日 リトルアマポーラ 牝3 1:35.5 武幸四郎 長浜博之
第44回 2009年2月21日 ディアジーナ 牝3 1:35.7 内田博幸 田村康仁
第45回 2010年2月20日 アプリコットフィズ 牝3 1:34.4 蛯名正義 小島太
第46回 2011年2月12日 ホエールキャプチャ 牝3 1:35.4 池添謙一 田中清隆

クイーンカップからの牝馬3冠競走優勝馬

2008年までは3歳牝馬で最初の重賞競走という事もあり16頭が、後に牝馬3冠競走のいずれかを制覇している。
回数 馬名 着順 優勝競走 備考
第3回 ルピナス 2着 第29回優駿牝馬
第4回 シャダイターキン 7着 第30回優駿牝馬
第5回 タマミ 1着 第30回桜花賞 第4回スプリンターズステークス優勝
第6回 カネヒムロ 12着 第32回優駿牝馬
第8回 ニットウチドリ 3着 第33回桜花賞
ナスノチグサ 7着 第34回優駿牝馬
第11回 テイタニヤ 1着 第36回桜花賞
第37回優駿牝馬
第13回 ファイブホープ 9着 第39回優駿牝馬
第16回 テンモン 3着 第42回優駿牝馬 第32回朝日杯3歳ステークス優勝
第41回桜花賞2着
第17回 ビクトリアクラウン 1着 第7回エリザベス女王杯
第18回 ダイナカール 5着 第44回優駿牝馬 エアグルーヴの母
第21回 メジロラモーヌ 4着 第46回桜花賞
第47回優駿牝馬
第11回エリザベス女王杯 史上初の牝馬3冠馬
第25回 キョウエイタップ 4着 第15回エリザベス女王杯
第29回 ヒシアマゾン 1着 第19回エリザベス女王杯
第34回 ウメノファイバー 1着 第60回優駿牝馬
第39回 ダイワエルシエーロ 1着 第65回優駿牝馬

第62回 東京新聞杯で馬券になる馬をデータから見ると・・・

第62回 東京新聞杯は、短距離スプリントのスターを生み出すレースですね。

2002年の東京新聞杯の優勝馬アドマイヤコジーンは、その年、さらに安田記念を勝っています。2005年の優勝馬ハットトリックは、秋のマイルチャンピオンシップと香港マイルを勝っています。2007年の優勝馬スズカフェニックスは高松宮記念を勝っています。

・前走1着馬もしくは、勝ち馬と0秒3差以内の馬が狙い目!

前走1着の馬は連対率34.6%!勝ち馬と0秒3差以内の馬も勝率10.3%、連対率17.9%です。

東京新聞杯 前走のタイム差別成績(過去10年)

前走のタイム差      成績      勝率 連対率 3着内率
前走1着          5-4-1-16 19.2% 34.6% 38.5%
勝ち馬と0秒3差以内 4-3-3-29 10.3% 17.9% 25.6%
勝ち馬と0秒4~0秒7差 0-1-4-27 0% 3.1% 15.6%
勝ち馬と0秒8差以上 1-2-2-47 1.9% 5.8% 9.6%

・連勝馬している馬や前走で着順を上げている馬が好成績!

過去10年で見ると、前2走とも1着か前々走より前走の着順が上の馬が狙い目です。

東京新聞杯 前々走と前走の着順比較別成績(過去10年)

前々走と前走の着順比較 成績 勝率  連対率 3着内率
前2走ともに1着      1-1-0-6  12.5% 25.0% 25.0%
前々走より前走の着順が上 7-3-3-54 10.4% 14.9% 19.4%
前々走と前走の着順が同じ 0-1-2-6  0% 11.1% 33.3%
前々走より前走の着順が下 2-5-5-53 3.1% 10.8% 18.5%

・先行馬は好成績!追い込み馬も狙い目!

過去10回の4コーナーの位置別成績を見ると2~5番手の馬が勝率連対率3着内率がトップです。先行馬有利ですが4コーナーで先頭の馬は1頭も連対していません。

また、驚いたことに10番手以下の馬も2~5番手の馬の次に成績が良いですね。

東京新聞杯 4コーナーの位置別成績

4コーナーの位置 成績   勝率   連対率 3着内率
先頭      0-0-1-9   0%    0%   10.0%
2~5番手 5-4-5-34  10.4%  18.8% 29.2%
6~9番手 2-1-3-31  5.4%   8.1% 16.2%
10番手以下 3-5-1-44  5.7%   15.1% 17.0%


第46回 小倉大賞典、勝つのはこの馬?

小倉大賞典は、
とにかく穴馬が激走するハンデキャップ重賞です。

2006年以降でみると、6年連続で単勝6番人気以下の馬が勝っているんですね。

過去10年のデータから、勝つ馬を探ってみると、

・単勝20.0~49.9倍の馬が5頭も勝っている!

単勝6~9番人気と単勝10~13番人気からそれぞれ4頭が勝っていますね。
単勝オッズ別でみると、単勝オッズ20.0~49.9倍の馬が5頭勝っています。

ただし、単勝14番人気以下や単勝オッズ50.0倍以上の馬は、1回も馬券になっていませんね。

小倉大賞典 単勝人気別成績(過去10年)

単勝人気      成績  勝率 連対率 3着内率
1番人気      1-3-2-4  10.0% 40.0% 60.0%
2番人気      0-3-1-6 0% 30.0% 40.0%
3番人気      1-1-2-6  10.0% 20.0% 40.0%
4~5番人気 0-1-2-17 0% 5.0% 15.0%
6~9番人気 4-2-2-32 10.0% 15.0% 20.0%
10~13番人気 4-0-1-35 10.0% 10.0% 12.5%
14番人気以下 0-0-0-27 0% 0% 0%

小倉大賞典 単勝オッズ別成績(過去10年)

単勝オッズ 成績  勝率 連対率 3着内率
2.9倍以下 0-2-2-1  0% 40.0% 80.0%
3.0~4.9倍 1-5-1-7  7.1% 42.9% 50.0%
5.0~9.9倍 1-1-3-17 4.5% 9.1% 22.7%
10.0~19.9倍 3-1-3-20 11.1% 14.8% 25.9%
20.0~49.9倍 5-1-1-41 10.4% 12.5% 14.6%
50.0倍以上 0-0-0-41 0% 0% 0%

・過去2走で人気薄だった馬が馬券になる!

前2走以内にオープンで単勝6~10番人気だった馬が連対しています。

小倉大賞典 前2走以内にオープンで単勝6~10番人気で、馬券になっている馬(過去10年)

年度 着順 馬名      該当レース
02年 1着 タマモヒビキ 前々走 鳴尾記念 8番人気
03年 1着 マイネルブラウ 前走 ニューイヤーS 10番人気
04年 1着 メイショウバトラー 前々走 阪神牝馬S 10番人気
2着 オースミコスモ 前走 京都牝馬S 7番人気
05年 2着 セフティーエンペラ 前々走 福島記念 6番人気
06年 1着 メジロマイヤー 前走 ファイナルS 9番人気
07年 1着 アサカディフィート 前走 中山金杯 10番人気
2着 エイシンドーバー 前走 京都金杯 8番人気
08年 1着 アサカディフィート 前走 中山金杯 7番人気
09年 1着 サンライズマックス 前走 毎日王冠 8番人気
11年 2着 バトルバニヤン 前走 京都金杯 10番人気


・57.5キロ以上の斤量の馬が馬券になる!

一番重い57.5キロ以上の斤量を背負った馬が、勝率・連対率・3着内率でトップですね。

小倉大賞典 負担重量別成績(過去10年)

負担重量    成績 勝率 連対率 3着内率
50キロ以下   0-0-0-3 0% 0% 0%
51キロ    1-0-0-7 12.5% 12.5% 12.5%
52キロ    0-0-0-9 0% 0% 0%
53キロ    1-1-1-17 5.0% 10.0% 15.0%
54キロ    3-3-2-30 7.9% 15.8% 21.1%
55キロ    1-2-2-25 3.3% 10.0% 16.7%
56~56.5キロ 0-1-3-21 0% 4.0% 16.0%
57キロ    1-3-1-12 5.9% 23.5% 29.4%
57.5キロ以上 3-0-1-3 42.9% 42.9% 57.1%

きさらぎ賞とは?

