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カンパニー

カンパニー

2008年6月29日 阪神競馬場
英字表記	Company
性別	牡
毛色	鹿毛
生誕	2001年4月24日(10歳)
父	ミラクルアドマイヤ
母	ブリリアントベリー
母の父	ノーザンテースト
生国	 日本(北海道早来町)
生産	ノーザンファーム
馬主	近藤英子
調教師	音無秀孝(栗東)
主戦騎手	柴原央明
→安藤勝己
→福永祐一
→横山典弘
競走成績
生涯成績	35戦12勝
獲得賞金	9億3969万8000円
WTRR	T/I122-2009年

カンパニーの主な勝ち鞍は2009年の天皇賞(秋)、マイルチャンピオンシップ。馬名は会社の英語訳(Company)から[1]。父・ミラクルアドマイヤ、母・ブリリアントベリーとも本馬の馬主である近藤英子が所有していた。

カンパニー 戦績

カンパニー 3~6歳
2004年、3歳の時にデビュー。デビュー戦となった同年1月17日の京都第5競走(新馬戦)を勝利で飾ると、きさらぎ賞7着の後に2連勝しオープンクラスに上がる。ラジオたんぱ賞でも2着に食い込み、秋でも古馬相手に京阪杯で2着になるなどの活躍を見せた。
2005年、4歳になって初戦の中山記念を2着と好走。その後3戦は惨敗続きで勝ち星を挙げる事ができなかったが、前年惜敗した京阪杯を1番人気で制して悲願の重賞初勝利を挙げ、この年を終えた。
2006年、5歳になると初戦の中山記念を4着と良いスタートではなかったものの、産経大阪杯を制し重賞2勝目を挙げる。しかしその後4戦は展開不向きやレース中の不利続きでこの年は1勝しかできなかった。
6歳になった2007年、休み明けの関屋記念を圧勝し重賞3勝目を挙げ、8月30日に発表された重賞・オープン特別競走レーティングでは111ポンドの評価が与えられた。その後は天皇賞(秋)に出走。道中は中団に位置し、直線では馬群の間を割って伸びてきたが不利を受け3着に敗れた。なお第1希望で香港カップ、第2希望で香港マイルに予備登録を行っていたが回避しマイルチャンピオンシップに3番人気出走したがメンバー最速の上がり3ハロンのタイム、33.7秒で走ったものの5着に敗れた。

カンパニー 7歳
2008年、7歳の初戦は東京新聞杯に出走するも4着に敗れた。続く中山記念、マイラーズカップでは鞍上に横山典弘を迎えそれまでの追い込み策から先行策に脚質転換し重賞連勝を飾った。マイラーズカップ後はグリーンウッドに短期放牧に出され、5月25日に帰厩した。次走は安田記念への出走登録を行っていたが6月1日の朝に目に外傷を負ったことが判明したために万全の状態で出走できないと陣営が判断し、安田記念を回避することが同日発表された。
秋の始動は毎日王冠から。しかし放牧から帰ってきた際に大幅に体重を落としていたことで調整に苦慮し、結果は2年前と同じ5着に敗れた。その後は予定通り天皇賞(秋)に出走。近走の戦績不振や7歳という年齢もあり11番人気と低評価であった。レースではスタートで行き脚がつかなかった為、道中最後方からの追い込み策をとる。4コーナーからは馬群を縫って猛追し決勝線手前では勝ち馬ウオッカらに迫る勢いを見せるも及ばず4着に敗れた。しかし走破時計はレースレコードと同タイム(1分57秒2)、上がり3ハロンはメンバー中最速の33.5秒と健在ぶりをアピールした。その後、マイルチャンピオンシップに出走したが4着に終わった。

カンパニー 8歳
2009年11月1日、天皇賞(秋)


2009年11月22日、マイルチャンピオンシップ
2009年、3月1日の中山記念に出走、小雨が降る中、キングストレイルをゴール前で抜き、ドリームジャーニーの追走を抑えて前年に続く2年連続優勝。その後、連覇をかけてマイラーズカップに出走。後方からレースを進め、直線で猛追するも届かず2着となり、惜しくも連覇はならなかった。そして、本番の安田記念では後方からレースを進めたが、先頭を捉えるまでには至らず人気通りの4着に終わった。続く第50回宝塚記念では横山がスクリーンヒーローに騎乗するため岩田康誠にテン乗りとなった。レースでは先行したものの、最後の直線で伸び切れず4着に敗れた。
秋の始動は2008年と同様に毎日王冠から。ただし前年と異なり放牧先から体調を崩して戻って来ることはなく調整は順調に進み、当日の馬体重は宝塚記念時よりマイナス4キロで出走となった。レースでは逃げるウオッカをマークする格好で内ラチ沿いを進む。直線を向きスパートを開始すると上がり3ハロン33.0秒の末脚を繰り出し、逃げ足粘るウオッカをゴール前で交わして重賞7勝目となる勝利を挙げた。秋2戦目は11月1日の天皇賞(秋)に出走となった。レースでは道中は中団につけ第4コーナーで7番手ぐらいの位置から差をつめ、残り1ハロンで先頭に立つとそのままゴールイン。重賞8勝目にして初のGI競走制覇を果たした。8歳馬による平地GI競走制覇はJRAでは史上初となった[1]。
11月12日にマイルチャンピオンシップを最後に引退し、翌年から種牡馬入りすることが発表された[2]。繋養先は社台スタリオンステーション[2]。現役最終レースのマイルチャンピオンシップは馬場の中央から抜け出して先頭に立つと追うマイネルファルケを1馬身半抑えて優勝、GI2勝目を挙げ有終の美を飾った。
8歳馬として史上初めて平地競走のGI制覇を称えられ、JRA賞特別賞を受賞した。

カンパニー 競走成績
年月日	競馬場	競走名	格	頭数	枠番	馬番	オッズ	(人気)	着順	騎手	斤量	距離(馬場)	タイム(上り3F)	タイム差	勝ち馬/(2着馬)
2004.	1.	17	京都	3歳新馬		8	8	8	5.1	(3人)	1着	柴原央明	55	芝1600m(良)	1.39.3(34.5)	-0.2	(ロードマジシャン)
2.	15	京都	きさらぎ賞	GIII	14	7	12	32.5	(6人)	7着	小牧太	56	芝1800m(良)	1.49.3(36.2)	1.3	マイネルブルック
3.	6	中京	あざみ賞		16	4	8	6.2	(2人)	1着	柴原央明	56	芝1800m(良)	1.49.3(34.9)	0.0	(グレートベースン)
4.	18	中山	ベンジャミンS	OP	10	8	10	4.9	(3人)	1着	柴原央明	56	芝1800m(良)	1.47.3(34.1)	-0.2	(トーセンアルタイル)
7.	4	福島	ラジオたんぱ賞	GIII	15	3	4	4.0	(3人)	2着	柴原央明	56	芝1800m(良)	1.47.1(34.1)	0.0	ケイアイガード
10.	24	京都	菊花賞	GI	18	1	2	70.4	(11人)	9着	柴原央明	57	芝3000m(良)	3.06.3(35.4)	0.6	デルタブルース
11.	27	京都	京阪杯	GIII	17	5	10	6.8	(4人)	2着	安藤勝己	54	芝1800m(良)	1.46.5(32.8)	0.2	ダイワエルシエーロ
2005.	2.	27	中山	中山記念	GII	14	1	1	3.5	(2人)	2着	安藤勝己	56	芝1800m(良)	1.46.6(33.8)	0.1	バランスオブゲーム
4.	16	阪神	マイラーズC	GII	16	8	16	4.2	(2人)	4着	安藤勝己	57	芝1600m(良)	1.33.8(33.4)	0.3	ローエングリン
6.	5	東京	安田記念	GI	18	5	9	18.7	(11人)	5着	福永祐一	58	芝1600m(良)	1.32.6(34.3)	0.3	アサクサデンエン
10.	9	東京	毎日王冠	GII	17	8	16	6.1	(3人)	7着	福永祐一	57	芝1800m(良)	1.47.2(32.9)	0.7	サンライズペガサス
11.	26	京都	京阪杯	GIII	18	7	13	2.8	(1人)	1着	福永祐一	56	芝1800m(良)	1.44.8(33.9)	-0.6	(アサカディフィート)
2006.	2.	26	中山	中山記念	GII	12	7	9	5.3	(2人)	4着	福永祐一	57	芝1800m(重)	1:50.0(36.0)	1.1	バランスオブゲーム
4.	2	阪神	産経大阪杯	GII	12	5	5	7.7	(3人)	1着	福永祐一	57	芝2000m(重)	2.04.5(36.8)	-0.1	(マッキーマックス)
6.	4	東京	安田記念	GI	18	6	11	8.5	(6人)	11着	内田博幸	58	芝1600m(良)	1.33.8(34.8)	1.2	ブリッシュラック
6.	25	京都	宝塚記念	GI	13	6	9	39.7	(6人)	5着	福永祐一	58	芝2200m(稍)	2.14.1(35.8)	1.1	ディープインパクト
10.	8	東京	毎日王冠	GII	16	2	4	7.8	(4人)	5着	福永祐一	58	芝1800m(良)	1.45.7(34.0)	0.2	ダイワメジャー
10.	29	東京	天皇賞(秋)	GI	16	4	7	22.0	(9人)	16着	福永祐一	58	芝2000m(良)	2.01.4(35.9)	2.6	ダイワメジャー
2007.	8.	5	新潟	関屋記念	GIII	18	3	6	4.3	(1人)	1着	福永祐一	56	芝1600m(良)	1.31.8(33.3)	-0.6	(シンボリグラン)
10.	28	東京	天皇賞(秋)	GI	16	3	6	24.5	(6人)	3着	福永祐一	58	芝2000m(稍)	1.58.8(34.6)	0.4	メイショウサムソン
11.	18	京都	マイルCS	GI	18	5	9	5.1	(3人)	5着	福永祐一	57	芝1600m(良)	1.33.0(33.7)	0.3	ダイワメジャー
2008.	2.	2	東京	東京新聞杯	GIII	16	3	5	4.1	(1人)	4着	福永祐一	58	芝1600m(良)	1.33.0(33.6)	0.2	ローレルゲレイロ
3.	2	中山	中山記念	GII	16	4	7	5.2	(2人)	1着	横山典弘	57	芝1800m(良)	1.47.3(34.9)	-0.3	(エイシンドーバー)
4.	19	阪神	マイラーズC	GII	15	2	3	2.9	(1人)	1着	横山典弘	58	芝1600m(良)	1.33.6(34.3)	0.0	(ニシノマナムスメ)
6.	29	阪神	宝塚記念	GI	14	7	12	22.0	(7人)	8着	横山典弘	58	芝2200m(重)	2.16.2(37.9)	0.9	エイシンデピュティ
10.	12	東京	毎日王冠	GII	16	5	9	14.5	(4人)	5着	横山典弘	58	芝1800m(良)	1.45.1(33.2)	0.5	スーパーホーネット
11.	2	東京	天皇賞(秋)	GI	17	8	16	52.8	(11人)	4着	横山典弘	58	芝2000m(良)	1.57.2(33.5)	0.0	ウオッカ
11.	23	京都	マイルCS	GI	18	8	16	6.7	(2人)	4着	横山典弘	57	芝1600m(良)	1.32.9(34.1)	0.3	ブルーメンブラット
2009.	3.	1	中山	中山記念	GII	10	2	2	3.6	(1人)	1着	横山典弘	58	芝1800m(稍)	1.49.2(34.9)	0.0	(ドリームジャーニー)
4.	18	阪神	マイラーズC	GII	10	5	5	5.8	(3人)	2着	横山典弘	58	芝1600m(良)	1.33.9(33.0)	0.0	スーパーホーネット
6.	7	東京	安田記念	GI	18	5	9	20.6	(4人)	4着	横山典弘	58	芝1600m(良)	1.33.8(35.5)	0.3	ウオッカ
6.	28	阪神	宝塚記念	GI	14	8	14	31.5	(7人)	4着	岩田康誠	58	芝2200m(良)	2.11.7(35.1)	0.4	ドリームジャーニー
10.	11	東京	毎日王冠	GII	11	4	4	11.8	(4人)	1着	横山典弘	58	芝1800m(良)	1.45.3(33.0)	-0.2	(ウオッカ)
11.	1	東京	天皇賞(秋)	GI	18	2	3	11.5	(5人)	1着	横山典弘	58	芝2000m(良)	1.57.2(32.9)	-0.3	(スクリーンヒーロー)
11.	22	京都	マイルCS	GI	18	2	4	2.3	(1人)	1着	横山典弘	57	芝1600m(良)	1.33.2(33.5)	-0.2	(マイネルファルケ)

