投票券の発売形式
日本の公営競技における投票券はパリミュチュエル方式によって行われている。
投票券の発売単位
現在、各投票券の最低発売単位は100円である。これは「1枚は10円」であるが「10枚分以上を1枚で代表する投票券を発売することができる」という各関連法に依拠している。
投票券の券面にも「1枚が10円」あるいは「表示の1枚は本来の1枚分10円を10枚束ねた100円相当」である旨が記載されている。
現在は1枚の紙に複数の投票が記載されているマルチ投票券が自動発券機で発売されている。
かつては1枚100円で1種類のみの投票券やそれを1000円単位にまとめた「特券(とっけん)」(現在でもわずかに聞かれる用語である)で発売されており、購入の際はそれぞれの買い目ごとに窓口が設定されていて購入者は必要に応じて複数の窓口を渡り歩いて購入していた。
高額配当となる投票券
倍率(オッズ)が100倍を超える投票券は100円に対する払戻金額が1万円を超えるため、以下のように呼ばれている。
競馬:万馬券(まんばけん)、略して万券(まんけん)とも言う。
競輪・オートレース:万車券(まんしゃけん)
競艇:万舟(まんしゅう)
投票券発売単位の例外
一部の発売所では、発売単位が500円や1000円などとなっている場合もある。
これは客の動線上便利な立地条件であり必然的に混雑が見込まれることに加え、発売所の売場面積が狭く収容人員が限られるため来客数を絞りたい場合や客が集中しやすいフロアの混雑を避けるためという理由があげられる[5]ほか、入居している建物の老朽化により改築(建て替え)を行う際、代替地が確保できない場合もある。
なお発売単位において「1点あたり500円以上100円単位」と表記されている場合は、購入する組番1点につき最低500円以上でなければ購入できない。
500円を超える場合は、100円ずつ加算できる。
また日本の中央競馬では混雑が予想されるクラシック競走や天皇賞(春・秋)、有馬記念などの主要レース開催日に一部のウインズ(場外発売所)で発売単位を切り上げたり、あるいは発売レース数を制限(後半6レースなど)する事例もある。
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投票券の正式名称および略称
各競技ごとの投票券には、以下のような正式名称および通称(略称)がある。
競技 正式名称 通称
競馬 勝馬投票券(かちうまとうひょうけん)[1] 馬券(ばけん)
競輪 勝者投票券(しょうしゃとうひょうけん) 車券(しゃけん)[2]
競艇 勝舟投票券(かちふねとうひょうけん) 舟券(ふなけん)[3]
オートレース 勝車投票券(かちぐるまとうひょうけん) 車券(しゃけん)
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日本の公営競技における投票券(とうひょうけん)とは各競技における競走対象の着順を予想して投票(購入)し、結果に即し配当を得るための券である。
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グリーンバーディー
セン8歳[外]鹿毛
父:キャットバード母:ミセススクイリオネア母父:ラストタイクーン血統
2003年10月31日生新国産
厩舎:C.ファウンズ生産者:ワカヌイスタッド社馬主:Rリー
本賞金:200,400,000円総賞金:200,400,000円障害本賞金:0円障害総賞金:0円附加賞:0円
平地重巧拙:--平地ダ巧拙:--障害重巧拙:--障害ダ巧拙:--
【トータル戦績】
1着2着3着着外勝率連対率
654230.1580.289
__【連対時脚質】
逃先差追
0000
【戦歴(全38走)】
年月日開催Rレース名頭枠馬人着騎手斤量距離コースタイム2M34前3F後3F差馬体重増減備考
2011/09/115阪神211セントウルステークス(G2)1534914アング58.01200m(芝)右内AM 1.08.7----101034.833.90.2504+29降着
2011/05/22新嘉坡-クリスフライヤー国際スプリント(G1)10---7プレブル57.01200m(芝)左 1.10.1----------.---.-1.0475 0
2011/03/26UAE-ドバイゴールデンシャヒーン(G1)9---4プレブル57.01200m(ダ)左 1.11.7----------.---.-0.5--- 0
2011/02/05香港-11---5モッセ57.01200m(芝)右 1.08.9----------.---.-0.2480-11
2011/01/16香港-8---7モッセ57.01000m(芝)直線 0.56.9----------.---.-0.4--- 0
2010/12/12香港-14---10ホワイト57.01200m(芝)右 1.09.3----------.---.-0.5--- 0
2010/10/034中山811スプリンターズステークス(G1)163617デュプ57.01200m(芝)右外CM 1.07.8--09101133.834.00.4488+4
