地方競馬の「菊花賞」
地方競馬でも菊花賞を範した競走がある。ただし中央競馬の菊花賞と同等の機能を持った競走とは限らない。
競走名 格付 主催者 施行競馬場 施行距離 備考
1 東海菊花賞 SP1 愛知県競馬組合 名古屋競馬場 ダート2500m 古馬出走可
2 姫山菊花賞 重賞 兵庫県競馬組合 園田競馬場 ダート1700m 古馬出走可
3 黒潮菊花賞 重賞 高知県競馬組合 高知競馬場 ダート1900m 高知三冠第3戦
4 福山菊花賞 重賞 福山市 福山競馬場 ダート2250m 古馬出走可
5 ばんえい菊花賞 BG2 帯広市 帯広競馬場 直線200m ばんえい競走
6 北関東菊花賞 北関東G1 群馬県競馬組合 高崎競馬場 ダート2100m 2004年廃止
7 しもつけ菊花賞 重賞 栃木県競馬組合 宇都宮競馬場 ダート2600m 1999年廃止
8 南国菊花賞 重賞 高知県競馬組合 高知競馬場 ダート1400m アラブ系古馬競走
1998年廃止
9 九州菊花賞 KG1 佐賀県競馬組合 佐賀競馬場 ダート1800m 2000年まで佐賀菊花賞
2003年廃止
10 中津菊花賞 重賞 中津市 中津競馬場 ダート2180m アラブ系古馬競走
1999年廃止
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現在の川崎競馬場の地に最初に競馬場ができたのは、1906年のことである。板垣退助を中心とした京浜競馬倶楽部によって競馬が開催された。ところが、1908年に政府が馬券発売禁止令を公布して馬券の発売を禁止したため、競馬を開催できなくなってしまった。実質的な開催日数はわずか15日だけであったという。跡地には当時の川崎町長によって富士瓦斯紡績の工場が誘致され、1915年に操業を開始する。工場であった時代の1930年には、工場の労働争議を支援するため、煙突男が出現して世間の話題となった。その後、1939年に工場は東京電気(現・東芝)に譲渡されたが、太平洋戦争中の空襲により焼失し、戦後再び競馬場が復活することになった[8]。
川崎競馬場 アクセス
京急大師線港町駅から徒歩1分(競馬開催時には電車が増発される)
JR川崎駅東口・京急川崎駅から無料送迎バス。
羽田京急バス
川崎鶴見臨港バス
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川崎競馬場 ポイントサービス
2007年10月8日より来場するたびにポイントがもらえる「カツマルくんカード」を無料で発行している。
カード発行条件は20歳以上で、身分を証明するもの(運転免許証や保険証など)を持って、1号スタンド1階のファン案内所にある申込用紙に必要事項を記入して提出する。1回来場すると、「来場回数」が加算され、「カツマルくんポイント」=10ポイント(重賞レース開催日は20ポイント)、ヤマダ電機で使用できる「ヤマダ引換ポイント」=50ポイント(重賞レース開催日も50ポイント)がそれぞれもらえる。
なお、ポイントは各入場門およびファン案内所にあるポイントカードリーダーにカツマルくんカードを投入すると加算される。ただし、ポイント加算は川崎競馬開催中の1日につき1回で、有効期限は最後にポイントを加算した日から1年間である。
貯めたカツマルくんポイントに応じて川崎競馬場の特別観覧席のチケットやオリジナルグッズもしくは商品(ハム詰め合わせなど)と交換ができる。また、PeX(ペックス)ポイント[6][7]に交換することもできる。
ヤマダ引換ポイントの使用については下記の手続きが必要である。
カツマルくんカードとヤマダ電機のポイントカードを持ってファン案内所に行き、ヤマダポイント引換券をもらう。
ヤマダ電機のポイントカードとヤマダポイント引換券を持って全国にあるヤマダ電機またはダイクマのレジに行き、ポイントを加算してもらう。なお、ポイント引換期間は引換券をもらった翌日から3週間以内である。
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川崎競馬場 エピソード
競馬場としてはコースの奥行きが無い構造である事から、向正面や3コーナーなどの仕掛け所をスタンドから一目瞭然に見渡す事が可能である。
「牝馬の川崎」という異名がある。これは大レースに牝馬限定戦が多いことと、サブタイトルを含めてレース名に名を残す3頭(キヨフジ・ロジータ・ホクトベガ)がいずれも牝馬であることに由来する。
1995年の年末には、テレビ番組に関連する企画イベントとしてポニー競馬のGIレースを開催した。
