スマイルジャック
性別 牡
毛色 黒鹿毛
生誕 2005年3月8日(6歳)
登録日 2007年
抹消日 (現役競走馬)
父 タニノギムレット
母 シーセモア
母の父 サンデーサイレンス
生国 日本(北海道むかわ町)
生産 上水牧場
馬主 齊藤四方司
調教師 小檜山悟(美浦南)
主戦騎手 小牧太
→岩田康誠
→三浦皇成
競走成績
生涯成績 30戦5勝
獲得賞金 3億4427万3000円
(2011年2月6日現在)
スマイルジャック (Smile Jack) の主な勝ち鞍は2008年のスプリングステークス、2009年の関屋記念、2011年の東京新聞杯。
馬名には「笑顔(スマイル)を独占(ジャック)できるように」という意味が込められている。この馬名は新潟ローカルの情報番組『スマイルスタジアムNST』の一企画である「競走馬命名プロジェクトII」によって決められた名前である。
スマイルジャック 経歴
スマイルジャック 2歳
2007年9月1日、新潟競馬場の新馬戦がデビュー戦となり柴田善臣が騎乗して2番人気に支持され、競走では2着となったドリームガードナーに1馬身半差をつけ初勝利を挙げた。続く格上挑戦で挑んだ9月29日の芙蓉ステークスでは、騎乗予定だった柴田善臣が同日第1レースで落馬して負傷を負ったため急遽小林淳一に乗り替わったものの1番人気に支持されたが、競走ではフォーチュンワードにハナ差で敗れ2着だった。10月20日のいちょうステークスでは柴田善臣が療養中のため田中勝春に乗り替わりまたも1番人気に支持されたが、競走ではアロマキャンドルにクビ差で敗れまたも2着だった。重賞初挑戦となった東京スポーツ杯2歳ステークスでは柴田善臣が復帰して新馬戦以来の騎乗を果たし、レースでは5番人気で3着に入った。なお競走後は放牧に出された。
スマイルジャック 3歳
2008年1月初旬に美浦トレーニングセンターに帰厩し、1月26日に自己条件の若竹賞(500万下)で実戦復帰を果たし、競走では1番人気の支持されたが3着だった。続く2月17日のきさらぎ賞では小牧太が騎乗し5番人気で2着に入りオープン馬となった。そして3月23日のスプリングステークスでは6番人気だったが、レースではスタート直後にいったん先頭に立ったものの2番手でレースを進め、最後の直線で逃げていたショウナンアルバを交わしそのまま先頭でゴールして重賞初勝利を挙げ、皐月賞の優先出走権を獲得した。父タニノギムレットも2002年に同レースを制しており、父仔制覇を成し遂げた。そして4月20日の皐月賞に出走したが、4番人気に支持され、好位でレースを進めるも直線で伸びを欠いてキャプテントゥーレの9着に敗れた。 続くクラシック第2戦、父仔2代制覇、前年のウオッカに続くタニノギムレット産駒の連覇を目指した東京優駿では12番人気と皐月賞での敗戦などで大きく人気を落としていた。道中は逃げ馬を見ながら好位でレースを進め、直線では一旦完全に抜け出し後続を突き放しにかかったが、ラスト100mあたりで大外から一気に強襲したディープスカイにかわされ2着となった。低評価を覆しての好走で、この結果3連単は20万馬券という高配当となった。秋は菊花賞トライアルの神戸新聞杯から始動。しかし、9着に敗れた。そして迎えた本番、菊花賞。レースでは先行集団に位置し、4コーナーでまくって先頭に立つがその後失速し、16着に敗れた。その後は菊花賞から大幅な距離短縮となった初の古馬との対戦マイルチャンピオンシップでは岩田康誠に乗り替わったが11着に敗れた。
スマイルジャック 4歳
4歳となった2009年は1月31日の東京新聞杯から始動、9番人気と低評価だったが、最後の直線で馬場の内側から追い込んで3着と好走した。
4月18日のマイラーズカップでも前走同様9番人気だったが、レースでは先行してゴール前でスーパーホーネットとカンパニーに交わされたものの3着に入った。
5月16日の京王杯スプリングカップでは1番人気に推されたが、第3コーナーで不利を受けたのが響いて7着に敗れた。
6月7日の安田記念では後方からレースを進めたが、最後の直線でつまずいて9着に終わった。
暫く間を空けて8月9日の関屋記念に出走。新潟の長い直線で脚を溜め、一度は抜け出したキャプテントゥーレ(2008年皐月賞馬)を捉えると、武豊騎乗のヒカルオオゾラの追撃を抑えて1位入線。騎乗した三浦皇成に重賞2勝目をもたらした。)[1]
10月11日の毎日王冠では中団からレースを進めるも直線で伸び切れず7着に終わった。本番の天皇賞(秋)では終始後方のまま11着と大敗した。続くマイルチャンピオンシップでは6着に終わった。
スマイルジャック 5歳
明け5歳となった2010年は前年同様東京新聞杯から始動、中団からレースを進めるも伸びあぐねて7着に敗れた。続く3月21日の六甲ステークスでは道中中団追走から直線で外に持ち出すと、逃げるタマモナイスプレイをゴール手前で捕らえて勝利した。4月17日のマイラーズカップに1番人気で出走、好位中団からレースを進めるも伸び切れずリーチザクラウンの5着に終わった。6月6日の安田記念では中団グループ待機から最後の直線で馬場の内側から追い込んでくるも届かずショウワモダンの3着に敗れた。
夏場の休養を挟んで、秋緒戦は10月10日の毎日王冠。3・4番手追走から脚を伸ばしてくるも4着だった。10月31日の天皇賞(秋)では好位追走も伸び切れず8着に敗れた。11月21日のマイルチャンピオンシップでは騎乗予定だった三浦皇成が前日に落馬負傷したため川田将雅に乗り替わって出走、3番手追走も直線で伸び切れず6着だった。
スマイルジャック 6歳
明け6歳の緒戦は3年連続となる東京新聞杯。レースは3・4番手追走から直線で先頭に立つとその外から追い込んできたキングストリートをハナ差抑えて2009年関屋記念以来となる重賞3勝目を挙げた。続くマイラーズカップ中団後方からレースを進め、最後の直線で出走馬中最速の上りを出すも伸び切れず6着。安田記念では後方待機から最後の直線で外から追い込んできたがリアルインパクトの3着だった。
スマイルジャック 競走成績
競走日 競馬場 競走名 格 距離(馬場) 頭数 枠番 馬番 オッズ(人気) 着順 タイム(上り3F) 着差 騎手 斤量 1着馬(2着馬)
2007.9.1 新潟 2歳新馬 芝1600m(良) 13 6 8 2.9(2人) 1着 1:36.7(33.4) -0.2 柴田善臣 54kg (ドリームガードナー)
9.29 中山 芙蓉S OP 芝1600m(良) 9 8 9 2.1(1人) 2着 1:36.6(35.1) 0.0 小林淳一 54kg フォーチュンワード
10.20 東京 いちょうS OP 芝1600m(良) 10 8 10 1.9(1人) 2着 1:36.2(34.1) 0.0 田中勝春 55kg アロマキャンドル
11.17 東京 東スポ杯2歳S JpnIII 芝1800m(良) 15 5 9 9.7(5人) 3着 1:47.6(34.5) 0.2 柴田善臣 55kg フサイチアソート
2008.1.26 中山 若竹賞 500万下 芝1800m(良) 14 5 8 1.8(1人) 3着 1:49.4(36.7) 0.3 柴田善臣 56kg ショウナンアルバ
2.17 京都 きさらぎ賞 JpnIII 芝1800m(良) 15 7 12 12.8(5人) 2着 1:48.9(35.0) 0.1 小牧太 56kg レインボーペガサス
3.23 中山 スプリングS JpnII 芝1800m(良) 16 2 3 14.1(6人) 1着 1:48.9(35.4) -0.0 小牧太 56kg (フローテーション)
4.20 中山 皐月賞 JpnI 芝2000m(良) 18 1 2 11.4(4人) 9着 2:02.6(35.8) 0.9 小牧太 57kg キャプテントゥーレ
6.1 東京 東京優駿 JpnI 芝2400m(良) 18 4 7 49.2(12人) 2着 2:26.9(35.5) 0.2 小牧太 57kg ディープスカイ
9.28 阪神 神戸新聞杯 JpnII 芝2400m(良) 18 6 11 8.1(4人) 9着 2:26.1(36.4) 0.8 小牧太 56kg ディープスカイ
10.26 京都 菊花賞 JpnI 芝3000m(良) 18 5 10 7.8(3人) 16着 3:08.9(38.4) 3.2 小牧太 57kg オウケンブルースリ
11.23 京都 マイルCS GI 芝1600m(良) 18 7 15 26.1(8人) 11着 1:33.2(34.9) 0.6 岩田康誠 56kg ブルーメンブラット
2009.1.31 東京 東京新聞杯 GIII 芝1600m(不) 16 1 2 17.0(9人) 3着 1:37.4(37.2) 0.5 岩田康誠 56kg アブソリュート
4.18 阪神 マイラーズC GII 芝1600m(良) 10 8 10 28.4(9人) 3着 1:33.9(33.4) 0.0 岩田康誠 57kg スーパーホーネット
5.16 東京 京王杯SC GII 芝1400m(良) 18 4 8 4.7(1人) 7着 1:20.9(33.7) 0.3 田中勝春 57kg スズカコーズウェイ
6.7 東京 安田記念 GI 芝1600m(良) 18 1 2 30.0(5人) 9着 1:34.7(36.4) 1.2 岩田康誠 58kg ウオッカ