2010/09/124阪神210セントウルステークス(G2)161122デュプ59.01200m(芝)右内AM 1.08.0----091234.633.40.0484+4
2010/05/16新嘉坡-クリスフライヤー国際スプリント(G1)10---1デュプ57.01200m(芝)左 1.09.6----------.---.-0.0--- 0
2010/05/01香港-スプリントC8---2プレブル56.01200m(芝)右 1.09.9----------.---.-0.1--- 0
2010/02/21香港-チェアマンズスプリントプライズ9---6ドゥル57.01200m(芝)右 1.09.6----------.---.-0.4--- 0
2010/01/31香港-センテナリースプリントC9---4ドゥル57.01000m(芝)直線 0.55.8----------.---.-0.5--- 0
2009/12/13香港-香港スプリント(G1)14---4ドゥル57.01200m(芝)右 1.09.4----------.---.-0.3--- 0
2009/03/15香港-クイーンズシルヴァージュビリー13---12マーウ57.01400m(芝)右 1.22.1----------.---.-1.1--- 0
2009/02/22香港-チェアマンズスプリントプライズ10---6スミヨン57.01200m(芝)右 1.09.9----------.---.-0.5--- 0
2009/01/24香港-スチュワーズC12---7ドゥル57.01600m(芝)右 1.34.1----------.---.-0.9--- 0
2008/12/14香港-香港スプリント(G1)13---2ドゥル57.01200m(芝)右 1.08.7----------.---.-0.1--- 0
2008/11/23香港-国際スプリントトライアル12---3ドゥル56.01200m(芝)右 1.08.2----------.---.-0.0--- 0
2008/10/26香港-プレミアシャティンヴァーズ14---1ドゥル54.51200m(芝)右 1.08.8----------.---.-0.0--- 0
2008/04/27香港-チャンピオンズマイル(G1)10---7プレブル57.01600m(芝)右 1.34.6----------.---.-1.1--- 0
2008/03/16香港-香港ダービー13---3ドゥル57.02000m(芝)右 2.02.0----------.---.-0.7--- 0
2008/02/17香港-香港ダービートライアル13---1ドゥル57.01800m(芝)右 1.48.6----------.---.-0.0--- 0
2008/01/20香港-香港クラシックマイル13---4ドゥル57.01600m(芝)右 1.34.6----------.---.-0.3--- 0
2007/12/09香港-香港スプリント(G1)13---7デット57.01200m(芝)右 1.09.4----------.---.-1.0--- 0
2007/11/25香港-シュヴァリエC14---8ダイ59.51400m(芝)右 1.22.2----------.---.-0.5--- 0
2007/10/01香港-ナショナルデイC13---6ボス53.01400m(芝)右 1.20.9----------.---.-0.2--- 0
2007/09/09香港-クラス1ハンデ11---3ダイ56.01200m(芝)右 1.08.8----------.---.-0.2--- 0
2007/06/24香港-クラス1ハンデ10---4ダイ57.01200m(芝)右 1.08.5----------.---.-0.5--- 0
2007/05/24香港-プレミアシャティンヴァーズ12---2ダイ53.51200m(芝)右 1.08.0----------.---.-0.3--- 0
2007/04/18香港-クラス1ハンデ12---1ダイ55.01200m(芝)右 1.09.5----------.---.-0.0--- 0
2007/03/31香港-クラス1ハンデ14---6ダイ57.01000m(芝)直線 0.55.5----------.---.-54.7--- 0
2006/11/04豪州-アスコットヴェールS(G1)11---4マカヴ55.51200m(芝)直線 1.10.5----------.---.-1.0--- 0
2006/10/14豪州-スキラッチS(G2)9---2シン52.01000m(芝)左 0.57.4----------.---.-0.2--- 0
2006/09/09豪州-デインヒルS(G3)13---8ブレアト55.01200m(芝)直線 1.10.9----------.---.-0.5--- 0
