サクラメガワンダー
サクラメガワンダー
英字表記 Sakura Mega Wonder
品種 サラブレッド
性別 牡
毛色 栗毛
生誕 2003年3月25日(8歳)
父 グラスワンダー
母 サクラメガ
生国 日本(北海道静内町)
生産 新和牧場
馬主 (株)さくらコマース
調教師 友道康夫(栗東)
競走成績
生涯成績 29戦7勝
獲得賞金 3億6623万円
(2009年5月30日現在)
サクラメガワンダー(Sakura Mega Wonder、2003年 – )の近親には天皇賞優勝馬サクラチトセオー、エリザベス女王杯優勝馬サクラキャンドルがいる。主な勝ち鞍はラジオたんぱ杯2歳ステークス、鳴尾記念2回、金鯱賞。馬名の由来は冠名サクラに母の名前の一部「メガ」と父グラスワンダーの名前の一部「ワンダー」を組み合わせたもの。
7勝全てを地元関西で挙げている。
サクラメガワンダー 戦績
サクラメガワンダー 2歳
2005年7月の2歳新馬でデビューし、4着。8月の未勝利戦では上がり3F32秒9の末脚を見せるも、サイレントプライドに敗れ2着。11月の未勝利戦で3戦目にして初勝利を挙げると、次走エリカ賞ではタマモサポート、アドマイヤメインという後の重賞勝利馬2頭を下し連勝。重賞初挑戦となったラジオたんぱ杯2歳ステークスでは1番人気のアドマイヤムーンを差しきって優勝、3連勝で初重賞制覇を飾った。
サクラメガワンダー 3歳
2006年はクラシックを目指し東上する。だが、弥生賞ではアドマイヤムーンの雪辱を許し4着。その後も皐月賞6着、東京優駿(日本ダービー)では10着と春シーズンは不本意な成績に終わる。秋には菊花賞ではなく天皇賞(秋)を目指し毎日王冠から始動するが9着、本番の天皇賞でも9着と古馬の壁に跳ね返された。次走は約1年ぶりに関西でのレースとなる鳴尾記念に出走。マルカシェンクを半馬身抑えて復活の優勝を飾った。
サクラメガワンダー 4歳
2007年は京都金杯から始動。先行抜け出しでマイネルスケルツィに並びかけるかと思われたが、なかなか追いつくどころか、エイシンドーバーに逆に交わされ3着に敗れた。休養後のマイラーズカップでは、同じような競馬で5着、さらに安田記念では13着に敗れた。
続く函館記念では2番人気に推されるも3着に敗れ、同じく北海道で開催される札幌記念に出走を予定していたが、馬インフルエンザ騒動によりレース開催が中止となり、9月2日に延期された。レースでは、中団から進み、最後の直線では外から伸びてきたものの、前を行くフサイチパンドラなどを捕らえられず3着に敗れた。
札幌記念後のカシオペアステークスでは、単勝1.4倍の圧倒的1番人気の支持に応え快勝した。カシオペアステークス後は第24回マイルチャンピオンシップに出走登録を行ったが除外され、11月25日のアンドロメダステークスに出走し、単勝1.4倍の圧倒的な1番人気に支持されるが、トップハンデ57.5キロの影響もあり3着だった。11月29日に発表された重賞・オープン特別競走レーティングでは、カシオペアステークスを制したことにより105ポンドの評価を得た。
サクラメガワンダー 5歳
2008年の初戦も京都金杯となるが、4着に敗れた。3ヶ月休養後のオーストラリアトロフィーではオーシャンエイプスとの叩き合いとなり2着となった。続く金鯱賞では4着で、次の宝塚記念では12番人気ながら4着となり、宝塚記念後は天栄ホースパークへ放牧に出され、9月13日に帰厩した。
帰厩後は、秋の始動戦となる毎日王冠に向けて調整され、予定通り第59回毎日王冠に出走。直線で脚を伸ばしたが、追いつけずに4着だった。その後出走した、本番の天皇賞(秋)では6着だった。続いて2年前に制した鳴尾記念に出走。中団からレースを進め、4コーナーでまくると、最後は鋭く伸びてナムラマースに3馬身差をつける快勝で重賞3勝目を飾った。
サクラメガワンダー 6歳