2004年11月25日には、映画「レディ・ジョーカー」のロケがここで行われたことを記念した競走「レディ・ジョーカーカップ」が開催された。
表彰式では、合田刑事役の徳重聡がプレゼンターとして登場した。
2006年にはジャパンブリーディングファームズカップ(JBC)が開催された。
11月2日(夜間開催・マイル)と3日(昼間開催・クラシック)の2日間に分けての開催となった。ただし、コース形態の問題で競馬場に1200m戦の距離設定が無いことから、JBCスプリントは1600mのJBCマイルとして開催された。
また2000m戦の場合フルゲートが12頭であり、14頭の出走枠を確保するためJBCクラシックは2100mとなった。
定期的に毛色限定競走を実施している。
年末には芦毛・白毛馬限定競走のホワイトホース賞(開催時期によってはホワイトクリスマス賞)が行われる。他に青毛・青鹿毛・黒鹿毛馬のレースくろうま賞、栗毛限定のゴールデンホース賞が行われている。
なお、ホワイトホース賞ではレース名にちなんで、くじ引きで入場者にウイスキーのホワイトホースのプレゼントが行われた事もある。
場内食堂の食べ物が豊富なことでも知られる。
ちなみに、現在では競馬場内で名物と銘打ってたんめんを提供する店舗が複数存在するが、場内タンメン屋の実質的な元祖と言えるタンメン専門店の「国広」は2004年3月31日に閉店しており、現存しない。(店主の引退によるもの。
現在は同じ場所に別の店主が出店。)
所属騎手は年々少なくなってきているが、今野忠成が南関東リーディング上位に立ったり、中央競馬でも活躍する他、ベテランの森下博や金子正彦、中堅の酒井忍に若手の山崎誠士、町田直希も他場や中央競馬で騎乗しては結果を残すなど、川崎本場や川崎競馬以外でも川崎所属騎手の活躍は目立っている。
2008年10月31日より今までの南関東4競馬場ホームページとは別に、川崎競馬場独自のホームページを開設した。今までも携帯電話によるオンラインクーポン(携帯電話サイト「競馬総合チャンネル」との提携による)で入場料が無料になったが、11月3日開催より「無料入場券」を印刷して競馬場入場門で渡せば同じく無料になる。
同競馬場での開催や場外発売が行われない週末では、馬場内駐車場を利用したフリーマーケットがしばしば開催されている。また馬場内駐車場は近隣の川崎競輪場が開催されている時にも利用されている(競輪場までの無料送迎バスあり)。
2010年6月の開催より個人協賛競走が実施されている。実施には最低5人グループ(1人1万円、計5万円の費用)での申し込みが必要で、1開催につき2競走程度実施されている。
なお南関東4競馬場では初の個人協賛競走実施場となった[5]。
同じく2010年からは『クラシックジュニアカップ』という「出走馬の父が中央競馬の牡馬クラシック三冠(皐月賞・東京優駿・菊花賞)優勝馬」のみという競走が行われている。
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川崎競馬場 小向厩舎
川崎競馬場は施設が狭いために厩舎が併設されておらず、厩舎は幸区小向仲野町の多摩川沿いの一画にある。
また、厩舎地区と多摩沿線道路を挟んだ向かい側の多摩川の河川敷に1周1200mの調教用のダートコースがあり、調教はこのコースで行われる(地図上では川崎競馬練習馬場と表記されている)。
馬がコースと厩舎を行き来する際は、厩舎前の多摩沿線道路を横断することになる。
厩舎前には横断歩道と押しボタン式信号機が設置されており、信号が青に変わった際には馬が警備員の誘導で横断歩道を渡って馬場へ行き来している(なお、今のところ馬と車の接触事故は発生していない)。
調教用コースは公開の河川敷であるため、土手や河川敷から調教風景を眺めることができる。
また、走路等禁止された区画でなければ内馬場に相当する区画にも立ち入ることができる。
調教用コースは左回りで使用する日と右回りで使用する日が1日おきに定められている。
このコースは台風や大雨で多摩川が増水するとしばしば水没するのが関係者の悩みの種だという。
2007年9月7日に台風9号が首都圏に上陸した際には多摩川の増水でコースが水没、同月12日からの開催に出走を予定していた馬は川崎競馬場で調教せざるを得なくなった。
しかし、河川敷ゆえに川風が吹いているため、都市部のトレセンというイメージの割には空気が綺麗であり、これが川崎から南関東のトップクラスの馬が出る原動力の一つになっていると評する競馬関係者もいる。
かつては小向厩舎地区の馬房数不足を補うために調教師が競馬場周辺に独自の厩舎(外厩)を開設することが認められていたが、調教師の人数が減ったため2001年11月にこの形の外厩制度は廃止された。
