「第59回 日経新春杯」は、大波乱もありうるハンデキャップレースです!
2009年には、なんと、単勝11番人気のテイエムプリキュアが勝っています。
ところが、単勝1~3番人気の馬で3着までを占めた2011年のような年もありますから、超難解ですね。
さあ、2012年は、穴馬が波乱を起こすのか!?それとも堅い決着になるのでしょうか?
過去10年のデータから、馬券になる馬を探って見ると、
・日経新春杯では、5歳以下の馬が圧倒的に、馬券になっています!
過去10年のデータで見ると、3着以内の馬30頭中25頭は5歳以下の馬です。
2011年は6頭4歳馬が出走して、そのうちの3頭が1着から3着を占めました。
日経新春杯 年齢別成績(過去10年)
年齢 成績 勝率 連対率 3着内率
4歳 3-3-6-20 9.4% 18.8% 37.5%
5歳 5-5-3-19 15.6% 31.3% 40.6%
5歳以下 8-8-9-39 12.5% 25.0% 39.1%
6歳 1-1-1-26 3.4% 6.9% 10.3%
7歳 1-1-0-20 4.5% 9.1% 9.1%
8歳以上 0-0-0-15 0% 0% 0%
6歳以上 2-2-1-61 3.0% 6.1% 7.6%
6歳以上で馬券になった馬は5頭ですが、テイエムプリキュア以外は、単勝オッズ10倍未満でした。
日経新春杯 6歳以上の馬の、単勝オッズ別成績(過去10年)
単勝オッズ 成績 勝率 連対率 3着内率
10倍未満 1-2-1-7 9.1% 27.3% 36.4%
10倍以上 1-0-0-54 1.8% 1.8% 1.8%
計 2-2-1-61 3.0% 6.1% 7.6%
・日経新春杯は、前走3着以内の馬が馬券になっている!
過去10年の3着以内の馬30頭中21頭は、前走で3着以内の馬です。
日経新春杯 前走の着順別成績(過去10年)
前走の着順 成績 勝率 連対率 3着内率
3着以内 8-6-7-28 16.3% 28.6% 42.9%
4着以下 2-4-3-72 2.5% 7.4% 11.1%
前走3着以内で馬券に絡んだ馬は、21頭いますが、そのうち11頭は前走で条件クラスのレースに出走していました。条件クラスでも、十分、勝負になるわけですね。
日経新春杯 前走着順が3着以内の馬の条件別成績(過去10年)
前走の条件 成績 勝率 連対率 3着内率
条件クラスのレース 4-2-5-10 19.0% 28.6% 52.4%
JRA重賞かオープン特別 4-4-2-18 14.3% 28.6% 35.7%
計 8-6-7-28 16.3% 28.6% 42.9%
・日経新春杯は、前走が2200m以上だった馬が馬券になる!
前走2200m以上の馬は、前走2200m未満の馬よりも馬券になっています。
日経新春杯 前走の距離別成績(過去10年)
前走の距離 成績 勝率 連対率 3着内率
2200m未満 4-5-4-63 5.3% 11.8% 17.1%
2200m以上 6-5-6-35 11.5% 21.2% 32.7%
計 10-10-10-98 7.8% 15.6% 23.4%
・日経新春杯は、出走頭数が13頭以上なら先行有利!
出走頭数が12頭以下だった年(2002年、2005~2007年、2010年)は4コーナーを3番手以内で通過した勝ち馬は、いません。
出走頭数が少ない年は、差し馬が馬券になっています。
出走頭数が13頭以上だった年(2003~2004年、2008~2009年、2011年)は、
4コーナーで3番手以内だった馬が3頭勝っています。
出走頭数が13頭以上の年の、4コーナーの位置別成績(2003~2004年、2008~2009年、2011年)
4コーナーの位置 成績 勝率 連対率 3着内率
3番手以内 3-1-1-14 15.8% 21.1% 26.3%
4番手以下 2-4-4-43 3.8% 11.3% 18.9%
計 5-5-5-57 6.9% 13.9% 20.8%
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日経新春杯 基本データ
開催地 京都競馬場
施行日 2012年1月15日
施行時期 1月中旬
(原則1回京都6日目)
格付け GII
1着賞金 5500万円
賞金総額 1億480万円
距離 芝・外2400m
出走条件 サラブレッド系4歳以上(国際)
負担重量 ハンデキャップ
第1回施行日 1954年1月17日
日経新春杯(にっけいしんしゅんはい)は、京都競馬場の芝2400メートルで施行する中央競馬の重賞(GII)競走。
競走名は優勝杯を提供する日本経済新聞社から冠名が取られている。
日経新春杯 概要
1954年に京都競馬場の芝外回り2400mの重賞として日本経済新春杯の競走名(「新聞」は題名に入らなかった)で創設された。
1979年に日経新春杯に改称、1984年にはGIIに格付けされ、1987年からは芝外回り2200mに距離短縮されたが、1995年からは創設当初の現行距離に変更されている。
ただし1980年と1994年は阪神競馬場で施行され、1984年はダート2600mに馬場変更された。2006年から国際競走となった。
年明け後に関西圏で最初に迎える芝のGII競走で春季の中・長距離路線を見据えた馬が一つの起点とする競走となっているが、同時期開催のアメリカジョッキークラブカップや京都競馬の次開催の京都記念が別定重量であるのに対し、当競走はハンデキャップ競走と差別化が図られている。
また1978年の第25回に海外遠征の壮行レースとして負担重量66.5キロで出走した有馬記念優勝馬のテンポイントが馬体に故障を生じて競走中止となったことで知られる競走である。
同馬は同年3月に死亡したが、その優秀な戦績と故障後に闘病生活を送った悲劇性から年を経た現在でも語り継がれており、「日経新春杯といえばテンポイント」のように結び付ける往年の競馬ファンも少なくない。
現在の優勝レイの配色は紫色の地に黄色文字となっている。