きさらぎ賞の基本情報

開催地 京都競馬場
施行時期 2月上旬
(原則2回京都4日目)
格付け GIII
1着賞金 3700万円
賞金総額 7060万円
距離 芝・外1800m
出走条件 サラブレッド系3歳(国際)(特指)

負担重量 別定(本文に記載)
第1回施行日 1961年2月19日

きさらぎ賞は、京都競馬場の芝外回り1800mで開催される中央競馬の重賞(GIII)競走。競走名は陰暦の2月である如月から由来。また、日本放送協会(NHK)より優勝杯が提供されている事から「NHK賞」の副称が付けられている(ただし、同じNHK協賛のNHKマイルカップとは異なり、NHKでは中継放送していない)。

きさらぎ賞 概要

1961年に関西地区のクラシック競走への登竜門として4歳(現3歳)以上の定量の重賞競走、きさらぎ賞として創設、第1回は現在とは違い中京競馬場の砂コース(現在のダートとは異なる)1200mで施行された。しかし1965年には砂コース1700mに変更。
1970年には中京競馬場の芝コース新設工事により京都競馬場の芝外回り1600mで施行、翌年には現在の芝1800mに変更された。
1972年には混合競走に指定、1984年にはグレード制施行によりGIIIに格付け、1987年には施行場を現在の京都競馬場に移し、別定の芝内回り2000mに変更された。

1991年には再び芝外回り1800mに変更、1996年には特別指定交流競走に指定、2009年には国際競走に指定されている。
中京競馬場での開催時は、東上前に左回りコースを経験させる意味で、有力馬がこのレースに使う機会が多く見られた。現在においては3歳馬の年明け緒戦にこのレースが選ばれることも多く、賞金の加算及び弥生賞などトライアル競走に向けてのステップレースとなっている。また、2004年から2010年まで7年連続で名前に「藤」が付く騎手が3着以内に入っている。

出走資格は、サラ系3歳(旧4歳)以上のJRA所属の競走馬、JRAに認定された地方所属の競走馬(2頭まで)及び外国競走馬(8頭まで)。
負担重量は馬齢重量である56kg、牝馬は54kgを基本とし、更に日本馬については収得賞金額2,000万円以上の競走馬は1kg、外国調教馬については重賞競走優勝馬の競走馬は1kgの負担重量が課せられるよう定められている。

きさらぎ賞 歴史

1961年 – 中京競馬場の砂1200mの4歳(現3歳)の定量の重賞競走、きさらぎ賞として創設。
1962年 – NHKより優勝馬に優勝杯が贈呈されることになり、「NHK賞」の副題がつく。
1965年 – 施行距離を砂1700mに変更。
1970年 – 中京競馬場の改修工事により京都競馬場の芝外回り1600mで施行。
1971年 – 施行距離を芝1800mに変更。
1972年 – 混合競走に指定。
1984年 – グレード制施行によりGIIIに格付け。

1987年
負担重量が別定に変更。
施行場を京都競馬場の芝内回り2000mに変更。
1990年 – 阪神競馬場の改修工事による振替開催により阪神競馬場の芝2000mで施行。
1991年 – 施行距離を芝外回り1800mに戻す。
1994年 – 京都競馬場の改修工事により阪神競馬場の芝2000mで施行。
1996年 – 特別指定交流競走に指定され、地方馬は2頭まで出走可能となる。

2001年 – 馬齢表示の国際基準への変更に伴い、出走条件が「4歳」から「3歳」に変更。
2005年 – 藤田伸二が騎手として史上初の連覇。
2006年 – 3歳クラシック以前の実績馬の選択肢を増やす目的で、負担重量の上限が57kg(牝馬は55kg)になるよう現行の規定に変更。
2007年 – 国際セリ名簿基準委員会(ICSC)の勧告にともない、重賞格付け表記をJpnIIIに変更。
2009年
混合競走から国際競走に変更され、外国調教馬は8頭まで出走可能となる。それに伴い、重賞格付け表記をGIIIに戻す。
外国調教馬の負担重量を現行の規定に設定。
2011年
シルクロードステークスの施行日変更に伴い、開催時期が1週繰り上がった。
藤原英昭が調教師として史上初の連覇。
ミルコ・デムーロが騎手として2人目の連覇。

きさらぎ賞 歴代優勝馬

回数 施行日      優勝馬 性齢 勝時計 優勝騎手 管理調教師
第1回 1961年2月19日 スギヒメ 牝3 1:14.2 諏訪眞 諏訪佐市
第2回 1962年2月18日 ライジングマサル 牡3 1:14.7 吉永猛 渋川久作
第3回 1963年2月10日 アイスブルー 牡3 1:14.2 武邦彦 武輔彦
第4回 1964年2月9日 フラミンゴ 牝3 1:13.2 吉永正人 松山吉三郎
第5回 1965年2月28日 ダイコーター 牡3 1:47.5 栗田勝 柴田不二男
第6回 1966年2月27日 タイシユウ 牡3 1:47.8 瀬戸口勉 上田武司
第7回 1967年2月19日 シバフジ 牡3 1:48.7 四位満教 浅見国一
第8回 1968年2月18日 マーチス 牡3 1:46.0 武邦彦 伊藤修司
第9回 1969年2月16日 タカツバキ 牡3 1:46.7 田口光雄 松田由太郎
第10回 1970年2月8日 タニノムーティエ 牡3 1:42.4 安田伊佐夫 島崎宏
第11回 1971年2月21日 ヒカルイマイ 牡3 1:50.1 田島良保 谷八郎
第12回 1972年2月20日 ヒデハヤテ 牡3 1:52.1 福永洋一 伊藤修司
第13回 1973年2月11日 クリオンワード 牡3 1:50.7 安田伊佐夫 栗田勝
第14回 1974年2月10日 キタノカチドキ 牡3 1:50.2 武邦彦 服部正利
第15回 1975年2月9日 スリーフラム 牡3 1:51.4 稲部和久 諏訪佐市
第16回 1976年2月8日 スピリットスワプス 牡3 1:49.8 中野栄治 荒木静雄
第17回 1977年2月13日 リュウキコウ 牡3 1:48.9 久保敏文 久保道雄
第18回 1978年2月12日 インターグシケン 牡3 1:52.1 武邦彦 日迫清
第19回 1979年2月11日 ネーハイジェット 牡3 1:52.3 岩元市三 布施正
第20回 1980年2月10日 ノトダイバー 牡3 1:50.1 加用正 北橋修二
第21回 1981年2月8日 リードワンダー 牡3 1:48.9 田島信行 服部正利
第22回 1982年2月14日 ワカテンザン 牡3 1:49.2 小谷内秀夫 戸山為夫
第23回 1983年2月13日 ニホンピロウイナー 牡3 1:50.1 武邦彦 服部正利
第24回 1984年2月12日 ゴールドウェイ 牡3 1:49.4 田島良保 日迫良一
第25回 1985年2月10日 イブキカネール 牡3 1:51.9 出口隆義 内藤繁春
第26回 1986年2月9日 フミノアプローズ 牡3 1:50.8 丸山勝秀 土門一美
第27回 1987年2月15日 トチノルーラー 牡3 2:04.6 蛯沢誠治 栗田博憲
第28回 1988年2月14日 マイネルフリッセ 牡3 2:04.3 武豊 中村均
第29回 1989年2月12日 ナイスナイスナイス 牡3 2:03.6 丸山勝秀 長浜博之
第30回 1990年2月11日 ハクタイセイ 牡3 2:04.1 須貝尚介 布施正
第31回 1991年2月10日 シンホリスキー 牡3 1:48.2 南井克巳 岩元市三
第32回 1992年2月16日 ヒシマサル 牡3 1:48.5 田島信行 佐山優
第33回 1993年2月14日 ツジユートピアン 牡3 1:48.1 田原成貴 伊藤修司
第34回 1994年2月6日 サムソンビッグ 牡3 2:07.4 田所秀孝 鹿戸幸治
第35回 1995年2月5日 スキーキャプテン 牡3 1:47.6 武豊 森秀行
第36回 1996年2月4日 ロイヤルタッチ 牡3 1:48.2 O.ペリエ 伊藤雄二
第37回 1997年2月2日 ヒコーキグモ 牡3 1:49.1 松永幹夫 谷潔
第38回 1998年2月8日 スペシャルウィーク 牡3 1:51.3 武豊 白井寿昭
第39回 1999年2月7日 ナリタトップロード 牡3 1:49.1 渡辺薫彦 沖芳夫
第40回 2000年2月13日 シルヴァコクピット 牡3 1:48.0 武豊 安田隆行
第41回 2001年2月11日 アグネスゴールド 牡3 1:47.9 河内洋 長浜博之
第42回 2002年2月10日 メジロマイヤー 牡3 1:47.6 飯田祐史 田島良保
第43回 2003年2月16日 ネオユニヴァース 牡3 1:49.6 福永祐一 瀬戸口勉
第44回 2004年2月15日 マイネルブルック 牡3 1:48.0 藤田伸二 田村康仁
第45回 2005年2月13日 コンゴウリキシオー 牡3 1:48.5 藤田伸二 山内研二
第46回 2006年2月12日 ドリームパスポート 牡3 1:47.4 安藤勝己 松田博資
第47回 2007年2月11日 アサクサキングス 牡3 1:48.8 武幸四郎 大久保龍志
第48回 2008年2月17日 レインボーペガサス 牡3 1:48.8 O.ペリエ 鮫島一歩
第49回 2009年2月15日 リーチザクラウン 牡3 1:48.9 武豊 橋口弘次郎
第50回 2010年2月14日 ネオヴァンドーム 牡3 1:48.6 M.デムーロ 藤原英昭
第51回 2011年2月6日 トーセンラー 牡3 1:47.6 M.デムーロ 藤原英昭