8.9 新潟 関屋記念 GIII 芝1600m(稍) 18 7 13 4.7(2人) 1着 1:32.7(32.5) -0.2 三浦皇成 56kg (ヒカルオオゾラ)
10.11 東京 毎日王冠 GII 芝1800m(良) 11 6 7 11.5(3人) 7着 1:46.1(33.8) 0.8 三浦皇成 57kg カンパニー
11.1 東京 天皇賞(秋) GI 芝2000m(良) 18 6 11 69.7(13人) 11着 1:58.4(33.7) 1.2 三浦皇成 58kg カンパニー
11.22 京都 マイルCS GI 芝1600m(良) 18 3 5 10.3(4人) 6着 1:33.6(33.6) 0.4 三浦皇成 57kg カンパニー
2010.1.30 東京 東京新聞杯 GIII 芝1600m(良) 16 3 5 6.6(4人) 7着 1:32.8(33.6) 0.7 三浦皇成 57kg レッドスパーダ
3.21 阪神 六甲S OP 芝1600m(良) 16 8 15 4.5(2人) 1着 1:34.2(34.4) -0.3 三浦皇成 58kg (タマモナイスプレイ)
4.17 阪神 マイラーズC GII 芝1600m(良) 18 4 9 4.5(1人) 5着 1:33.2(34.0) 0.3 三浦皇成 57kg リーチザクラウン
6.6 東京 安田記念 GI 芝1600m(良) 18 1 2 10.5(5人) 3着 1:31.8(34.3) 0.1 三浦皇成 58kg ショウワモダン
10.10 東京 毎日王冠 GII 芝1800m(稍) 10 8 9 6.3(3人) 4着 1:46.8(35.3) 0.4 三浦皇成 57kg アリゼオ
10.31 東京 天皇賞(秋) GI 芝2000m(稍) 18 3 6 55.4(13人) 8着 1:59.4(35.4) 1.2 三浦皇成 58kg ブエナビスタ
11.21 京都 マイルCS GI 芝1600m(良) 18 1 2 11.9(5人) 6着 1:32.1(35.2) 0.3 川田将雅 57kg エーシンフォワード
2011.2.6 東京 東京新聞杯 GIII 芝1600m(良) 16 8 15 11.5(5人) 1着 1:32.5(33.9) -0.0 三浦皇成 57kg (キングストリート)
※競走成績は2011年2月6日現在。
スマイルジャック 血統表
スマイルジャックの血統 (ロベルト系/Hail to Reason 4×4=12.50%、Graustark 4×5=9.38%(父内))
父
タニノギムレット
1999 鹿毛 * ブライアンズタイム
Brian's Time
1985 黒鹿毛 Roberto Hail to Reason
Bramalea
Kelley's Day Graustark
Golden Trail
タニノクリスタル
1988 栗毛 * クリスタルパレス
Crystal Palace Caro
Hermieres
* タニノシーバード Sea-Bird
Flaxen
母
シーセモア
1998 鹿毛 * サンデーサイレンス
Sunday Silence
1986 青鹿毛 Halo Hail to Reason
Cosmah
Wishing Well Understanding
Mountain Flower
カイウンテンシ
1987 鹿毛 マルゼンスキー Nijinsky II
*シル
ロマンギャル *セントクレスピン
サンオーアズサ F-No.15-a
六代母Mabelはヨークシャーオークスの勝ち馬。その子供に、同じくヨークシャーオークスなど重賞を2勝したMay Hillがいる。
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サプレザ
英字表記 Sahpresa
香港表記 莎貝寶駒
性別 牝
毛色 鹿毛
生誕 2005年2月11日(6歳)
父 Sahm
母 Sorpresa
母の父 Pleasant Tap
生国 アメリカ合衆国(ペンシルベニア州)
生産 Douglas Owen McIntyre
馬主 Douglas Owen McIntyre→吉田照哉
調教師 R.コレ(仏)
競走成績
生涯成績 20戦8勝
サプレザ(Sahpresa)はアメリカで生産されフランスで調教された競走馬。
馬名は父母名を組み合わせたものであるが、名前自体に意味はない。
サプレザ 経歴
2009年4歳春までにリステッドレース2勝を含む3勝の他、重賞競走でも好走を続け、同年秋のG1サンチャリオットステークスでは英1000ギニーなど英GI2勝馬ガナーティを退け優勝。
また1998年に独立したコレ調教師は開業12年目でのG1タイトル獲得となった。
翌2010年にも同競走を制覇するなど、デビュー当初より1600mから1800mの競走を主体に活躍を続け、調教師より「この馬のセールスポイントは順応力と精神力」と評された同馬は仏英欧州圏の他、日本・香港へも遠征、大崩れのない堅実な成績を残し、他国の馬場への適応ぶりを見せた。
日本へはサンチャリオットステークスの実績から2009・2010両年のマイルチャンピオンシップの招待馬として出走、それぞれ3着・4着という結果となっている。
両年のレースに騎乗したペリエ・ルメール両騎手、そして調教師らは口を合わせ外枠に入った不利を敗因に挙げた。
この他2010年ヴィクトリアマイルへの選出馬にも選ばれているが、こちらは気候による調整の遅れを理由に出走を辞退している。
2011年初戦のパレロワイヤル賞を制覇。ファルマスステークスとロートシルト賞ではともに2着、ジャック・ル・マロワ賞では3着となった。9月のサンチャリオットステークスに出走し3連覇を達成する。
なお、サプレザは当初オーナーブリーダーであるダグラス・マッキンタイヤの所有馬であったが、2010年サンチャリオットステークス優勝後にトレードが成立し吉田照哉の所有馬となっている。
サプレザ 競走成績
出走日 競馬場 競走名 格 距離 馬場 着順 騎手 斤量 着差 1着(2着)馬
2008 06.29 メゾンラフィット フォシュール賞 芝1600m 稍 1着 T.ジレ 56.5 8馬身 (Second Act)
09.02 ロンシャン ジェーヴル賞 芝1800m 稍 3着 T.ジレ 57.5 1馬身 Iolith
09.26 サンクルー コロナシオン賞 準重 芝1600m 良 1着 O.ペリエ 55 6馬身 (Alsace)
10.17 ニューマーケット ダーレイS G3 芝9f 良 4着 K.マニング 55.5 1馬身3/4 Charlie Farnsbarns
2009 05.07 ロンシャン モントルトゥー賞 準重 芝1600m 良 1着 C.スミヨン 56.5 3馬身 (Murcielago)
06.14 シャンティイ 北部鉄道賞 G3 芝1600m 稍 2着 C.スミヨン 54.5 3馬身 Beacon Lodge
08.02 ドーヴィル ロートシルト賞 G1 芝1600m 重 4着 C.スミヨン 57 5馬身 Goldikova
08.30 ドーヴィル クインシー賞 G3 芝1600m 良 2着 C.スミヨン 56.5 3/4馬身 Racinger
10.03 ニューマーケット サンチャリオットS G1 芝8f 堅良 1着 T.ダーカン 58 1馬身1/2 (Ghanaati)
11.22 京都 マイルCS GI 芝1600m 良 3着 O.ペリエ 55 1馬身1/2 カンパニー
2010 06.16 アスコット ウィンザーフォレストS G2 芝8f 堅良 8着 O.ペリエ 58.5 18馬身1/2 Strawberrydaiquiri
09.05 ロンシャン パン賞 G3 芝8f 重 1着 C.スミヨン 56 1馬身1/2 (Dalghar)
10.02 ニューマーケット サンチャリオットS G1 芝8f 重 1着 C.スミヨン 58 1馬身3/4 (Strawberrydaiquiri)
11.21 京都 マイルCS GI 芝1600m 良 4着 C.ルメール 55 1/2馬身 エーシンフォワード
12.12 沙田 香港マイル G1 芝1600m 良 3着 C.ルメール 55.5 1馬身1/4 Beauty Flash
2011 06.04 ロンシャン パレロワイヤル賞 G3 芝1400m 良 1着 G.ブノワ 60 1馬身1/2 (Moonlight Cloud)
07.08 ニューマーケット ファルマスS G1 芝8f 良 2着 C.ルメール 59.5 1馬身1/4 Timepiece
07.31 ドーヴィル ロートシルト賞 G1 芝1600m 良 2着 C.ルメール 57 短首 Goldikova
09.21 ニューマーケット サンチャリオットS G1 芝8f 堅良 1着 C.ルメール 58.5 1馬身 (Chachamaidee)
サプレザ 血統表
サプレザの血統 (ミスタープロスペクター系/Round Table 9.38% 5 x 4)
父
Sahm
1994 黒鹿毛 Mr. Prospector
1970 Raise a Native Native Dancer
Raise You
Gold Digger Nashua
Sequence
Salsabil
1987 Sadler's Wells Northern Dancer
Fairy Bridge
Flame of Tara *アーテイアス
Welsh Flame
