スマイルジャック
スマイルジャック 性別 牡 毛色 黒鹿毛 生誕 2005年3月8日(6歳) 登録日 2007年 抹消日 (現役競走馬) 父 タニノギムレット 母 シーセモア 母の父 サンデーサイレンス 生国 日本(北海道むかわ町) 生産 上水牧場 馬主 齊藤四方司 調教師 小檜山悟(美浦南) 主戦騎手 小牧太 →岩田康誠 →三浦皇成 競走成績 生涯成績 30戦5勝 獲得賞金 3億4427万3000円 (2011年2月6日現在) スマイルジャック (Smile Jack) の主な勝ち鞍は2008年のスプリングステークス、2009年の関屋記念、2011年の東京新聞杯。
馬名には「笑顔(スマイル)を独占(ジャック)できるように」という意味が込められている。この馬名は新潟ローカルの情報番組『スマイルスタジアムNST』の一企画である「競走馬命名プロジェクトII」によって決められた名前である。
スマイルジャック 経歴
スマイルジャック 2歳
2007年9月1日、新潟競馬場の新馬戦がデビュー戦となり柴田善臣が騎乗して2番人気に支持され、競走では2着となったドリームガードナーに1馬身半差をつけ初勝利を挙げた。続く格上挑戦で挑んだ9月29日の芙蓉ステークスでは、騎乗予定だった柴田善臣が同日第1レースで落馬して負傷を負ったため急遽小林淳一に乗り替わったものの1番人気に支持されたが、競走ではフォーチュンワードにハナ差で敗れ2着だった。10月20日のいちょうステークスでは柴田善臣が療養中のため田中勝春に乗り替わりまたも1番人気に支持されたが、競走ではアロマキャンドルにクビ差で敗れまたも2着だった。重賞初挑戦となった東京スポーツ杯2歳ステークスでは柴田善臣が復帰して新馬戦以来の騎乗を果たし、レースでは5番人気で3着に入った。なお競走後は放牧に出された。
スマイルジャック 3歳
2008年1月初旬に美浦トレーニングセンターに帰厩し、1月26日に自己条件の若竹賞(500万下)で実戦復帰を果たし、競走では1番人気の支持されたが3着だった。続く2月17日のきさらぎ賞では小牧太が騎乗し5番人気で2着に入りオープン馬となった。そして3月23日のスプリングステークスでは6番人気だったが、レースではスタート直後にいったん先頭に立ったものの2番手でレースを進め、最後の直線で逃げていたショウナンアルバを交わしそのまま先頭でゴールして重賞初勝利を挙げ、皐月賞の優先出走権を獲得した。父タニノギムレットも2002年に同レースを制しており、父仔制覇を成し遂げた。そして4月20日の皐月賞に出走したが、4番人気に支持され、好位でレースを進めるも直線で伸びを欠いてキャプテントゥーレの9着に敗れた。 続くクラシック第2戦、父仔2代制覇、前年のウオッカに続くタニノギムレット産駒の連覇を目指した東京優駿では12番人気と皐月賞での敗戦などで大きく人気を落としていた。道中は逃げ馬を見ながら好位でレースを進め、直線では一旦完全に抜け出し後続を突き放しにかかったが、ラスト100mあたりで大外から一気に強襲したディープスカイにかわされ2着となった。低評価を覆しての好走で、この結果3連単は20万馬券という高配当となった。秋は菊花賞トライアルの神戸新聞杯から始動。しかし、9着に敗れた。そして迎えた本番、菊花賞。レースでは先行集団に位置し、4コーナーでまくって先頭に立つがその後失速し、16着に敗れた。その後は菊花賞から大幅な距離短縮となった初の古馬との対戦マイルチャンピオンシップでは岩田康誠に乗り替わったが11着に敗れた。
スマイルジャック 4歳
4歳となった2009年は1月31日の東京新聞杯から始動、9番人気と低評価だったが、最後の直線で馬場の内側から追い込んで3着と好走した。 4月18日のマイラーズカップでも前走同様9番人気だったが、レースでは先行してゴール前でスーパーホーネットとカンパニーに交わされたものの3着に入った。 5月16日の京王杯スプリングカップでは1番人気に推されたが、第3コーナーで不利を受けたのが響いて7着に敗れた。 6月7日の安田記念では後方からレースを進めたが、最後の直線でつまずいて9着に終わった。 暫く間を空けて8月9日の関屋記念に出走。新潟の長い直線で脚を溜め、一度は抜け出したキャプテントゥーレ(2008年皐月賞馬)を捉えると、武豊騎乗のヒカルオオゾラの追撃を抑えて1位入線。騎乗した三浦皇成に重賞2勝目をもたらした。)[1] 10月11日の毎日王冠では中団からレースを進めるも直線で伸び切れず7着に終わった。本番の天皇賞(秋)では終始後方のまま11着と大敗した。続くマイルチャンピオンシップでは6着に終わった。