2009年は京都記念から始動、1番人気に支持されたが、クビ差でアサクサキングスの2着に敗れた。その後、5月30日の金鯱賞に1番人気で出走。好位から最後の直線で先頭に立ち、一気に後続を引き離して快勝、重賞4勝目を挙げた。続く宝塚記念では好位集団でレースを進め、最後の直線でドリームジャーニーの追い込みに屈したもののディープスカイをかわして2着に入った。夏場の休養を挟み、ぶっつけで天皇賞(秋)に出走したが見せ場がなく13着に敗れた。11月12日、左前浅屈腱炎を発症していることが発覚、全治までは約9か月の見込みとなっている。
サクラメガワンダー 競走成績
年月日 競馬場 競走名 格 頭数 枠番 馬番 オッズ(人気) 着順 騎手 斤量 距離(馬場) タイム
(上り3F) 時計
差 勝ち馬/(2着馬)
2005 7. 10 阪神 2歳新馬 16 4 8 25.8 (6人) 4着 岩田康誠 54 芝1600m(稍) 1:39.4(35.3) 0.6 ダイアモンドヘッド
8. 6 新潟 2歳未勝利 11 3 3 4.8 (3人) 2着 柴田善臣 54 芝1600m(良) 1:36.3(32.9) 0.1 サイレントプライド
11. 12 京都 2歳未勝利 14 5 7 3.2 (1人) 1着 O.ペリエ 55 芝1800m(重) 1:49.0(34.7) -0.2 (ヴィクトリーラン)
12. 10 阪神 エリカ賞 10 8 10 3.2 (2人) 1着 安藤勝己 55 芝2000m(良) 2:03.4(35.0) -0.2 (タマモサポート)
12. 24 阪神 ラジオたんぱ杯2歳S GIII 12 5 7 3.7 (2人) 1着 安藤勝己 55 芝2000m(良) 2:01.9(34.6) 0.0 (アドマイヤムーン)
2006 3. 5 中山 弥生賞 GII 10 1 1 2.9 (2人) 4着 安藤勝己 56 芝2000m(良) 2:02.1(35.0) 0.6 アドマイヤムーン
4. 16 中山 皐月賞 GI 18 6 12 8.7 (4人) 6着 内田博幸 57 芝2000m(良) 2:00.5(34.6) 0.6 メイショウサムソン
5. 28 東京 東京優駿 GI 18 5 9 12.5 (6人) 10着 内田博幸 57 芝2400m(稍) 2:29.2(36.0) 1.3 メイショウサムソン
10. 8 東京 毎日王冠 GII 16 7 14 36.8 (13人) 9着 後藤浩輝 55 芝1800m(良) 1:45.9(34.0) 0.4 ダイワメジャー
10. 29 東京 天皇賞(秋) GI 16 2 3 41.0 (12人) 9着 内田博幸 56 芝2000m(良) 1:59.9(36.0) 1.1 ダイワメジャー
12. 9 阪神 鳴尾記念 GIII 17 2 3 3.7 (1人) 1着 O.ペリエ 55 芝1800m(良) 1:46.9(33.4) -0.1 (マルカシェンク)
2007 1. 6 京都 京都金杯 GIII 16 5 9 4.9 (2人) 3着 岩田康誠 56.5 芝1600m(稍) 1:34.1(34.9) 0.2 マイネルスケルツィ
4. 14 阪神 マイラーズC GII 15 1 1 7.2 (3人) 5着 岩田康誠 57 芝1600m(良) 1:33.1(34.0) 0.9 コンゴウリキシオー
6. 3 東京 安田記念 GI 18 1 1 39.4 (14人) 13着 鮫島良太 58 芝1600m(良) 1:33.2(35.1) 0.9 ダイワメジャー
7. 22 函館 函館記念 JpnIII 11 6 6 4.4 (2人) 3着 岩田康誠 57 芝2000m(良) 2:03.0(35.1) 0.2 エリモハリアー
9. 2 札幌 札幌記念 JpnII 16 5 9 5.5 (3人) 3着 岩田康誠 57 芝2000m(良) 2:00.3(33.9) 0.2 フサイチパンドラ
