リーディングジョッキー
リーディングジョッキー(Leading Jockey)とはある国・地域・競馬場、もしくは主催団体においてシーズンの勝利数が最も多い騎手のことである。最多勝利騎手ともいう。
中央競馬においては、日本中央競馬会(JRA)が主催する競走に出走した騎手全体の中で勝利数が最も多い騎手のことを指す。
JRA賞にもリーディングジョッキーを表彰する部門があるが、この場合は中央競馬および地方競馬の一部競走(JRA指定交流競走)が採用される。また、美浦トレーニングセンター(関東)あるいは栗東トレーニングセンター(関西)[1]所属の騎手の中で最も勝利数の多い騎手のことを「関東リーディングジョッキー」「関西リーディングジョッキー」という場合もある。
さらに特定の期間における特定の競馬場での勝利数によるリーディングジョッキーという概念も存在し、地元のマスコミ関係団体などからの表彰を受ける場合がある。
地方競馬においては地方競馬全体でのリーディングジョッキーのほかに開催主催者単位、あるいは競馬場単位のリーディングジョッキーという概念が存在する。
この言葉が広まっていることから日本では2位以下の騎手のランキングについても「リーディング○位」とあらわすことがあるが、Leading Jokeyとはつまり「首位騎手」でありLeadingという言葉自体にランキングの意味はない(→リーディング (競馬)参照)。
歴代日本リーディングジョッキー
中央競馬+地方競馬(平地競走+障害競走)
年 騎手 所属 勝利数
1998年 小牧太 兵庫 265
1999年 石崎隆之 船橋 286
2000年 石崎隆之 船橋 317
2001年 石崎隆之 船橋 423
2002年 石崎隆之 船橋 370
2003年 石崎隆之 船橋 337
的場文男 大井
2004年 内田博幸 大井 396
2005年 内田博幸 大井 496
2006年 内田博幸 大井 524
2007年 内田博幸 大井 406
2008年 戸崎圭太 大井 309
2009年 戸崎圭太 大井 408
中央競馬のみの成績 [編集]
年 関東 関西
騎手 所属厩舎 勝利数 騎手 所属厩舎 勝利数
1980年 増沢末夫 鈴木勝太郎 64 河内洋 武田作十郎 72
1981年 増沢末夫 鈴木勝太郎 95 河内洋 武田作十郎 83
1982年 増沢末夫 鈴木勝太郎 104 田原成貴 谷八郎 87
1983年 増沢末夫 鈴木勝太郎 89 田原成貴 谷八郎 104
1984年 増沢末夫 鈴木勝太郎 88 田原成貴 谷八郎 100
1985年 柴田政人 高松邦男 101 河内洋 フリー 118
1986年 増沢末夫 鈴木勝太郎 106 河内洋 フリー 117
1987年 岡部幸雄 フリー 138 南井克巳 宇田明彦 99
1988年 柴田政人 高松邦男 132 武豊 武田作十郎 113
1989年 岡部幸雄 フリー 94 武豊 武田作十郎 133
1990年 岡部幸雄 フリー 105 武豊 武田作十郎 116
1991年 岡部幸雄 フリー 128 武豊 武田作十郎 96
1992年 岡部幸雄 フリー 129 武豊 フリー 130
1993年 岡部幸雄 フリー 114 武豊 フリー 137
1994年 岡部幸雄 フリー 121 武豊 フリー 134
1995年 横山典弘 フリー 130 武豊 フリー 134
1996年 岡部幸雄 フリー 136 武豊 フリー 159
1997年 岡部幸雄 フリー 124 武豊 フリー 168
1998年 蛯名正義 フリー 136 武豊 フリー 169
1999年 蛯名正義 フリー 129 武豊 フリー 178
2000年 岡部幸雄 フリー 103 武豊 フリー 130
2001年 蛯名正義 フリー 133 四位洋文 フリー 98
2002年 柴田善臣 フリー 120 武豊 フリー 133
2003年 柴田善臣 フリー 119 武豊 フリー 204
2004年 柴田善臣 フリー 145 武豊 フリー 211
2005年 横山典弘 フリー 134 武豊 フリー 212
2006年 横山典弘 フリー 113 武豊 フリー 178
2007年 後藤浩輝 フリー 116 武豊 フリー 156
2008年 内田博幸 嶋田潤 137 武豊 フリー 151
2009年 内田博幸 嶋田潤 146 武豊 フリー 140
2010年 横山典弘 フリー 120 福永祐一 フリー 109
イギリス
平地競走
年 首位 勝利数 2位 3位
2010年 ランフランコ・デットーリ 104勝 フィリップ・ロビンソン キアラン・ファロン
フランス
「フランスリーディングジョッキー」を参照
北米
アメリカ合衆国・カナダの成績[2]
年 首位 勝利数 2位 3位
2000年 ラッセル・ベイズ 412勝 クリントン・ポッツ ラモン・ドミンゲス
2001年 ラモン・ドミンゲス 433勝 ラッセル・ベイズ トラヴィス・ダンケルバーガー
2002年 ラッセル・ベイズ 431勝 コルネリオ・ベラスケス ジョサイア・ハンプシャー・ジュニア
2003年 ラモン・ドミンゲス 453勝 ラッセル・ベイズ ジョン・ベラスケス
2004年 ラファエル・ベジャラノ 455勝 ラモン・ドミンゲス ジョン・ベラスケス
2005年 ラッセル・ベイズ 375勝 ロドニー・プレスコット エディー・カストロ
2006年 ジュリアン・ルパルー 403勝 ラモン・ドミンゲス ラッセル・ベイズ
2007年 ラッセル・ベイズ 398勝 ラモン・ドミンゲス エルビス・トルヒージョ
2008年 ラッセル・ベイズ 403勝 デシュワン・パーカー J・D・アコスタ
2009年 ラッセル・ベイズ 415勝 ラモン・ドミンゲス フアン・カルロス・ディアス
2010年 デシュワン・パーカー 377勝 ラモン・ドミンゲス ラッセル・ベイズ
香港 [編集]
年 首位 勝利数 2位 3位
2009/10年 ダグラス・ホワイト 100勝 ブレット・プレブル 鄭雨滇
脚注 [編集]
^ トレーニングセンター設立以前は各競馬場。
^ [1]
[隠す]
表・話・編・歴
啓衆社賞 – 優駿賞 – JRA賞
競走馬部門
年度代表馬 | 最優秀2歳牡馬 | 最優秀2歳牝馬 | 最優秀3歳牡馬 | 最優秀3歳牝馬 | 最優秀4歳以上牡馬 | 最優秀4歳以上牝馬
最優秀父内国産馬(廃止) | 最優秀短距離馬 | 最優秀ダートホース | 最優秀障害馬 | 最優秀アラブ(廃止)
調教師部門
最多勝利調教師 | 最高勝率調教師 | 最多賞金獲得調教師 | 優秀技術調教師
騎手部門
最多勝利騎手 | 最高勝率騎手 | 最多賞金獲得騎手 | 最多勝利障害騎手 | 最多勝利新人騎手 | 騎手大賞 | 特別模範騎手賞
特別賞
特別賞(特別敢闘賞)
文化賞
馬事文化賞
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