母
Sorpresa
1996 Pleasant Tap
1987 Pleasant Colony His Majesty
Sun Colony
Never Knock Stage Door Johnny
Never Hula
Dubiously
1987 Jolie Jo Round Table
Jolie Deja
Skeptic Lady Olden Times
Mysterious Lady F-Noa
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見事にエリザベス女王杯を連覇したスノーフェアリー、最後の伸びは、強烈でした。
それにしても外国馬による同一平地G1連覇は、史上初めてなんですね。
競馬の歴史に燦然と光る快挙です!
トレヴァー助手は「タフなレースだったので少しお疲れ気味だけど、馬自体は元気。
枠が18番だったので、他の馬よりも、ちょっと走ったからね」とコメントしています。
来年も出走する可能性もありますね。
残念なのは、ジャパンカップを回避することですね。
香港国際競走(12月11日・シャティン)で香港ヴァーズ(芝2400メートル)を狙うようです。
でも、できればゆっくり休んで2012年に備えて欲しい。
今年は、凱旋門賞から、この秋GⅠ4連戦のローテです。さすがに、いくらなんでも、
もういっぱいいっぱいでしょう。ドバイの前には一頓挫あったようですし、
これ以上の無理使いは控えて欲しいところです。
2012年こそはドバイで最高の成績を挙げてもらって、またこのレースで3連覇を
達成して欲しいと思います。もちろん日本勢には、それを阻止して欲しいですけどね。
来年のエリ女が今から楽しみですね!!
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スノーフェアリー
英字表記 Snow Fairy
品種 サラブレッド
性別 牝
毛色 鹿毛
生誕 2007年2月12日(4歳)
父 Intikhab
母 Woodland Dream
母の父 Charnwood Forest
生国 アイルランド
生産 Windflower Overseas Holdings Inc.
馬主 アナモイン社
調教師 E.ダンロップ(英)
競走成績
生涯成績 18戦6勝
獲得賞金 558,609ポンド(英・愛)
9386万4000円(日)
+9000万円(褒賞金)
1140万香港ドル(香)
スノーフェアリー(Snow Fairy)はアイルランドで生産されたイギリスの競走馬。
主な勝ち鞍は2010年のイギリスオークス、アイリッシュオークス、エリザベス女王杯、香港カップ。
スノーフェアリー 経歴
2008年に開催された1歳馬のセールに上場されたが、1800ユーロ(当時のレートで約23万4000円)で買主がつかず生産者の主取りとなるなど、周囲の評価は極めて低かった。
2009年6月、ニューベリー競馬場の未勝利戦でデビューし、3着となる。
次走半月後の未勝利戦で勝利を収める。その後年内は全て7F以下の短距離を中心に使われ、勝利を挙げられないまま翌年を迎える。
年が明けて2010年、初戦のハイトオブファッションステークスでは初めての中距離でのレースとなったが、ここを3馬身差で快勝しオークスに駒を進める。 これまでの実績がほとんど無いため7番人気に甘んじていたが、激戦をクビ差でしのぎ、重賞初勝利をクラシックレースにて収める。
続いてアイリッシュオークスに出走。2着Miss Jean Brodieに8馬身の差をつけて圧勝し、英愛オークス制覇を達成した。その後は8月のヨークシャーオークスに出走するも、ミッデイに3馬身及ばず2着に敗れた。
続いて9月のセントレジャーステークスに出走。牝馬の挑戦は2008年のUnsung Heroine(2着)、Look Here(3着)以来となるが4着と敗れた。
スノーフェアリー エリザベス女王杯表彰式
その後、陣営はボーナスを目指し、エリザベス女王杯、ジャパンカップ等に登録、日本に渡る。11月14日のエリザベス女王杯ではライアン・ムーアが騎乗し、4コーナー出口で馬群が外にバラけたところを内から一気に突き抜け、2着の京都巧者メイショウベルーガに4馬身差をつける圧勝。
なお、ジャパンカップは馬体の回復が思わしくないため、回避することとなった。その後香港へ遠征し、12月12日に行われた香港カップでは後方2番手から直線に入ると一気に豪脚を発揮しIrianをわずかにかわして勝利した。
これらの活躍により2010年のカルティエ賞最優秀3歳牝馬を受賞した。
2011年、当初はドバイワールドミーティングで始動する予定であったが軽い脚部不安が発生し回避し、6月25日にカラで行なわれたG1プリティーポリーステークスにエントリーしたが直前の荒天で馬場が悪化したため出走を取り消した[3]。翌週7月2日のエクリプスステークスに出走することになったが、ソーユーシンクの4着に敗れた。続いてナッソーステークスに出走するも、ミッデイに2馬身及ばず2着に敗れた。アイリッシュチャンピオンステークスでは中団から追い上げたがソーユーシンクの2着。10月2日の凱旋門賞では後方から鋭い脚を使い伸びてきたが伏兵デインドリームの3着、10月15日のチャンピオンステークスではシリュスデゼーグルの3着に敗れた。
スノーフェアリー 競走成績
出走日 競馬場 競走名 格 距離 馬場 着順 騎手 着差 1着(2着)馬
2009. 6. 23 ニューベリー メイドン 芝6f8y 堅良 3着 D.オドノヒュー 2馬身1/2 Lady Pattern
7. 8 リングフィールド メイドン AW6f 良 1着 K.ミルチャレック 3馬身1/2 (Baby Dottie)
8. 1 ニューマーケット 牝馬2歳 芝6F 良 2着 A.カービー 頭 She's Ok
8. 8 ニューマーケット スウィートソレラS G3 芝6f 良 4着 J.クロウリー 3馬身1/4 Long Lashes
8. 29 グッドウッド プレスティージS G3 芝7f 良 3着 S.ホウリー 短首 Sent From Heaven
10. 24 ニューベリー ラドリーS 準重 芝7F 重 9着 P.スマレン 19 1/2馬身 Electric Feel
2010 5. 19 グッドウッド ハイトオブファッションS 準重 芝9f192y 良 1着 E.アハーン 3馬身 (Pipette)
6. 4 エプソム 英オークス G1 芝12f10y 良 1着 R.ムーア クビ (Meezanah)
7. 18 カラ 愛オークス G1 芝12f 稍重 1着 R.ムーア 8馬身 (Miss Jean Brodie)
8. 19 ヨーク ヨークシャーオークス G1 芝12f 良 2着 R.ヒューズ 3馬身 Midday
9. 11 ドンカスター セントレジャー G1 芝14f132y 良 4着 E.アハーン 3馬身 Arctic Cosmos
11. 14 京都 エリザベス女王杯 GI 芝2200m 良 1着 R.ムーア 4馬身 (メイショウベルーガ)
12. 12 沙田 香港C G1 芝2000m 良 1着 R.ムーア クビ (Irian)
2011 6. 25 カラ プリティーポリーS G1 芝10f 重 取消 R.ムーア - Misty for Me
7. 2 サンダウン エクリプスS G1 芝10f7y 良 4着 J.ムルタ 9馬身 So You Think
7. 30 グッドウッド ナッソーS G1 芝9f192y 堅良 2着 L.デットーリ 2馬身 Midday
スノーフェアリー 血統表
スノーフェアリーの血統 (ロベルト系/Roberto 15.63% 3 x 5, Northern Dancer 6.25% 5 x 5, In Reality 6.25% 5 x 5)
父
Intikhab
1994 鹿毛 Red Ransom
1987 鹿毛 Roberto Hail to Reason
Bramalea
*アラビアII Damascus
Christmas Wind
Crafty Example
1987 鹿毛 Crafty Prospector Mr.Prospector
Real Crafty Lady
Zienelle Danzig
Past Example
母
Woodland Dream
2002 黒鹿毛 Charnwood Forest
1992 黒鹿毛 *ウォーニング Known Fact
Slightly Dangerous
Dance of Leaves Sadler's Wells
Fall Aspen
Fantasy Girl
1992 黒鹿毛 Marju *ラストタイクーン
Flame of Tara
Persian Fantasy Persian Bold
Gay Fantasy
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スマートファルコンがJBCクラシック優勝しました。トランセンドは、スマートファルコンのスピードに
全くついていけなかったね。最後は、武が余裕を感じて、手綱を緩めてましたから。
第11回JBCクラシックが3日、大井競馬場2000メートルダートで開催されました。
勝ったスマートファルコンはこれで7連勝!JRA・地方含め通算31戦21勝、なんと重賞は17勝目!
