オーシャンステークスってどんなレース?
オーシャンステークスの基本情報
主催者 日本中央競馬会
開催地 中山競馬場
施行時期 3月上旬
(原則2回中山3日目)
格付け GIII
1着賞金 3800万円
賞金総額 7200万円
距離 芝・外1200m
出走条件 サラブレッド系4歳以上(国際)(指定)
出走資格も参照
負担重量 グレード別定(本文に記載)
第1回施行日 2006年3月4日(重賞格上)
特記 地方所属馬のみ、上位2着までに
高松宮記念への出走権
オーシャンステークスは、中山競馬場の芝1200mで行われる重賞(GIII)競走。夕刊フジを発行する産業経済新聞社が賞の寄贈を行っているため、正式名称は夕刊フジ賞オーシャンステークスと表記される。名称は英語で大海・大洋の意味である「ocean」から。なおレース名と海の日の関連性はない。
オーシャンステークス 概要
1996年に中山競馬場の4歳(現3歳)以上の混合の別定の芝1800mのオープン特別競走、オーシャンステークスとして施行されたのが始まり。
しかし翌年には、施行時期を6月中旬から現在の3月初頭に移した事により出走資格を混合・指定の5歳(現4歳)以上に、負担重量をハンデキャップ、施行距離を芝1200mに変更を行った。
1999年は1600万下条件特別競走に格下げされたが、翌2000年には再びオープン特別競走に格上げされたと同時に、負担重量を別定に変更、2005年まで同条件で施行された。
2006年には短距離重賞路線の再整備に伴い、中山競馬場の4歳(旧5歳)以上の国際・指定の芝1200mの重賞(GIII)競走に格上げ、3月下旬に中京競馬場で行われる高松宮記念の関東圏の前哨戦の位置付けとなり、関西圏の高松宮記念の前哨戦である阪急杯と対になる競走となった。また2005年までに施行されていたクリスタルカップの廃止に伴い、同競走のレーススポンサーであった産業経済新聞社が本競走に賞の寄贈を移した。
なお地方所属馬に限られるが、上位2着までに限り高松宮記念の出走権(優先出走権ではない)が与えられるトライアル競走である。
出走資格は、サラ系4歳(旧5歳)以上のJRA所属の競走馬、地方所属の競走馬(3頭まで)及び外国調教馬(8頭まで)。
負担重量は56kg、牝馬は2kg減を基本とし、
施行日当日から1年前の開催週以降のGI競走(牝馬限定競走を除く)1着馬は2kg増
施行日当日から1年前の開催週以降の牝馬限定GI競走またはGII競走(牝馬限定競走を除く)1着馬は1kg増
施行日当日から1年前の開催週より過去のGI競走(牝馬限定競走を除く)1着馬は1kg増
以上のように斤量が課せられる。ただし2歳時の成績を除く。
オーシャンステークス 歴史
1996年 – 中山競馬場の4歳(現3歳)以上の混合の別定の芝1800mのオープン特別競走、オーシャンステークスとして施行。
1997年
出走条件を5歳(現4歳)以上に変更。
負担重量をハンデキャップに変更。
距離を芝外回り1200mに変更。
指定交流競走に指定。
1999年 – 1600万下条件に格下げ。
2000年
オープン特別に格上げ。
負担重量を別定に戻す。
2001年 – 馬齢表示の国際基準への変更に伴い、出走条件が「5歳以上」から「4歳以上」に変更。
2003年 – 地方大井所属のネイティヴハートが地方所属馬として初制覇。
2005年
シルキーラグーンが史上初の連覇。
池上昌弘が調教師として史上初の連覇。
2006年
中山競馬場の4歳以上の国際競走・指定交流競走の別定の芝外回り1200mの重賞(GIII)競走、夕刊フジ賞オーシャンステークスとして新設(創設当初の地方所属馬の出走枠は3頭、外国調教馬の出走枠は4頭まで)。