東京新聞杯とは?

東京新聞杯の基本情報

開催地 東京競馬場
施行時期 2月上旬
(原則1回東京4日目)
格付け GIII
1着賞金 3800万円
賞金総額 7200万円
距離 芝1600m
出走条件 サラブレッド系4歳以上(国際)

負担重量 別定
第1回施行日 1951年4月22日

東京新聞杯(とうきょうしんぶんはい)は、東京競馬場の芝1600メートルで開催される中央競馬の重賞(GIII)競走。正賞は中日新聞社賞。競走名は東京新聞から冠名が取られている。

東京新聞杯 概要

1951年に、5歳(現4歳)以上の別定重賞競走、東京盃として創設、第1回は東京競馬場の芝2400mで施行された。
1966年には中日新聞東京本社から優勝杯を贈呈される事を機に東京新聞盃に改名、1968年には東京競馬場の改修工事により中山競馬場の芝2200m、1969年・1970年の2年間は積雪の影響で東京競馬場のダート2100mで施行され、翌年からは芝2000mとなり、1984年から現在の芝1600mで施行されるようになり、2004年からは国際競走に指定された。

本競走は高松宮記念、ヴィクトリアマイル、安田記念へと続く古馬短距離路線の関東における開幕戦として位置付けられており、過去の優勝馬にはギャロップダイナ、トロットサンダー、キングヘイロー、アドマイヤコジーン、ハットトリック、スズカフェニックス、ローレルゲレイロといった短距離・マイルGI競走優勝馬が名を連ねる。

また、現行の芝1600mになる以前の当競走優勝馬にはオートキツ、ハクチカラ、コマツヒカリ、タケシバオー、アカネテンリュウ、モンテプリンスといった旧八大競走優勝馬が名を連ねている。

出走資格は、サラ系4歳(旧5歳)以上のJRA所属の競走馬及び外国調教馬(8頭まで)である。
負担重量は4歳以上56kg、牝馬は2kg減を基本とし、
日本調教馬は収得賞金額が3,000万円を超過した馬は超過額が2,000万円毎に1kg増。
外国調教馬はGI優勝馬は5kg増、GII優勝馬は3kg増、GIII優勝馬は1kg増。ただし2歳時の成績を除く。

東京新聞杯 歴史

1951年 – 東京競馬場の芝2400mの5歳(現4歳)以上の別定重賞競走、東京盃として創設。
1959年
負担重量をハンデキャップに変更。
尾形藤吉が調教師として史上初の3連覇。
1960年 – 前年の9月1日から日本競馬の時計が変更になったのに伴い、時計表示が1/5秒表示から1/10秒表示に変更。
1965年 – 中山競馬場の芝2400mで代替開催。
1966年 – 名称を東京新聞盃に変更。
1968年 – 東京競馬場の改修工事により中山競馬場の芝2200mで施行。
1969年 – 積雪の影響で施行距離をダート2100mに変更。

1970年
名称を現在の東京新聞杯に変更。
積雪の影響で施行距離をダート2100mに変更。
1971年 – 施行距離を芝2000mに変更。
1972年 – 流行性の馬インフルエンザにより3月に中山競馬場の芝2000mで順延開催。
1976年 – 大崎昭一が騎手として史上初の連覇。
1979年 – 中山競馬場の芝2000mで施行。
1981年 – 負担重量を別定に戻す。

1984年
グレード制施行によりGIIIに格付け。
施行距離を現在の芝1600mに変更。
1994年 – 混合競走に指定。
1995年 – 積雪の影響でグレード外のダート1600mで施行。
2001年 – 馬齢表示の国際基準への変更に伴い、出走条件が「5歳以上」から「4歳以上」に変更。
2003年 – 東京競馬場の改修工事により、中山競馬場の芝外回り1600mで施行。

2004年 – 藤沢和雄が調教師として史上2人目の連覇。
2005年 – 混合競走から国際競走に変更され、外国調教馬は4頭まで出走可能となる。
2007年 – 日本のパートI国昇格に伴い、外国調教馬の出走枠が8頭に拡大。
2011年 – 施行日をシルクロードステークスと交換し、2005年以来の日曜日施行に戻す。