11. 3 京都 カシオペアS OP 17 2 3 1.4 (1人) 1着 O.ペリエ 56 芝1800m(良) 1:45.3(34.2) -0.2 (ブラックカフェ)
11. 25 京都 アンドロメダS OP 11 1 1 1.5 (1人) 3着 M.デムーロ 57.5 芝2000m(良) 1:58.8(35.2) 0.1 アサカディフィート
2008 1. 5 京都 京都金杯 GIII 16 6 12 7.5 (4人) 4着 福永祐一 57.5 芝2000m(良) 1:34.0(34.6) 0.3 エイシンデピュティ
4. 26 京都 オーストラリアT OP 15 8 14 3.1 (2人) 2着 福永祐一 57 芝1800m(良) 1:47.4(33.5) 0.0 オーシャンエイプス
5. 31 中京 金鯱賞 GII 17 3 5 7.4 (3人) 4着 福永祐一 57 芝2000m(稍) 1:59.5(35.2) 0.4 エイシンデピュティ
6. 29 阪神 宝塚記念 GI 14 4 5 40.3 (12人) 4着 福永祐一 58 芝2200m(重) 2:15.6(37.0) 0.3 エイシンデピュティ
10. 12 東京 毎日王冠 GII 16 1 1 23.7 (7人) 4着 福永祐一 57 芝1800m(良) 1:45.1(33.4) 0.5 スーパーホーネット
11. 2 東京 天皇賞(秋) GI 17 3 5 32.1 (7人) 6着 福永祐一 58 芝2000m(良) 1:57.5(34.5) 0.3 ウオッカ
12. 6 阪神 鳴尾記念 GIII 17 8 16 1.8 (1人) 1着 福永祐一 56 芝1800m(良) 1:46.0(35.6) -0.5 (ナムラマース)
2009 2. 21 京都 京都記念 GII 12 7 11 1.8 (1人) 2着 福永祐一 57 芝2200m(良) 2:14.6(35.4) 0.0 アサクサキングス
5. 30 中京 金鯱賞 GII 18 8 17 2.1 (1人) 1着 福永祐一 57 芝2000m(良) 1:58.4(34.0) -0.2 (シャドウゲイト)
6. 28 阪神 宝塚記念 GI 14 5 8 8.3 (3人) 2着 福永祐一 58 芝2200m(良) 2:11.6(35.0) 0.3 ドリームジャーニー
11. 1 東京 天皇賞(秋) GI 18 7 14 39.6 (9人) 13着 福永祐一 58 芝2000m(良) 1:58.5(34.4) 1.3 カンパニー
サクラメガワンダー 血統表
サクラメガワンダーの血統 (ロベルト系/Hail to Reason 4×4=12.50%、Northern Dancer 4×4=12.50%)
父
*グラスワンダー
1995 栗毛 Silver Hawk
1979 鹿毛 Roberto Hail to Reason
Bramalea
Gris Vitesse Amerigo
Matchiche
Ameriflora
1989 鹿毛 Danzig Northern Dancer
Pas de Nom
Graceful Touch His Majesty
Pi Phi Gal
母
サクラメガ
1998 栗毛 *サンデーサイレンス
Sunday Silence
1986 青鹿毛 Halo Hail to Reason
Cosmah
Wishing Well Understanding
Mountain Flower
サクラクレアー
1982 鹿毛 *ノーザンテースト
Northern Taste Northern Dancer
Lady Victoria
*クレアーブリッジ
Clare Bridge Quadrangle
Abeyance Lass F-No.13-c
もっと詳しく知りたい事や
理解できなかった事などございましたらお気軽にご連絡下さい。