地方船橋所属のネイティヴハートが当競走で史上2頭目となる2度目の優勝にして、かつ地方所属馬として重賞格上げ後初制覇。
2007年 – 国際セリ名簿基準委員会(ICSC)の勧告により、重賞格付け表記をJpnIIIに変更。
2009年
外国調教馬の出走枠が8頭に拡大。
重賞格付け表記をGIIIに戻す。
2012年
負担重量の加増内容を別定のGII競走と同様にし、上限を59kgから58kg(牝馬は2kg減)にする。以下のように変更される。
過去1年以降のGI競走(牝馬限定競走を除く)1着馬の斤量加増を3kgから2kgに変更。
過去1年以降の牝馬限定GI競走またはGII競走(牝馬限定競走を除く)1着馬および施行日前日から過去1年以前のGI競走(牝馬限定競走を除く)1着馬の斤量加増を2kgから1kgに変更。
過去1年以降の牝馬限定GII競走またはGIII競走(牝馬限定競走を除く)1着馬および施行日前日から過去1年以前の牝馬限定GI競走またはGII競走(牝馬限定競走を除く)1着馬の加増1kgを削除。
オーシャンステークス 歴代優勝馬
オーシャンステークス オープン特別・1600万下条件
施行日 優勝馬 性齢 勝時計 優勝騎手 管理調教師 馬主
1996年6月16日 マイネルガーベ 牡4 1:47.0 蛯沢誠治 稲葉隆一 (株)サラブレッドクラブ・ラフィアン
1997年3月2日 チアズサイレンス 牡4 1:09.3 O.ペリエ 山内研二 北村キヨ子
1998年3月8日 シンコウフォレスト 牡5 1:09.0 柴田善臣 栗田博憲 安田修
1999年3月14日 イズミサクセス 牡4 1:09.3 勝浦正樹 本郷一彦 斉藤猛
2000年3月5日 タイキブライドル 牡5 1:09.1 岡部幸雄 伊藤正徳 (有)大樹ファーム
2001年3月3日 キーゴールド 牡7 1:09.8 蛯名正義 宮徹 北前孔一郎
2002年3月2日 ショウナンカンプ 牡4 1:07.3 吉田豊 大久保洋吉 国本哲秀
2003年3月8日 ネイティヴハート 牡5 1:09.7 石崎隆之 大山一男 池田草龍
2004年3月6日 シルキーラグーン 牝4 1:08.1 小林淳一 池上昌弘 (有)シルク
2005年3月5日 シルキーラグーン 牝5 1:07.9 柴田善臣 池上昌弘 (有)シルク
オーシャンステークス 重賞格付け以後
回数 施行日 優勝馬 性齢 勝時計 優勝騎手 管理調教師 馬主
第1回 2006年3月4日 ネイティヴハート 牡8 1:08.6 内田博幸 坂本昇 池田草龍
第2回 2007年3月3日 アイルラヴァゲイン 牡5 1:08.2 松岡正海 手塚貴久 齊藤四方司
第3回 2008年3月8日 プレミアムボックス 牡5 1:08.9 吉田隼人 上原博之 (有)社台レースホース
第4回 2009年3月7日 アーバニティ 牡5 1:09.2 横山典弘 古賀慎明 (有)社台レースホース
第5回 2010年3月6日 キンシャサノキセキ 牡7 1:09.8 四位洋文 堀宣行 吉田和美
第6回 2011年3月5日 ダッシャーゴーゴー 牡4 1:07.8 川田将雅 安田隆行 芦田信
オーシャンステークスからの高松宮記念優勝馬
オープン競走時の2000年から高松宮記念の前哨戦として施行されているが2頭が同年の高松宮記念を制覇している。
回数 馬名 性齢 着順
ショウナンカンプ 牡4 1着
第5回 キンシャサノキセキ 牡7 1着
第6回 キンシャサノキセキ 牡8 2着
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