出走資格はサラ系4歳(旧5歳)以上で、施行日当日の1週前から過去1年前までの期間内に1回以上出走のJRA所属の競走馬、外国調教馬(8頭)である。
負担重量はハンデキャップである。
日経新春杯 歴史
1954年 – 京都競馬場の芝外回り2400mの5歳(現4歳)以上のハンデキャップの重賞競走「日本経済新春杯」として創設。
1955年 – 上田武司が調教師として史上初の連覇。
1960年 – 前年の9月1日から日本競馬の時計が変更になったのに伴い、時計表示が1/5秒表示から1/10秒表示に変更。
1961年
タイカンとキオーガンヒカリが同着優勝。
武田文吾が調教師として2人目の連覇。
1978年 – テンポイントがレース中に故障、競走中止。
1979年 – 競走名を現在の「日経新春杯」に変更。
1980年 – 京都競馬場の改修工事により、阪神競馬場の芝2500mで施行。
1981年 – 負担重量が「ハンデキャップ」から「別定重量」に変更。
1984年
グレード制施行によりGIIに格付け。
降雪の影響によりダート2600mで施行。
1987年 – 施行距離を芝外回り2200mに変更。
1990年 – 混合競走に指定。
1994年
負担重量を「別定重量」から「ハンデキャップ」に戻す。
京都競馬場の改修工事により、阪神競馬場の芝2500mで施行。
1995年
施行距離を芝外回り2400mに戻す。
1月22日の開催予定が阪神・淡路大震災の影響により、施行日を1週順延。
1998年 – 5位入線のナムラホームズが失格。原因は前後検量で-2.0kgの誤差が生じたため。
2001年 – 馬齢表示の国際基準への変更に伴い、出走条件が「5歳以上」から「4歳以上」に変更。
2004年 – 四位洋文が騎手として史上初の3連覇。
2006年 – 混合競走から国際競走に変更され、外国調教馬は4頭まで出走可能となる。
2007年 – 日本のパートI国昇格に伴い、外国調教馬の出走枠が8頭に拡大。
2011年 – ウンベルト・リスポリが外国人騎手として初勝利。
日経新春杯 歴代優勝馬
国際競走となった2006年以降は優勝馬の国旗を表記する。
回数 施行日 優勝馬 性齢 勝時計 優勝騎手 管理調教師 馬主
第1回 1954年1月17日 ダイサンホウシユウ 牡4 2:34 4/5 上田三千夫 上田武司 上田清次郎
第2回 1955年1月16日 フジミツル 牡4 2:30 0/5 栗田勝 上田武司 上田清次郎
第3回 1956年1月22日 ヒヤキオーガン 牡5 2:33 4/5 栗田勝 武田文吾 坂上忠兵衞
第4回 1957年1月20日 ナンバイチバン 牡4 2:30 2/5 大沢真 玉谷敬治 浜田尚子
第5回 1958年1月19日 トツプラン 牡4 2:32 0/5 栗田勝 武田文吾 坂谷豊次
第6回 1959年1月18日 タカハル 牡4 2:30 2/5 近藤武夫 伊藤勝吉 コーホー
第7回 1960年1月17日 フサリユウ 牡4 2:34.6 松本善登 武田文吾 新子政勇貴
第8回 1961年1月22日 タイカン 牝4 2:30.5 栗田勝 伊藤勝吉 林熊蔵
キオーガンヒカリ 牡4 松本善登 武田文吾 坂上忠兵衞
第9回 1962年1月21日 ホマレタイコウ 牡4 2:32.6 北橋修二 松元正雄 安藤俊雄
第10回 1963年1月20日 リユウフオーレル 牡4 2:36.9 宮本悳 橋本正晴 三好笑子
第11回 1964年1月19日 コウライオー 牡4 2:35.8 浅見国一 吉田三郎 高田政治
第12回 1965年1月17日 オーヒメ 牝4 2:31.7 田所稔 小川佐助 堀内正男
第13回 1966年1月16日 パワーラツスル 牡4 2:33.1 松本善登 布施正 保積忠児
第14回 1967年1月22日 タイクラナ 牡5 2:29.0 武邦彦 武平三 中山芳雄
第15回 1968年1月21日 リユウフアーロス 牡5 2:29.9 宮本悳 橋本正晴 三好諦三
第16回 1969年1月19日 ダテホーライ 牡4 2:35.6 宇田明彦 星川泉士 伊達牧場
第17回 1970年1月18日 キンセンオー 牡4 2:27.6 小原伊佐美 坂口正二 中野常三郎
第18回 1971年1月17日 コンチネンタル 牡5 2:35.1 津田昭 野平富久 アサヒ牧場
第19回 1972年1月16日 ケイシュウ 牡5 2:37.0 松本善登 浅見国一 内田恵司
第20回 1973年1月21日 ユーモンド 牡4 2:33.1 福永洋一 武田文吾 新子政勇貴
第21回 1974年1月20日 ホウシュウエイト 牡4 2:29.4 武邦彦 日迫清 上田清次郎
第22回 1975年1月19日 イーストリバー 牡5 2:30.7 北橋修二 松元正雄 川東勝俊
第23回 1976年1月18日 ロングホーク 牡4 2:29.3 松田幸春 松田由太郎 中井長一
第24回 1977年1月23日 ホースメンホープ 牡4 2:27.7 小野幸治 小林稔 中路正志
第25回 1978年1月22日 ジンクエイト 牡4 2:28.6 清水英次 福島勝 林儀信
第26回 1979年1月21日 スズカシンプウ 牡4 2:28.5 中島敏文 上田武司 永井永一
第27回 1980年1月20日 メジロトランザム 牡4 2:27.3 武邦彦 浅見国一 メジロ商事(株)
第28回 1981年1月18日 ケンセイグット 牡4 2:29.0 西浦勝一 土門健司 杉安兼蔵
第29回 1982年1月24日 アジシバオー 牡4 2:29.8 岩元市三 新川恵 佐藤安治
第30回 1983年1月23日 オーバーレインボー 牡6 2:28.9 田島良保 土門一美 鳥居茂三
第31回 1984年1月22日 エリモローラ 牡5 2:43.3 猿橋重利 大久保石松 山本慎一
第32回 1985年1月20日 マサヒコボーイ 牡6 2:29.0 田原成貴 久保道雄 宮本貞雄
第33回 1986年1月19日 フリートホープ 牡4 2:28.9 猿橋重利 梅内慶蔵 兼村喜市
第34回 1987年1月25日 フレッシュボイス 牡4 2:16.1 田原成貴 境直行 円城和男