GIレースは2010年JBCクラシック、2010年東京大賞典、2011年帝王賞に続き4勝目です。
そして騎乗した武豊は、2007年~09年ヴァーミリアン、2010年スマートファルコンに続いて
JBCクラシック5連覇です。まだまだ腐っても武豊ですね。
スマートファルコンは、この1年間で4億4千万の賞金を稼いでいます。今までの獲得賞金の半分以上をこの1年で稼いでいますから
今が、ピークでしょうか!?
来年のドバイで賞金を加算できれば日本馬史上最高獲得賞金額になりそうですね!!
カテゴリ : 競馬ニュース, 競馬日記, 競馬用語&競走馬, 競馬用語&競走馬 さ行, 重賞結果, 騎手, 騎手 た行
スーニ
性別 牡
毛色 鹿毛
生誕 2006年2月10日(5歳)
登録日 2008年9月11日
抹消日 (現役競走馬)
父 Soto
母 Enabru
母の父 Roanoke
生国 アメリカ合衆国
生産 Highclere Inc.
馬主 吉田和美
調教師 吉田直弘(栗東)
競走成績
生涯成績 30戦10勝
12戦3勝(中央)/18戦7勝(地方)
獲得賞金 3億6887万6000円
5713万6000円(中央)
3億1174万円(地方)
スーニ(Suni)はアメリカ合衆国産の日本で調教されている競走馬。
馬名はイタリアの地名の「Suni」が由来。主な勝ち鞍は2008年の兵庫ジュニアグランプリ、全日本2歳優駿、2009年のJBCスプリント、2010年の黒船賞、東京スプリント、2011年のサマーチャンピオン、東京盃。
スーニ 経歴
2歳
2008年3月にアメリカのカリフォルニア州で開かれたバレッツ・マーチ・セレクトセールにおいてナーヴィック・インターナショナル名義により12万ドルで落札され、その後、吉田和美の持ち馬となった。
デビューは10月12日に京都競馬場で行われた2歳新馬戦。ここで2着に7馬身をつけ圧勝すると、次走の500万条件戦も難なく勝利しデビュー2連勝を飾る。3戦目、初の重賞挑戦となった兵庫ジュニアグランプリでも圧倒的1番人気に応え勝利。そして迎えた大一番、全日本2歳優駿でもゴール前手綱を緩める余裕勝ちを収め無敗で2歳ダート王座に輝いた。なお、この勝利が調教師の吉田直弘にとって中央・地方を通じて初GI(JpnI)制覇となった。
その後はUAEダービーに遠征するプランもあったが[1]、2009年の春シーズンはNHKマイルカップを目標にすることを陣営が表明した。
3歳
2009年は、目標となるNHKマイルカップを見据えて、初の芝レースとなるアーリントンカップから始動。2番人気に支持されたが、12着と大敗、初黒星を喫した。
これ以降は、ダート戦線に戻り、4月5日の伏竜ステークスに出走。出遅れたものの最後の直線で追い上げ、ナサニエル、メイショウダグザとのハナ差の接戦を制し、1番人気に応えた。続く5月6日の兵庫チャンピオンシップでは道中3番手を追走したが、最後の直線で逃げるゴールデンチケットにクビ差届かず2着となり、ダート初黒星を喫した。ジャパンダートダービーでは1番人気に推されたが、6着に終わった。その後、新設重賞のレパードステークスに3番人気で出走し2着、古馬との初対戦となった9月30日の東京盃では道中5、6番手で追走し、直線で追い上げるも届かず2着に敗れた。
11月3日のJBCスプリントでは、1番人気に推されての出走となった。好スタートから好位2番手に取り次ぎ、3、4コーナー中間地点で先頭を走るポートジェネラルを交わしにかかり、外からアドマイヤスバルに被せられるものの、4コーナーでアドマイヤスバルを振り切って優勝、GI級競走2勝目を挙げた。続く12月6日のジャパンカップダートに出走したが、道中中団で追走したが直線で失速し14着と惨敗した。
4歳
2010年は、1月31日の根岸ステークスから始動。3番手でレースを進めたが、直線で伸び切れず4着に敗れた。本番のフェブラリーステークスでは9着に終わった。3月22日の黒船賞では道中4番手追走から徐々に進出し直線入口で先頭に立つと、外から追い上げたトーセンブライトに1馬身半差をつけて勝利した。
続いて4月7日に大井競馬場で行われた東京スプリントに出走。逃げていたポートジェネラルを最後の直線でかわし、フジノウェーブの追撃を抑え勝利した。5月3日のかきつばた記念では外目の3番手で追走し、直線でも追い上げたが逃げるスマートファルコンを捉えきれず2着に敗れた。5月26日のさきたま杯では4番手追走から向正面中程で先頭に立ったスマートファルコンを追う展開になるも捉えきれずまたもや2着に敗れた。
2ヵ月半の間隔を置き、8月18日のサマーチャンピオンでは断然の1番人気で出走したがスタートで後手を踏み、4着に敗れた。10月6日の東京盃では中団で控えるレースをするも直線で伸び切れず5着に終わった。11月3日のJBCスプリントでは、中団から追走も直線で伸び切れず4着に敗れた。12月12日のカペラステークスでは3・4番手追走から直線で一旦先頭に立つもそこから伸びず7着に終わった。12月28日の兵庫ゴールドトロフィーでは2番手を追走し直線で一旦先頭に立つもトーセンブライトにかわされ2着に敗れた。
5歳
2011年は3月21日のポラリスステークスから始動したが13着に大敗、東京スプリントでも11着と惨敗。栗東ステークスでは中団で控えるレースをするも直線で伸び切れず8着に終わった。さきたま杯は道中は中団を追走し追い上げ3着に入った。プロキオンステークスでは中団から追走も直線で伸び切れず8着に敗れた。サマーチャンピオンでは2番手に取り次ぎ3コーナーで先頭に立つと直線で後続を引き離して勝利を挙げた。東京盃では中団のやや後ろを追走し直線で最内から脚を伸ばすと粘るラブミーチャンを捕らえて勝利した。
スーニ 競走成績
年月日 競馬場 競走名 格 頭数 オッズ(人気) 着順 騎手 斤量 距離(馬場) タイム(上3F) タイム差 勝ち馬/(2着馬)
2008 10. 12 京都 2歳新馬 9 2.5(1人) 1着 内田博幸 55 ダ1200m(良) 1:12.9(37.7) -1.1 (ピサノロダン)
11. 8 東京 2歳500万下 10 1.8(1人) 1着 内田博幸 55 ダ1300m(良) 1:18.3(36.7) -0.4 (レッドヴァンクール)
11. 27 園田 兵庫ジュニアGP JpnII 11 1.1(1人) 1着 内田博幸 54 ダ1400m(良) 1:28.6(39.6) -0.4 (アースリヴィング)
12. 17 川崎 全日本2歳優駿 JpnI 12 1.7(1人) 1着 内田博幸 55 ダ1600m(不) 1:40.5(38.7) -1.1 (ナサニエル)
2009 2. 28 阪神 アーリントンC GIII 13 4.8(2人) 12着 内田博幸 57 芝1600m(良) 1:37.0(36.8) 1.4 ダブルウェッジ
4. 5 中山 伏竜S OP 11 2.1(1人) 1着 内田博幸 59 ダ1800m(良) 1:53.8(37.5) -0.0 (ナサニエル)
5. 6 園田 兵庫CS JpnII 12 1.1(1人) 2着 内田博幸 55 ダ1870m(稍) 1:59.1(36.2) 0.1 ゴールデンチケット
7. 8 大井 ジャパンDダービー JpnI 13 2.0(1人) 6着 内田博幸 56 ダ2000m(稍) 2:06.4(39.0) 1.9 テスタマッタ
8. 23 新潟 レパードS 重賞 14 8.9(3人) 2着 川田将雅 56 ダ1800m(良) 1:50.0(37.6) 0.5 トランセンド
9. 30 大井 東京盃 JpnII 16 3.5(2人) 2着 川田将雅 54 ダ1200m(不) 1:11.6(36.9) 0.3 バンブーエール
