伊藤工真
伊藤 工真(いとう たくま)は、日本中央競馬会・美浦トレーニングセンターの古賀史生厩舎に所属する騎手である。騎手免許は平地競走と障害競走両方所持している。
伊藤工真来歴
アニマル・ベジテイション・カレッジを経て2004年に日本中央競馬会競馬学校の入学試験に合格し、2005年4月より同校へ第24期として入学した。なお同期入学には8人おり、その中に北村浩平の弟もいたが退学した。
2008年、2月12日に同校を卒業した。卒業時の同期には大江原圭とアニマル・ベジテイション・カレッジ時代からの同期である三浦皇成がいる。そして2月14日に発表された2008年度騎手免許試験に合格し、3月1日付で騎手免許を交付された。デビューの同期には前述の2人に加え内田博幸と鷹野宏史がいる。
デビュー時からの所属は美浦・古賀史生厩舎。3月1日に中山競馬場で行われた第1競走で中央競馬初騎乗を迎え、自厩舎のトウショウブリーズに騎乗して11番人気で9着だった。なお、1着となったのは中央移籍後初騎乗で同期デビューの内田博幸だった。10月26日に東京競馬場で行われた第1競走でサザンスターディに騎乗し、89戦目で初勝利を挙げた。
2010年1月12日に行われた第24回全日本新人王争覇戦で同じく選抜された同期の三浦皇成と共に出場。第1戦・第2戦とも2着に食い込み合計30ポイントを獲得、栄えある新人王の称号を手にした。なお、JRA所属騎手の新人王獲得は第18回に獲得した柴原央明以来である。
伊藤工真エピソード
競馬学校時代からの同期である大江原圭とは生年月日が同じである。
左ききである。
2008年2月12日に行われた卒業記念模擬レースでメイショウブンゴに騎乗して優勝している。これは模擬レース5戦目にして初勝利だった。同日の謝恩会では「素直が一番で賞」を受賞した。
座右の銘は「清心虹光」、目標とする騎手は横山典弘とミルコ・デムーロ、好きなものはご飯、饅頭、団子、野菜とトレセンのブログで語っている。
持病で蓄膿症の為必ずレース中には鼻腔を広げるテープを付けているのがトレードマーク。またパドックにおいて馬に跨った直後、鞭を口にくわえる動作を行うことも特徴の一つとなっている。
食事に非常に気を使っており、通常トレセンの独身寮では食堂で三食とも食事が提供されているにも関わらず、かつて独身寮で隣の部屋に住んでいた松岡正海によれば「自分の部屋で十六穀米を炊いて、食堂に持ち込んで食べている」とのこと(おかずは食堂のものを食べている)。松岡曰く「(独身寮でわざわざ自炊するのは)ジョッキーでは史上初ではないか」という[1]。
伊藤工真データ
日付 競馬場・開催・レース 競走名 馬名 頭数 人気 着順
初騎乗 2008年3月1日 2回中山1日1R 3歳未勝利 トウショウブリーズ 16頭 11 9着
初勝利 2008年10月26日 4回東京6日1R 2歳未勝利 サザンスターディ 10頭 4 1着
重賞初騎乗 2009年2月15日 1回東京6日11R ダイヤモンドステークス ゴーウィズウィンド 16頭 16 5着
GI初騎乗 2010年5月9日 2回東京6日11R NHKマイルカップ キングレオポルド 18頭 15 12着
年度 1着 2着 3着 騎乗数 勝率 連対率 複勝率
2008年 1 6 5 145 .007 .048 .083
2009年 23 34 30 669 .034 .085 .130
2010年 17 44 47 734 .023 .083 .147
通算 41 84 82 1548 .026 .081 .133
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