第35回 1988年1月24日 スピードヒーロー 牡6 2:15.3 河内洋 崎山博樹 市川幸助
第36回 1989年1月22日 ランドヒリュウ 牡7 2:14.4 河内洋 小林稔 木村善一
第37回 1990年1月21日 トーワトリプル 牡4 2:15.0 的場均 柄崎孝 井山健一
第38回 1991年1月20日 メルシーアトラ 牡4 2:13.6 河内洋 小野幸治 永井康郎
第39回 1992年1月26日 カミノクレッセ 牡5 2:15.2 南井克巳 工藤嘉見 野上政次
第40回 1993年1月24日 エルカーサリバー 牝4 2:14.0 山田泰誠 田中良平 (株)クレアール
第41回 1994年1月23日 ムッシュシェクル 牡6 2:35.5 藤田伸二 小林稔 藤立啓一
第42回 1995年1月28日 ゴーゴーゼット 牡4 2:24.8 村本善之 新井仁 林儀信
第43回 1996年1月21日 ハギノリアルキング 牡6 2:26.7 藤田伸二 小林稔 日隈広吉
第44回 1997年1月19日 メジロランバダ 牝4 2:27.6 武豊 池江泰郎 (有)メジロ牧場
第45回 1998年1月25日 エリモダンディー 牡4 2:26.3 武豊 大久保正陽 山本慎一
第46回 1999年1月24日 メジロブライト 牡5 2:31.4 河内洋 浅見秀一 (有)メジロ牧場
第47回 2000年1月16日 マーベラスタイマー 牡6 2:24.3 武豊 矢野照正 笹原貞生
第48回 2001年1月14日 ステイゴールド 牡7 2:25.8 藤田伸二 池江泰郎 (有)社台レースホース
第49回 2002年1月13日 トップコマンダー 牡5 2:26.4 四位洋文 崎山博樹 ジョイ・レースホース(株)
第50回 2003年1月19日 バンブーユベントス 牡4 2:25.8 四位洋文 田島良保 (有)バンブー牧場
第51回 2004年1月18日 シルクフェイマス 牡5 2:24.5 四位洋文 鮫島一歩 (有)シルク
第52回 2005年1月16日 サクラセンチュリー 牡5 2:29.0 佐藤哲三 佐々木晶三 (株)さくらコマース
第53回 2006年1月15日 アドマイヤフジ 牡4 2:26.3 福永祐一 橋田満 近藤利一
第54回 2007年1月14日 トウカイワイルド 牡5 2:27.4 安藤勝己 中村均 内村正則
第55回 2008年1月20日 アドマイヤモナーク 牡7 2:27.4 安藤勝己 松田博資 近藤利一
第56回 2009年1月18日 テイエムプリキュア 牝6 2:26.6 荻野琢真 五十嵐忠男 竹園正繼
第57回 2010年1月17日 メイショウベルーガ 牝5 2:24.4 池添謙一 池添兼雄 松本好雄
第58回 2011年1月16日 ルーラーシップ 牡4 2:24.6 U.リスポリ 角居勝彦 (有)サンデーレーシング
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「第52回 京成杯」は、春のクラシックに結びつくために、非常に重要な重賞レースです!
記憶に新しいところでは、2010年の京成杯優勝エイシンフラッシュが日本ダービーを制覇しました。
2009年の2着馬ナカヤマフェスタは日本ダービーこそ4着でしたが、翌年に宝塚記念を優勝、フランスの凱旋門賞で2着に健闘もしました。
また、2007年の優勝馬サンツェッペリンは皐月賞2着、2008年の優勝馬マイネルチャールズは皐月賞3着など、など春のクラシックには欠かせないメンバーがそろいます。
この京成杯の傾向を、過去10年(東京競馬場で行われた2002年を含む)のデータから読み解くと、
・京成杯の上位人気馬は3着以内に来る!
単勝オッズ2.9倍以下の馬が圧倒的な成績を残しています。
過去10年のうち9年(2002年は1着同着)は、優勝馬が単勝オッズ6.9倍以下のオッズの馬から出ています。
2着馬は9頭中6頭が単勝オッズ10倍未満から出ていますが、
3着馬は7頭が単勝オッズ10倍以上です。
穴馬くんもご活躍ですね!
京成杯 単勝オッズ別成績(過去10年)
※2002年は東京競馬場で開催
※2002年は1着同着
単勝オッズ 成績 勝率 連対率 3着内率
2.9倍以下 6-3-1-3 46.2% 69.2% 76.9%
3.0~4.9倍 2-1-1-2 33.3% 50.0% 66.7%
5.0~6.9倍 2-1-1-7 18.2% 27.3% 36.4%
7.0~9.9倍 0-1-0-7 0% 12.5% 12.5%
10.0~19.9倍 1-0-2-14 5.9% 5.9% 17.6%
20.0~49.9倍 0-3-3-30 0% 8.3% 16.7%
50.0倍以上 0-0-2-34 0% 0% 5.6%
・京成杯では、関西馬が強い!関西の騎手も強い!外国人騎手は・・・?
関西馬は勝率・連対率ともに関東馬を大きく凌いでいます。
騎手は、3着以内の数自体は関東所属騎手が勝っていますが、
関西所属騎手が連対率38.5%、3着内率53.8%という圧倒的な成績です。
しかし、なんと外国人騎手は、京成杯での連対例がゼロです。
3着に入ったのは、2004年のD.バルジュー騎手(キングカメハメハ、1番人気)だけなんですね。
これは、そろそろ、外国人騎手が逆に、勝つかも知れないですね。
京成杯 出走馬の所属別成績(過去10年)
所属 成績 勝率 連対率 3着内率
関東馬 5-4-7-69 5.9% 10.6% 18.8%
関西馬 6-5-3-28 14.3% 26.2% 33.3%
京成杯 騎手の所属別成績(過去10年)
騎手の所属 成績 勝率 連対率 3着内率
関東 9-6-7-81 8.7% 14.6% 21.4%
関西 2-3-2-6 15.4% 38.5% 53.8%
外国人騎手 0-0-1-9 0% 0% 10.0%
地方競馬所属騎手 0-0-0-1 0% 0% 0%
※ 内田博騎手は、大井競馬所属時の2007年以前の成績は地方競馬所属騎手として集計
・京成杯では、前年秋の東京か京都で勝っている馬が毎年連対中!