11. 3 名古屋 JBCスプリント JpnI 11 1.8(1人) 1着 川田将雅 56 ダ1400m(良) 1:25.9(37.0) -0.1 (アドマイヤスバル)
12. 6 阪神 ジャパンCダート GI 16 32.0(9人) 14着 川田将雅 56 ダ1800m(良) 1:51.4(38.0) 1.5 エスポワールシチー
2010 1. 31 東京 根岸S GIII 16 8.8(3人) 4着 川田将雅 58 ダ1400m(良) 1:24.0(36.5) 0.3 グロリアスノア
2. 21 東京 フェブラリーS GI 15 26.6(7人) 9着 川田将雅 57 ダ1600m(良) 1:37.4(37.1) 2.5 エスポワールシチー
3. 22 高知 黒船賞 JpnIII 12 2.2(1人) 1着 川田将雅 59 ダ1400m(不) 1:27.7 -0.3 (トーセンブライト)
4. 7 大井 東京スプリント JpnIII 16 1.7(1人) 1着 川田将雅 58 ダ1200m(重) 1:12.2(37.5) -0.0 (フジノウェーブ)
5. 3 名古屋 かきつばた記念 JpnIII 12 1.6(1人) 2着 川田将雅 59 ダ1400m(良) 1:25.6(36.6) 0.3 スマートファルコン
5. 26 浦和 さきたま杯 JpnIII 12 2.5(2人) 2着 川田将雅 59 ダ1400m(稍) 1:27.0(38.8) 0.8 スマートファルコン
8. 18 佐賀 サマーチャンピオン JpnIII 12 1.1(1人) 4着 川田将雅 59 ダ1400m(良) 1:27.5(37.4) 1.1 セレスハント
10. 6 大井 東京盃 JpnII 14 4.4(2人) 5着 川田将雅 58 ダ1200m(稍) 1:11.6(37.4) 1.0 サマーウインド
11. 3 船橋 JBCスプリント JpnI 14 8.1(2人) 4着 川田将雅 57 ダ1000m(良) 0:59.3(36.7) 1.7 サマーウインド
12. 12 中山 カペラS GIII 16 15.3(7人) 7着 川田将雅 58 ダ1200m(良) 1:10.2(36.8) 0.5 セイクリムズン
12. 28 園田 兵庫GT JpnIII 12 2.3(1人) 2着 川田将雅 59 ダ1400m(良) 1:27.1(38.4) 0.2 トーセンブライト
2011 3. 14 高知 黒船賞 JpnIII 12 川田将雅 59 ダ1400m(良)
3. 21 阪神 ポラリスS OP 16 20.3(9人) 13着 川田将雅 59 ダ1400m(不) 1:23.1(36.9) 1.0 ダイショウジェット
4. 20 大井 東京スプリント JpnIII 16 11.8(6人) 11着 川田将雅 58 ダ1200m(重) 1:11.7(36.3) 0.9 セレスハント
5. 15 京都 栗東S OP 16 21.1(8人) 8着 川田将雅 58.5 ダ1400m(良) 1:23.4(35.7) 0.7 トーホウドルチェ
6. 1 浦和 さきたま杯 JpnII 12 20.1(8人) 3着 川田将雅 58 ダ1400m(良) 1:26.3(37.3) 0.3 ナイキマドリード
7. 10 京都 プロキオンS GIII 16 47.0(10人) 8着 川田将雅 58 ダ1400m(良) 1:23.3(36.8) 1.2 シルクフォーチュン
8. 16 佐賀 サマーチャンピオン JpnIII 11 5.4(4人) 1着 川田将雅 58.5 ダ1400m(重) 1:23.8(36.1) -0.7 (トーホウドルチェ)
9. 28 大井 東京盃 JpnII 15 5.7(3人) 1着 川田将雅 58 ダ1200m(良) 1:10.9(35.8) -0.2 (ラブミーチャン)
血統表 [編集]
スーニの血統 ヴァイスリージェント系/(Northern Dancer 5 x 4 = 9.38%)
父
Soto
2000 栗毛 *デヒア
Dehere
1991 鹿毛 Deputy Minister Vice Regent
Mint Copy
Sister Dot Secretariat
Sword Game
Suble Fragrance
1993 栗毛 Crafty Prospector Mr.Prospector
Real Crafty Lady
My Red Wing Wing Out
Majestic Hostess
母
Enabru
1995 鹿毛 Roanoke
1987 黒鹿毛 Pleasant Colony His Majesty
Sun Colony
Last Bird Sea-Bird
Patelin
Satin Promise
1990 芦毛 Dixieland Band Northern Dancer
Mississippi Mud
Soft as Satin Promised Land
Fanciful Miss F-No.9-f
主な近親
日本における近親は、4代母Fanciful Missの産駒で、繁殖牝馬として日本に輸入されたファンシミンから広がる牝系を中心に揃っている。ラインクラフト(桜花賞、NHKマイルカップ)、アドマイヤマックス(高松宮記念)、ソングオブウインド(菊花賞)、ブロードマインド(中山大障害春・秋)などがこれにあたる。詳細はファンシミンの牝系を参照。
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萩ステークスは、最低人気のスノードンが快勝しましたね。
単勝154.6倍でした。
1番人気のアナスタシアブルーは、4着が精一杯。
スノードンは、中段内めでじっくり脚をためていました。
上がり3ハロンはメンバー最速タイの33秒9。
スノードンは父アドマイヤムーン、母スノーリンクス、母の父Lemon Drop Kidという血統。通算成績4戦2勝。馬主はH.H.シェイク・ハムダン。
外人騎手だけじゃなく、外人馬主も要注意ですね。
スノードンはデビュー2戦がパッとせず、勝ち上がりの前走も裏開催で平凡な時計でしたが、この急成長は血のなせる業でしょうか。
アドマイヤムーンは大物種牡馬かも知れませんね。
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スマートファルコン
2008年11月3日 園田競馬場
英字表記 Smart Falcon
品種 サラブレッド
性別 牡
毛色 栗毛
生誕 2005年4月4日(6歳)
登録日 2007年
抹消日 (現役競走馬)
父 ゴールドアリュール
母 ケイシュウハーブ
母の父 ミシシッピアン
生国 日本(北海道静内町)
生産 岡田スタッド
馬主 大川徹
調教師 畠山吉宏(美浦)
→小崎憲(栗東)
主戦騎手 岩田康誠→武豊
競走成績
生涯成績 30戦20勝
8戦4勝(中央)
22戦16勝(地方)
獲得賞金 7億8073万6000円
6048万6000円(中央)
7億2025万円(地方)
スマートファルコンの馬名は冠名の「スマート」と英語で隼を意味する「ファルコン」が由来となっている。
主な勝ち鞍は2010年のJBCクラシック、東京大賞典、2011年の帝王賞など。半兄に1999年の東京大賞典優勝馬のワールドクリーク(父マジックミラー)。2010年度NARグランプリダートグレード競走特別賞を受賞。
スマートファルコン 2歳
2007年10月28日に東京競馬場で行われた2歳新馬戦で岩田康誠騎手を鞍上にデビュー。1番人気に応え快勝すると、2戦目の2歳500万下の2着を挟み、3戦目の2歳500万下で後藤浩輝を背に2勝目を飾る。