カンパニー 特徴
特筆すべきは、8歳の秋にしてピークを迎えていることである。後方から32〜33秒台の上がりで他馬をごぼう抜きする追い込みが特徴であるが、末脚が不発に終わることや、先行馬をとらえきれないでレースを終えることも多かった。しかし、年齢を重ねるにつれ2009年の天皇賞(秋)のような中団からの差しや2008・2009年の中山記念のような先行押し切りなど、レースに幅が出るようになっていた。3連勝を飾った引退までのレースでは常に上がり33秒台の脚を使って差し切る競馬をしていた。

カンパニー 血統表
カンパニーの血統 (ゼダーン系(グレイソヴリン系)/Northern Dancer4×3=18.75%)
父

ミラクルアドマイヤ
1995 鹿毛	*トニービン
Tony Bin
1983 鹿毛	*カンパラ	Kalamoun
State Pension
Severn Bridge	Hornbeam
Priddy Fair
*バレークイーン
Ballet Queen
1988 鹿毛	Sadler's Wells	Northern Dancer
Fairy Bridge
Sun Princess	イングリッシュプリンス
Sunny Valley
母

ブリリアントベリー
1990 栗毛	*ノーザンテースト
Northern Taste
1971 栗毛	Northern Dancer	Nearctic
Natalma
Lady Victoria	Victoria Park
Lady Angela
*クラフテイワイフ
Crafty Wife
1985 栗毛	Crafty Prospector	Mr. Prospector
Real Crafty Lady
Wife Mistress	Secretariat
Political Payoff F-No.9-a
半兄・レニングラード(父・トニービン)はアルゼンチン共和国杯優勝馬。
母の全弟にはビッグショウリ(読売マイラーズC優勝馬)やビッグテースト(中山グランドジャンプ優勝馬)がいる

栄進堂

栄進堂
株式会社栄進堂(えいしんどう)は大阪府大阪市中央区に本社を置く玩具製造販売会社である。

栄進堂 概要
ジオラマを主力商品とし、かつては鉄道模型メーカーでもあった。
2006年7月に東京おもちゃショーで、軌間3mmのミニ鉄道模型Tゲージシリーズを発表して世界から注目を集めた。同シリーズは2008年から市販が開始された。2011年5月現在、量産化されている鉄道模型では世界最小であるが、2010年夏に中華人民共和国の鉄道模型メーカーにTゲージの販売権を売却し、鉄道模型業からは僅か4年で撤退した。
代表取締役社長は平井宏承。創業者の平井豊光は、代表取締役会長(グループの栄進牧場代表)。

栄進堂 馬主として
2009年より平井宏承名義から自身が代表を務める株式会社栄進堂に、当時の所有馬の所有権を移転した。
また、同社の代表取締役会長で父の平井豊光も馬主である(冠名は「エイシン」。冠名の英語表記は「Eishin」)。
中央競馬会の馬主として、勝負服の柄は、赤、黒縦縞、黒袖黄一本輪。冠名は豊光所有馬と違い馬名先頭に「エーシン」。冠名の英語表記は「A Shin」である。
2009年に所有馬・エーシンディーエスが京都ジャンプステークスを制し、重賞初勝利を挙げた。
2010年に所有馬・エーシンフォワードがマイルチャンピオンシップを制し、GI初勝利を挙げた。

栄進堂 主な所有馬
エーシンディーエス(京都ジャンプステークス、京都ハイジャンプ)
エーシンフォワード(マイルチャンピオンシップ、阪急杯)
エーシンホワイティ(ファルコンステークス)
エーシンブラン(兵庫チャンピオンシップ)
エーシンヴァーゴウ(アイビスサマーダッシュ、セントウルステークス)

エーシンフォワード

エーシンフォワード

英字表記	A Shin Forward
香港表記	栄進快蹄
性別	牡
毛色	鹿毛
生誕	2005年2月16日(6歳)
登録日	2007年9月20日
父	Forest Wildcat
母	Wake Up Kiss
母の父	Cure the Blues
生国	 アメリカ合衆国
生産	Edition Farm
馬主	栄進堂
調教師	西園正都(栗東)
競走成績
生涯成績	28戦6勝
獲得賞金	2億9739万1000円

エーシンフォワードの主な勝ち鞍はマイルチャンピオンシップなど。馬名は冠名+攻める

エーシンフォワード 戦績

エーシンフォワード 2007年
10月8日の京都芝1400mの新馬戦で1番人気に応えてデビュー戦を飾った。この競走の4着には翌年にNHKマイルカップと東京優駿の変則二冠を成し遂げたディープスカイが入った。続く500万下の連勝。しかし朝日杯フューチュリティステークスは伸びを欠き9着に敗れた。

エーシンフォワード 2008年
アーリントンカップ、ニュージーランドトロフィーは共に2着となり健闘した。しかしNHKマイルカップ、日本ダービーはそれぞれ10着、15着惨敗となった。そして休み明けとなった暮れの阪神カップも11着となった。

エーシンフォワード 2009年
年が明けても不調が続き、京都金杯は12着、ダート戦となったジャニュアリーステークスとすばるステークスは9着、15着に敗れる。このあと準オープンに降級し、道頓堀ステークスは3着となり、桂川ステークスは5着と復調気味になり、暮れの六甲アイランドステークスで2年ぶりの勝利を飾り、オープンに復帰した。その後の2009ファイナルステークスも直線抜け出して連勝をした。

エーシンフォワード 2010年
中山のニューイヤーステークスは2着、東京新聞杯は3着となり、そして阪急杯は直線抜け出して重賞初制覇した。高松宮記念は3着に健闘。しかし1番人気で迎えた京王杯スプリングカップは4着に敗れると安田記念は10着惨敗となった。このあと休養を挟んだスワンステークスは1番人気を裏切り8着となった。そして13番人気で迎えたマイルチャンピオンシップは直線抜け出して、追い迫るダノンヨーヨーなどを振り切り、GI初制覇した。タイムも1分31秒8のコースレコードを更新した。香港へ遠征し、12月12日に行われた香港マイルでは好位の4・5番手につけ直線ではしぶとく伸びたがラジサマンとの4着同着となった。
エーシンフォワード 2011年
初戦の高松宮記念では後方を追走するが直線で伸びず9着に敗れた。続く京王杯スプリングカップではストロングリターンの8着。安田記念では後方追走のまま12着に敗れた。休養を挟んだスワンステークスは中団後方を追走するが直線で伸びを欠き6着。