東京新聞杯 歴代優勝馬

回数 施行日        優勝馬 性齢 勝時計 優勝騎手 管理調教師 馬主
第1回 1951年4月22日 トサミドリ 牡5 2:30 2/5 田中康三 稗田虎伊 斎藤健二郎
第2回 1952年5月18日 ミツハタ 牡4 2:29 2/5 渡辺正人 矢野幸夫 河野信一
第3回 1953年3月29日 モリマツ 牡4 2:36 3/5 田中康三 福薗盛吉 森島秋松
第4回 1954年3月28日 ハクリヨウ 牡4 2:30 2/5 保田隆芳 尾形藤吉 西博
第5回 1955年5月15日 タカオー 牡4 2:30 1/5 古山良司 上村大治郎 高須銀次郎
第6回 1956年5月13日 オートキツ 牡4 2:31 2/5 二本柳俊夫 大久保房松 川口鷲太郎
第7回 1957年5月12日 ハクチカラ 牡4 2:32 2/5 保田隆芳 尾形藤吉 西博
第8回 1958年5月3日 ミツル 牝5 2:29 4/5 野平祐二 尾形藤吉 永田雅一
第9回 1959年5月10日 クリペロ 牡4 2:30.0 森安弘明 尾形藤吉 栗林友二 
第10回 1960年5月8日 コマツヒカリ 牡4 2:28.8 伊藤竹男 大久保房松 小松重雄
第11回 1961年5月3日 タカマガハラ 牡4 2:29.4 加賀武見 小西喜蔵 平井太郎
第12回 1962年5月3日 トウコン 牡4 2:28.7 山岡忞 矢野幸夫 塩飽望
第13回 1963年5月5日 アサマフジ 牝4 2:29.7 加賀武見 矢野幸夫 北野ミヤ
第14回 1964年4月26日 ミオソチス 牝4 2:30.4 高松三太 川上武一 伊達政志
第15回 1965年4月25日 ヤマドリ 牡4 2:29.5 森安弘明 森末之助 清水友太郎
第16回 1966年2月6日 コレヒデ 牡4 2:28.9 保田隆芳 尾形藤吉 千明康
第17回 1967年2月19日 セフトウエー 牡5 2:31.4 野平祐二 野平省三 鈴木晴
第18回 1968年2月11日 オンワードヒル 牡5 2:16.1 牧野三雄 中村広 樫山純三
第19回 1969年2月2日 タケシバオー 牡4 2:09.5 保田隆芳 三井末太郎 小畑正雄
第20回 1970年2月8日 マスミノル 牡4 2:11.3 加賀武見 阿部正太郎 増山栄一
第21回 1971年1月31日 トレンタム 牡4 2:02.4 坪井正美 二本柳俊夫 河野通
第22回 1972年3月26日 アカネテンリュウ 牡6 2:07.3 星野信幸 橋本輝雄 関野栄一
第23回 1973年2月4日 スガノホマレ 牡4 2:01.1 野平祐二 秋山史郎 菅原光太郎
第24回 1974年2月3日 ユウシオ 牡4 2:02.1 郷原洋行 菊池一雄 碓氷勝三郎
第25回 1975年2月2日 フジノパーシア 牡4 2:02.5 大崎昭一 柴田寛 真田繁次
第26回 1976年2月8日 アグネスビューチー 牝5 2:02.2 大崎昭一 稗田敏男 吉田権三郎
第27回 1977年2月6日 トウフクセダン 牡4 2:02.2 宮田仁 大久保末吉 井上芳春
第28回 1978年2月5日 スズサフラン 牝5 2:01.5 中島啓之 仲住芳雄 小紫芳夫
第29回 1979年2月4日 メジロファントム 牡4 2:02.0 宮田仁 大久保洋吉 北野俊雄
第30回 1980年2月3日 フジアドミラブル 牡4 2:02.4 中島啓之 見上恒芳 荒木榮一
第31回 1981年2月1日 ドロッポロード 牡4 2:01.7 中野栄治 荒木静雄 瀧村修蔵
第32回 1982年2月7日 モンテプリンス 牡5 2:00.8 吉永正人 松山吉三郎 毛利喜八
第33回 1983年2月6日 タカラテンリュウ 牡4 2:02.1 嶋田功 佐々木亜良 原田さち子
第34回 1984年2月5日 シンボリヨーク 牡5 1:37.6 中野栄治 保田隆芳 シンボリ牧場
第35回 1985年2月3日 ドウカンヤシマ 牡5 1:35.4 大塚栄三郎 田中朋次郎 新井興業(株)
第36回 1986年2月2日 ギャロップダイナ 牡6 1:35.0 柴崎勇 矢野進 (有)社台レースホース
第37回 1987年2月8日 エビスジョウジ 牡6 1:35.1 坂井千明 相川勝敏 加藤友三郎
第38回 1988年2月7日 カイラスアモン 牡4 1:34.7 安田富男 松山吉三郎 (株)アモン
第39回 1989年2月5日 トウショウマリオ 牡4 1:35.6 柴田政人 奥平真治 トウショウ産業(株)
第40回 1990年2月4日 ホクトヘリオス 牡6 1:34.6 柴田善臣 中野隆良 金森森商事(株)
第41回 1991年2月3日 ホリノウイナー 牡4 1:33.9 武豊 武邦彦 堀内正男
第42回 1992年2月9日 ナルシスノワール 牡6 1:34.4 菅原泰夫 田之上勲 粟田攻
第43回 1993年2月7日 キョウワホウセキ 牝4 1:33.9 武豊 武邦彦 浅川吉男
第44回 1994年2月6日 セキテイリュウオー 牡5 1:33.6 田中勝春 藤原敏文 (株)新元観光
第45回 1995年2月5日 ゴールデンアイ 牡7 1:37.8 田中剛 柄崎孝 高橋賢一
第46回 1996年2月4日 トロットサンダー 牡7 1:34.4 横山典弘 内藤一雄 藤本照男
第47回 1997年2月2日 ベストタイアップ 牡5 1:33.7 岡部幸雄 松山康久 吉田照哉
第48回 1998年2月8日 ビッグサンデー 牡4 1:34.2 蛯名正義 中尾正 (有)ビッグ
第49回 1999年2月7日 キングヘイロー 牡4 1:33.5 柴田善臣 坂口正大 浅川吉男
第50回 2000年1月30日 ダイワカーリアン 牡7 1:33.6 北村宏司 二ノ宮敬宇 大和商事(株)
第51回 2001年1月30日 チェックメイト 牡5 1:34.2 藤田伸二 山内研二 深見富朗
第52回 2002年1月27日 アドマイヤコジーン 牡6 1:37.7 後藤浩輝 橋田満 近藤利一
第53回 2003年2月2日 ボールドブライアン 牡4 1:32.3 柴田善臣 藤沢和雄 小林英一
第54回 2004年2月1日 ウインラディウス 牡6 1:33.0 田中勝春 藤沢和雄 (株)ウイン
第55回 2005年1月30日 ハットトリック 牡4 1:33.7 武豊 角居勝彦 (有)キャロットファーム
第56回 2006年1月28日 フジサイレンス 牡6 1:33.7 江田照男 田子冬樹 浅野恭秀
第57回 2007年1月27日 スズカフェニックス 牡5 1:32.7 武豊 橋田満 永井啓弍
第58回 2008年2月2日 ローレルゲレイロ 牡4 1:32.8 藤田伸二 昆貢 (株)ローレルレーシング
第59回 2009年1月31日 アブソリュート 牡5 1:36.9 田中勝春 宗像義忠 薗部博之
第60回 2010年1月30日 レッドスパーダ 牡4 1:32.1 横山典弘 藤沢和雄 (株)東京ホースレーシング
第61回 2011年2月6日 スマイルジャック 牡6 1:32.5 三浦皇成 小桧山悟 齊藤四方司

小倉大賞典とは?

小倉大賞典

開催地 小倉競馬場
施行時期 2月上旬
(原則1回小倉7日目)
格付け GIII
1着賞金 4000万円
賞金総額 7600万円
距離 芝1800m
出走条件 サラブレッド系4歳以上(国際)

負担重量 ハンデキャップ
第1回施行日 1967年8月20日

小倉大賞典(こくらだいしょうてん)は、小倉競馬場の芝1800mで開催される中央競馬の重賞競走(GIII)。正賞は福岡県知事賞。

小倉大賞典 概要

1967年に4歳(現3歳)以上のハンデキャップの重賞競走、小倉大賞典として創設、第1回は小倉競馬場の芝1800mで施行された。1969年には小倉競馬場の改修工事により阪神競馬場でセントウルステークスの名称で施行されている(現在のセントウルステークスは1987年に新設)。

創設当時は小倉競馬場の地理的条件もあって東西の交流が少なかったため、出走馬の大半を関西地区の所属馬が占めるという状況が続いたが、近年は関東からの競走馬や騎手の遠征も増加し、現在は冬の小倉競馬開催のメイン競走として親しまれている。

かつては、北九州記念と小倉記念の2つの競走と共に「小倉三冠」と言われ、2005年にはメイショウカイドウが、史上初の同一年度での小倉三冠を達成した。過去には、アトラス(3年越し)・ロッコーイチ(2年越し)・ミヤジマレンゴ(3年越し)が小倉三冠を達成している。しかし、北九州記念の距離短縮に伴い「小倉三冠」の呼称は使われなくなった。
出走資格は、サラ系4歳(旧5歳)以上で、施行日当日の1週前から過去1年前までの期間内に1回以上出走のJRA所属の競走馬及び外国調教馬(8頭まで)。