スマートファルコン 3歳
翌、2008年緒戦は初の芝のレースとなるジュニアカップを選択。5番人気となるが、見事勝利しクラシック戦線に名乗りを上げる。しかし、続く共同通信杯、アーリントンカップを惨敗すると、皐月賞でも全くいいところなく最下位の18着と大敗してしまう。レース後、美浦・畠山吉宏厩舎から栗東・小崎憲厩舎に転厩することが決まり、グリーンウッドにリフレッシュ放牧に出された。
転厩後、再びダート路線に転換すると、交流重賞のジャパンダートダービーでサクセスブロッケンの2着に入り、改めてダートでの能力の高さを窺わせる。続く初の古馬勢との対戦となったKBC杯で鮮やかな逃げ切り勝ちを収めると、10月7日に金沢競馬場で行われた白山大賞典でもスタート後ハナに立つとそのまま勝利し、初の重賞制覇を果たした。なお、この勝利はゴールドアリュール産駒、調教師の小崎憲ともに交流重賞初勝利となった。
続くJBCスプリントではダートでは連対を外していないことから、初JpnI制覇の期待がかけられたが、逃げる2番人気のバンブーエールを最後まで捉える事が出来ず、1馬身差の2着に敗れた。この後は賞金を満たしていることから、ジャパンカップダートと彩の国浦和記念の両睨みであったが、後者を選択。11月26日に行われたレースでは重馬場も苦にせず、2着のアンパサンドに7馬身差を付ける逃げ切りで重賞2勝目を挙げた。さらに兵庫ゴールドトロフィーでは、これまでの実績から単勝1.0倍の断然人気に推された。レースではスタートで出遅れ後方からとなったが、最後の直線で後続を突き放し2着に4馬身差を付け、交流重賞3勝目を挙げた。
スマートファルコン 4歳
第21回ブリーダーズゴールドカップ
2009年緒戦は、2月11日に佐賀競馬場で開催された佐賀記念から始動。ここでもテンからハナに立つと楽に逃げ切り、2着に4馬身差の圧勝劇で、単勝1.1倍の人気に応え交流重賞4勝目を挙げた。続く3月25日に行われた名古屋大賞典でも、大外枠ながらハナを奪うとそのまま逃げ切り、2着に半馬身先着し、圧倒的1番人気にここでも応えた。続く5月4日に行われたかきつばた記念でもスタートからハナを奪うと、直線に向いてさらにリードを広げ、トーセンブライトに5馬身差をつけて圧勝、交流重賞5連勝を達成した。続く5月27日に行われたさきたま杯では2、3番手追走から4コーナー付近で先頭に並びかけ、バンブーエールに1馬身半差をつけて優勝、交流重賞6連勝となった。その後、7月20日のマーキュリーカップでは3番手でレースを進め、4コーナーで逃げるマコトスパルビエロに並びかけたものの最後の直線で4馬身差離されて2着に敗れ、交流重賞7連勝はならなかった。その後、8月13日のブリーダーズゴールドカップでは2番手追走から直線抜け出して快勝、2分2秒2のレコードタイムで交流重賞8勝目を挙げた。休養を挟み、連覇がかかった11月25日の浦和記念に圧倒的1番人気で出走。いつも通りに逃げるものの直線で失速し7着に敗れ、ダートで初めて掲示板を外す結果となった。
スマートファルコン 5歳
2010年緒戦は、連覇のかかった5月3日のかきつばた記念。スタートから積極的にハナを奪い、最後の直線でも脚色も衰えることなく逃げ切り勝ちを収め連覇を果たし、重賞9勝目となった。続く5月26日のさきたま杯では3番手追走から向正面半ばで先頭に立ちそのままゴール、前年に続いて連覇を収め重賞10勝目を挙げた。2008年JBCスプリント以来の交流JpnI挑戦となった6月30日の帝王賞では3番人気で出走したが、フリオーソの6着に敗れた。9月23日の日本テレビ盃では岩田康誠が落馬負傷したため、武豊とのコンビで挑んだが斤量2キロ重く背負う勝ち馬フリオーソに対して全くいいところを見せることが出来ず、3着に惨敗した。11月3日のJBCクラシックでは再び武豊とのコンビで挑み、大外枠から果敢にハナを奪い、道中は終止楽な手ごたえで進み、4コーナーでは他馬が手ごたえがいっぱいとなる中、直線で後続を突き放し7馬身差の圧勝でGI初制覇となった。続く浦和記念でも、一度もハナを譲ることなく逃げ、直線に入るとムチを入れることなく他馬を突き放し、6馬身差で圧勝した。暮れの大一番の東京大賞典では、好発したフリオーソからハナを奪うと4コーナー付近からのスパートで後続をふるい落とし、ワンダースピードが持っていた従来の日本レコードを0.6秒、コースレコードを1.7秒上回る、驚異的なレコードタイムを樹立して勝利した[1]。この勝利で当馬の勝利数は17勝となり、ホクトベガ・サウスヴィグラス・タイムパラドックスらの持つ中央競馬所属馬による通算最多勝利記録を更新した。この後陣営はドバイ遠征を計画し、実際に調教師はドバイ視察まで行っていたが、疲れが抜けきらないと判断しキャンセルされた。
スマートファルコン 6歳
2011年緒戦は5月2日のダイオライト記念。スタートから主導権を握り軽快に逃げ、直線で後続を突き放し8馬身差をつけ圧勝した。この勝利で、ヴァーミリアンを抜き、JRA所属馬でトップの重賞14勝となった。 6月29日の帝王賞では序盤から主導権を握ると直線でも後続を寄せ付けずエスポワールシチーに9馬身差をつけ圧勝した。9月23日の日本テレビ盃では序盤で先手を奪うとそのまま逃げ切り後続に4馬身差をつけ圧勝した。
スマートファルコン 競走成績
年月日 競馬場 競走名 格 頭数 枠番 馬番 オッズ(人気) 着順 騎手 斤量 距離(馬場) タイム(上り3F) タイム差 勝ち馬/(2着馬)
2007. 10. 28 東京 2歳新馬 14 3 3 2.9 (1人) 1着 岩田康誠 55 ダ1600m(重) 1:39.1(36.0) -0.2 (シベリアンケン)
11. 25 東京 2歳500万下 13 2 2 4.3 (3人) 2着 岩田康誠 55 ダ1600m(良) 1:39.1(37.4) 0.4 セレスハント
12. 16 中山 2歳500万下 15 3 5 4.8 (3人) 1着 後藤浩輝 55 ダ1800m(良) 1:55.6(39.5) -0.1 (ラッシュストリート)
2008. 1. 6 中山 ジュニアC OP 13 6 8 12.2 (5人) 1着 横山典弘 56 芝1600m(良) 1:34.1(34.4) -0.1 (オーロマイスター)
2. 11 東京 共同通信杯 JpnIII 16 6 12 6.7 (2人) 7着 横山典弘 56 芝1800m(良) 1:48.5(35.3) 0.9 ショウナンアルバ
3. 1 阪神 アーリントンC JpnIII 12 2 2 11.2 (4人) 10着 池添謙一 56 芝1600m(良) 1:35.7(33.4) 1.1 ダンツキッスイ
4. 20 中山 皐月賞 JpnI 18 6 11 66.6 (17人) 18着 福永祐一 57 芝2000m(良) 2:04.1(36.7) 2.4 キャプテントゥーレ
7. 9 大井 ジャパンDダービー JpnI 15 4 8 15.5 (3人) 2着 岩田康誠 56 ダ2000m(不) 2:05.1(37.0) 0.6 サクセスブロッケン
8. 10 小倉 KBC杯 OP 15 8 14 3.3 (1人) 1着 岩田康誠 53 ダ1700m(良) 1:43.6(37.0) -0.0 (ベルモントプロテア)
10. 7 金沢 白山大賞典 JpnIII 11 8 11 1.5 (1人) 1着 岩田康誠 54 ダ2100m(重) 2:14.1(.) -0.5 (ヤマトマリオン)
11. 3 園田 JBCスプリント JpnI 12 5 6 5.7 (3人) 2着 岩田康誠 56 ダ1400m(良) 1:25.8(36.7) 0.2 バンブーエール