エーシンフォワード 競走成績
年月日	競馬場	競走名	格	頭数	オッズ
(人気)	着順	騎手	斤量	距離(馬場)	タイム(上り3F)	タイム差	勝ち馬/(2着馬)                                                                                                                                                                                                         2007	7.	2	京都	新馬		8	2.4	(1人)	1着	福永祐一	54	芝1400m(良)	1:23.6(35.0)	-0.3	(マックスバリハイ)
11.	3	京都	500万下		9	3.3	(2人)	1着	福永祐一	55	芝1400m(良)	1:23.0(34.5)	-0.1	(マリエンベルク)
12.	9	中山	朝日杯FS	JpnI	16	11.7	(6人)	9着	福永祐一	55	芝1600m(良)	1:34.9(36.1)	1.4	ゴスホークケン
2008	3.	1	阪神	アーリントンC	JpnIII	12	34.3	(9人)	2着	福永祐一	56	芝1600m(良)	1:34.9(34.2)	0.3	ダンツキッスイ
4.	12	中山	ニュージーランドT	JpnII	16	17.4	(5人)	2着	和田竜二	56	芝1600m(良)	1:35.1(35.8)	0.1	サトノプログレス
5.	11	東京	NHKマイルC	JpnI	18	14.6	(7人)	10着	福永祐一	57	芝1600m(稍)	1:35.7(35.3)	1.5	ディープスカイ
6.	1	東京	東京優駿	JpnI	18	179.5	(18人)	15着	和田竜二	57	芝2400m(良)	2:28.5(35.8)	1.8	ディープスカイ
12.	21	阪神	阪神C	JpnII	18	70.4	(14人)	11着	秋山真一郎	56	芝1400m(良)	1:22.5(35.9)	0.9	マルカフェニックス
2009	1.	5	京都	京都金杯	GIII	16	51.1	(12人)	12着	秋山真一郎	54	芝1600m(良)	1:33.8(35.4)	0.9	タマモサポート
1.	17	中山	ジャニュアリーS	OP	16	16.6	(8人)	9着	勝浦正樹	54	ダ1200m(良)	1:10.8(36.8)	0.9	ヒシカツリーダー
2.	7	京都	すばるS	OP	16	15.4	(7人)	15着	吉田稔	56	ダ1400m(良)	1:26.4(38.7)	2.7	ペプチドルビー
10.	4	阪神	道頓堀S		18	64.9	(12人)	3着	秋山真一郎	57	芝1400m(良)	1:20.7(35.2)	0.2	ボストンオー
10.	25	京都	桂川S		18	5.6	(2人)	5着	秋山真一郎	57	芝1200m(良)	1:08.1(33.9)	0.2	セブンシークィーン
12.	12	阪神	六甲アイランドS		18	4.9	(3人)	1着	池添謙一	57	芝1400m(良)	1:21.6(35.3)	-0.3	(オセアニアボス)
12.	27	阪神	ファイナルS	OP	13	5.0	(3人)	1着	小牧太	55	芝1600m(良)	1:33.3(34.0)	-0.2	(フィフスペトル)
2010	1.	16	中山	ニューイヤーS	OP	16	2.3	(1人)	2着	蛯名正義	57	芝1600m(良)	1:33.0(35.2)	0.0	レッドスパーダ
1.	30	東京	東京新聞杯	GIII	16	11.3	(6人)	3着	柴田善臣	56	芝1600m(良)	1:32.3(33.4)	0.2	レッドスパーダ
2.	28	阪神	阪急杯	GIII	16	4.4	(2人)	1着	岩田康誠	56	芝1400m(良)	1:21.4(34.8)	-0.2	(ワンカラット)
3.	28	中京	高松宮記念	GI	18	4.9	(3人)	3着	岩田康誠	57	芝1200m(良)	1:08.6(34.5)	0.0	キンシャサノキセキ
5.	15	東京	京王杯SC	GII	17	2.3	(1人)	4着	岩田康誠	57	芝1400m(良)	1:20.2(33.6)	0.4	サンクスノート
6.	6	東京	安田記念	GI	18	17.4	(9人)	10着	岩田康誠	58	芝1600m(良)	1:32.6(36.3)	0.9	ショウワモダン
10.	30	京都	スワンS	GII	14	3.6	(1人)	8着	C.スミヨン	57	芝1400m(良)	1:21.6(34.3)	0.6	マルカフェニックス
11.	21	京都	マイルCS	GI	18	52.4	(13人)	1着	岩田康誠	57	芝1600m(良)	R1:31.8(34.3)	0.0	(ダノンヨーヨー)
12.	12	沙田	香港マイル	G1	13		(4人)	4着	岩田康誠	57	芝1600m(良)	1:35.01(34.8)	0.22	Beauty Flash
2011	3.	27	中京	高松宮記念	GI	16	12.7	(6人)	9着	岩田康誠	57	芝1200m(良)	1:08.7(34.0)	0.8	キンシャサノキセキ
5.	14	東京	京王杯SC	GII	17	9.8	(5人)	8着	岩田康誠	59	芝1400m(良)	1:20.7(33.9)	0.5	ストロングリターン
6.	5	東京	安田記念	GI	18	30.9	(10人)	12着	岩田康誠	58	芝1600m(良)	1:33.0(34.3)	1.0	リアルインパクト
10.	29	京都	スワンS	GII	18	23.5	(9人)	6着	岩田康誠	59	芝1400m(良)	1:20.4(34.0)	1.0	リディル

エーシンフォワード 血統表
エーシンフォワードの血統 (ストームキャット系(ストームバード系)/Nearctic 6.25% 5x5、Bold Ruler 6.25% 5x5 )
父

Forest Wildcat
1991 黒鹿毛	Storm Cat
1983 黒鹿毛	Storm Bird	Northern Dancer
South Ocean
Terlingua	Secretariat
Crimson Saint
Victoria Beauty
1972 栗毛	Bold Native	Raise a Native
Spring Beauty
Abifaith	Seaneen
Sherry Jen
母

Wake Up Kiss
1998 芦毛	Cure the Blues 
1978 鹿毛	Stop the Music	Hail to Reason
Bebopper
Quick Cure	Dr.Fager
Speedwell
Good Morning Smile
1988 芦毛	Morning Bob	Blushing Groom
Guillotine Miss
Charming Smile	Mac Diarmida
Quiet Charm F-No.16-a

マイルチャンピオンシップ

マイルチャンピオンシップ

第6回マイルチャンピオンシップ
開催地	京都競馬場
施行日	2011年11月20日
施行時期	11月中旬 - 下旬
(原則5回京都6日目)
格付け	GI
1着賞金	1億円
賞金総額	1億9000万円
距離	芝・外1600m
出走条件	サラブレッド系3歳以上(国際)(指定)
出走資格も参照
負担重量	定量(3歳56kg、4歳以上57kg、牝馬2kg減)
第1回施行日	1984年11月18日

マイルチャンピオンシップとは日本中央競馬会(JRA)が京都競馬場の芝1600mで施行する中央競馬の重賞(GI)競走である。秋のマイラーチャンピオン決定戦として位置づけられているレースである。
タイトルにある「マイル」とは1マイルのことで、本来1マイルは1609mであるが、日本の競馬では概ね10m以下の端数数値を切り捨てて計算するため、このレースも1600mでの開催となっている。
正賞は日本馬主協会連合会長賞。

マイルチャンピオンシップ 概要
1984年、中央競馬にグレード制が導入された際、短距離路線の番組体系が整備された。この時、1マイルのチャンピオン決定戦として春は既設重賞の安田記念がGIに指定され秋は本競走がGIとして新設された。これによりマイル戦線の春秋2冠体制が確立され、現在に至るまで施行条件、時期などの変更は行われていない。
また当初はマイラーズカップが秋に移動して格上げの予定であり主催者から馬主サイドへ示されていたが、直前になって新設重賞となった経緯がある。
過去には最も荒れないグレードワン(創設から1994年までは1番人気の連対率は100%だった)と言われたが1995年は1番人気のビコーペガサスが4着に沈んでレース史上初めて連対を外し、16番人気のメイショウテゾロが2着に突っ込み馬連は10万馬券の大波乱となった。2000年には13番人気のアグネスデジタルが優勝したことや2002年には当時のGIレースの配当金のレコード(三連複:379390円)を更新したことなどここ最近は荒れるケースも多く見られ、かつての「荒れないレース」というイメージはかなり薄らいでいる。しかし、近年はダイワメジャーが連覇(2006年、2007年:いずれも1番人気)するなどやや落ち着きつつある。また関西主場開催のGIにしては珍しく関東馬の活躍も多い。
1998年から外国馬の参戦が可能となり、2003年に初めて外国馬が参戦した。2004年から国際グレードワンレースに指定された。
2008年からはジャパン・オータムインターナショナルシリーズに指定される。また、一定の実績を持って参戦した外国調教馬が3着以内に入着した場合に褒賞金が支給される制度がある[2]。
出走資格はサラ系3歳(旧4歳)以上のJRA所属の競走馬及びJRAの2歳限定戦を除くGI競走優勝馬・出走権(富士ステークス・スワンステークスの2着以内入賞)を得た地方所属の競走馬及び外国調教馬(9頭まで)。
負担重量は定量で3歳は56kg、4歳以上は57kgで、牝馬は2kg減である。
2011年度現在の賞金総額は1億9000万円で1着賞金:1億円、2着賞金:4000万円、3着賞金:2500万円、4着賞金:1500万円、5着賞金;1000万円と定められている。
現在の優勝レイの配色は緑色の地に金色の文字となっている。

マイルチャンピオンシップ 外国馬の優先出走権
2009年5月の改定にて、その年のムーラン・ド・ロンシャン賞もしくはクイーンエリザベス2世ステークスを優勝した外国馬には当競走への優先出走権が付与されることとなった。しかし、2011年現在で優先出走権を使用した例はない。

マイルチャンピオンシップ 褒賞金制度
ジャパン・オータムインターナショナルシリーズとなった2008年より、指定の海外競走に優勝した競走馬がその年の当競走に出走し優勝した場合には優勝賞金に加え褒賞金を交付している。また2009年5月の改定で範囲が拡大され、
3着までに入着した場合にも褒賞金が交付されることとなった。しかし、2010年現在で制度導入後に褒賞金を獲得した事例はない。指定競走と金額は以下の通り。セントジェームズパレスステークスは3歳馬によるレースでサンチャリオットステークスは牝馬によるレースであり、その他は全て古馬混合レースである。

2011年現在
開催国・競走名	格付	施行競馬場	施行距離	指定年	褒賞金
クイーンアンステークス	G1	アスコット	芝8f	2008年 -	
1着:7000万円
2着:2800万円
3着:1800万円
サセックスステークス	G1	グッドウッド	芝8f
クイーンエリザベス2世ステークス	G1	アスコット	芝8f
ジャック・ル・マロワ賞	G1	ドーヴィル	芝1600m
ムーラン・ド・ロンシャン賞	G1	ロンシャン	芝1600m
ウッドバインマイル	G1	ウッドバイン	芝8f
フューチュリティステークス	G1	コーフィールド	芝1600m
ドバイデューティーフリー	G1	メイダン	芝1800m
チャンピオンズマイル	G1	沙田	芝1600m
セントジェームズパレスステークス	G1	アスコット	芝8f	2010年 -
サンチャリオットステークス	G1	ニューマーケット	芝8f
過去
開催国・競走名	格付	施行競馬場	施行距離	指定年
ロッキンジステークス	G1	ニューベリー	芝8f	2008年 - 2009年

マイルチャンピオンシップ 歴史
1984年 - 京都競馬場の芝外回り1600mにてサラブレッド系4歳(現3歳)以上の定量重量(負担斤量は3歳55kg、4歳以上57kg、牝馬2kg減)競走マイルチャンピオンシップとして新設。この年からグレード制が施行され本競走はGIに格付けされた。当時の1着賞金は5000万円であった。
1985年 - ニホンピロウイナーが初の連覇。
1986年 - タカラスチールが牝馬では初の優勝。
1987年 - 1着賞金が6000万円に増額される。
1989年 - 元地方笠松所属のオグリキャップがJRA転厩馬として史上初の優勝。
1990年 - 1着賞金が8000万円に増額される。
1992年
1着賞金が9300万円に増額される。
ダイタクヘリオスが2頭目の連覇。
1993年 - シンコウラブリイが外国生産馬で初の優勝。
1995年
1着賞金が9400万円に増額される。
指定交流競走に指定され、地方所属馬にも門戸が開かれる。
元地方浦和所属のトロットサンダーがJRA転厩馬として史上2頭目の優勝。また16番人気のメイショウテゾロが2着に入り、馬連が104,390円という高額配当となる。
1998年
国際競走に指定され、外国調教馬は5頭まで出走可能となる。
タイキシャトルが3頭目の連覇。
2001年 - 馬齢表示の国際基準への変更に伴い、出走条件が「サラブレッド系4歳以上」から「サラブレッド系3歳以上」に変更。
2002年 - 元地方岩手所属のトウカイポイントがJRA転厩馬として史上3頭目の優勝。
2003年 - 外国調教馬[6]が本競走に初出走する。
2004年
国際セリ名簿基準委員会(ICSC)により国際GIに指定。それにより外国調教馬は9頭まで出走可能となる。
デュランダルが4頭目の連覇。
2006年 - 1着賞金が1億円に増額される。
2007年 - ダイワメジャーが5頭目の連覇。
2008年 - ジャパン・オータムインターナショナルに指定。
2009年 - カンパニーが国内最高齢となる8歳での優勝(平地GI競走で)。
2010年 - エーシンフォワードがコースレコード(1:31.8)で優勝。