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川崎競馬場 場外発売所
ジョイホース横浜(会員制) - 横浜市中区桜木町1-1ぴおシティ7F(2010年12月13日開設)
自場の管理としては初の場外勝馬投票券発売所となる。
その他の詳細は大井競馬場#場外馬券売場を参照。
大井競馬場・船橋競馬場・浦和競馬場
オフト後楽園・ひたちなか・大郷・新潟
オープス中郷・オープス磐梯
三条場外発売所
益田場外発売所
ニュートラックかみのやま・松山・いいたて
川崎競馬場 主な競走
川崎競馬場 ダートグレード競走
川崎記念(統一JpnI)
関東オークス(統一JpnII)
エンプレス杯(キヨフジ記念)(統一JpnII)
ホクトベガメモリアルスパーキングレディーカップ(統一JpnIII)
全日本2歳優駿(統一JpnI)
2006年にはジャパンブリーディングファームズカップが開催された。
重賞競走 [編集]
ロジータ記念(SI、2011年から地方交流となる)
報知オールスターカップ(SIII)
クラウンカップ(SIII、開催時期変更のため2010年度は施行なし)
川崎マイラーズ(SIII)
スパーキングサマーカップ(SIII)
戸塚記念(SIII、2011年からSII)
ローレル賞(SIII、2011年から地方交流となる)
鎌倉記念(SIII、2007年から地方交流)
川崎競馬場 騎手交流戦
佐々木竹見カップ・ジョッキーズグランプリ(2003年から開催中)
川崎競馬場 JRA2歳認定競走
(JRA認定)新馬(認定初出走:2,000,000円)
川崎競馬場 所属騎手
小向厩舎内を行き交う競走馬
伊藤裕人(いとう ひろと)
岩城方元(いわき まさゆき)
金子正彦(かねこ まさひこ)
今野忠成(こんの ただなり)
郷間勇太(ごうま ゆうた)
酒井忍(さかい しのぶ)
佐藤博紀(さとう ひろのり)
山林堂信彦(さんりんどう のぶひこ)
田中涼(たなか りょう)
中地雄一(なかち ゆういち)
拜原靖之(はいばら やすゆき)
藤江渉(ふじえ わたる)
本田紀忠(ほんだ のりただ)
前住和寿(まえずみ かずとし)
増田充宏(ますだ みつひろ)
町田直希(まちだ なおき)
森下博(もりした ひろし)
山崎誠士(やまざき せいじ)
山野勝也(やまの かつや)
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川崎競馬場 コース概要
馬場:1周1200m 左回り平坦、砂厚8.5cm
直線(4コーナーからゴール板まで): 300m
コース幅: 25m
距離設定: 900m、1400m、1500m、1600m、2000m、2100m
最大出走頭数(フルゲート): 1500m、1600m、2100mは14頭、それ以外は12頭である。
ダートコースの砂は従来は仙台産のものが使用されていたが、2011年5月から青森産の砂に入れ替えられている。
川崎競馬場 施設概要
川崎競馬場パドック
スタンド
1号スタンド(1983年12月竣工)、2号スタンド(1997年4月竣工)、3号スタンド(1971年3月竣工)があるが3号スタンドは2010年11月から外向きのグッズ売場を除いて閉鎖されている[2]。
指定席は1号スタンド4階(特別観覧席B 2000円)、2号スタンド3階(指定席 1000円)、4階(特別観覧席A 2500円)にある(ただし、2011年度は節電対策のため2号スタンド3階の指定席は閉鎖されている)。指定席についてはCNプレイガイドで事前予約可能となっている。
2号スタンド1階には、日本最多勝利数の記録を持つ佐々木竹見元騎手を記念するギャラリーが設置されている。
川崎競馬場 ナイター
ナイター競馬の開催場で、1995年より「カワサキ・スパーキングナイター」という名称で実施している。
2002年8月よりナイター競走期間中の最終競走発走予定時刻が20時50分となった。2006年7月現在、大井競馬場と並んで最終競走の発走予定時刻は日本のナイター競走施行場(他種公営競技含む)で2番目に遅い(最も遅いのは高知競馬場で20時55分)。
2004年の年末開催には薄暮競走である「クリスマス・プチナイター」を実施した。
2009年より12月開催を通常のナイター開催より1時間程繰り上げて発走(第1レース14時台、最終レース19時40分)する「セミナイター」で実施。
川崎競馬場 敷地