11. 26 浦和 彩の国浦和記念 JpnII 11 1 1 1.6 (1人) 1着 岩田康誠 54 ダ2000m(重) 2:04.8(38.2) -1.3 (アンパサンド)
12. 25 園田 兵庫ゴールドT JpnIII 12 5 6 1.0 (1人) 1着 岩田康誠 57.5 ダ1400m(稍) 1:26.5(37.6) -0.7 (アルドラゴン)
2009. 2. 11 佐賀 佐賀記念 JpnIII 12 5 6 1.1 (1人) 1着 岩田康誠 58 ダ2000m(良) 2:07.4(37.6) -0.7 (ロールオブザダイス)
3. 25 名古屋 名古屋大賞典 JpnIII 11 8 11 1.3 (1人) 1着 岩田康誠 58 ダ1900m(良) 2:01.8(38.9) -0.1 (ワンダースピード)
5. 4 名古屋 かきつばた記念 JpnIII 12 2 2 1.0 (1人) 1着 岩田康誠 58 ダ1400m(良) 1:25.5(37.9) -1.0 (トーセンブライト)
5. 27 浦和 さきたま杯 JpnIII 12 5 5 1.2 (1人) 1着 岩田康誠 58 ダ1400m(良) 1:26.4(36.4) -0.2 (バンブーエール)
7. 20 盛岡 マーキュリーC JpnIII 13 4 4 1.1 (1人) 2着 岩田康誠 58 ダ2000m(良) 2:04.6(.) 0.6 マコトスパルビエロ
8. 13 門別 ブリーダーズGC JpnII 15 6 11 2.2 (2人) 1着 岩田康誠 57 ダ2000m(重) R2:02.2(37.8) -0.2 (アドマイヤスバル)
11. 25 浦和 浦和記念 JpnII 11 7 8 1.4 (1人) 7着 岩田康誠 57 ダ2000m(重) 2:10.0(42.8) 2.9 ブルーラッド
2010. 5. 3 名古屋 かきつばた記念 JpnIII 12 4 4 2.3 (2人) 1着 岩田康誠 58 ダ1400m(良) 1:25.3(36.7) -0.3 (スーニ)
5. 26 浦和 さきたま杯 JpnIII 12 7 9 1.3 (1人) 1着 岩田康誠 58 ダ1400m(稍) 1:26.2(38.0) -0.8 (スーニ)
6. 30 大井 帝王賞 JpnI 15 6 10 4.5 (3人) 6着 岩田康誠 57 ダ2000m(稍) 2:04.8(39.2) 1.4 フリオーソ
9. 23 船橋 日本テレビ盃 JpnII 14 2 2 3.9 (3人) 3着 武豊 56 ダ1800m(良) 1:49.3(36.5) 0.5 フリオーソ
11. 3 船橋 JBCクラシック JpnI 13 8 13 16.1 (4人) 1着 武豊 57 ダ1800m(良) 1:49.9(39.3) -1.3 (フリオーソ)
11. 24 浦和 浦和記念 JpnII 10 6 6 1.1 (1人) 1着 武豊 58 ダ2000m(稍) 2:05.8(36.7) -1.2 (ボランタス)
12. 29 大井 東京大賞典 JpnI 14 8 13 2.5 (1人) 1着 武豊 57 ダ2000m(良) R2:00.4(37.3) -0.3 (フリオーソ)
2011. 5. 2 船橋 ダイオライト記念 JpnII 14 4 5 1.0 (1人) 1着 武豊 56 ダ2400m(良) 2:33.2(39.8) -1.6 (カキツバタロイヤル)
6. 29 大井 帝王賞 JpnI 11 6 6 1.2 (1人) 1着 武豊 57 ダ2000m(良) 2:01.1(36.0) -1.8 (エスポワールシチー)
9. 23 船橋 日本テレビ盃 JpnII 12 8 12 1.0 (1人) 1着 武豊 58 ダ1800m(重) 1:50.6(37.8) -0.7 (フリソ)
※タイム欄のRはレコード勝ちを示す
スマートファルコン 血統表
スマートファルコンの血統 サンデーサイレンス系/Vaguely Noble 5×3=15.63%
父
ゴールドアリュール
1999 栗毛 *サンデーサイレンス
Sunday Silence
1986 青鹿毛 Halo Hail to Reason
Cosmah
Wishing Well Understanding
Mountain Flower
*ニキーヤ
Nikiya
1993 鹿毛 Nureyev Northern Dancer
Special
Reluctant Guest Hostage
Vaguely Royal
母
ケイシュウハーブ
1988 芦毛 *ミシシッピアン
Mississipian
1971 鹿毛 Vaguely Noble *ヴィエナ
Noble Lassie
Gazala Dark Star
Belle Angevine
キョウエイシラユキ
1980 芦毛 *クラウンドプリンス Raise a Native
Gay Hostess
*アリアーン *シルバーシャーク
Nucciolina F-No.9-c
主な近親
半兄にワールドクリーク(東京大賞典、父マジックミラー)
母ケイシュウハーブの半妹にキョウエイコロナ(小倉3歳S2着、父ノーパスノーセール)
その他、近親は主に4代母Nucciolinaから広がる牝系から輩出されている。
Nucciolinaの孫にNishapour(仏2000ギニー)、Nassipour(ロスマンズインターナショナルステークス)。いずれも母Alama産駒。
Nucciolinaを同じく4代母として持つ近親にはアラムシャー(キングジョージ6世&クイーンエリザベスステークスなど)、Albanova(アラルポカルなど)、Alborada(チャンピオンステークス)、Allegretto(ロワイヤルオーク賞)がいる。
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ソングオブウインド(英語表記Song of Wind、香港表記風之歌)とは、日本の競走馬・種牡馬である。2006年の菊花賞の優勝馬。馬名の由来は村上春樹の小説『風の歌を聴け』から。
クラブ法人「社台サラブレッドクラブ」が、一口馬主を募集した価格は2200万円(1口55万円×40口)。
ソングオブウインド 競走馬時代
2006年1月29日、京都競馬のダート1800メートルの新馬戦でデビュー。鞍上に武豊を迎え単勝1番人気に推されるも、2着に敗れる。その後勝ち切れないレースが続くが、5戦目の未勝利戦、4戦目から手綱を取った武幸四郎を鞍上に初勝利を挙げた。
初勝利のあと、初の芝レースで2着と好走し芝への適性を示し、次の夏木立賞で2勝目を挙げると、続く初重賞挑戦となったラジオNIKKEI賞 (GIII) では2着に入った。秋はダービーグランプリにも選出されたが、結局神戸新聞杯から始動、ドリームパスポート、メイショウサムソンに次ぐ3着に入り菊花賞への優先出走権を獲得する。
菊花賞では後方待機策から直線で一気に差し切り、重賞初制覇をGI勝利で飾った。このときのタイム3分2秒7は、京都競馬場芝3000メートルのコースレコードを0秒1、菊花賞レースレコードの3分3秒2(セイウンスカイ-1998年)を0秒5更新するものであった。2002年に死んだ父エルコンドルパサーはこの馬の世代が最後の世代であるため、最後のクラシック制覇のチャンスで初のGI産駒が誕生したことになる。
菊花賞後は香港ヴァーズに出走し、遠征などで体調があまりよくなかったものの4着に入った。レース翌日に右前肢の腱を負傷したと香港ジョッキークラブから発表されていたが、帰国後の12月22日に着地検査先でのエコー検査の結果、右前浅屈腱炎であったことが判明し、北海道に放牧に出されて休養。そのまま引退し種牡馬入りすることが決まった。