マイルチャンピオンシップ 歴代優勝馬
国際競走となった1998年以降は優勝馬の国旗を表記する。
回数	施行日	調教国・優勝馬	性齢	勝時計	優勝騎手	管理調教師	馬主
第1回	1984年11月18日	ニホンピロウイナー	牡4	1:35.3	河内洋	服部正利	小林百太郎
第2回	1985年11月17日	ニホンピロウイナー	牡5	1:35.3	河内洋	服部正利	小林百太郎
第3回	1986年11月16日	タカラスチール	牝4	1:35.3	田島良保	坂本栄三郎	村山義男
第4回	1987年11月22日	ニッポーテイオー	牡4	1:34.9	郷原洋行	久保田金造	山石祐一
第5回	1988年11月20日	サッカーボーイ	牡3	1:35.3	河内洋	小野幸治	(有)社台レースホース
第6回	1989年11月19日	オグリキャップ	牡4	1:34.6	南井克巳	瀬戸口勉	近藤俊典
第7回	1990年11月18日	パッシングショット	牝5	1:33.6	楠孝志	橋田満	森本忠治
第8回	1991年11月17日	ダイタクヘリオス	牡4	1:34.8	岸滋彦	梅田康雄	中村雅一
第9回	1992年11月22日	ダイタクヘリオス	牡5	1:33.3	岸滋彦	梅田康雄	中村雅一
第10回	1993年11月21日	シンコウラブリイ	牝4	1:35.7	岡部幸雄	藤沢和雄	安田修
第11回	1994年11月20日	ノースフライト	牝4	1:33.0	角田晃一	加藤敬二	(有)大北牧場
第12回	1995年11月19日	トロットサンダー	牡6	1:33.7	横山典弘	相川勝敏	藤本照男
第13回	1996年11月17日	ジェニュイン	牡4	1:33.8	岡部幸雄	松山康久	(有)社台レースホース
第14回	1997年11月16日	タイキシャトル	牡3	1:33.3	横山典弘	藤沢和雄	(有)大樹ファーム
第15回	1998年11月22日	タイキシャトル	牡4	1:33.3	岡部幸雄	藤沢和雄	(有)大樹ファーム
第16回	1999年11月21日	エアジハード	牡4	1:32.8	蛯名正義	伊藤正徳	(株)ラッキーフィールド
第17回	2000年11月19日	アグネスデジタル	牡3	1:32.6	的場均	白井寿昭	渡辺孝男
第18回	2001年11月18日	ゼンノエルシド	牡4	1:33.2	O.ペリエ	藤沢和雄	大迫忍
第19回	2002年11月17日	トウカイポイント	騸6	1:32.8	蛯名正義	後藤由之	内村正則
第20回	2003年11月23日	デュランダル	牡4	1:33.3	池添謙一	坂口正大	吉田照哉
第21回	2004年11月21日	デュランダル	牡5	1:33.0	池添謙一	坂口正大	吉田照哉
第22回	2005年11月20日	ハットトリック	牡4	1:32.1	O.ペリエ	角居勝彦	(有)キャロットファーム
第23回	2006年11月19日	ダイワメジャー	牡5	1:32.7	安藤勝己	上原博之	大城敬三
第24回	2007年11月18日	ダイワメジャー	牡6	1:32.7	安藤勝己	上原博之	大城敬三
第25回	2008年11月23日	ブルーメンブラット	牝5	1:32.6	吉田豊	石坂正	(有)キャロットファーム
第26回	2009年11月22日	カンパニー	牡8	1:33.2	横山典弘	音無秀孝	近藤英子
第27回	2010年11月21日	エーシンフォワード	牡5	1:31.8	岩田康誠	西園正都	(株)栄進堂

マイルチャンピオンシップの記録 
レースレコード - 1:31.8(第27回優勝馬エーシンフォワード)
2着との最大着差 - 5馬身(第4回優勝馬ニッポーテイオー/第15回優勝馬タイキシャトル)
最多勝騎手 - 3勝 河内洋(第1、2、5回)、岡部幸雄(第10、13、15回)、横山典弘(第12、14、26回)
最多勝調教師 - 4勝 藤沢和雄(第10、14、15、18回)
最高齢勝利馬 - 8歳(カンパニー/第26回優勝馬)

マイルチャンピオンシップ 連覇
春のマイル王決定戦である安田記念の約半分の開催数にもかかわらず、安田記念の3頭に対して既に5頭が連覇を達成している。
馬名	性齢	優勝回
1	ニホンピロウイナー	牡4
牡5	第1回
第2回
2	ダイタクヘリオス	牡4
牡5	第8回
第9回
3	タイキシャトル	牡3
牡4	第14回
第15回
4	デュランダル	牡4
牡5	第20回
第21回
5	ダイワメジャー	牡5
牡6	第23回
第24回

天皇賞(秋)とマイルチャンピオンシップ 

マイル戦を得意とする馬によってはマイルよりスプリント路線よりも距離の長いレースのほうが適性がある馬も多い。そのような馬は天皇賞(秋)からマイルチャンピオンシップというローテーションをたどる馬も多い。しかし中2週でGIレースを2つもこなすということは非常にハードなことであり、このような偉業を達成した馬はニッポーテイオーとダイワメジャーならびにカンパニーしかおらずオグリキャップもこの偉業を達成することはできなかった(ただし、オグリキャップは5歳時(旧年齢表記)に天皇賞(秋)2着→マイルチャンピオンシップ優勝→連闘でジャパンカップ2着というローテーションであった)。また最近では薄れているもののかつてはすでに安田記念や本レースを制覇している場合、レースの格や将来の種牡馬価値を高めるためなどを理由として秋競馬の大目標を天皇賞(秋)にすえ本レースが軽視されるという傾向があった(ヤマニンゼファー、トロットサンダーなど。また外国産馬のため当時天皇賞(秋)に出走権のなかったタイキブリザードはブリーダーズカップ・クラシックへ遠征した)。

武豊とマイルチャンピオンシップ 

武豊は2010年現在この競走を優勝していない。マイルチャンピオンシップが施行される「京都競馬場・芝外回り1600m」戦で武豊は1998年以降、勝率・連対率・複勝率のいずれも1位である(騎乗数が少ない騎手は除く)。
マイルチャンピオンシップに関してはバンブーメモリー、ファインモーション、ダンスインザムードといった有力馬にも恵まれてはいるがなかなか勝利には恵まれない。それどころか第1回以来続いていた1番人気馬の連続連対記録を1995年にストップさせたり(その後も1997年にスピードワールドに騎乗して1番人気となったがタイキシャトルの12着に大敗、それ以降この競走で1番人気に騎乗していない)2008年は当日の第5競走で落馬負傷し乗り代わりとなるなど、武豊自身に巡り合わせの悪さがあるともいえる。なおこのレースには2007年までの間、騎乗停止で乗れなかった1991年、1998年、および本レース当日のレースで落馬負傷した2008年、そして2009年以外は毎年参戦しているが(0-4-3-12)という成績である。
2009年にヴィクトリアマイルをウオッカで初制覇したため、武が未勝利のJRAGIは当競走と朝日杯フューチュリティステークスのみとなっている。

地方競馬の「マイルチャンピオンシップ」
地方競馬でもマイルチャンピオンシップを範した競走がある。ただしマイルチャンピオンシップと同等の機能を持った競走とは限らない。
競走名	格付	主催者	施行競馬場	施行距離	備考
1	マイルチャンピオンシップ南部杯	統一JpnI	岩手県競馬組合	盛岡競馬場	ダート1600m	
2	黒潮マイルチャンピオンシップ	重賞	高知県競馬組合	高知競馬場	ダート1600m	2001 - 2008年は開催中止
ただしマイルチャンピオンシップ南部杯は2011年は中央競馬での開催となる。

マイルチャンピオンシップ特徴
関西で行われる重賞だが、西高東低時代にある中で関東馬の健闘が目立ち関西のGIで唯一関東馬が勝ち越しているレースであり、1995年から5年連続で関東馬が制していた。また、2006年には1着のダイワメジャーから6着まで関東馬が占めた(ただし、このときの1・2・5着の馬に騎乗したのは関西所属の騎手)。
本競走は、京都競馬場で行われる年内最後のGI競走である。

サプレザ

サプレザ

英字表記	Sahpresa
香港表記	莎貝寶駒
性別	牝
毛色	鹿毛
生誕	2005年2月11日(6歳)
父	Sahm
母	Sorpresa
母の父	Pleasant Tap
生国	 アメリカ合衆国(ペンシルベニア州)
生産	Douglas Owen McIntyre
馬主	Douglas Owen McIntyre→吉田照哉
調教師	R.コレ(仏)
競走成績
生涯成績	20戦8勝

サプレザ(Sahpresa)はアメリカで生産されフランスで調教された競走馬。
馬名は父母名を組み合わせたものであるが、名前自体に意味はない。

サプレザ 経歴
2009年4歳春までにリステッドレース2勝を含む3勝の他、重賞競走でも好走を続け、同年秋のG1サンチャリオットステークスでは英1000ギニーなど英GI2勝馬ガナーティを退け優勝。
また1998年に独立したコレ調教師は開業12年目でのG1タイトル獲得となった。
翌2010年にも同競走を制覇するなど、デビュー当初より1600mから1800mの競走を主体に活躍を続け、調教師より「この馬のセールスポイントは順応力と精神力」と評された同馬は仏英欧州圏の他、日本・香港へも遠征、大崩れのない堅実な成績を残し、他国の馬場への適応ぶりを見せた。
日本へはサンチャリオットステークスの実績から2009・2010両年のマイルチャンピオンシップの招待馬として出走、それぞれ3着・4着という結果となっている。
両年のレースに騎乗したペリエ・ルメール両騎手、そして調教師らは口を合わせ外枠に入った不利を敗因に挙げた。
この他2010年ヴィクトリアマイルへの選出馬にも選ばれているが、こちらは気候による調整の遅れを理由に出走を辞退している。
2011年初戦のパレロワイヤル賞を制覇。ファルマスステークスとロートシルト賞ではともに2着、ジャック・ル・マロワ賞では3着となった。9月のサンチャリオットステークスに出走し3連覇を達成する。
なお、サプレザは当初オーナーブリーダーであるダグラス・マッキンタイヤの所有馬であったが、2010年サンチャリオットステークス優勝後にトレードが成立し吉田照哉の所有馬となっている。