前年秋の東京または京都で勝ち京成杯で連対した馬(過去10年)
年度 着順 馬名 該当レース
02年 1着 ヤマニンセラフィム 11月11日・京都 新馬
03年 2着 テイエムリキサン 10月26日・京都 萩S
04年 1着 フォーカルポイント 10月25日・東京 新馬
06年 1着 ジャリスコライト 10月22日・東京 いちょうS
07年 1着 サンツェッペリン 10月22日・東京 未勝利
2着 メイショウレガーロ 11月25日・東京 ベゴニア賞(500万下)
08年 1着 マイネルチャールズ 11月10日・東京 未勝利
09年 1着 アーリーロブスト 11月30日・京都 未勝利
2着 ナカヤマフェスタ 11月22日・東京 東京スポーツ杯2歳S
10年 1着 エイシンフラッシュ 10月11日・京都 未勝利
11年 1着 フェイトフルウォー 10月10日・東京 新馬
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京成杯
開催地 中山競馬場
施行日 2012年1月15日
施行時期 1月中旬
(原則1回中山6日目)
格付け GIII
1着賞金 3700万円
賞金総額 7060万円
距離 芝2000m
出走条件 サラブレッド系3歳(国際)(特指)
負担重量 別定(本文に記載)
第1回施行日 1961年1月15日
京成杯(けいせいはい)は、中山競馬場の芝2000mで行われる中央競馬の重賞(GIII)競走。京成杯オータムハンデキャップと同様、競走名は中山競馬場の最寄駅(東中山駅)があり優勝杯を提供する京成電鉄から冠名が取られている。
京成杯 概要
1961年に関東圏の4歳(現3歳)の最初の重賞競走として創設、第1回は中山競馬場の芝外回り1600mで施行された。
1970年には施行場を東京競馬場に移すが、1980年に再び中山競馬場に戻している。
1984年にはグレード制施行によりGIIIに格付けされたが、施行距離の芝1600mがクラシック競走に直結せず、クラシック路線の有力馬は回避する傾向があった。
そのため、1999年にジュニアカップと施行条件を入れ替える形で皐月賞と同じ距離である芝2000mに延長された結果、本競走で入賞した競走馬が同年のクラシック戦線で好走することが多くなり、クラシック戦線の行方を占う意味合いがより強まった。
当競走の勝ち馬が後にGIを勝ったという視点からみると、1981年のテンモン以降現れていなかったが、2010年のエイシンフラッシュが東京優駿(日本ダービー)を制し、29年ぶりにGI優勝馬が現れることになった。
また出走馬に関して言えば、ヒシアマゾン(エリザベス女王杯優勝、第34回当競走2着)・キングカメハメハ(NHKマイルカップ、東京優駿優勝、第44回当競走3着で生涯唯一の敗戦)・ナカヤマフェスタ(宝塚記念優勝、第49回当競走2着)などがいる。
現在の優勝レイの配色は、赤色地に銀色文字となっている。
出走資格は、サラ系3歳(旧4歳)のJRA所属の競走馬、JRAに認定された地方所属の競走馬(2頭まで)及び外国調教馬(8頭まで)である。
負担重量は馬齢重量56kg、牝馬2kg減を基本とし、日本馬は収得賞金2000万円以上は1kg増、外国調教馬は重賞競走優勝馬は1kg増となっている。
京成杯 歴史
1961年 – 中山競馬場の芝外回り1600mの4歳(現3歳)限定の別定重量の重賞競走、京成盃として創設(創設当初の基本負担斤量は52kg)。
1970年 – 施行場を東京競馬場に変更。
1971年 – 牡馬・騸馬の基本負担斤量が52kgから54kgに変更。
1972年 – 流行性の馬インフルエンザの影響で3月に中山競馬場の芝外回り1600mで順延開催。
1980年 – 施行場を中山競馬場に戻す。
1981年
基本負担斤量が牡馬・騸馬54kg、牝馬52kgから牡馬・騸馬55キロ、牝馬53kgに変更。
嶋田功が騎手として史上初の連覇。
1984年
混合競走に指定。
グレード制施行によりGIIIに格付け。
1988年 – 柴田政人が騎手として2人目の連覇。
1990年 – 安田富男が騎手として3人目の連覇。
1996年
特別指定交流競走に指定され、地方所属馬は2頭まで出走可能となる。
福島競馬場の改修工事の調整による代替開催により、東京競馬場の芝1600mで施行。
1999年 – 施行距離を現在の芝2000mに変更。
2001年 – 馬齢表示の国際基準への変更に伴い、出走資格が「4歳」から「3歳」に変更。
2002年
東京競馬場の改修工事の調整による代替開催により東京競馬場の芝2000mで施行。
ヤマニンセラフィムとローマンエンパイアが同着優勝。
2003年
基本負担斤量が牡馬・騸馬55kg、牝馬53kgから牡馬・騸馬56kg、牝馬54kgに変更。
蛯名正義が騎手として4人目の連覇。
2005年 – 横山典弘が騎手として5人目の連覇。
2006年 – 3歳クラシック以前の実績馬の選択肢を増やす目的で、負担重量の上限が57kg(牝馬は55kg)になるよう現行の規定に変更。
2007年 – 国際セリ名簿基準委員会(ICSC)の勧告により、重賞格付け表記をJpnIIIに変更。
2008年 – 松岡正海が騎手として6人目の連覇。
2009年
混合競走から国際競走に変更され、外国調教馬は8頭まで出走可能となる。それに伴い、重賞格付け表記をGIIIに戻す。
外国調教馬の負担重量を現行の規定に設定。
京成杯 歴代優勝馬
回数 施行日 優勝馬 性齢 勝時計 優勝騎手 管理調教師 馬主
第1回 1961年1月15日 モンテカルロ 牡3 1:40.6 佐藤征助 秋山史郎 毛利喜八
第2回 1962年1月15日 オーハヤブサ 牝3 1:39.8 藤本勝彦 藤本冨良 笠木政彦
第3回 1963年1月15日 カネノヒカル 牡3 1:37.5 加賀武見 阿部正太郎 金指吉昭
第4回 1964年1月15日 トキノパレード 牡3 1:40.5 野平好男 田中和夫 井口鈴一
第5回 1965年1月15日 メジロマンゲツ 牝3 1:38.5 加賀武見 阿部正太郎 北野豊吉
第6回 1966年3月20日 スピードシンボリ 牡3 1:40.2 津田昭 野平富久 和田共弘
第7回 1967年1月15日 ホウゲツオー 牡3 1:39.3 加賀武見 山岡寿恵次 嶋津芳三
第8回 1968年1月14日 ライトワールド 牡3 1:39.6 樋口弘 三井末太郎 大久保一男
第9回 1969年1月12日 ギャロップ 牡3 1:39.2 野平祐二 秋山史郎 榎本信子
第10回 1970年1月11日 アローエクスプレス 牡3 1:37.1 柴田政人 高松三太 伊達秀和
第11回 1971年1月15日 ヤシマライデン 牡3 1:38.1 伊藤正徳 尾形藤吉 小林庄平
第12回 1972年3月19日 ヒデハヤテ 牡3 1:35.8 福永洋一 伊藤修司 伊藤英夫