スマイルジャック 5歳
明け5歳となった2010年は前年同様東京新聞杯から始動、中団からレースを進めるも伸びあぐねて7着に敗れた。続く3月21日の六甲ステークスでは道中中団追走から直線で外に持ち出すと、逃げるタマモナイスプレイをゴール手前で捕らえて勝利した。4月17日のマイラーズカップに1番人気で出走、好位中団からレースを進めるも伸び切れずリーチザクラウンの5着に終わった。6月6日の安田記念では中団グループ待機から最後の直線で馬場の内側から追い込んでくるも届かずショウワモダンの3着に敗れた。 夏場の休養を挟んで、秋緒戦は10月10日の毎日王冠。3・4番手追走から脚を伸ばしてくるも4着だった。10月31日の天皇賞(秋)では好位追走も伸び切れず8着に敗れた。11月21日のマイルチャンピオンシップでは騎乗予定だった三浦皇成が前日に落馬負傷したため川田将雅に乗り替わって出走、3番手追走も直線で伸び切れず6着だった。
スマイルジャック 6歳
明け6歳の緒戦は3年連続となる東京新聞杯。レースは3・4番手追走から直線で先頭に立つとその外から追い込んできたキングストリートをハナ差抑えて2009年関屋記念以来となる重賞3勝目を挙げた。続くマイラーズカップ中団後方からレースを進め、最後の直線で出走馬中最速の上りを出すも伸び切れず6着。安田記念では後方待機から最後の直線で外から追い込んできたがリアルインパクトの3着だった。
スマイルジャック 競走成績
競走日 競馬場 競走名 格 距離(馬場) 頭数 枠番 馬番 オッズ(人気) 着順 タイム(上り3F) 着差 騎手 斤量 1着馬(2着馬) 2007.9.1 新潟 2歳新馬 芝1600m(良) 13 6 8 2.9(2人) 1着 1:36.7(33.4) -0.2 柴田善臣 54kg (ドリームガードナー) 9.29 中山 芙蓉S OP 芝1600m(良) 9 8 9 2.1(1人) 2着 1:36.6(35.1) 0.0 小林淳一 54kg フォーチュンワード 10.20 東京 いちょうS OP 芝1600m(良) 10 8 10 1.9(1人) 2着 1:36.2(34.1) 0.0 田中勝春 55kg アロマキャンドル 11.17 東京 東スポ杯2歳S JpnIII 芝1800m(良) 15 5 9 9.7(5人) 3着 1:47.6(34.5) 0.2 柴田善臣 55kg フサイチアソート 2008.1.26 中山 若竹賞 500万下 芝1800m(良) 14 5 8 1.8(1人) 3着 1:49.4(36.7) 0.3 柴田善臣 56kg ショウナンアルバ 2.17 京都 きさらぎ賞 JpnIII 芝1800m(良) 15 7 12 12.8(5人) 2着 1:48.9(35.0) 0.1 小牧太 56kg レインボーペガサス 3.23 中山 スプリングS JpnII 芝1800m(良) 16 2 3 14.1(6人) 1着 1:48.9(35.4) -0.0 小牧太 56kg (フローテーション) 4.20 中山 皐月賞 JpnI 芝2000m(良) 18 1 2 11.4(4人) 9着 2:02.6(35.8) 0.9 小牧太 57kg キャプテントゥーレ 6.1 東京 東京優駿 JpnI 芝2400m(良) 18 4 7 49.2(12人) 2着 2:26.9(35.5) 0.2 小牧太 57kg ディープスカイ 9.28 阪神 神戸新聞杯 JpnII 芝2400m(良) 18 6 11 8.1(4人) 9着 2:26.1(36.4) 0.8 小牧太 56kg ディープスカイ 10.26 京都 菊花賞 JpnI 芝3000m(良) 18 5 10 7.8(3人) 16着 3:08.9(38.4) 3.2 小牧太 57kg オウケンブルースリ 11.23 京都 マイルCS GI 芝1600m(良) 18 7 15 26.1(8人) 11着 1:33.2(34.9) 0.6 岩田康誠 56kg ブルーメンブラット 2009.1.31 東京 東京新聞杯 GIII 芝1600m(不) 16 1 2 