飯田祐史
飯田 祐史(いいだ ゆうじ、1974年11月18日 – )は、JRA栗東トレーニングセンター・飯田明弘厩舎に所属する騎手である。父は調教師の飯田明弘。
飯田祐史来歴
1993年、第9期生として競馬学校騎手課程を卒業しJRAの騎手免許を取得する。同期には伊藤直人、小林徹弥らがいる。
JRA初騎乗は3月6日阪神2R父の管理馬メイショウアルマダに騎乗し14着。同日6R、同じく父の管理馬マイネルアルファで勝利しJRA初勝利を挙げる。デビュー年は19勝を挙げ関西新人騎手賞を獲得している。
その後順調に勝利数を伸ばし1999年には自己最高となる42勝を記録。さらに夏の小倉リーディングも獲得などの実績により、秋にはマカオでの交流競走派遣騎手にも選出されている[1]。
同時期に飯田はブゼンキャンドルに騎乗し、トライアル競走で秋華賞への優先出走権を獲得しながら、先述の交流競走と日程が重なるため本番での鞍上を安田康彦に譲るという不運もあったが、後に「僕が乗っていたら安田さんのような思い切った騎乗はできなかった」と語っている[2]。
2000年にはメイショウオウドウとのコンビで大阪杯を制しJRA重賞初勝利を達成した他、同馬にてGI競走での最高着順を記録し、関西中堅騎手として活躍を続けるも、2002年2月レース中の落馬により右鎖骨々折及び左股関節脱臼の重傷を負う[3]。
当初全治6ヶ月と診断されながら3ヶ月の休養で復帰を果たし、この年重賞2勝を含む22勝を挙げているが、この負傷事故以降の勝利数は10勝台で推移している。
飯田祐史主な騎乗馬
メイショウオウドウ(2000年大阪杯、マイルチャンピオンシップ3着、2001年安田記念3着、鳴尾記念など)
メジロマイヤー(2002年きさらぎ賞)
アラタマインディ(2002年小倉記念)
飯田祐史騎乗成績
日付 競馬場・開催 競走名 馬名 頭数 人気 着順
初騎乗 1993年3月6日 1回阪神3日2R 4歳未勝利 メイショウアルマダ 15頭 10 14着
初勝利 1993年3月6日 1回阪神3日6R 4歳新馬 マイネルアルファ 11頭 4 1着
重賞初騎乗 1993年3月21日 1回阪神8日11R 4歳牝馬特別 ショウザンダイヤ 16頭 15 5着
重賞初勝利 2000年4月2日 2回阪神4日11R 大阪杯 メイショウオウドウ 16頭 1 1着
GI初騎乗 1993年11月14日 6回京都4日10R エリザベス女王杯 タカノプリマ 18頭 17 15着
年度 1着 2着 3着 騎乗数 勝率 連対率 複勝率
1993年 19 28 28 342 .056 .137 .219
1994年 33 21 25 365 .090 .148 .216
1995年 28 25 26 339 .083 .156 .233
1996年 19 23 19 291 .065 .144 .210
1997年 17 20 24 298 .057 .124 .205
1998年 26 38 29 343 .076 .187 .271
1999年 42 51 41 481 .087 .193 .279
2000年 25 50 32 459 .054 .163 .233
2001年 33 28 27 438 .075 .139 .201
2002年 22 12 21 298 .074 .114 .185
2003年 15 15 21 333 .045 .090 .153
2004年 14 17 23 252 .056 .123 .214
2005年 7 15 16 249 .028 .084 .149
2006年 14 9 14 263 .053 .087 .141
2007年 5 8 4 185 .027 .070 .092
2008年 19 10 17 220 .086 .132 .209
2009年 16 15 17 251 .064 .124 .191
2010年 10 11 13 229 .044 .092 .148
中央 364 395 397 5636 .065 .135 .203
地方 9 8 10 77 .117 .221 .351
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