サプレザ 競走成績
出走日	競馬場	競走名	格	距離	馬場	着順	騎手	斤量	着差	1着(2着)馬
2008	06.29	メゾンラフィット	フォシュール賞		芝1600m	稍	1着	T.ジレ	56.5	8馬身	(Second Act)
09.02	ロンシャン	ジェーヴル賞		芝1800m	稍	3着	T.ジレ	57.5	1馬身	Iolith
09.26	サンクルー	コロナシオン賞	準重	芝1600m	良	1着	O.ペリエ	55	6馬身	(Alsace)
10.17	ニューマーケット	ダーレイS	G3	芝9f	良	4着	K.マニング	55.5	1馬身3/4	Charlie Farnsbarns
2009	05.07	ロンシャン	モントルトゥー賞	準重	芝1600m	良	1着	C.スミヨン	56.5	3馬身	(Murcielago)
06.14	シャンティイ	北部鉄道賞	G3	芝1600m	稍	2着	C.スミヨン	54.5	3馬身	Beacon Lodge
08.02	ドーヴィル	ロートシルト賞	G1	芝1600m	重	4着	C.スミヨン	57	5馬身	Goldikova
08.30	ドーヴィル	クインシー賞	G3	芝1600m	良	2着	C.スミヨン	56.5	3/4馬身	Racinger
10.03	ニューマーケット	サンチャリオットS	G1	芝8f	堅良	1着	T.ダーカン	58	1馬身1/2	(Ghanaati)
11.22	京都	マイルCS	GI	芝1600m	良	3着	O.ペリエ	55	1馬身1/2	カンパニー
2010	06.16	アスコット	ウィンザーフォレストS	G2	芝8f	堅良	8着	O.ペリエ	58.5	18馬身1/2	Strawberrydaiquiri
09.05	ロンシャン	パン賞	G3	芝8f	重	1着	C.スミヨン	56	1馬身1/2	(Dalghar)
10.02	ニューマーケット	サンチャリオットS	G1	芝8f	重	1着	C.スミヨン	58	1馬身3/4	(Strawberrydaiquiri)
11.21	京都	マイルCS	GI	芝1600m	良	4着	C.ルメール	55	1/2馬身	エーシンフォワード
12.12	沙田	香港マイル	G1	芝1600m	良	3着	C.ルメール	55.5	1馬身1/4	Beauty Flash
2011	06.04	ロンシャン	パレロワイヤル賞	G3	芝1400m	良	1着	G.ブノワ	60	1馬身1/2	(Moonlight Cloud)
07.08	ニューマーケット	ファルマスS	G1	芝8f	良	2着	C.ルメール	59.5	1馬身1/4	Timepiece
07.31	ドーヴィル	ロートシルト賞	G1	芝1600m	良	2着	C.ルメール	57	短首	Goldikova
09.21	ニューマーケット	サンチャリオットS	G1	芝8f	堅良	1着	C.ルメール	58.5	1馬身	(Chachamaidee)

サプレザ 血統表
サプレザの血統 (ミスタープロスペクター系/Round Table 9.38% 5 x 4)
父

Sahm
1994 黒鹿毛	Mr. Prospector
1970	Raise a Native	Native Dancer
Raise You
Gold Digger	Nashua
Sequence
Salsabil
1987	Sadler's Wells	Northern Dancer
Fairy Bridge
Flame of Tara	*アーテイアス
Welsh Flame
母

Sorpresa
1996	Pleasant Tap
1987	Pleasant Colony	His Majesty
Sun Colony
Never Knock	Stage Door Johnny
Never Hula
Dubiously
1987	Jolie Jo	Round Table
Jolie Deja
Skeptic Lady	Olden Times
Mysterious Lady F-Noa

スノーフェアリー、ジャパンカップを回避して、香港国際競走へ出走するようですね。

見事にエリザベス女王杯を連覇したスノーフェアリー、最後の伸びは、強烈でした。
それにしても外国馬による同一平地G1連覇は、史上初めてなんですね。
競馬の歴史に燦然と光る快挙です!

トレヴァー助手は「タフなレースだったので少しお疲れ気味だけど、馬自体は元気。
枠が18番だったので、他の馬よりも、ちょっと走ったからね」とコメントしています。
来年も出走する可能性もありますね。
残念なのは、ジャパンカップを回避することですね。
香港国際競走(12月11日・シャティン)で香港ヴァーズ(芝2400メートル)を狙うようです。

でも、できればゆっくり休んで2012年に備えて欲しい。
今年は、凱旋門賞から、この秋GⅠ4連戦のローテです。さすがに、いくらなんでも、
もういっぱいいっぱいでしょう。ドバイの前には一頓挫あったようですし、
これ以上の無理使いは控えて欲しいところです。

2012年こそはドバイで最高の成績を挙げてもらって、またこのレースで3連覇を
達成して欲しいと思います。もちろん日本勢には、それを阻止して欲しいですけどね。
来年のエリ女が今から楽しみですね!!

エイシンアポロン

エイシンアポロン

英字表記	Eishin Apollon
性別	牡
毛色	栗毛
生誕	2007年1月22日(4歳)
死没	(現役競走馬)
登録日	2009年5月28日
父	Giant's Causeway
母	Silk And Scarlet
母の父	Sadler's Wells
生国	 アメリカ合衆国
生産	Silk and Scarlet Syndicate
馬主	平井豊光
調教師	岡田稲男(栗東)
→松永昌博(栗東)
競走成績
生涯成績	13戦3勝
獲得賞金	1億8533万2000円
(2011年10月22日現在)

エイシンアポロン(Eishin Apollon)は、日本中央競馬会(JRA)に登録されている競走馬(外国産馬)。
馬名は冠名の「エイシン」とギリシア神話に登場する太陽神「アポロン」より。
主な勝ち鞍は2009年の京王杯2歳ステークス、2011年の富士ステークス。

エイシンアポロン 経歴

エイシンアポロン 2歳
2009年8月2日、小倉競馬場芝1800mの新馬戦に小牧太を鞍上に迎えてデビュー、落馬した馬のあおりを受けて外に大きく振られた不利もあって1着から0.8秒差の5着に敗れる。その後8月22日の未勝利戦に出走し初勝利を挙げた。
9月20日の野路菊ステークスで5着に敗れた後、10月17日のデイリー杯2歳ステークスで池添謙一に乗り替わって出走する。レースでは先行して直線粘ったがリディルにゴール前差されてクビ差の2着に敗れる。その後、11月14日京王杯2歳ステークスに出走すると、直線で大外からよく伸びて先行馬を差しきり、追い込んだアニメイトバイオに1馬身1/4の差をつけて重賞初制覇をした。
そして12月20日、JpnIの朝日杯フューチュリティステークスに出走。レースでは先行馬の直後につける位置取りで進め、直線上手く外から伸びて先頭に立ったが、ゴール手前100mの所でローズキングダムに差し切られ2着に敗れた。

エイシンアポロン 3歳
2010年は3月7日の弥生賞から始動。道中3、4番手でレースを進め、直線で先に抜け出すものの、ゴール前でヴィクトワールピサに交わされ2着に敗れた。続く皐月賞では中団で待機したが、直線では全く伸びず11着に敗れた。 続くNHKマイルカップでも同様の競馬で9着に終わった。秋初戦となった毎日王冠では早め先頭に立ち粘り込みを図るも、ゴール寸前で同じ3歳馬のアリゼオにハナ差差し切られ2着に敗れた。続く天皇賞(秋)では中団追走も直線でジャガーメイルに走行を妨害され、18位入線の17着に終わった。

エイシンアポロン 4歳
2011年は10月9日の毎日王冠で復帰し4着。続く富士ステークスでは道中中団の外を追走すると直線で渋太く脚を伸ばし、先に抜け出したアプリコットフィズとの競り合いを制し重賞2勝目を挙げた。

エイシンアポロン 競走成績
年月日	競馬場	競走名	格	頭
数	枠
番	馬
番	オッズ
(人気)	着順	騎手	斤量	距離(馬場)	タイム
(上り3F)	タイム
差	勝ち馬/(2着馬)
2009	8.	2	小倉	2歳新馬		16	3	6	20.4	(6人)	5着	小牧太	54	芝1800m(良)	1:51.6(36.3)	0.8	ロードヴィオレット
8.	22	小倉	2歳未勝利		16	8	15	5.5	(4人)	1着	小牧太	54	芝1800m(稍)	1:48.1(35.9)	-0.4	(ニシノマナザシ)
9.	20	阪神	野路菊S		9	6	6	5.2	(2人)	5着	小牧太	54	芝1800m(良)	1:48.3(34.0)	1.1	リルダヴァル
10.	17	京都	デイリー杯2歳S	JpnII	13	1	1	12.5	(5人)	2着	池添謙一	55	芝1600m(良)	1:33.7(34.7)	0.0	リディル
11.	14	東京	京王杯2歳S	JpnII	16	6	12	6.3	(3人)	1着	池添謙一	55	芝1400m(稍)	1:22.0(34.5)	-0.2	(アニメイトバイオ)
12.	20	中山	朝日杯FS	JpnI	16	4	8	5.3	(2人)	2着	池添謙一	55	芝1600m(良)	1:34.2(35.2)	0.2	ローズキングダム
2010	3.	7	中山	弥生賞	GII	13	3	3	5.4	(2人)	2着	池添謙一	56	芝2000m(重)	2:06.2(36.5)	0.1	ヴィクトワールピサ
4.	18	中山	皐月賞	GI	18	6	12	8.9	(4人)	11着	池添謙一	57	芝2000m(稍)	2:01.8(36.2)	1.0	ヴィクトワールピサ
5.	9	東京	NHKマイルカップ	GI	18	6	11	11.5	(4人)	9着	岩田康誠	57	芝1600m(良)	1:33.0(35.6)	1.6	ダノンシャンティ
10.	10	東京	毎日王冠	GII	10	3	3	18.1	(8人)	2着	蛯名正義	55	芝1800m(稍)	1:46.4(34.8)	0.0	アリゼオ
10.	31	東京	天皇賞(秋)	GI	18	2	4	26.6	(7人)	17着	蛯名正義	56	芝2000m(稍)	2:00.6(36.3)	2.4	ブエナビスタ
2011	10.	9	東京	毎日王冠	GII	11	1	1	36.1	(10人)	4着	田辺裕信	57	芝1800m(良)	1:46.8(33.2)	0.1	ダークシャドウ
10.	22	東京	富士S	GIII	17	7	13	4.1	(1人)	1着	田辺裕信	56	芝1600m(不)	1:35.0(34.8)	0.0	(アプリコットフィズ)