負担重量は、ハンデキャップである。

小倉大賞典 歴史

1967年 – 小倉競馬場の芝1800mの4歳(現3歳)以上のハンデキャップの重賞競走、小倉大賞典として創設。
1968年 – 開催時期を4月に変更。それに伴い、出走条件が5歳(現4歳)以上に変更。
1969年
開催時期を9月に変更。それに伴い、出走条件が4歳(現3歳)以上に変更。
小倉競馬場の改修工事により阪神競馬場でセントウルステークスの名称で芝1900mで施行。
武邦彦が騎手として史上初の連覇。
1970年 – 開催時期を2月に変更。それに伴い、出走条件が5歳(現4歳)以上に変更。
1971年 – 開催時期を4月に変更。
1972年 – 開催時期を7月に変更。それに伴い、出走条件が4歳(現3歳)以上に変更。
1973年 – 開催時期を4月に変更。それに伴い、出走条件が5歳(現4歳)以上に変更。
1978年 – 優勝馬に福岡県知事賞が寄贈されることになる。
1982年 – 小倉競馬場の改修工事により、阪神競馬場の芝2000mの4歳(現3歳)以上の出走条件で7月に開催。
1984年 – グレード制施行によりGIIIに格付け。
1987年 – 開催時期を2月に変更。

1988年
トウショウレオが史上初の連覇
田島良保が騎手として2人目の連覇。
鶴留明雄が調教師として史上初の連覇。
1998年
開催時期を4月に変更。
小倉競馬場の改修工事により中京競馬場の芝1800mで施行。

1999年
混合競走に指定(但し、2000年まで)。
小倉競馬場の改修工事により中京競馬場の芝1800mで施行。
2000年 – 開催時期を2月に変更。
2001年 – 馬齢表示の国際基準への変更に伴い、出走条件が「5歳以上」から「4歳以上」に変更。
2005年 – 混合競走に再び指定。
2007年 – 国際セリ名簿基準委員会(ICSC)の勧告に伴う競走格付けの変更により、重賞格付け表記をJpnIIIに変更。

2008年
アサカディフィートが史上2頭目の連覇達成、史上初となる10歳馬のJRA平地重賞優勝の記録樹立。
鶴留明雄が調教師として史上2度目の連覇。
2009年 – 混合競走から国際競走に変更され、外国調教馬は8頭まで出走可能となるのに伴い、重賞格付け表記をGIIIに戻す。

2010年
中京競馬場が改修工事に入るための開催日程変更(例年1・2月の小倉開催と例年12月の中京開催の入れ替え)に伴う振替開催により中京競馬場の芝1800mで施行。
2位入線のマイネルスターリーが進路妨害により5着に降着。
スターティングゲートの誤作動により、ドリームサンデーが放馬。競走除外には至らなかったものの、発走時刻が8分遅れた。

小倉大賞典 歴代優勝馬

回数   施行日 優勝馬     性齢 勝時計 優勝騎手 管理調教師 馬主
第1回 1967年8月20日 クリバツク 牡3 1:50.6 田島良保 谷八郎 有馬静雄
第2回 1968年4月21日 アトラス 牡4 1:50.9 武邦彦 戸山為夫 松岡重雄
第3回 1969年9月7日 ダイイチオー 牡4 1:57.7 武邦彦 高橋直三 上田正次
第4回 1970年2月22日 ウチュウオー 牡4 1:50.2 大根田裕也 梅内慶蔵 工藤玄治
第5回 1971年4月11日 ビーティーエイト 牡4 1:51.6 四位満教 柳田次男 梶原重雄
第6回 1972年7月23日 フェロースピード 牡3 1:50.2 武邦彦 服部正利 堀内正男
第7回 1973年4月15日 シバタケ 牡4 1:54.0 高崎詠三郎 橋本正晴 内芝伝一
第8回 1974年4月14日 ノボルトウコウ 牡5 1:50.9 安田富男 加藤朝治郎 渡辺喜八郎
第9回 1975年4月13日 ロッコーイチ 牡5 1:52.4 河内洋 服部正利 水上力夫
第10回 1976年4月4日 グレイトファイター 牡4 1:49.8 久保一秋 吉永猛 小山伸彦
第11回 1977年4月17日 アランフェス 牝4 1:54.5 伊藤清章 伊藤修司 (有)荻伏牧場
第12回 1978年4月9日 ミヤジマレンゴ 牡5 1:49.9 武田悟 夏村辰男 曽我薫
第13回 1979年4月8日 アグネスプレス 牡4 1:51.8 須崎昇 久保道雄 渡辺孝男
第14回 1980年4月6日 グリーンダッシュ 牡4 1:54.3 牧野三雄 荻野光男 田上竹弘
第15回 1981年4月5日 ローベルギフト 牡4 1:54.4 安田隆行 松元省一 細川栄市
第16回 1982年7月25日 ニシノチェニル 牝4 2:03.1 岩元市三 長浜彦三郎 西山正行
第17回 1983年4月3日 スナークアロー 牡4 1:50.0 西浦勝一 柳田次男 杉本仙次郎
第18回 1984年4月1日 ヤマノシラギク 牝5 1:49.8 清水英次 大久保正陽 奥村啓二
第19回 1985年3月31日 グローバルダイナ 牝5 1:49.2 南井克巳 宇田明彦 (有)社台レースホース
第20回 1986年3月30日 マチカネイシン 牡4 1:50.7 河内洋 武田作十郎 細川益男
第21回 1987年2月22日 トウショウレオ 牡5 1:48.1 田島良保 鶴留明雄 トウショウ産業(株)
第22回 1988年2月21日 トウショウレオ 牡6 1:50.2 田島良保 鶴留明雄 トウショウ産業(株)
第23回 1989年2月19日 ダイカツケンザン 牡5 1:52.0 西浦勝一 福島勝 志賀泰吉
第24回 1990年2月18日 ミスターヤマノ 牡5 1:50.2 樋口弘 福永甲 山口久夫
第25回 1991年2月17日 レッツゴーターキン 牡4 1:49.6 小島貞博 橋口弘次郎 (株)日本ダイナースクラブ
第26回 1992年2月23日 ワイドバトル 騸5 1:49.7 土肥幸広 吉永猛 杉山弘
第27回 1993年2月21日 ワンモアラブウエイ 牝4 1:49.6 角田晃一 渡辺栄 松井一三
第28回 1994年2月20日 メイショウマリーン 牝6 1:50.2 田島信行 高橋直 松本好雄
第29回 1995年2月19日 メイショウレグナム 牡7 1:48.6 武豊 武邦彦 松本好雄
第30回 1996年2月18日 アラタマワンダー 牡7 1:47.8 安田康彦 新川恵 荒木みち
第31回 1997年2月16日 オースミマックス 牡6 1:48.4 菊沢隆徳 白井寿昭 山路秀則
第32回 1998年4月18日 サイレンススズカ 牡4 1:46.5 武豊 橋田満 永井啓弍
第33回 1999年4月17日 スエヒロコマンダー 牡4 1:46.4 藤田伸二 松元茂樹 (株)みどり住宅 
第34回 2000年2月6日 ジョービッグバン 牡5 1:48.0 山田和広 坪正直 上田けい子
第35回 2001年2月4日 ミスズシャルダン 牡6 1:49.5 M.デムーロ 加藤敬二 永井啓弍
第36回 2002年2月3日 タマモヒビキ 牡6 1:48.0 小原義之 小原伊佐美 タマモ(株)
第37回 2003年2月9日 マイネルブラウ 牡6 1:49.1 川島信二 安藤正敏 (株)サラブレッドクラブ・ラフィアン
第38回 2004年2月8日 メイショウバトラー 牝4 1:49.1 藤田伸二 高橋成忠 松本好雄
第39回 2005年2月6日 メイショウカイドウ 牡6 1:46.4 武豊 坂口正大 松本好雄
第40回 2006年2月4日 メジロマイヤー 牡7 1:47.2 川田将雅 田島良保 (有)メジロ牧場
第41回 2007年2月3日 アサカディフィート 騸9 1:46.8 小牧太 鶴留明雄 林順子
第42回 2008年2月9日 アサカディフィート 騸10 1:47.7 中舘英二 鶴留明雄 林順子
第43回 2009年2月7日 サンライズマックス 牡5 1:44.9 横山典弘 増本豊 松岡隆雄
第44回 2010年2月6日 オースミスパーク 牡5 1:47.2 藤岡康太 南井克巳 (株)オースミ
第45回 2011年2月5日 サンライズベガ 牡7 1:45.3 秋山真一郎 音無秀孝 松岡隆雄

過去10年のデータから根岸ステークスの馬券に絡む馬は・・・

第26回 根岸ステークスは、フェブラリーSへのステップレースですね。
過去10年のデータから、馬券になる馬を探ってみると、

・馬券になる馬は、5歳馬がダントツ35.1%の複勝率!