第13回 1973年1月14日 カミノテシオ 牡3 1:37.2 加賀武見 高橋英夫 保手浜正康
第14回 1974年1月13日 ウエスタンダッシュ 牡3 1:36.9 伊藤正徳 尾形藤吉 西川商事(株)
第15回 1975年1月12日 テスコガビー 牝3 1:37.5 菅原泰夫 仲住芳雄 長島忠雄
第16回 1976年1月11日 クライムカイザー 牡3 1:36.4 加賀武見 佐藤嘉秋 (有)三登
第17回 1977年1月16日 ヒシスピード 牡3 1:36.7 小島太 高木嘉夫 阿部雅信
第18回 1978年1月15日 タケデン 牡3 1:37.1 岡部幸雄 元石孝昭 武市伝一
第19回 1979年1月14日 ファーストアモン 牡3 1:37.3 吉永正人 松山吉三郎 菅浦一
第20回 1980年1月13日 ハーバーシャレード 牡3 1:42.1 嶋田功 佐々木亜良 (株)ハーバー
第21回 1981年1月11日 テンモン 牝3 1:36.8 嶋田功 稲葉幸夫 原八衛
第22回 1982年1月10日 アスワン 牡3 1:36.7 吉永正人 松山吉三郎 吉田善哉
第23回 1983年1月9日 ブルーダーバン 牡3 1:37.7 杉浦宏昭 二本柳俊夫 福島徳佑
第24回 1984年1月15日 ハツノアモイ 牡3 1:36.2 菅原泰夫 仲住芳雄 仲川初太郎
第25回 1985年1月13日 サクラサニーオー 牡3 1:35.6 小島太 境勝太郎 (株)さくらコマース
第26回 1986年1月12日 ダイナフェアリー 牝3 1:35.1 増沢末夫 鈴木康弘 (有)社台レースホース
第27回 1987年1月11日 スーパーファントム 牡3 1:35.7 柴田政人 中村貢 平野井昌弘
第28回 1988年1月10日 トウショウマリオ 牡3 1:35.4 柴田政人 奥平真治 トウショウ産業(株)
第29回 1989年1月15日 スピークリーズン 牡3 1:36.3 安田富男 尾形充弘 竹﨑満
第30回 1990年1月14日 ノーモアスピーディ 牡3 1:35.2 安田富男 松山康久 吉田照哉
第31回 1991年1月13日 ダイナマイトダディ 牡3 1:34.8 増沢末夫 鈴木康弘 池谷誠一
第32回 1992年1月19日 エーピージェット 牡3 1:35.2 的場均 元石孝昭 (株)デルマークラブ
第33回 1993年1月17日 オースミポイント 牡3 1:35.8 橋本広喜 白井寿昭 山路秀則
第34回 1994年1月9日 ビコーペガサス 牡3 1:33.9 的場均 柳田次男 (有)レジェンド
第35回 1995年1月8日 マイティーフォース 牡3 1:35.1 松永幹夫 加藤敬二 (株)日本ダイナースクラブ
第36回 1996年1月7日 サクラスピードオー 牡3 1:34.6 小島太 境勝太郎 (株)さくらコマース
第37回 1997年1月7日 スピードワールド 牡3 1:36.3 的場均 小西一男 市川不動産(株)
第38回 1998年1月11日 マンダリンスター 牡3 1:36.8 柴田善臣 高市圭二 大川栄一郎
第39回 1999年1月17日 オースミブライト 牡3 2:01.5 蛯名正義 中尾正 山路秀則
第40回 2000年1月16日 マイネルビンテージ 牡3 2:04.0 柴田善臣 佐々木晶三 (株)サラブレッドクラブ・ラフィアン
第41回 2001年1月14日 ボーンキング 牡3 2:03.2 D.ハリソン 松田国英 金子真人
第42回 2002年1月13日 ヤマニンセラフィム 牡3 2:00.4 蛯名正義 浅見秀一 土井肇
ローマンエンパイア 武幸四郎 古川平 (有)ターフ・スポート
第43回 2003年1月19日 スズカドリーム 牡3 2:01.7 蛯名正義 橋田満 永井啓弍
第44回 2004年1月18日 フォーカルポイント 牡3 1:59.2 横山典弘 河野通文 (有)社台レースホース
第45回 2005年1月16日 アドマイヤジャパン 牡3 2:07.4 横山典弘 松田博資 近藤利一
第46回 2006年1月15日 ジャリスコライト 牡3 2:03.2 北村宏司 藤沢和雄 吉田和美
第47回 2007年1月14日 サンツェッペリン 牡3 2:01.6 松岡正海 斎藤誠 加藤信之
第48回 2008年1月20日 マイネルチャールズ 牡3 2:02.9 松岡正海 稲葉隆一 (株)サラブレッドクラブ・ラフィアン
第49回 2009年1月18日 アーリーロブスト 牡3 2:02.7 福永祐一 本田優 (有)三嶋牧場
第50回 2010年1月17日 エイシンフラッシュ 牡3 2:03.6 横山典弘 藤原英昭 平井豊光
第51回 2011年1月16日 フェイトフルウォー 牡3 2:00.9 田中勝春 伊藤伸一 (有)社台レースホース
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牝馬クラシックを目指す、乙女たちの闘いが始まります。
2009年から年明けの中山・芝1600mで争われているフェアリーステークス。
過去3年の優勝馬の中には、2009年に桜花賞、オークスでともに3着に入ったジェルミナルがいますね。
過去のデータを見ると、
・内から中寄りの枠が好成績
2002年から2011年までの12月~2月に中山・芝1600mで行われた2・3歳馬限定のオープンクラスの馬番別成績は、
1~3番の馬の好走率が高い。
7~9番の中寄りの馬もいい。
勝率、複勝率とも1~3番、7~9番がとびぬけている。
馬番別成績(2002年~2011年2月)
馬番 成績 勝率 連対率 3着内率
1~3番 8-6-9-48 11.3% 19.7% 32.4%
4~6番 3-6-5-58 4.2% 12.5% 19.4%
7~9番 8-4-5-53 11.4% 17.1% 24.3%
10~16番 5-8-5-106 4.0% 10.5% 14.5%
・逃げ・先行馬の成績が良い
4コーナーの位置別成績では、
先頭だった馬が3着内率で50.0%。
2~5番手の馬が3着内率で31.4%。
最後の直線が310mと短いため、逃げ・先行タイプの馬に有利だ。
過去3年のこのレースでも、2009年ジェルミナルが4コーナー4番手。
2011年のダンスファンタジアが5番手で勝っている。
・4コーナーの位置別成績(2002年~2011年2月)
4コーナーの位置 成績 勝率 連対率 3着内率
先頭 4-6-2-12 16.7% 41.7% 50.0%
2~5番手 13-12-13-83 10.7% 20.7% 31.4%
6~9番手 5-5-6-78 5.3% 10.6% 17.0%
10番手以下 2-1-3-91 2.1% 3.1% 6.2%
・直近で勝ったレースの距離が芝1500m以上の馬が馬券に絡む!