全国の競馬場で最も敷地面積が狭く、全国の競馬場で唯一向正面の奥に大型ビジョンが設置されている(簡単に言うならば競艇場などと同様のレイアウトである)。このため、内馬場の芝生スタンドからも大型ビジョンによりオッズなどの情報を容易に取得する事ができる。
その後、2006年に東京競馬場に設置されたターフビジョンが面積660m²で、世界最大となっていたが、川崎ではキングビジョンと旧大型映像装置の筐体を一体的に活用して、2009年6月に改めて世界最大面積1152m²の「川崎ドリームビジョン」として再整備され[3]、2010年にギネス・ワールド・レコーズに認定された(2011年現在はドバイのメイダン競馬場のものが最大である。)。メーカーは富士通フロンテック。
フルゲート14頭立ての競走でも馬単の全オッズが1画面で表示可能である。
内馬場地区の東半分は一般駐車場となっている。
また西半分は投票所と芝生スタンドとして開放され、メインスタンド側とは地下通路で繋がっている。なお、芝生スタンドの芝は施設所有者であるよみうりランドのゴルフ場のノウハウを用いた手入れが行き届いている。
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船橋競馬場 交通アクセス
京成線船橋競馬場駅から徒歩5分
JR京葉線南船橋駅徒歩10分
船橋競馬場 歴史
1928年 - 柏競馬場開場
1950年8月 - 船橋競馬場開場
1950年 - 船橋競馬場内にオートレース場を併設
1952年 - 柏競馬場廃止
1953年11月27日 - 日本テレビが船橋競馬を中継。
この中継は地方競馬としては初めてのテレビ中継となった。
1960年 - (株)関東競馬倶楽部に社名変更
1960年 - (株)関東レース倶楽部に社名変更
1968年 - (株)よみうりランドに社名変更
1968年 - 船橋オートレース場、船橋サーキット跡地に移転
2006年3月14日 - 場内の放送設備が故障し復旧の見通しが立たず全11レースが中止になった。
また近隣にマクドナルド、和食のファミリーレストランさと、まいどおおきに食堂などがある。
周辺スポット:道路を挟んで向かいにららぽーとTOKYO-BAY、ビビットスクエアがあり、南西に大型家具店イケア船橋、船橋オートレース場、南東には厩舎地区(と谷津干潟)がある。
船橋競馬場 厩舎
船橋競馬場に所属する厩舎は競馬場のスタンド寄りの本厩舎とトラック向正面の海岸厩舎に分かれている。かつては船橋競馬場の南側は砂浜で船橋競馬場の所属馬はこの砂浜でも調教されていた。
船橋競馬場 場外発売所
新橋場外発売所 - ウインズ新橋内
船橋競馬場本場開催のみ発売される。
その他の詳細は大井競馬場#場外馬券売場を参照
大井競馬場・川崎競馬場・浦和競馬場
ウインズ新橋
オフト後楽園・ひたちなか・大郷・新潟
オープス中郷・オープス磐梯
三条場外発売所
益田場外発売所
ニュートラックかみのやま・松山・いいたて
ほか
船橋競馬場 テレビ中継
2000年代前半までは、チバテレビが独自制作を行っていた。
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船橋競馬場 所属騎手
石崎駿
石崎隆之
江川伸幸
笠野雄大
川島正太郎
小杉亮
左海誠二
佐藤裕太
澤田龍哉
庄司大輔
實川純一
高橋利幸
田中力
中野省吾
野澤憲彦
濱田達也
林幻
張田京
本多正賢
本田正重
本橋孝太
森泰斗
山口達弥
山下貴之
山田信大
脇田創
船橋競馬場 所属調教師
日本のホースマンの始祖とされる函館大経の函館一族の者が調教師として在籍する全国唯一の競馬場である(函館一昭調教師が在籍)。第1回東京優駿の優勝騎手である函館孫作は戦後、この競馬場に厩舎を置いていた。
川島正行はNARグランプリの最優秀調教師賞を複数回受賞している。
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船橋競馬場 主な競走
以下の競走は2011年度に実施予定の競走。
ダートグレード競走 [編集]
かしわ記念(統一JpnI)
ダイオライト記念(統一JpnII)
日本テレビ盃(統一JpnII)
マリーンカップ(統一JpnIII)
クイーン賞(統一JpnIII)
船橋競馬場 重賞競走
船橋記念(SIII)
京成盃グランドマイラーズ(SIII)
東京湾カップ(SIII)
習志野きらっとスプリント(SIII、2011年度新設)
報知グランプリカップ(SIII)
平和賞(SIII)
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