2006/08/19豪州-ヴェインS14---4ブレアト57.51100m(芝)左 1.04.2----------.---.-0.7--- 0
2006/05/13豪州-2歳ハンデ11---1マクロー57.01200m(芝)左 1.10.9----------.---.-0.0--- 0
2006/04/29豪州-2歳ハンデ7---3ブレアト58.01100m(芝)左 1.04.7----------.---.-0.4--- 0
2006/04/12豪州-2歳未勝利戦12---1ブレアト56.51000m(芝)左 0.57.8----------.---.-0.0--- 0
「R」の背景色:_良馬場_稍重馬場_重馬場_不良馬場
「着」の背景色:_1着_2着_3着_着外
【レース条件別成績】
コース1着2着3着着外勝率連対率
平地
芝右343150.1200.280
左31120.4290.571
ダ右00000.0000.000
左00010.0000.000
直線トータル00050.0000.000
障害トータル00000.0000.000
【馬場状態別成績】
コース1着2着3着着外勝率連対率
平地芝良453200.1250.281
稍重20110.5000.500
重00010.0000.000
不良00000.0000.000
ダ良00010.0000.000
稍重00000.0000.000
重00000.0000.000
不良00000.0000.000
障害良00000.0000.000
稍重00000.0000.000
重00000.0000.000
不良00000.0000.000
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ラッキーナイン
セン4歳[外]鹿毛
父:ドバウィ母:ビールジャント母父:グリーンデザート血統
2007年3月12日生愛国産
厩舎:C.ファウンズ生産者:ダーレー馬主:F&Mチャン
本賞金:146,300,000円総賞金:157,800,000円障害本賞金:0円障害総賞金:0円附加賞:312,000円
平地重巧拙:--平地ダ巧拙:--障害重巧拙:--障害ダ巧拙:--
【トータル戦績】
1着2着3着着外勝率連対率
76320.3890.722
__【連対時脚質】
逃先差追
0000
【戦歴(全18走)】
年月日開催Rレース名頭枠馬人着騎手斤量距離コースタイム2M34前3F後3F差馬体重増減備考
2011/09/115阪神211セントウルステークス(G2)1571352プレブル59.01200m(芝)右内AM 1.08.5----090434.633.90.0480-12
2011/04/25香港-チャンピオンズマイル(G1)14---2プレブル57.01600m(芝)右 1.34.7----------.---.-0.0--- 0
2011/03/06香港-クイーンズシルヴァージュビリー10---3プレブル57.01400m(芝)右 1.21.8----------.---.-0.1--- 0
2011/02/20香港-香港クラシックC12---2プレブル57.01800m(芝)右 1.48.2----------.---.-0.2--- 0
2011/01/23香港-香港クラシックマイル12---1プレブル57.01600m(芝)右 1.34.2----------.---.-0.0--- 0
2010/12/12香港-香港スプリント(G1)14---7モッセ57.01200m(芝)右 1.09.2----------.---.-0.4--- 0
2010/11/21香港-ジョッキークラブスプリント(G2)12---6モッセ56.01200m(芝)右 1.09.1----------.---.-0.3--- 0
2010/10/01香港-ナショナルデイC14---1プレブル52.01400m(芝)右 1.20.4----------.---.-0.0--- 0
2010/09/05香港-クラス1ハンデ11---1プレブル54.01200m(芝)右 1.09.0----------.---.-0.0--- 0
2010/07/01香港-クラス1ハンデ13---1ホー51.01400m(芝)右 1.21.8----------.---.-0.0--- 0
2010/06/12香港-クラス1ハンデ12---2ユン49.01200m(ダ)右 1.08.3----------.---.-0.2--- 0
2010/06/06香港-クラス3ハンデ12---1ホー53.51200m(ダ)右 1.08.1----------.---.-0.0--- 0
2010/05/16香港-クラス3ハンデ12---1ホー51.01200m(芝)右 1.09.9----------.---.-0.0--- 0
2010/03/28香港-クラス3ハンデ13---2スボリ55.51200m(芝)右 1.10.0----------.---.-0.2--- 0
2010/03/14香港-クラス3ハンデ14---3スボリ54.51200m(芝)右 1.10.3----------.---.-0.4--- 0