過去3年のフェアリーステークスで、直近で勝利したレースの距離別成績を見ると、
3着以内馬9頭すべてが、芝1500m以上のレースで勝っている。
直近で優勝したレースの距離別成績(過去3年)
直近で優勝したレースの距離 成績 勝率 連対率 3着内率
芝1400m以下 0-0-0-17 0% 0% 0%
芝1500~1700m 1-2-3-13 5.3% 15.8% 31.6%
芝1800m以上 2-1-0-4 28.6% 42.9% 42.9%
ダートのレース 0-0-0-5 0% 0% 0%
※地方競馬のレースを含む
・前走の単勝人気3番人気以内の馬9頭中8頭が、馬券に絡む!
前走の単勝人気別成績(過去3年)
前走の単勝人気 成績 勝率 連対率 3着内率
1番人気 1-2-1-8 8.3% 25.0% 33.3%
2番人気 2-0-1-2 40.0% 40.0% 60.0%
3番人気 0-1-0-5 0% 16.7% 16.7%
4番人気以下 0-0-1-24 0% 0% 4.0%
カテゴリ : 競馬用語&競走馬, 競馬用語&競走馬 は行, 重賞データ
「第46回 日刊スポーツ賞 シンザン記念」は、
戦後初めてクラシック三冠馬に輝いた、昭和を代表する名馬シンザンの名が刻まれたレースです。
昨年の2着馬オルフェーヴルは、のちに三冠制覇を達成しましたね。
2002年の日本ダービーを制したタニノギムレット(1着)や、2008年に有馬記念などを制したダイワスカーレット(2着)など、
のちの名馬がこのレースを飛躍のステップにすることも多いです。
過去10年の結果から見た傾向は、
・内枠が優勢
過去10年このレースを勝った馬はすべて、馬番が1桁です。
「10番」以上の外枠から出走した馬は2着に2頭、3着に3頭のみ。
「13~16番」のグループからは23頭が出走して、最高着順が5着。
馬番別成績(過去10年)
馬番 成績 勝率 連対率 3着内率
1~3番 4-3-2-21 13.3% 23.3% 30.0%
4~6番 2-3-3-22 6.7% 16.7% 26.7%
7~9番 4-2-2-22 13.3% 20.0% 26.7%
10~12番 0-2-3-20 0% 8.0% 20.0%
13~16番 0-0-0-23 0% 0% 0%
・前走の条件別の成績から見ると?
前走が「朝日杯フューチュリティS」だった馬が好成績。
前走が他の重賞やオープン特別の馬は、やや低調。
未勝利勝ち直後にこのレースに勝った馬は2頭。
新馬勝ち直後に出走して3着以内に入ったのは、2003年のマッキーマックス(2着)と2010年のマルセリーナ(3着)だけ。
この2頭は、のちに重賞で勝っています。
・前走の条件別成績(過去10年)
前走の条件 成績 勝率 連対率 3着内率
朝日杯フューチュリティS 5-2-3-23 15.2% 21.2% 30.3%
阪神ジュべナイルフィリーズ 0-0-0-4 0% 0% 0%
GII・JpnII またはGIII・JpnIII 0-2-1-12 0% 13.3% 20.0%
オープン特別 1-2-3-21 3.7% 11.1% 22.2%
500万下 2-2-2-23 6.9% 13.8% 20.7%
未勝利 2-1-0-18 9.5% 14.3% 14.3%
新馬 0-1-1-4 0% 16.7% 33.3%
地方競馬のレース 0-0-0-3 0% 0% 0%
※未勝利には、新馬2走目以降を含む(2002年までは、同一開催で勝ち上がるまで新馬に出走できた)
・前走の上位人気馬が好成績
前走が単勝「3番人気以内」だった馬が好成績。
前走で「6~9番人気」だった馬も上々の成績。
前走が未勝利または500万下で、6~9番人気の馬は、12頭が出走して3着以内がゼロ。
前走が単勝10番人気以下で3着以内に入った3頭は、
すべて前走で朝日杯フューチュリティSに出走していた。
朝日杯フューチュリティSで10番人気以下だった馬の成績は低調。
前走の単勝人気別成績(過去10年)
前走の単勝人気 成績 勝率 連対率 3着内率
1番人気 2-4-1-16 8.7% 26.1% 30.4%
2番人気 3-2-2-13 15.0% 25.0% 35.0%
3番人気 2-0-1-7 20.0% 20.0% 30.0%
4~5番人気 1-0-2-14 5.9% 5.9% 17.6%
6~9番人気 1-3-3-30 2.7% 10.8% 18.9%
10番人気以下 1-1-1-28 3.2% 6.5% 9.7%
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JRAは、馬事文化賞に島田明宏氏著「消えた天才騎手 最年少ダービージョッキー・前田長吉の奇跡」を選出しました。
「消えた天才騎手 最年少ダービージョッキー・前田長吉の奇跡」の概略
史上最年少の20歳3か月で日本ダービーを制した前田長吉騎手の伝記。
1942年(昭和17年)春季にデビュー、その2年後の秋に徴兵され、満州に出征、戦後はシベリアに抑留、強制労働により1946年(昭和21年)2月、23歳で夭逝した。
これまで彼の人生、特に競馬界での活躍は、戦争の混乱期の短期間であったため、資料が散逸し、聞き取り調査の対象者が鬼籍に入られ、その多くが謎に包まれていた。
著者が「私のライフワークというべき作品をお届けできることを嬉しく思う」と巻頭に記しているとおり、まさに足かけ5年の歳月をかけて長吉の人生を明らかにした労作。
・受賞の理由
受賞作の「消えた天才騎手 最年少ダービージョッキー・前田長吉の奇跡」は、1943年にクリフジに騎乗しダービージョッキーとなった前田長吉の人生を丹念に調べ上げ、今まで謎に包まれていた同騎手の人生を世に知らしめた点が評価されました。