根岸ステークスには7歳以上の馬の出走も多いですが、優勝はともに7歳の2003年のサウスヴィグラスと2006年のリミットレスビッドだけですね。
昨年は3着に8歳のダイショウジェットが入っています。

根岸ステークス 年齢別成績(過去10年)

年齢 成績     勝率 連対率 3着内率
4歳 2-1-1-33 5.4% 8.1% 10.8%
5歳 3-7-3-24 8.1% 27.0% 35.1%
6歳 3-2-2-29 8.3% 13.9% 19.4%
7歳 2-0-0-23 8.0% 8.0% 8.0%
8歳 0-0-3-8 0% 0% 27.3%
9歳以上 0-0-1-10 0% 0% 9.1%


・前走1200mで走っている馬が馬券になります!

前走1200mの馬が5勝、2着4回の好成績ですね。

根岸ステークス 前走の距離別成績(東京競馬場で行われた過去9回)

前走の距離 成績      勝率 連対率 3着内率
1200m 5-4-2-38 10.2% 18.4% 22.4%
1400m 1-2-6-39 2.1% 6.3% 18.8%
上記以外の距離 3-3-1-37 6.8% 13.6% 15.9%


・根岸ステークス 3枠と8枠の馬は、馬券にならない!

枠番別成績(東京競馬場で行われた過去9回)

枠番 成績      勝率 連対率 3着内率
1枠 2-0-0-15 11.8% 11.8% 11.8%
2枠 1-2-2-12 5.9% 17.6% 29.4%
3枠 0-1-0-17 0% 5.6% 5.6%
4枠 3-0-0-15 16.7% 16.7% 16.7%
5枠 2-1-0-15 11.1% 16.7% 16.7%
6枠 1-3-2-11 5.9% 23.5% 35.3%
7枠 0-1-5-12 0% 5.6% 33.3%
8枠 0-1-0-17 0% 5.6% 5.6%


・3走前までに、単勝3~4番人気で、オープン特別またはJRAの重賞ならば2着以内、1600万クラスならば1着の
馬が馬券になっている!


3走前までに単勝3~4番人気で連対していた、根岸S連対馬

年度 着順 馬名         該当レース 単勝人気 着順
04年 1着 シャドウスケイプ 前々走 霜月S 3番人気 2着
05年 1着 メイショウボーラー 前走 ガーネットS 3番人気 1着
06年 2着 タイキエニグマ 3走前 神無月S(1600万) 4番人気 1着
07年 1着 ビッググラス 前々走 アクアルミナスS(1600万) 4番人気 1着
08年 2着 タイセイアトム 前走 ガーネットS 3番人気 1着
09年 1着 フェラーリピサ 前走 エルムS 3番人気 1着
2着 ヒシカツリーダー 3走前 アクアラインS(1600万) 4番人気 1着
10年 1着 グロリアスノア 前走 エニフS 3番人気 1着
11年 1着 セイクリムズン 前走 カペラS 3番人気 1着
2着 ダノンカモン 3走前 武蔵野S 4番人気 2着


根岸ステークスの出走馬

馬名   性齢 負担重量 騎手 厩舎

エベレストオー牡5 56.0 三浦 高市
オオトリオウジャ牡6 56.0 クウィリ 牧浦
サクラシャイニー牡6 56.0 浜中 羽月
シルクフォーチュン牡6 57.0 藤岡康 藤沢則
セイクリムズン牡6 57.0 吉田隼 服部
セレスハント牡7 57.0 後藤 松永幹
ゼンノベラーノ牡5 56.0 北村宏 中竹
タイセイレジェンド牡5 56.0 内田博 矢作
ダイショウジェット牡9 56.0 柴山 大根田
ダノンカモン牡6 56.0 福永 池江
ティアップワイルド牡6 56.0 石橋脩 西浦
テスタマッタ牡6 58.0 岩田 村山
トウショウカズン牡5 56.0 田辺 領家
ヒラボクワイルド牡6 56.0 幸 大久龍
フェラーリピサ牡8 57.0 蛯名 白井
ブライトアイザック牡6 56.0 柴田善 菅原

京都牝馬ステークス

京都牝馬ステークスの基本情報

開催地 京都競馬場
施行時期 1月下旬 – 2月上旬
(原則2回京都2日目)
格付け GIII
1着賞金 3500万円
賞金総額 6660万円
距離 芝・外1600m
出走条件 サラブレッド系4歳以上牝馬(国際)

負担重量 別定
第1回施行日 1966年11月20日

京都牝馬ステークス(きょうとひんばステークス)は、京都競馬場の芝外回り1600mで開催される中央競馬の重賞(GIII)競走。

京都牝馬ステークス 概要

1966年に4歳(現3歳)以上の牝馬限定の別定の重賞競走、京都牝馬特別として創設、第1回は京都競馬場の芝2000mで施行された。
1968年から現在の芝外回り1600mに、また1983年には開催時期が変更され、出走資格も5歳(現4歳)以上となり現在と同じ条件となった。1984年には積雪の影響でダート1400mで施行された。

2001年から現在の京都牝馬ステークスに名称変更され、2005年には国際競走に指定された。
本競走の優勝馬には、ダイイチルビー、ノースフライトなど牡馬と争い短距離GI競走を制した馬がおり、ヴィクトリアマイルに続く古馬牝馬路線の開幕戦としてさらに重要性が増している。

出走資格は、サラ系4歳(旧5歳)以上のJRA所属の牝馬の競走馬及び外国調教馬(8頭まで)。
負担重量は、
日本馬は4歳は52kg、5歳以上は53kgを基本(開催日が2月2日以降の場合は4歳以上53kgを基本[註 1])とし、更に収得賞金額が1,600万円毎に1kg増

外国調教馬は4歳は54kg、5歳以上は55kgを基本とし、GI優勝馬は5kg増、GII優勝馬は3kg増、GIII優勝馬は1kg増。ただし2歳時の成績を除く。
以上のように課せられている。

^ 1,600m以下の競走のアローワンス([1]のアローワンスおよび南半球産馬の負担重量の減量についての項目参照)が1月は1kg、2月は0kgとなっている。開催日(天災地変その他やむを得ない事由により開催日の日取りを変更した場合における変更後の開催日を除く。)が2日以上連続する場合において、それらの開催日の最初の日とその他の日におけるアローワンスおよび南半球産馬の負担重量の減量が当該表に定めるところにより変更されることとなる場合については、当該最初の日現在における当該表による重量をもってそれらの開催日におけるアローワンスおよび南半球産馬の負担重量の減量とする。より、開催日が2月1日(2009年はこれに該当する)の場合でも前日の土曜日が1月31日と1月なのでアローワンスは1kg

京都牝馬ステークス 歴史

1966年 – 京都競馬場の芝2000mの4歳(現3歳)以上牝馬限定の別定の重賞競走、京都牝馬特別として創設。
1968年 – 施行距離を現在の芝外回り1600mに変更。
1976年 – 阪神競馬場の芝1600m[1]で施行。

1979年
京都競馬場の改修工事により中京競馬場の芝1800mで施行。
インターグロリアが史上初の連覇。
柳田次男が調教師として史上初の連覇。
1980年 – 京都競馬場の改修工事により阪神競馬場の芝1600m[1]で施行。

1983年 – 施行時期を1月末~2月始めに変更。それに伴い、出走条件も「4歳(現3歳)以上牝馬」から「5歳(現4歳)以上牝馬」に変更。
1984年
グレード制施行によりGIIIに格付け。
積雪の影響でダート1400mで施行。

1990年
阪神競馬場の改修工事による振替開催により阪神競馬場の芝1600m[1]で施行。
リキアイノーザンが史上2頭目の連覇。
清水出美が調教師として2人目の連覇。