2009/10/18愛国-2歳未勝利戦14---1ヘイズ57.01200m(芝)直線 1.12.9----------.---.-0.0--- 0
2009/10/09愛国-2歳未勝利戦14---3スマレン58.51400m(ダ)左 1.26.4----------.---.-0.2--- 0
2009/09/25愛国-2歳未勝利戦14---2スマレン56.01200m(ダ)左 1.12.2----------.---.-0.3--- 0
「R」の背景色:_良馬場_稍重馬場_重馬場_不良馬場
「着」の背景色:_1着_2着_3着_着外
【レース条件別成績】
コース1着2着3着着外勝率連対率
平地
芝右54220.3850.692
左00000.0000.000
ダ右11000.5001.000
左01100.0000.500
直線トータル10001.0001.000
障害トータル00000.0000.000
【馬場状態別成績】
コース1着2着3着着外勝率連対率
平地芝良54220.3850.692
稍重10001.0001.000
重00000.0000.000
不良00000.0000.000
ダ良12100.2500.750
稍重00000.0000.000
重00000.0000.000
不良00000.0000.000
障害良00000.0000.000
稍重00000.0000.000
重00000.0000.000
不良00000.0000.000
カテゴリ : 競馬用語&競走馬, 競馬用語&競走馬 ら行
有名馬と主戦騎手
クリフジ:前田長吉
タマツバキ:土門健司
トキノミノル:岩下密政
ダイナナホウシユウ:上田三千夫
ハクチカラ、ハクシヨウ:保田隆芳
ヒカルメイジ:蛯名武五郎
コダマ、シンザン:栗田勝
ヒカルポーラ、リキエイカン:高橋成忠
キタノダイオー、ニッポーテイオー、レジェンドテイオー:郷原洋行
キーストン:山本正司
カネケヤキ、スピードシンボリ:野平祐二
ダイシンボルガード:大崎昭一
タニノムーティエ:安田伊佐夫
ヒカルイマイ:田島良保
タニノチカラ:田島日出雄
ハイセイコー、ダイナガリバー:増沢末夫
イシノヒカル、クライムカイザー:加賀武見
ナスノチグサ、タカツバキ、タケフブキ、タケホープ:嶋田功
ナオキ:佐々木昭次
ロングエース、キタノカチドキ:武邦彦
テスコガビー、カブラヤオー:菅原泰夫
エリモジョージ、インターグロリア:福永洋一
リニアクイン、ミヤマポピー:松田幸春
ホクトボーイ、ヒメカップ、マーチス:久保敏文
テンポイント:鹿戸明
トウショウボーイ:池上昌弘(初代)、福永洋一(2代)、武邦彦(3代)
マルゼンスキー:中野渡清一
サクラショウリ、サクラチヨノオー:小島太
シービークロス、ミスターシービー、モンテプリンス:吉永正人
シンボリルドルフ、ビワハヤヒデ、タイキシャトル:岡部幸雄
ミホシンザン、ウイニングチケット:柴田政人
メジロラモーヌ、アグネスタキオン:河内洋
サッカーボーイ:内山正博(初代)、河内洋(2代)
タマモクロス、ナリタブライアン:南井克巳
アイネスフウジン:中野栄治
ポットテスコレディ、ナイスネイチャ:松永昌博
キングスポイント、ミホノブルボン、チョウカイキャロル、タヤスツヨシ:小島貞博
ライスシャワー、グラスワンダー:的場均
マックスビューティ、マヤノトップガン、フラワーパーク:田原成貴
タレンティドガール、スズパレード:蛯沢誠治
サニーブライアン:大西直宏
テイエムオペラオー:和田竜二
スティルインラブ、ブルーコンコルド:幸英明
ナリタトップロード:渡辺薫彦
ラインクラフト、シーザリオ、エイシンプレストン:福永祐一
スーパークリーク、ディープインパクト、スペシャルウィーク:武豊
ゴールドシチー、テイエムオーシャン、カワカミプリンセス:本田優
メイショウサムソン:石橋守
ヒシアマゾン:中館英二
メジロドーベル:吉田豊
セイウンスカイ:横山典弘
ダイワメジャー、ダイワスカーレット:安藤勝己
ヒシミラクル:角田晃一
ウオッカ:四位洋文(初代)、武豊(2代)
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- 主な厩舎とその主戦騎手
久保田貴士:蛯名正義、田辺裕信
国枝栄:後藤浩輝
昆貢:四位洋文、柴原央明、松田大作、藤田伸二
佐々木晶三:佐藤哲三
鮫島一歩:安藤勝己
白井寿昭:岩田康誠
角居勝彦:クリストフ・ルメール、岩田康誠、四位洋文
友道康夫:岩田康誠、福永祐一
橋口弘次郎:上村洋行、小牧太、武豊(以前は大崎昭一)
藤沢和雄:北村宏司、横山典弘(以前は岡部幸雄)
藤原英昭:岩田康誠、福永祐一、藤田伸二
松田博資:安藤勝己
音無秀孝:北村友一、川田将雅
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主戦騎手の具体例
トップジョッキーになると自分が主戦騎手を務める競走馬が同じ競走で出走することもある。