エイシンアポロン 血統表
エイシンアポロンの血統 (ストームキャット系/Northern Dancer 4x3x4=25%、Hail to Reason 5x5=6.25%)
父

Giant's Causeway
1997 栗毛	Storm Cat
1983 黒鹿毛	Storm Bird	Northern Dancer
South Ocean
Terlingua	Secretariat
Crimson Saint
Mariah's Storm
1991 鹿毛	Rahy	Blushing Groom
Glorious Song
Immense	Roberto
Imsodear
母

Silk And Scarletbr
2002 鹿毛	Sadler's Wells
1981 鹿毛	Northern Dancer	Nearctic
Natalma
Fairy Bridge	Bold Reason
Special
Danilova
1990	Lyphard	Northern Dancer
Goofed
Ballinderry	Irish River
Miss ManonF-No.1-l
母は愛G2デビュータントSの勝利がある

タップダンスシチー

タップダンスシチー

現役期間	2000 - 2005年
英字表記	Tap Dance City

性別	牡
毛色	鹿毛
生誕	1997年3月16日(14歳)
抹消日	2006年1月6日
父	Pleasant Tap
母	All Dance
母の父	Northern Dancer
生国	 アメリカ合衆国
(ケンタッキー州)
生産	Echo Valley Horse Farm
& Swettenham Stud
馬主	(株)友駿ホースクラブ
調教師	佐々木晶三(栗東)
競走成績
生涯成績	42戦12勝
  中央:41戦12勝
  日本国外:1戦0勝
獲得賞金	10億8422万1000円
WTRR	L123(2003年)
L120(2004年)

タップダンスシチーは、日本で活躍した元競走馬、種牡馬。
5歳(現表記、以下同じ)の秋から8歳の春にかけて、GI2勝(2003年ジャパンカップ・2004年宝塚記念)を含む重賞7勝を挙げるなど、大器晩成型の競走馬であった。獲得賞金(付加賞含む)は日本歴代7位[注 1]で、外国産馬では唯一の10億円ホースである。

タップダンスシチー デビュー前
本馬は「シチー」の冠名で知られ、一口馬主のクラブ法人である友駿ホースクラブの所有となり、募集価格は一口6万円×500口で3000万円であったが、最終的にはその36倍の賞金を稼ぐこととなる。
本格化は5歳秋になったころからであったが、佐々木晶三調教師は最初に馬を見たときに「重賞の1つや2つは勝てると思った」、と引退式(後述)のなかでコメントしている。

タップダンスシチー 戦績
3〜4歳(2000 - 2001年)
当初競走馬としてのデビューは1999年秋になるはずだったが、手綱につまづいた際に舌を噛み、舌がちぎれそうになるほどの重傷を負った。そのためデビューは翌2000年3月にずれ込んだ。デビュー戦は9着に敗れたが2戦目で初勝利を挙げ、4戦目の重賞京都新聞杯ではアグネスフライト[注 2]の3着に健闘した。その後は条件戦を走り、12月に格上の900万下条件戦を優勝したが、GI競走とは無縁だった。翌2001年は条件クラス、オープンクラスのレースで堅実な走りを見せたが勝利を挙げることはできなかった。

タップダンスシチー 5歳(2002年)
2002年、1000万下クラスからの格上挑戦[注 3]となった日経新春杯で6番人気ながら3着に入り、その後1000万下・1600万下の競走に連勝。さらに続く日経賞でも2着に入り、デビューから19戦目でオープン馬となった[注 4]。9月、朝日チャレンジカップに優勝し、デビュー23戦目にして重賞初制覇を達成。このとき騎乗した佐藤哲三は本馬の主戦騎手となり、その後引退するまでの全競走に騎乗した。その後は京都大賞典3着、アルゼンチン共和国杯3着、京阪杯5着[注 5]と勝てないレースが続いたが、GI初挑戦となった有馬記念では向こう正面からロングスパートをかけて先頭に立ち、2着に粘った。このころを境に、「先行して押し切る」というレーススタイル(後述)が確立されていった。

タップダンスシチー 6歳(2003年)
2003年の初戦には東京競馬場リニューアル記念[注 6]が選ばれた。調教師の佐々木はタップダンスシチーの本格化を確信していたが、ファンの間では前年の有馬記念で単勝13番人気だった同馬の2着をフロック視する向きが根強く、人気は7番人気にとどまった。しかし、2001年優駿牝馬優勝馬のレディパステルに2馬身差を付けて優勝。続く金鯱賞も優勝した。
宝塚記念でヒシミラクルの3着に敗れたあと、夏期休養を経て京都大賞典に出走。レースでは、2000年10月の競走(デビュー7戦目)以来となる逃げの戦法をとり、ヒシミラクルを抑えて優勝した。レース後、陣営は天皇賞(秋)には出走させず、目標をジャパンカップに絞って調整を進め、同競走が行われる時期には佐々木が「生涯最高」というほどの状態に仕上がった[注 7]。レースでは1番枠から先頭に立つと徐々に後続馬との差を広げ、最終的には2着のザッツザプレンティに9馬身差[注 8]を付けて優勝。初めてのGI制覇を成し遂げた[注 9]。
続く有馬記念ではGI2連勝を狙ったものの、ハイペースで飛ばすザッツザプレンティ・アクティブバイオに主導権を握られ、さらに第4コーナーではまくってきたリンカーンに交わされるなど、ちぐはぐな競馬になってしまいシンボリクリスエスの8着に敗れた。

タップダンスシチー 7歳(2004年)
年明け初戦の金鯱賞では、前年と同じように逃げ馬を捕らえて第3〜第4コーナーで先頭に立ち、サイレンススズカが保持していたレコードタイムを0秒3更新して優勝。同競走の連覇を達成した。続く宝塚記念は単勝1番人気に支持された[注 10]。レースでは序盤は3、4番手を追走し、第3コーナー手前で逃げるローエングリンを交わして先頭に立つとそのまま後続馬の追撃を交わし、2着のシルクフェイマスに2馬身の着差をつけて優勝。2分11秒1のレースレコードを記録してGI競走2勝目を飾った。
宝塚記念優勝を受け、陣営はかねてから計画していた凱旋門賞出走を決定した。調教師の佐々木は9月26日発の飛行機でタップダンスシチーをフランスへ輸送し、翌週の10月3日に行われる凱旋門賞に出走する計画を立てた。しかしチャーターする予定であった飛行機が故障により離陸できないアクシデントに見舞われ、輸送が不可能となった。佐々木は一度は遠征を断念したものの一口馬主の会員には出走を望む声が多く、10月1日発の飛行機で輸送するスケジュールで遠征を敢行。レースでは終始2〜3番手を先行し、ゴールまで残り800〜600メートルの「フォルス・ストレート(偽りの直線)」では先頭に並びかけたが直線で力尽き、Bago(バゴ)の17着に敗れた。
帰国後は検疫の影響で調整が遅れ、陣営が「7割の出来」「あと2週間欲しい」[4]という状態で有馬記念に出走した。レースでは好スタートを切って逃げを打つと、道中の1ハロン(200メートル)ごとのラップタイムは11秒台を連発し、もっとも遅いラップでも12秒4[5]と、「スタートから緩みのないペースで逃げて後続に脚(スタミナ)を使わせる」展開に持ち込み、勝利したゼンノロブロイが記録した2分29秒5の日本レコードから2分の1馬身(0秒1)差の2着に健闘した。

タップダンスシチー 8歳(2005年)
翌2005年も現役を続行。初戦の金鯱賞を逃げ切り、セカイオー[注 15]以来となる平地の同一重賞3連覇の快挙を達成した[注 16]。続く宝塚記念では史上初の連覇および、8歳馬による平地GI制覇を狙い、単勝オッズ1.9倍の1番人気に推されたが、レースの3日前に厩舎内でほかの馬に蹴られ、重度の外傷を負うアクシデントに見舞われた。調教師の佐々木は出走取消も考えたがオーナーサイドとの協議の結果出走することになった。レースでは逃げたコスモバルクを第3コーナー過ぎから捕まえに掛かったが、前年のようにあっさり交わすことができず、直線で力尽きて牝馬のスイープトウショウから1秒2離れた7着に終わった。佐々木いわく、レース後タップダンスシチーは走る気を失い、体調も下降線をたどった。
後半シーズンは調整の遅れから前哨戦を使わずに天皇賞(秋)に出走したが、一度も先頭に立つことなく9着に敗れた。続くジャパンカップではスタートからの1000メートルを58秒3、2000メートルでも1分57秒7のハイペースで逃げ、残り200メートル手前まで先頭という見せ場を作ったが、優勝したアルカセットから1秒差の10着に敗れた。4年連続での出走となった有馬記念では逃げを打ったものの、第4コーナーでコスモバルクに並びかけられると失速し、勝利したハーツクライから1秒4差の12着に敗れた。タップダンスシチーはこのレースを最後に競走馬を引退することが決定しており、有馬記念当日の中山競馬場で最終競走終了後、2003年ジャパンカップ優勝時の1番ゼッケンを着けて引退式を行った。