1992年
混合競走に指定。
伊藤雄二が調教師として3人目の連覇。
1994年 – 京都競馬場の改修工事により阪神競馬場の芝1600m[1]で施行。

2001年
名称を現在の京都牝馬ステークスに変更。
馬齢表示の国際基準への変更に伴い、出走条件が「5歳以上牝馬」から「4歳以上牝馬」に変更。
2005年 – 混合競走から国際競走に変更され、外国調教馬は4頭まで出走可能となる。
2007年
日本のパートI国昇格に伴い、外国調教馬の出走枠が8頭に拡大。
岩田康誠が騎手として史上初の連覇。

京都牝馬ステークス 歴代優勝馬

回数    施行日 優勝馬     性齢 勝時計 優勝騎手 管理調教師 馬主
第1回 1966年11月20日 ミスハツライオー 牝4 2:07.8 柴田政見 柴田不二男 大久保常吉
第2回 1967年11月19日 マヤミドリ 牝3 2:04.4 坂田正行 吉田三郎 安庭和男
第3回 1968年11月24日 ヒロダイコク 牝3 1:37.9 武田悟 夏村辰男 前畑邦夫
第4回 1969年11月23日 リキリュウシンゲキ 牝3 1:40.6 久保敏文 伊藤修司 斎藤卯助
第5回 1970年11月1日 クニノハナ 牝3 1:37.2 目野哲也 内藤繁春 内藤博司
第6回 1971年10月31日 ヤマニビーナス 牝4 1:40.8 福永甲 諏訪佐市 北沢元男
第7回 1972年10月29日 セブンアロー 牝4 1:36.9 久保敏文 久保道雄 横矢三郎
第8回 1973年10月28日 レデースポート 牝3 1:39.4 武邦彦 稲葉幸夫 佐藤重治
第9回 1974年10月27日 アイテイシロー 牝3 1:37.4 柴田政人 久保田金造 西山牧場
第10回 1975年10月26日 カバリダナー 牝3 1:36.4 岡部幸雄 佐藤勝美 中川善作
第11回 1976年10月31日 グリーンファイト 牝4 1:36.7 福永洋一 坂口正二 佐々木剛
第12回 1977年10月30日 リネンジョオー 牝3 1:34.7 飯田明弘 戌亥信義 戸山光男
第13回 1978年10月29日 インターグロリア 牝4 1:36.5 福永洋一 柳田次男 松岡正雄
第14回 1979年10月28日 インターグロリア 牝5 1:48.0 樋口弘 柳田次男 松岡正雄
第15回 1980年10月26日 ハギノトップレディ 牝3 1:37.4 伊藤清章 伊藤修司 日隈広吉
第16回 1981年10月25日 ロイヤルスズラン 牝4 1:35.0 田島信行 服部正利 藤田浩
第17回 1982年10月31日 ミスラディカル 牝3 1:35.1 音無秀孝 田中良平 小田切有一
第18回 1983年1月30日 トーアミステリアス 牝4 1:36.9 斎藤博美 松永善晴 東亜駿馬(株)
第19回 1984年1月29日 カルストンダンサー 牝4 1:24.9 田島良保 橋口弘次郎 清水貞光
第20回 1985年1月27日 ファイアーダンサー 牝4 1:36.4 村本善之 小林稔 中井長一
第21回 1986年1月26日 ドミナスローズ 牝5 1:35.6 玉谷峰男 玉谷敬治 太田美津子
第22回 1987年2月1日 ポットテスコレディ 牝4 1:34.9 松永昌博 松永善晴 (有)ポット牧場
第23回 1988年1月31日 マヤノジョウオ 牝5 1:36.1 南井克巳 加藤敬二 田所祐
第24回 1989年1月29日 リキアイノーザン 牝4 1:35.5 本田優 清水出美 高山幸雄
第25回 1990年1月28日 リキアイノーザン 牝5 1:34.3 武豊 清水出美 高山幸雄
第26回 1991年1月27日 ダイイチルビー 牝4 1:34.8 河内洋 伊藤雄二 辻本春雄
第27回 1992年2月2日 スカーレットブーケ 牝4 1:34.8 千田輝彦 伊藤雄二 吉田勝己
第28回 1993年1月31日 ヌエボトウショウ 牝6 1:34.0 角田晃一 渡辺栄 トウショウ産業(株)
第29回 1994年1月30日 ノースフライト 牝4 1:36.8 武豊 加藤敬二 (有)大北牧場
第30回 1995年1月29日 システィーナ 牝6 1:33.3 中舘英二 境征勝 村上義勝
第31回 1996年1月28日 ショウリノメガミ 牝5 1:34.3 O.ペリエ 武邦彦 浅川吉男
第32回 1997年1月26日 エイシンバーリン 牝5 1:35.4 南井克巳 坂口正則 平井豊光
第33回 1998年1月31日 ビワハイジ 牝5 1:34.7 O.ペリエ 浜田光正 (有)ビワ
第34回 1999年1月30日 マルカコマチ 牝4 1:35.2 福永祐一 北橋修二 河長産業(株)
第35回 2000年1月30日 スティンガー 牝4 1:34.9 O.ペリエ 藤沢和雄 吉田照哉
第36回 2001年1月28日 グレイスナムラ 牝5 1:35.2 小林徹弥 目野哲也 奈村信重
第37回 2002年1月27日 ビハインドザマスク 牝6 1:36.0 福永祐一 北橋修二 (有)サンデーレーシング
第38回 2003年2月2日 ハッピーパス 牝5 1:34.6 O.ペリエ 藤沢和雄 (有)社台レースホース
第39回 2004年2月1日 チアズメッセージ 牝4 1:34.1 本田優 領家政蔵 北村キヨ子
第40回 2005年1月30日 アズマサンダース 牝4 1:35.0 藤岡佑介 藤岡健一 東哲次
第41回 2006年1月29日 マイネサマンサ 牝6 1:33.5 岩田康誠 中村均 (株)サラブレッドクラブ・ラフィアン
第42回 2007年1月28日 ディアデラノビア 牝5 1:33.0 岩田康誠 角居勝彦 (有)キャロットファーム
第43回 2008年2月3日 アドマイヤキッス 牝5 1:36.0 安藤勝己 松田博資 近藤利一
第44回 2009年2月1日 チェレブリタ 牝4 1:35.1 武豊 荒川義之 (有)三嶋牧場
第45回 2010年1月31日 ヒカルアマランサス 牝4 1:36.4 M.デムーロ 池江泰郎 髙橋京子
第46回 2011年1月30日 ショウリュウムーン 牝4 1:33.7 浜中俊 佐々木晶三 上田亙

根岸ステークス

根岸ステークスの基本情報

開催地 東京競馬場
施行時期 1月下旬 – 2月上旬
(原則1回東京2日目)
格付け GIII
1着賞金 3500万円
賞金総額 6660万円
距離 ダート1400m
出走条件 サラブレッド系4歳以上(国際)(指定)

負担重量 グレード別定(本文に記載)
第1回施行日 1987年11月8日(重賞格上)

根岸ステークス(ねぎしステークス)は東京競馬場のダート1400メートルで開催される中央競馬の重賞(GIII・統一GIII)競走。正賞は全国公営競馬馬主連合会会長賞、地方競馬全国協会理事長賞。競走名はかつて横浜競馬場のあった神奈川県横浜市の地名に由来するものである。現在、横浜競馬場跡地には根岸森林公園・根岸競馬記念公苑等が設けられている。

根岸ステークス 概要

東京競馬場のダート1400mの4歳(現3歳)以上の混合の別定のオープン特別競走「根岸ステークス」として施行されたのが始まり。
1987年に重賞に昇格すると共にGIIIに格付けされる。重賞競走になると当時の中央競馬においてサラ系の古馬のダート重賞は4競走(他にフェブラリーハンデキャップ・札幌記念・ウインターステークス)しかなかったため、当競走はダート重賞でも古い部類の重賞であり、また当時は中央競馬・地方競馬間の交流が活発で無かったことから中央所属のダート適性馬にとっては貴重な舞台であった。