ソングオブウインド 競走成績
年月日 競馬場 競走名 格 人気 倍率 着順 距離 タイム (上3F) 騎手 勝ち馬/(2着馬)
2006. 1. 29 京都 3歳新馬 1人 2.0 2着 ダ1800m(良) 1:54.5 (37.1) 武豊 シロキタベガ
2. 18 京都 3歳未勝利 1人 1.2 3着 ダ1800m(稍) 1:54.3 (38.1) 武豊 メイショウシフト
3. 12 阪神 3歳未勝利 1人 2.1 3着 ダ1800m(重) 1:56.4 (38.3) 武豊 パーフェクトラン
3. 26 阪神 3歳未勝利 1人 1.5 2着 ダ1400m(良) 1:27.0 (38.3) 武幸四郎 サミーデザート
4. 9 中山 3歳未勝利 1人 1.5 1着 ダ1800m(良) 1:57.7 (40.8) 武幸四郎 (ハタノスティング)
4. 29 京都 3歳500万下 5人 14.0 2着 芝1800m(良) 1:48.0 (33.8) 武幸四郎 ソリッドプラチナム
5. 13 東京 夏木立賞 2人 6.2 1着 芝2000m(良) 2:01.7 (34.7) 北村宏司 (サクラマジェスティ)
7. 2 福島 ラジオNIKKEI賞 GIII 2人 5.5 2着 芝1800m(重) 1:50.8 (37.3) 田中勝春 タマモサポート
9. 24 中京 神戸新聞杯 GII 6人 42.3 3着 芝2000m(良) 1:58.2 (35.4) 武幸四郎 ドリームパスポート
10. 22 京都 菊花賞 GI 8人 44.2 1着 芝3000m(良) R3:02.7 (33.5) 武幸四郎 (ドリームパスポート)
12. 10 沙田 香港ヴァーズ G1 2人 4着 芝2400m(良) 2:27.3 武幸四郎 Collier Hill
※タイム欄のRはレコード勝ちを示す。
ソングオブウインド 種牡馬時代
2007年、当初社台スタリオンステーション荻伏で種牡馬となったが、種付け希望が多く社台スタリオンステーションに移動となった。その後7月13日には優駿スタリオンステーションへ移動した。初年度産駒の初勝利は中央競馬では2010年6月20日にコットンフィールド(メイクデビュー福島)が、地方競馬では2010年5月26日にモルフェソングエル(ホッカイドウ競馬のルーキーチャレンジ)が挙げている。
ソングオブウインド 代表産駒
2008年産
ライステラス(阪神ジュベナイルフィリーズ 3着、チューリップ賞 2着)
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スリーロールス (Three Rolls) は日本の競走馬である。馬名は冠名と自動車のロールス・ロイスから。主な勝ち鞍は2009年の菊花賞。
2006年4月26日、北海道日高郡新ひだか町の武牧場で生まれる。場長の山ノ井紀明は牧場時代のスリーロールスを「手が掛からず、かえって印象が薄かった」と語っている[1]。母馬のオーナーであった永井啓弐が永井商事名義で所有し、母を管理した栗東トレーニングセンターの武宏平厩舎へ入厩する。
2歳(2008年) [編集]
2008年10月26日、第4回京都競馬第5競走の2歳新馬戦にて横山典弘騎乗でデビュー。このデビュー戦は4着と敗れたが、同じレースにはのちの皐月賞馬アンライバルド(1着)、東京優駿2着馬リーチザクラウン(2着)、牝馬二冠馬ブエナビスタ(3着)が出走していた。
その後、3戦目の2歳未勝利戦(11月30日)に福永祐一が騎乗して初勝利を挙げる。
スリーロールス 3歳(2009年)
しかし1勝目を挙げた後、明け3歳になって重賞競走の毎日杯を含めて4戦して勝ち星に恵まれず、8戦目となった5月3日の京都競馬の3歳500万下条件戦で2勝目を挙げた[2]。2勝目をあげた直後、「本当に良くなるのは秋、ここで無理をさせると成長を阻害する」との陣営の判断で放牧へ出される[2]。また5月からは足腰を鍛えるために障害練習も取り入れた。
放牧後、新潟競馬場の弥彦特別(5着)、阪神競馬場での野分特別(1着)を経て浜中俊を鞍上に10月25日の菊花賞に出走する。レースはリーチザクラウンが大逃げを打ち粘る展開のなか、直線でリーチザクラウンとヤマニンウイスカーの間から先頭に抜け出した[4]。ターフビジョンに驚いて外へ膨れたものの、内から追い込んで来たフォゲッタブルとゴール前まで馬体を併せる形になった[4]。最後はハナ差で1着となり、重賞競走初勝利をGI競走で挙げた[4]。菊花賞後は疲労を完全に取りのぞくためジャパンカップを回避し、有馬記念へ出走[3]。
有馬記念では、左前浅屈腱不全断裂を発症し2周目第3コーナー手前で競走中止となった[5]。陣営は現役続行の可能性を模索し、2010年1月3日に再検査を行ったが競走能力喪失と診断され[6]、1月5日に1月6日付で競走馬登録を抹消し、現役を引退することを発表した[6]。引退後は種牡馬入りし、繋養先はレックススタッドである[6]。
スリーロールス 競走成績
年月日 競馬場 競走名 格 頭
数 枠
番 馬
番 オッズ
(人気) 着順 騎手 斤量 距離(馬場) タイム
(上3F) タイム
差 勝ち馬/(2着馬)
2008 10. 26 京都 2歳新馬 11 7 8 49.7(8人) 4着 横山典弘 55 芝1800m(良) 1:52.2 (34.3) 0.5 アンライバルド
11. 8 京都 2歳未勝利 11 4 4 2.1(1人) 5着 岩田康誠 55 芝2000m(稍) 2:02.4 (35.9) 0.6 ピエナファンタスト
11. 30 京都 2歳未勝利 18 2 4 5.8(3人) 1着 福永祐一 55 芝1800m(良) 1:49.3 (35.1) -0.2 (ナリタプラチナ)
12. 14 中京 中京2歳S OP 10 7 8 10.5(5人) 5着 太宰啓介 55 芝1800m(良) 1:49.7 (35.4) 0.4 メイショウドンタク
2009 3. 7 阪神 3歳500万下 15 8 14 9.3(4人) 4着 福永祐一 56 芝1800m(良) 1:50.1 (35.1) 0.1 フミノイマージン
3. 28 阪神 毎日杯 GIII 14 4 6 53.7(11人) 8着 浜中俊 56 芝1800m(良) 1:48.4 (34.2) 0.4 アイアンルック
4. 19 阪神 はなみずき賞 13 6 9 2.9(1人) 2着 浜中俊 56 芝1800m(良) 1:48.2 (33.4) 0.2 ロードロックスター
5. 3 京都 3歳500万下 14 4 5 2.5(1人) 1着 浜中俊 56 芝1800m(良) 1:47.1 (33.8) -0.4 (ナリタクリスタル)
9. 5 新潟 弥彦特別 13 8 13 3.6(2人) 5着 内田博幸 54 芝2000m(良) 1:59.3 (34.1) 0.5 メイショウベルーガ
9. 26 阪神 野分特別 11 1 1 3.7(3人) 1着 浜中俊 54 芝1800m(良) 1:45.0 (33.6) -0.7 (ジャミール)
10. 25 京都 菊花賞 JpnI 18 1 1 19.2(8人) 1着 浜中俊 57 芝3000m(良) 3:03.5 (35.2) 0.0 (フォゲッタブル)
12. 27 中山 有馬記念 GI 16 5 10 13.5(6人) 中止 浜中俊 55 芝2500m(良) 競走中止 ドリームジャーニー
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