当然、この場合はどちらかを選択する必要があるが、過去にあった例として、1998年の毎日王冠(GII)で的場均が主戦騎手を務めるグラスワンダーとエルコンドルパサーが出走した。的場は悩みに悩みぬいた末、グラスワンダーに騎乗することを選択した。
結果はグラスワンダーが5着、エルコンドルパサーは蛯名正義に乗り替わって2着だった。
しかしその後、グラスワンダーはその年の有馬記念、さらに翌年は宝塚記念、有馬記念に勝利しグランプリ3連覇を達成。
エルコンドルパサーは毎日王冠以降は蛯名が主戦騎手を務めることになり、日本の3歳馬としては初のジャパンカップ制覇や海外に拠点を移して凱旋門賞で2着に健闘するなど大活躍した。ただ、グラスワンダーの現役最後の引退レースは蛯名が騎乗している。
現在では武豊が主戦騎手を務める競走馬が、複数GI競走に出走することがよくある。1998年の宝塚記念でのエアグルーヴとサイレンススズカの選択や、1997年の有馬記念でのマーベラスサンデーとエアグルーヴとの選択、2006年の皐月賞でのアドマイヤムーンとフサイチジャンクの選択などがある(いずれの競走も前競走馬に騎乗した)。
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主戦騎手(しゅせんきしゅ)とは、競馬における1頭の競走馬の専属騎手を指す用語。
主戦と簡略することもある。主戦騎手といっても、海外遠征やGI競走などで他の競走馬の主戦騎手として騎乗することもあり、騎手が必ずその競走馬に騎乗するわけではない。
主戦騎手からみてその馬を「お手馬」という。
あるいは、ある厩舎で主に騎乗する騎手を、(その厩舎の)主戦騎手と呼ぶ場合もある。
以前は、厩舎所属の騎手が、その厩舎の有力馬に騎乗するケースがほとんどだったことから、(平場オープンなどで見習騎手が乗ることに対して)常に騎乗する騎手を主戦騎手と言っていた。
特殊な例としては、馬主が、馬の所属厩舎に関係なく、特定の騎手に騎乗依頼を行うことがあった。
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風のシルフィードの時代背景
連載が終了する1993年まで、海外のグレード競走(GI・GII・GIII)を勝った日本調教馬はおらず、作中で菊地もそのように言及している。そして、シルフィードがGIIIのドーヴィル大賞典で日本調教馬として海外グレード競走の初勝利を挙げたことになっている。
なお、実際に海外のグレード競走で初めて勝った馬は、1995年の香港国際カップに勝利したフジヤマケンザンで、そのときの騎手は蛯名正義であった。また、グレード制導入前に遡れば、1959年にハクチカラが勝利したワシントンバースデーハンデキャップが、日本調教馬による海外重賞初勝利である。
連載開始当初、マキシマムはせり市で3億円という実際の競馬界でも最高額となる金額で落札されたが、連載中に現実の競馬界では3億5000万円という高値で取引されたサンゼウスが登場した。これを意識してか、作中でもサンアドニスという高額取引馬が登場し、キュータと新馬戦で対決している。
同一年の菊花賞終了後から有馬記念のファン投票の間まで、菊地厩舎陣営の“調教師や騎手が、その年の秋の天皇賞優勝馬(ヒヌマボーク)のことを知らなかった”という現実にはあり得ない設定が、競馬にある程度の知識がある読者から本作品が批判を受ける原因の一つとなっている。
これは、ファン投票選出1位のヒヌマボークに投票しているファンよりも、現場に近い立場の競馬関係者の方が状況を把握していないということで、本来、競馬関係者ならば、数多くある下級条件馬ならともかく、GI優勝馬を知らないはずがないということである。
また、騎手・島村のヒヌマボークに騎乗することになるエピソード(勝利数が不足している場合、GIレースの出走条件となる実際のルールを無視している状況)を含め、ストーリーの構成上仕方の無い設定とも言える。
少年マガジンの対象読者層が競馬に携わることがほとんどない少年である関係上、競馬を知らない読者にも分かりやすく配慮したという擁護意見もあるが、一方で、そういう配慮の必要性は認めながらも、競馬界の人間があまりにも内部のことを知らなすぎると捉えざるを得ない演出に疑問を呈する人もいる。
この他、「馬の鞍傷に塩を塗りこむ」といった現実の競走馬を扱う上では有り得ないかけ離れた表現などが、続編にあたる蒼き神話マルスにも共通して多数見られるが、上記のような背景もあり、また馬が喋りこそしないものの過度な感情表現を行うといった描写からも、そもそも純粋な競馬漫画というよりは競馬という舞台を借りたスポ根マンガとして制作されたものでは、という見方も存在するし、実際にマルス連載直前時に掲載された週刊Gallopのインタビューで作者自身「シルフィードを連載してた当時は競馬の事をほとんど知らなかった。無茶苦茶なエピソードもあるけど、競馬漫画ではなくスポ根物の漫画として読んで欲しい」と語っている。
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