タップダンスシチー 競走成績
年/月/日	競馬場	競走名	格/
クラス	距離	騎手	重量	着
順	人気/
頭数	単勝
オッズ	タイム
(上がり3F)	馬
場	1着馬(2着馬)	タイム
差
2000/  3/  4	阪神	4歳新馬		芝2000	四位洋文	55	9	6/13	11.8	2:10.5 (38.5)	稍	ミラーダ	+2.2
3/19	阪神	4歳新馬		芝2200	四位洋文	55	1	4/  9	15.6	2:18.4 (35.5)	良	(カガミパラダイス)	-0.0
4/15	阪神	若草S	OP	芝2200	四位洋文	55	5	7/12	19.2	2:18.7 (35.1)	良	アグネスフライト	+0.3
5/  6	京都	京都新聞杯	GIII	芝2000	四位洋文	55	3	5/14	13.7	2:00.3 (35.6)	良	アグネスフライト	+0.5
6/  4	中京	白百合S	900万	芝1800	熊沢重文	55	7	2/13	4.0	1:49.2 (36.3)	良	ジンワラベウタ	+0.9
6/18	阪神	野苺賞	500万	芝2200	熊沢重文	55	5	2/13	4.5	2:17.2 (34.7)	良	ホワイトハピネス	+0.7
10/29	京都	4歳上500万下		芝2400	四位洋文	55	4	5/14	8.6	2:27.3 (36.5)	重	ハートランドヒリュ	+0.4
11/18	京都	八瀬特別	900万	芝2400	幸英明	52	2	4/  8	6.9	2:28.4 (35.0)	良	ホワイトハピネス	+0.2
12/  9	中京	天竜川特別	900万	芝2500	松田大作	53	1	2/10	3.0	2:31.4 (36.2)	良	(ボヘミアンチェリー)	-0.3
2001/  1/  8	京都	万葉S	OP	芝3000	四位洋文	54	5	3/10	5.2	3:09.3 (35.4)	稍	トシザブイ	+0.6
2/18	小倉	関門橋S	1600万	芝2000	中舘英二	53	3	2/12	4.1	2:02.8 (36.6)	良	ファイトコマンダー	+0.2
3/25	阪神	但馬S	1600万	芝2000	安藤勝己	54	2	3/11	4.6	2:00.0 (35.5)	良	ファイトコマンダー	+0.4
4/  7	阪神	大阪-ハンブルクC	OP	芝2500	四位洋文	53	5	2/11	4.7	2:33.8 (34.8)	良	メジロサンドラ	+0.5
12/  8	阪神	3歳上1000万下		芝2000	四位洋文	57	4	4/  9	9.7	2:01.3 (35.6)	良	ダイタクバートラム	+0.6
12/23	阪神	江坂特別	1000万	芝2500	四位洋文	57	2	3/16	5.1	2:33.5 (35.5)	良	シャープキック	+0.2
2002/  1/13	京都	日経新春杯	GII	芝2400	川原正一	52	3	6/12	16.1	2:26.6 (34.4)	良	トップコマンダー	+0.2
2/  9	京都	春日特別	1000万	芝1800	武豊	57	1	1/12	1.9	1:46.9 (35.0)	良	(アスカツヨシ)	-0.2
3/  2	阪神	御堂筋S	1600万	芝2200	O.ペリエ	57	1	1/11	1.8	2:12.3 (35.7)	良	(アクティブバイオ)	-0.6
3/23	中山	日経賞	GII	芝2500	勝浦正樹	57	2	3/  8	9.6	2:37.0 (34.5)	良	アクティブバイオ	+0.0
4/21	東京	メトロポリタンS	OP	芝2300	勝浦正樹	56	3	1/11	3.7	2:21.2 (36.8)	稍	ツルマルボーイ	+0.5
5/18	東京	目黒記念	GII	芝2500	勝浦正樹	56	5	8/18	18.4	2:32.4 (37.8)	重	トシザブイ	+0.6
7/21	函館	函館記念	GIII	芝2000	四位洋文	56	8	7/16	11.9	2:06.2 (38.9)	良	ヤマニンリスペクト	+1.1
9/  7	阪神	朝日チャレンジC	GIII	芝2000	佐藤哲三	56	1	5/10	9.6	1:58.1 (35.2)	良	(イブキガバメント)	-0.0
10/  6	京都	京都大賞典	GII	芝2400	佐藤哲三	57	3	3/  8	8.9	2:24.0 (34.5)	良	ナリタトップロード	+0.4
11/  3	中山	アルゼンチン共和国杯	GII	芝2500	佐藤哲三	57	3	2/11	3.5	2:31.4 (35.4)	良	サンライズジェガー	+0.8
11/23	京都	京阪杯	GIII	芝1800	佐藤哲三	57	5	6/15	13.6	1:45.7 (35.3)	良	サイドワインダー	+0.4
12/22	中山	有馬記念	GI	芝2500	佐藤哲三	57	2	13/14	86.3	2:32.7 (35.9)	稍	シンボリクリスエス	+0.1
2003/  4/26	東京	東京競馬場
リニューアル記念	OP	芝2400	佐藤哲三	58	1	7/13	11.3	2:23.7 (34.6)	良	(レディパステル)	-0.3
5/31	中京	金鯱賞	GII	芝2000	佐藤哲三	57	1	4/14	5.8	1:58.9 (35.8)	稍	(ツルマルボーイ)	-0.1
6/29	阪神	宝塚記念	GI	芝2200	佐藤哲三	58	3	4/17	9.3	2:12.2 (37.0)	良	ヒシミラクル	+0.2
10/12	京都	京都大賞典	GII	芝2400	佐藤哲三	58	1	1/  9	2.2	2:26.6 (34.0)	良	(ヒシミラクル)	-0.2
11/30	東京	ジャパンC	GI	芝2400	佐藤哲三	57	1	4/18	13.8	2:28.7 (37.4)	重	(ザッツザプレンティ)	-1.5
12/28	中山	有馬記念	GI	芝2500	佐藤哲三	57	8	2/12	3.9	2:32.8 (37.8)	良	シンボリクリスエス	+2.3
2004/  5/29	中京	金鯱賞	GII	芝2000	佐藤哲三	59	1	1/12	2.3	1:57.5 (35.3)	良	(ブルーイレヴン)	-0.0
6/27	阪神	宝塚記念	GI	芝2200	佐藤哲三	58	1	1/15	3.5	2:11.1 (36.1)	良	(シルクフェイマス)	-0.3
10/  3	ロンシャン	凱旋門賞	G1	芝2400	佐藤哲三	59.5	17	--/19	----	2:27.8(不明)	良	Bago	+2.8
12/26	中山	有馬記念	GI	芝2500	佐藤哲三	57	2	3/15	8.8	2:29.6 (35.7)	良	ゼンノロブロイ	+0.1
2005/  5/28	中京	金鯱賞	GII	芝2000	佐藤哲三	59	1	1/10	1.4	1:58.9 (33.8)	良	(ヴィータローザ)	-0.4
6/26	阪神	宝塚記念	GI	芝2200	佐藤哲三	58	7	1/15	1.9	2:12.7 (37.3)	良	スイープトウショウ	+1.2
10/30	東京	天皇賞(秋)	GI	芝2000	佐藤哲三	58	9	6/18	14.1	2:00.6 (33.9)	良	ヘヴンリーロマンス	+0.5
11/27	東京	ジャパンC	GI	芝2400	佐藤哲三	57	10	7/18	17.2	2:23.1 (37.3)	良	アルカセット	+1.0
12/25	中山	有馬記念	GI	芝2500	佐藤哲三	57	12	5/16	19.7	2:33.3 (36.9)	良	ハーツクライ	+1.4
通算成績 - 42戦12勝(うち海外1戦0勝)、2着6回、3着7回、着外17回(うち海外1回)

タップダンスシチー 引退後
2006年1月6日付でJRAの競走馬登録が抹消され、ブリーダーズ・スタリオン・ステーション(北海道日高町、旧門別町)で種牡馬となった。シンジケートは組まれず、競走馬時代と同じく友駿ホースクラブの所有馬として種牡馬入りした。クラブ馬であるため、種付料が競走馬時代の賞金と同様に、一口馬主に分配される初めてのケースになった。種付料は30〜80万円(支払い時期などにより異なる)[注と安価に設定され、2006年は163頭、2007年は127頭、2008年は77頭、2009年は50頭推移した。
2008年7月8日に行われた八戸市場2008では、産駒のシュバルブラン2007が牡馬の最高価格となる693万円で、同じく産駒のボールドテスコ2007が牝馬の最高価格となる598万5000円で取引されている。
初年度産駒は2009年にデビューし、同年7月3日の浦和競馬第2競走で、アールパラダンス(牝)が中央競馬・地方競馬通じての産駒初勝利を挙げた。また、同年11月15日の東京競馬第1競走では、ケイアイツバキ(牝)が中央競馬での産駒初勝利を挙げた。しかし、中央での勝ち星はこの1勝のみで、総合的には初年度の産駒成績は不振を極めた。この影響から、翌2010年の種付け頭数は6頭、2011年には1頭と激減してしまう。そのため、この年の種付けを最後に種牡馬を引退し、去勢手術を施された後乗馬に転用[10]。ノーザンホースパークでの訓練を経て、2011年10月からは福島県天栄村のノーザンファーム天栄でスタッフの乗馬訓練用の練習馬となった[11]。

タップダンスシチー 代表産駒
タッチデュール(ジュニアクラウン)
ギンガセブン(関東オークス-JpnII 3着)
タップダンスシチー レーススタイル
2003・2004年金鯱賞、2003年ジャパンカップ、2004年宝塚記念、同年有馬記念のように「スタートから緩みのないペースで引っ張る」競馬を持ち味とした。この戦法は道中でもラップが落ちず、ペースが適度に速くなりやすいので、自身も3度のレコード勝ちを記録し、敗れたレースでも、逃げまたは先行しレースを作った2004年有馬記念や2005年ジャパンカップではコースレコードでの決着となるなど、勝ちタイムが速くなることが多かった。
この戦法は2002年(5歳)暮れの有馬記念から見られるようになったが、これは瞬発力に欠けるところがあるものの、スピードの持続力に優れていて、「無理に抑えると機嫌を損なう」気性だったためであった。優勝した2004年宝塚記念では、3コーナー手前(残り900メートル程度)で先頭に立ってそのまま逃げ切り、優れたスピードの持続力があることを証明しているが、これは瞬発力に欠けるために、相手を引き付け、後続馬のスパートに合わせてレースをするタイプの馬ではないことも示しており、良くも悪くも自分のペースでレースを進めていた。
また、重い馬場やある程度の重い斤量でも苦にせず走れるというのも特徴であるが、2003年ジャパンカップに勝利するまでは、重馬場での実績は2戦して4着・5着であった。

タップダンスシチー エピソード
重賞初制覇が5歳秋と本格化までには時間がかかったが、佐々木は「パドックで、名前の通りタップダンスを踊っている」[1]ため、レース前に消耗していたからと述べている。そのため、パドックでは2人引き(2人に馬を引いてもらうこと)をしていたが、2003年(6歳)の京都大賞典では気性難が解消されて1人引きができるようになり、「タップダンスを踊らなくなった」ことで、佐々木は「本物になった」と思ったという。
通算で18回連対(12勝・2着6回)したが、その相手(1着または2着)にサンデーサイレンス産駒が入ったことは2004年有馬記念(1着ゼンノロブロイ)と2005年金鯱賞(2着ヴィータローザ)の2回しかない。
GI競走には11回出走したが、複数回出走した以下の競走では、いずれの年でも同じ枠に入っている。
宝塚記念(2003 - 2005年) - 8枠
ジャパンカップ(2003・2005年) - 1枠
有馬記念(2002 - 2005年) - 5枠

タップダンスシチー 血統表
タップダンスシチーの血統 リボー系/Nasrullah5×5=6.25%、Polynesian5×5=6.25%
父

Pleasant Tap 1987
鹿毛 アメリカ	Pleasant Colony 1978
黒鹿毛 アメリカ	His Majesty 1968	Ribot
Flower Bowl
Sun Colony 1968	Sunrise Flight
Colonia
Never Knock 1979
黒鹿毛 アメリカ	Stage Door Johnny 1965	Prince John
Peroxide Blonde
Never Hula 1969	Never Bend
Hula Hula
母

All Dance 1978
鹿毛 アメリカ	Northern Dancer 1961
鹿毛 カナダ	Nearctic 1954	Nearco
Lady Angela
Natalma 1957	Native Dancer
Almahmoud
All Rainbows 1973
鹿毛 アメリカ	Bold Hour 1964	Bold Ruler
Seven Thirty
Miss Carmie 1966	T.V. Lark
Twice Over F-No.23-b
半兄 - クリプトシチー(牡・1995年生、父Cryptoclearance)
JRA3勝、おもな勝ち鞍:1999年初夢賞(900万下)
叔母 - Winning Colors(牝・1985年生、父Caro)
米8勝、おもな勝ち鞍:1988年サンタアニタオークス・サンタアニタダービー・ケンタッキーダービー(以上米G1)
また、近親には三代母Miss Carmieを四代母として同じくするディープスカイ(2008年NHKマイルカップ・東京優駿)がいる。

エリザベス女王杯、ブロードストリート&藤原英師をなめたらアカンぜよ!?