1990年からは1200mに距離が短縮された。当初は11月に施行されていたが、2001年より距離が再び1400mに戻されるとともに施行時期が1月末 – 2月始めに移り、フェブラリーステークスの前哨戦として位置付けられた。
1994年から2000年まで中日新聞東京本社から社杯が提供され、「東京中日スポーツ杯根岸ステークス」として施行されていた(2001年より東京中日スポーツ杯は武蔵野ステークスに移された)。

出走資格はサラ系4歳(旧5歳)以上のJRA所属の競走馬、地方所属の競走馬(4頭まで)及び外国調教馬(8頭まで)。
負担重量は4歳は55kg、5歳以上は56kg(開催日が2月2日以降の場合は4歳以上56kg[1])、牝馬は2kg減を基本とし、
施行日当日から1年前の開催週以降のGI競走(牝馬限定競走を除く)1着馬は3kg増

施行日当日から1年前の開催週以降の牝馬限定GI競走またはGII競走(牝馬限定競走を除く)1着馬は2kg増
施行日当日から1年前の開催週より過去のGI競走(牝馬限定競走を除く)1着馬は2kg増
施行日当日から1年前の開催週以降の牝馬限定GII競走またはGIII競走(牝馬限定競走を除く)1着馬は1kg増
施行日当日から1年前の開催週より過去の牝馬限定GI競走またはGII競走(牝馬限定競走を除く)1着馬は1kg増
以上のように斤量が課せられる。ただし2歳時の成績を除く。

^ 1,600m以下の競走のアローワンス([1]のアローワンスおよび南半球産馬の負担重量の減量についての項目参照)が1月は1kg、2月は0kgとなっている。開催日(天災地変その他やむを得ない事由により開催日の日取りを変更した場合における変更後の開催日を除く。)が2日以上連続する場合において、それらの開催日の最初の日とその他の日におけるアローワンスおよび南半球産馬の負担重量の減量が当該表に定めるところにより変更されることとなる場合については、当該最初の日現在における当該表による重量をもってそれらの開催日におけるアローワンスおよび南半球産馬の負担重量の減量とする。より、開催日が2月1日(2009年はこれに該当する)の場合でも前日の土曜日が1月31日と1月なのでアローワンスは1kg

根岸ステークス 歴史

1986年以前 – 東京競馬場の4歳(現3歳)以上の混合の別定のダート1400mのオープン特別競走「根岸ステークス」として施行。
1987年 – 東京競馬場の4歳(現3歳)以上の別定のダート1400mの重賞(GIII)競走「根岸ステークス」として創設。
1990年
混合競走に指定。
施行距離をダート1200mに変更。
1994年 – 岡部幸雄が騎手として史上初の連覇。
1996年 – 指定交流競走に指定され、地方馬は5頭まで出走可能となる。

1998年
ダートグレード格付け委員会にGIII(統一GIII)に格付け。
負担重量をグレード別定に変更。
ワシントンカラーが史上初の連覇。
柴田善臣が騎手として史上2人目の連覇。
松山康久が調教師として史上初の連覇。

2001年
施行時期を1月末 – 2月始めに変更。
施行距離をダート1400mに戻す。
地方馬の出走枠が5頭から4頭に削減。
2003年
東京競馬場の改修工事により中山競馬場のダート1200mで施行。
サウスヴィグラスが史上2頭目の連覇。
柴田善臣が騎手として史上初の2度目の連覇。
高橋祥泰が調教師として史上2人目の連覇。
2005年 – 混合競走から国際競走に変更され、外国調教馬は4頭まで出走可能となる。

2007年
日本のパートI国昇格に伴い、外国調教馬の出走枠が8頭に拡大。
施行日当日から過去1年以上前の重賞競走および牝馬限定重賞競走優勝馬の負担重量を軽減。
2008年 – 2月3日の開催予定が降雪による当日の第1回東京競馬2日目の全競走が中止のため、翌4日に順延して代替開催される(発走時刻変更)。
2009年 – 岩田康誠が騎手として史上3人目の連覇。

2012年
JRA2連福対象競走に指定。
「近代競馬150周年記念」の副称を付けて施行。

根岸ステークス オープン特別

施行日        優勝馬 性齢 勝時計 優勝騎手 管理調教師 馬主
1984年11月4日 ビゼンエイコー 牡3 1:23.6 蛯沢誠治 橋本輝雄 藤田正蔵
1985年11月3日 ニッソウアンケー 牝4 1:24.3 中野渡清一 畠山重則 赤松繁行
1986年11月2日 コクサイクラウン 牡4 1:23.4 柴田政人 稗田敏男 芦部博子

根岸ステークス 重賞格付け以後

回数 施行日        優勝馬 性齢 勝時計 優勝騎手 管理調教師 馬主
第1回 1987年11月8日 グレースシラオキ 牝3 1:23.4 蛯沢誠治 清水美波 平野井昌弘
第2回 1988年11月6日 ウィニングスマイル 牡5 1:24.4 田村正光 矢野照正 白井フサ
第3回 1989年11月5日 ダイナレター 牡5 1:23.8 杉浦宏昭 二本柳俊夫 (有)社台レースホース
第4回 1990年11月3日 エーコートランス 牡6 1:10.0 大崎昭一 安田伊佐夫 池内賢市
第5回 1991年11月2日 トモエリージェント 牡3 1:11.0 根本康広 橋本輝雄 岡本利彦
第6回 1992年11月7日 ハッピィーギネス 牡6 1:10.0 柴田善臣 西塚安夫 佐野順子
第7回 1993年11月6日 プロストライン 牡4 1:12.3 岡部幸雄 松山康久 (有)社台レースホース
第8回 1994年11月5日 フジノマッケンオー 牡3 1:10.9 岡部幸雄 中村好夫 中村寛俊
第9回 1995年11月4日 ヤングエブロス 牝3 1:10.9 橋本広喜 柳田次男 梶原重雄
第10回 1996年11月2日 ストーンステッパー 牡3 1:10.6 熊沢重文 目野哲也 小川勲
第11回 1997年11月9日 ワシントンカラー 牡3 1:11.2 柴田善臣 松山康久 (株)テンジン
第12回 1998年11月15日 ワシントンカラー 牡4 1:10.5 柴田善臣 松山康久 (株)テンジン
第13回 1999年11月14日 セレクトグリーン 牡4 1:09.2 田中勝春 音無秀孝 (株)グリーンファーム
第14回 2000年11月12日 ブロードアピール 牝6 1:10.1 武幸四郎 松田国英 金子真人
第15回 2001年1月29日 ノボトゥルー 牡5 1:22.1 O.ペリエ 森秀行 (有)池ばた
第16回 2002年1月26日 サウスヴィグラス 牡6 1:22.8 柴田善臣 高橋祥泰 南波壽
第17回 2003年2月1日 サウスヴィグラス 牡7 1:10.4 柴田善臣 高橋祥泰 南波壽
第18回 2004年1月31日 シャドウスケイプ 牡5 1:24.0 江田照男 森秀行 飯塚知一
第19回 2005年1月29日 メイショウボーラー 牡4 1:23.0 福永祐一 白井寿昭 松本好雄
第20回 2006年1月29日 リミットレスビッド 牡4 1:23.7 内田博幸 加用正 (有)社台レースホース
第21回 2007年1月28日 ビッググラス 牡6 1:23.5 村田一誠 中尾秀正 坪野谷和平
第22回 2008年2月4日 ワイルドワンダー 牡6 1:22.7 岩田康誠 久保田貴士 草間庸文
第23回 2009年2月1日 フェラーリピサ 牡5 1:22.1 岩田康誠 白井寿昭 市川義美
第24回 2010年1月31日 グロリアスノア 牡4 1:23.7 小林慎一郎 矢作芳人 高野葉子
第25回 2011年1月30日 セイクリムズン 牡5 1:23.0 幸英明 服部利之 金田成基

根岸ステークスからのフェブラリーステークス優勝馬

フェブラリーステークスの前哨戦として施行されるようになったのは2001年からだが、2頭がフェブラリーステークスを制覇している。
回数 馬名 性齢 着順
第15回 ノボトゥルー 牡5 1着
第19回 メイショウボーラー 牡4 1着

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