また、近代競馬150周年を迎えた今年、その150年の中で日本がもっとも苦難に直面した第二次世界大戦中の競馬の模様、またその戦争に翻弄された騎手・前田長吉の悲運を興味深く描いた点も併せて評価されました。
・島田明宏氏のコメント
「競馬の文章を書き始めて20年以上となりますが、ずっと意識していた賞でした。自分としては遠いものと思っていたので、今回の受賞は非常に嬉しいの一言です。競馬に関する物語をこれからもずっと書き続けていきたいと思います。」
島田 明宏(しまだ あきひろ、1964年11月2日 – )は日本のライター。北海道札幌市生まれ。専門・得意分野は競馬、インタビュー、書評、紀行文など。作家・伊集院静を私淑している。
島田 明宏プロフィール
北海道札幌西高等学校卒業。早稲田大学政治経済学部政治学科中退。 高校在学時サッカー札幌選抜メンバーとして国体予選に出場するも、右膝前十字じん帯断裂のため選手生活を断念。 早大在学中より執筆活動開始。テレビ朝日『プレステージ』、フジテレビ『FNN DATE LINE』、ニッポン放送の早朝番組などの構成を担当。ほぼ同時期に雑誌「GORO」「ホットドッグ・プレス」などでライター業を始める。
島田 明宏 執筆活動
島田 明宏 ノンフィクション
1987年秋から1年ほど東京中日スポーツのレース課で仕事をする。
1990年夏から武豊騎手のアメリカ遠征に同行するようになり、「Number」「別冊宝島」「競馬の達人」「おもしろ競馬塾」「ヤングマガジン」「週刊文春」「週刊アサヒ芸能」などで競馬関連の原稿を書くようになる。
並行して男性誌や自動車専門誌でF1やWRC (世界ラリー選手権)などモータースポーツ関係の取材記事、「週刊朝日」「DIME」「プレジデント」「週刊ポスト」などでノンフィクション、書評などを書く。「大人の休日倶楽部ジパング」で「益子焼紀行」「早春の鎌倉紀行」など紀行文を執筆。
島田 明宏 小説、漫画原作
集英社「青春と読書」1998年10月号に「鞍上のバレット」、1999年5月号に「ラストステッキ」、同年9月号に「ジイさんの半マイル」、日本中央競馬会「優駿」2006年6月号に「青い鞭」などの短編小説を寄稿。
学研「4年の学習」で子ども向けの物語「竹のムチがくれた夢」「まぼろしの鬼」「ナイス・ストレート」などを執筆。
講談社「BE・LOVEパフェ」に「たった一度の駒くらべ」、集英社「週刊ヤングジャンプ増刊『漫革』」に「のりこののりは法律の法」など漫画の原作を書く。
島田 明宏 連載エッセイ
「週刊競馬ブック」で「競馬は本音で」、その後「競馬ことのは」を隔週連載。「一筆啓上」も年数回。
「スポーツ報知」でGI予想コラムを連載中。
「UMAJIN」で「UMAJIN eye」、その後「島田明宏のフォーカス」を連載中。
島田 明宏 文庫解説
むかい風(伊集院静、集英社文庫、1998)
眺めのいい人(伊集院静、ゴマ文庫、2007)
島田 明宏 著書
わたしの馬が、ターフを走る(オーエス出版社、1994)
「武豊」の瞬間(集英社、1997 のち文庫、1999)
凶走(講談社、1999)
ありゃ馬こりゃ馬で勝ち馬を探せ!(講談社、1999)
蛯名正義フォトエッセイ 冷めて、静かに、熱くなれ(講談社、2000)
武豊対談集 頂上を駆ける(ザ・マサダ、2000 のち廣済堂文庫、2002)
武豊インタビュー集 戴冠(廣済堂出版、2002)
武豊インタビュー集 美技(廣済堂出版、2003)
武豊インタビュー集 躍動(廣済堂出版、2004)
ディープインパクト 無敗の三冠馬の真実(廣済堂出版、2005)
ありがとう、ディープインパクト 最強馬伝説完結(廣済堂出版、2007)
武豊インタビュー集スペシャル 勝負篇(廣済堂文庫、2007)
武豊インタビュー集スペシャル 名馬篇(廣済堂文庫、2007)
伝説の名ジョッキー 歴史をつくった天才たちの光と影(ゴマブックス、2008)
ウオッカ物語 競馬史に残る美しき名牝(廣済堂出版、2010)
消えた天才騎手 最年少ダービージョッキー・前田長吉の奇跡(白夜書房、2011)
島田 明宏 訳書
きらめく瞳に会った(ボブ・コンスタンデュロス著、山海堂、1993)
島田 明宏 賞歴
2009年 – 「下総御料牧場の春」で第26回さきがけ文学賞選奨[1]
2012年 「消えた天才騎手 最年少ダービージョッキー・前田長吉の奇跡」で馬事文化賞
島田 明宏 脚注
^ 第26回さきがけ文学賞(秋田魁新報社)
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オルフェーヴル!文句なしの年度代表馬、おめでとうございます。
現役最強牝馬、最強世代を押し退けての受賞ですからね。今年も大活躍を期待します。
もう誰もドリームジャーニーの弟と呼ばなくないでしょう。
今年はオルフェーヴルの全弟がデビューしますので、この馬も自分の名前で皆に覚えられるような競走馬になるkとを祈ります。
日本中央競馬会(JRA)は、2011年度のJRA賞でオルフェーヴル(栗東・池江泰寿きゅう舎)が年度代表馬に決まったと発表しました。
オルフェーヴルは史上7頭目の3歳クラシック三冠馬。有馬記念も制覇。オルフェーヴルは最優秀3歳牡馬も受賞。
最優秀4歳以上牡馬は、日本馬としてドバイ・ワールドカップを初めて制したヴィクトワールピサ。
最優秀4歳以上牝馬には、ジャパンカップ優勝でGI通算6勝目を挙げ、有馬記念を最後に引退したブエナビスタ。
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中山金杯のダイワファルコンは、惜しくも2着。京都金杯マイネルラクリマは、余裕の勝利。
管理する上原博之師は、中央大学卒のインテリ調教師。昨年は21勝で調教師リーディングで48位。開業20年目で今年ブレイクするかもしれません。注目します。