17.0(9人) 3着 1:37.4(37.2) 0.5 岩田康誠 56kg アブソリュート 4.18 阪神 マイラーズC GII 芝1600m(良) 10 8 10 28.4(9人) 3着 1:33.9(33.4) 0.0 岩田康誠 57kg スーパーホーネット 5.16 東京 京王杯SC GII 芝1400m(良) 18 4 8 4.7(1人) 7着 1:20.9(33.7) 0.3 田中勝春 57kg スズカコーズウェイ 6.7 東京 安田記念 GI 芝1600m(良) 18 1 2 30.0(5人) 9着 1:34.7(36.4) 1.2 岩田康誠 58kg ウオッカ 8.9 新潟 関屋記念 GIII 芝1600m(稍) 18 7 13 4.7(2人) 1着 1:32.7(32.5) -0.2 三浦皇成 56kg (ヒカルオオゾラ) 10.11 東京 毎日王冠 GII 芝1800m(良) 11 6 7 11.5(3人) 7着 1:46.1(33.8) 0.8 三浦皇成 57kg カンパニー 11.1 東京 天皇賞(秋) GI 芝2000m(良) 18 6 11 69.7(13人) 11着 1:58.4(33.7) 1.2 三浦皇成 58kg カンパニー 11.22 京都 マイルCS GI 芝1600m(良) 18 3 5 10.3(4人) 6着 1:33.6(33.6) 0.4 三浦皇成 57kg カンパニー 2010.1.30 東京 東京新聞杯 GIII 芝1600m(良) 16 3 5 6.6(4人) 7着 1:32.8(33.6) 0.7 三浦皇成 57kg レッドスパーダ 3.21 阪神 六甲S OP 芝1600m(良) 16 8 15 4.5(2人) 1着 1:34.2(34.4) -0.3 三浦皇成 58kg (タマモナイスプレイ) 4.17 阪神 マイラーズC GII 芝1600m(良) 18 4 9 4.5(1人) 5着 1:33.2(34.0) 0.3 三浦皇成 57kg リーチザクラウン 6.6 東京 安田記念 GI 芝1600m(良) 18 1 2 10.5(5人) 3着 1:31.8(34.3) 0.1 三浦皇成 58kg ショウワモダン 10.10 東京 毎日王冠 GII 芝1800m(稍) 10 8 9 6.3(3人) 4着 1:46.8(35.3) 0.4 三浦皇成 57kg アリゼオ 10.31 東京 天皇賞(秋) GI 芝2000m(稍) 18 3 6 55.4(13人) 8着 1:59.4(35.4) 1.2 三浦皇成 58kg ブエナビスタ 11.21 京都 マイルCS GI 芝1600m(良) 18 1 2 11.9(5人) 6着 1:32.1(35.2) 0.3 川田将雅 57kg エーシンフォワード 2011.2.6 東京 東京新聞杯 GIII 芝1600m(良) 16 8 15 11.5(5人) 1着 1:32.5(33.9) -0.0 三浦皇成 57kg (キングストリート) ※競走成績は2011年2月6日現在。
スマイルジャック 血統表
スマイルジャックの血統 (ロベルト系/Hail to Reason 4×4=12.50%、Graustark 4×5=9.38%(父内)) 父 タニノギムレット 1999 鹿毛 * ブライアンズタイム Brian's Time 1985 黒鹿毛 Roberto Hail to Reason Bramalea Kelley's Day Graustark Golden Trail タニノクリスタル 1988 栗毛 * クリスタルパレス Crystal Palace Caro Hermieres * タニノシーバード Sea-Bird Flaxen 母 シーセモア 1998 鹿毛 * サンデーサイレンス Sunday Silence 1986 青鹿毛 Halo Hail to Reason Cosmah Wishing Well Understanding Mountain Flower カイウンテンシ 1987 鹿毛 マルゼンスキー Nijinsky II *シル ロマンギャル *セントクレスピン サンオーアズサ F-No.15-a 六代母Mabelはヨークシャーオークスの勝ち馬。その子供に、同じくヨークシャーオークスなど重賞を2勝したMay Hillがいる。