エリザベス女王杯の木曜追いを見るとブロードストリートは好調のようですね。
アヴェンチュラ、イタリアンレッド、フミノイマージン、アニメイトバイオあたりに印がつくなら、
近走これらの馬たちといい勝負していたブロードストリートが3着以内にきても何らおかしくないでしょう。
2200mに備えコース追いをしっかりしていますから、万全の態勢と見てよいでしょう。

まあ、なにしろ3歳の時の秋華賞ではレッドディザイア、ブエナビスタと好勝負していたんです。
差し脚が生かせる展開になれば、馬券に絡んでくる可能性もありそうですね。

藤原英調教師は、穴馬券をプロデュースするのが得意ですからね。
09年秋華賞2着や10年の愛知杯、今年のマーメイドSと重賞で3度の2着していますしね。

ブロードストリート

ブロードストリート

性別	牝
毛色	鹿毛
生誕	2006年3月28日(5歳)
死没	(現役競走馬)
登録日	2008年10月30日
父	アグネスタキオン
母	フィラストリート
母の父	Cozzene
生国	 日本(北海道日高町)
生産	下河辺牧場
馬主	下河邉行雄
調教師	藤原英昭(栗東)
競走成績
生涯成績	22戦4勝
獲得賞金	2億1107万9000円

ブロードストリートは日本中央競馬会の競走馬(父内国産馬)。
馬名の由来はアメリカ合衆国・フィラデルフィアの通りの名前から。

ブロードストリート 来歴

ブロードストリート 2008年
デビューは12月21日の阪神の芝1600m。ディープインパクトの半妹ランズエッジ(2番人気6着)や、ヴァーミリアンの半妹フィロンルージュ(5番人気15着)等、良血馬を押さえ1番人気に支持され、人気に応え勝利する。

ブロードストリート 2009年
2戦目は1月17日の京都の芝1600mの500万下の平場戦も1番人気に応え、2勝目を挙げた。そして桜花賞の優先出走権をかけて出走した阪神のチューリップ賞は前年の最優秀2歳牝馬ブエナビスタに次ぐ2番人気だったが、4着に敗れて優先出走権は獲得できなかった。その後、桜花賞当日に行われた忘れな草賞に出走。1番人気に支持されたが2着に敗れ賞金を上積みすることはできなかった。オークス(優駿牝馬)への優先出走権をかけて出走したスイートピーステークスでも1番人気に支持され、ここは人気に応え快勝。晴れてオークスへの優先出走権を獲得した。そして、オークスはブエナビスタの4着だった。しかし、このレースで先着を許したのは桜花賞の1~3着馬のみで、能力は一線級でも通じることを証明した。
夏場は休養に充てて秋初戦はローズステークスに出走。5番人気ではあったが、春2冠とも2着で断然人気のレッドディザイアにクビ差先着し、勝ち時計も阪神芝1800mのコースレコードとなる1分44秒7で重賞初制覇となった。これにより、秋華賞ではそのレッドディザイア、ブエナビスタに次ぐ3番人気に支持されたが、ブエナビスタが第4コーナーにて本馬の進路を妨害(降着処分)し、2着(3位入線後繰上げ)となった。続くエリザベス女王杯では伏兵2頭の大逃げが決まる展開などもあり、6着に終わった。

ブロードストリート 2010年
明け4歳緒戦は3月21日の六甲ステークスに出走。中団追走も伸び切れず8着に敗れた。続く阪神牝馬ステークスでは人気通りの4着だった。本番のヴィクトリアマイルでは好位中団から追い上げるも5着に敗れた。夏の休養を挟んで秋初戦の府中牝馬ステークスに3番人気で出走、中団から追い上げるも伸びを欠き6着に敗れた。続くアンドロメダステークスでは道中中団のインコースを追走し、直線で馬群を縫うように伸びてきたが3着に敗れた。愛知杯では1番人気で出走、中団追走から3コーナーで徐々に進出し、直線でセラフィックロンプとともに抜け出して一騎打ちになったがハナ差で2着に敗れた。

ブロードストリート 2011年
緒戦の京都牝馬ステークスではスタートで出遅れて7着、続く中京記念では道悪馬場がこたえて見せ場がなく8着、中山牝馬ステークスでは11着、ヴィクトリアマイルでは当初騎乗予定だった藤田伸二が感冒のため武士沢友治に乗り替わったが9着と惨敗が続いていた。マーメイドステークスでは中団で待機すると直線で馬群の間から抜け出したが、大外から伸びてきたフミノイマージンにかわされたものの2着と好走した。クイーンステークスでは後方から脚を伸ばしてくるが4着。府中牝馬ステークスでは中団追走も直線で伸びず9着に敗れる。

ブロードストリート 競走成績
年月日	競馬場	競走名	格	頭数	オッズ
(人気)	着順	騎手	斤量	距離(馬場)	タイム
(上り3F)	タイム
差	勝ち馬/(2着馬)
2008.	12.	12	阪神	2歳新馬		18	1.4	(1人)	1着	後藤浩輝	54	芝1600m(良)	1:38.8(34.6)	-0.3	(フローズンダイキリ)
2009.	1.	17	京都	3歳500万下		15	3.1	(1人)	1着	藤田伸二	54	芝1600m(良)	1:35.3(34.7)	-0.4	(ファミリズム)
3.	7	阪神	チューリップ賞	JpnIII	13	8.8	(2人)	4着	藤田伸二	54	芝1600m(良)	1:37.0(35.1)	0.5	ブエナビスタ
4.	12	阪神	忘れな草賞	OP	16	2.5	(1人)	2着	藤田伸二	54	芝2000m(良)	2:01.9(34.9)	0.2	デリキットピース
5.	3	東京	スイートピーS	OP	18	1.9	(1人)	1着	藤田伸二	54	芝1800m(良)	1:48.2(33.8)	-0.2	(サクラローズマリー)
5.	24	東京	優駿牝馬	JpnI	17	33.1	(6人)	4着	藤田伸二	55	芝2400m(良)	2:26.9(34.7)	0.8	ブエナビスタ
9.	20	阪神	ローズS	JpnII	18	28.2	(5人)	1着	藤田伸二	54	芝1800m(良)	R1:44.7(34.2)	0.0	(レッドディザイア)
10.	18	京都	秋華賞	GI	18	10.3	(3人)	2着	藤田伸二	55	芝2000m(良)	1:58.4(34.3)	0.2	レッドディザイア
11.	15	京都	エリザベス女王杯	GI	18	7.7	(2人)	6着	藤田伸二	54	芝2200m(良)	2:14.8(33.2)	1.2	クィーンスプマンテ
2010.	3.	21	阪神	六甲S	OP	16	4.8	(3人)	8着	藤田伸二	57	芝1600m(良)	1:35.2(35.4)	1.0	スマイルジャック
4.	10	阪神	阪神牝馬S	GII	18	7.6	(4人)	4着	藤田伸二	56	芝1400m(良)	1:20.6(34.6)	0.4	アイアムカミノマゴ
5.	16	東京	ヴィクトリアマイル	GI	18	13.5	(4人)	5着	藤田伸二	55	芝1600m(良)	1:32.5(33.9)	0.1	ブエナビスタ
10.	17	東京	府中牝馬S	GIII	17	6.3	(3人)	6着	鮫島良太	55	芝1800m(良)	1:46.8(33.6)	0.4	テイエムオーロラ
11.	13	京都	アンドロメダS	OP	13	6.9	(3人)	3着	藤田伸二	55	芝2000m(良)	1:59.9(35.3)	0.4	アドマイヤメジャー
12.	19	小倉	愛知杯	GIII	18	4.1	(1人)	2着	藤田伸二	56	芝2000m(良)	1:59.5(34.9)	0.0	セラフィックロンプ
2011.	1.	30	京都	京都牝馬S	GIII	16	5.1	(3人)	7着	藤田伸二	55	芝1600m(良)	1:34.3(33.9)	0.6	ショウリュウムーン
5.	15	東京	ヴィクトリアマイル	GI	17	165.8	(15人)	9着	武士沢友治	55	芝1600m(良)	1:32.5(35.1)	0.6	アパパネ
6.	19	阪神	マーメイドS	GIII	13	12.1	(7人)	2着	岩田康誠	56	芝2000m(良)	2:00.6(34.7)	0.2	フミノイマージン
8.	14	札幌	クイーンS	GIII	14	15.9	(6人)	4着	藤田伸二	55	芝1800m(良)	1:46.8(35.3)	0.2	アヴェンチュラ
10.	16	東京	府中牝馬S	GII	16	17.0	(6人)	9着	藤田伸二	55	芝1800m(稍)	1:47.4(34.2)	0.6	イタリアンレッド

ブロードストリート 血統表
ブロードストリートの血統 サンデーサイレンス系/Grey Sovereign 6.25% 5x5
父

アグネスタキオン
1998 栗毛	*サンデーサイレンス
Sunday Silence
1986 青鹿毛	Halo	Hail to Reason
Cosmah
Wishing Well	Understanding
Mountain Flower
アグネスフローラ
1987 鹿毛	*ロイヤルスキー	Raja Baba
Coz o'Nijinsky
アグネスレディー	*リマンド
イコマエイカン
母

*フィラストリート
1994 鹿毛	Cozzene
1980	Caro	*フォルティノ
Chambord
Ride the Trails	Prince John
Wildwook
Phydilla
1978	Lyphard	Northern Dancer
Goofed
Godzilla	Gyr
Gently F-No.6-b
兄に青葉賞3着のフィニステール(父:ダンスインザダーク)がいる。
母の姉の仔にスプリンターズステークス勝ちのヒシアケボノと海外G1勝ちしているアグネスワールドがいる。

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