上原博之
出身地 茨城県土浦市
(出生は千葉県我孫子市)
生年月日 1957年1月25日(54歳)
所属団体 日本中央競馬会
初免許年 1993年(1994年開業)
重賞勝利 19勝
G1級勝利 5勝
経歴
所属 柄崎義信(1980年 – 1983年、調教助手)
和田正道(1983年 – 1993年、調教助手)
美浦T.C.(1994年 – 現在)
上原 博之(うえはら ひろゆき、1957年1月25日 – )は、日本中央競馬会(JRA)に所属する調教師。主な管理馬にGI競走で5勝を挙げたダイワメジャーがいる。所属場は美浦トレーニングセンター。茨城県土浦市出身、茨城県立土浦第三高等学校を経て中央大学法学部卒。
上原 博之 経歴
1957年、千葉県我孫子市に生まれる。1歳の時に茨城県土浦市に転居し、以後土浦で育った。父親は農協系の団体職員で獣医師資格を持ち、この影響もあって幼少の頃から動物好きだった。
土浦第三高等学校では父の勧めで馬術部に所属。3年次には主将を務め、1974年の茨城国体では県代表選手として個人準優勝、団体で優勝を経験している。高校卒業後は馬術選手としての推薦で中央大学に進み、ここでも3、4年次に主将を務めた。大学時代は4年次に出場した関東大学馬術選手権で優勝、全日本学生選手権では個人3位、団体5位の成績を残した。
就職先には日本中央競馬会を希望していたが採用されず、留年を選択した後に乗馬インストラクターの資格を取得するためイギリスに留学。4ヶ月間の研修を経て帰国の翌春に大学を卒業し、静岡県御殿場市のホテル兼乗馬クラブにアシスタントマネージャー兼インストラクターとして就職した。しかし半年後、恋人(後の妻)と美浦トレーニングセンターを見学に訪れた際、知己であった獣医師に競走馬の調教に携わることを勧められ、直後に日本中央競馬会の調教助手資格を取得。1980年11月、紹介を受けた同場所属の調教師・柄崎義信厩舎に入った。
柄崎厩舎で3年過ごした後、和田正道厩舎へ移籍。ドバイでの研修などを経て調教師を志すようになり、1993年に通算5度目の受験で調教師免許を取得した。
上原 博之 調教師時代
1994年3月、茨城県美浦トレーニングセンターに自身の厩舎を開業。初勝利は同期開業調教師の中で最も遅く、同年7月3日の札幌開催における未勝利戦をノーブルグラスで勝ったのが最初となった。
しかし以後は順調に勝利を重ね、当年13勝を挙げた。翌1995年7月には初勝利馬ノーブルグラスが札幌スプリントステークスを制し、重賞初勝利を挙げる。当年は重賞2勝を含む24勝を挙げ、関東の優秀調教師賞を受賞。以後毎年概ね15-20勝前後の成績を維持する中堅厩舎として定着している。
2004年、管理馬ダイワメジャーが皐月賞を制し、GI競走およびクラシック競走初制覇を果たす。同馬は後に競走能力に影響を及ぼす喘鳴症を発症して低迷に陥ったが、手術を施した後は立て直すことに成功し、2007年末の引退までに5つのGI競走に優勝した。
同馬に代表されるように、「ダイワ」を冠名とする有力馬主・大城敬三所有馬の関東における主戦厩舎を担っている。また、自身の管理馬が出走しないGI競走当日には、テレビの競馬中継で解説者としての出演もこなす。
上原 博之 調教師成績
日付 競馬場・開催 競走名 馬名 頭数 人気 着順
初出走1994年3月5日 2回中山3日12R 5歳上500万下 メイスンボサツ 16頭 12 11着
初勝利 1994年7月3日 1回札幌8日3R 4歳未勝利 ノーブルグラス 8頭 1 1着
重賞初出走 1994年4月9日 3回中山5日9R 中山大障害(春) ロンゲット 6頭 5 5着
重賞初勝利 1995年7月16日 2回札幌4日11R 札幌スプリントS ノーブルグラス 16頭 9 1着
GI初出走 1995年10月29日 4回東京8日10R 天皇賞(秋) スガノオージ 17頭 8 15着
GI初勝利 2004年4月18日 3回中山8日11R 皐月賞 ダイワメジャー 18頭 10 1着
上原 博之 主な管理馬
※括弧内は当該馬の優勝重賞競走、太字はGI級競走。
ノーブルグラス(1995・1996年札幌スプリントステークス)
スガノオージ(1995年毎日王冠 1996年カブトヤマ記念)
ダイワルージュ(2000年新潟3歳ステークス)
ダイワメジャー(2004年皐月賞、2006年天皇賞(秋)、マイルチャンピオンシップ、2007年安田記念、マイルチャンピオンシップなど重賞8勝)
フェリシア(2004年フェアリーステークス)
ショウナンタキオン(2005年新潟2歳ステークス)
プレミアムボックス(2008年オーシャンステークス 2009年CBC賞、京阪杯)
ダイワワイルドボア(2008年セントライト記念)
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いよいよ今年の競馬が始まりますね。初月無料メルマガの予想は、配信を完了しました。
今年も、年間での大幅プラスを狙って参ります。
中山金杯の予想は、勝負レースとして初月無料メルマガで配信したため、京都金杯の予想をしてみます。
基本的には、内枠有利な馬場とみます。
本命は、9番ショウリュウムーンです。
データ的に牝馬というのがネックではありますが、前走は距離が長すぎたし、馬場が悪かった、外差し馬場にやられた等、
不利な条件が多すぎました。
今回は、ベストの距離に戻りましたし、得意な良馬場、内枠有利な傾向と条件が好転しました。
この馬から下記4頭にワイドで流します。
10サダムパテック
○8ブリッツェン
▲7ダノンシャーク
△14ガンダーラ
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