ダンスインザモア
ダンスインザモア 品種 サラブレッド 性別 牡 毛色 黒鹿毛 生誕 2002年5月3日(9歳) 父 ダンスインザダーク 母 スーパーリヴリア 母の父 リヴリア 生国 日本(北海道静内町) 生産 西川富岡牧場 馬主 木浪巖 調教師 相沢郁(美浦) 競走成績 生涯成績 43戦5勝 獲得賞金 2億3200万0000円 (2010年11月20日現在) ダンスインザモアは日本の競走馬。主な勝ち鞍は2005年スプリングステークス、2010年福島記念。
ダンスインザモア 戦歴
ダンスインザモア 2004年
12月中山の新馬戦、蛯名正義を鞍上に4番人気で1着となりデビュー戦を勝利で飾る。
ダンスインザモア 2005年
2戦目の寒竹賞では4着に敗れるも、次走の東京での500万条件を制し、スプリングステークスに挑み5番人気に支持される。人気馬が総崩れするなか、道中は後方待機で第4コーナー入口あたりからのロングスパートで見事に差し切り、重賞初制覇を果たし皐月賞の優先出走権を得る。次走は順当に皐月賞に出走。後に史上6頭目のクラシック三冠を達成することとなるディープインパクトが断然の1番人気に押され、離れた5番人気であった。前走とは違い中団でレースを運び、一瞬の見せ場は作るものの、直線での伸びを欠き8着に敗れる。 続く日本ダービーは14着と大敗、休み明けに選んだ富士ステークスを7着に敗れる。年末の中日新聞杯(当時は父内国産馬限定戦)では、1番人気に支持されるも伏兵のグランリーオに1馬身差及ばずの2着に敗れる。
ダンスインザモア 2006年
年明けの中山金杯に出走。デビュー戦以来、鞍上を務めていた蛯名正義に代わり田中勝春が騎乗し、3番人気に支持されるも9着と敗れる。鞍上を再び蛯名正義に戻し、中山記念、ダービー卿チャレンジトロフィーに挑むもいずれも掲示板止まりの善戦で勝利は果たせなかった。続く、オープン競走のオーストラリアトロフィーでは鞍上を武豊に変え2番人気に支持されるも6着に敗れる。 次走は安田記念に目標を定め出走登録を行うも、フルゲート18頭の出走優先順位19位で惜しくも除外されてしまい出走は叶わなかった。やむなく木幡初広の騎乗でエプソムカップに挑むも16着と大敗、鞍上を再び蛯名正義に戻し、富士ステークスで9着、以後のオープン競走の2戦とも勝利できず、結局2006年は未勝利で終わる。
ダンスインザモア 2007年
年明け初戦はオープン競走のニューイヤーステークスに出走。3番人気というそこそこの評価ではあったが後方からの追い込みを決め、スプリングステークス以来の勝利を飾る。続く中山記念ではスタートで大きく出遅れ、追い込むも3着が精一杯であったが、1着馬のローエングリンとは0.2秒差まで詰めており、出遅れが無ければ勝利もあったと思わせる内容であった。そのレース内容もあり、次走のダービー卿チャレンジトロフィーは1番人気に支持されるが、ここでも大きく出遅れてしまい、人気を大きく裏切る7着に敗れてしまう。なお、このレースを最後に蛯名正義は同馬に騎乗していない。(2010年11月20日現在) この頃から、ゲートでの悪癖が目に付くようになるが、松岡正海に乗り変わった新潟大賞典では出遅れずにいつもの後方待機での差し切りを狙うも4着に敗れる。 次走は前年、出走が叶わなかった安田記念を目標にし出走登録を行うも、ここでもまた出走優先順位19位で除外の憂き目に遭い、前年と同じくエプソムカップに出走。前走と同じく松岡正海の騎乗で挑み6着に敗れ、長期休養に入る。
ダンスインザモア 2008年
およそ1年5ヶ月の休養を経た11月、秋山真一郎の騎乗でオープン競走のカシオペアステークスに出走するも11頭立ての11着と大敗。以後、主戦騎手不在で乗り替わりが続くこととなる。キャピタルステークスでは18頭立ての16着と大敗、ディセンバーステークスは5着と何とか掲示板は確保するも勝利とは程遠く、馬券圏内に絡むことは全くなく2008年を終え再び長期休養に入る。
ダンスインザモア 2009年
およそ9ヶ月半の休養を経て、ポートアイランドステークス、アイルランドトロフィー、富士ステークスと10月だけで3戦も出走するが全て2桁着順に終わり、年末のディセンバーステークスに松岡正海の騎乗で挑み、勝ち馬とあまり差のない4着と見せ場を作るも、結局この年も馬券圏内に絡むことはなかった。
ダンスインザモア 2010年
同年は長期休養もなく年始から始動。3年前に最後の勝利を収めているニューイヤーステークスに乗り替わりが続くなか前走に次ぎ松岡正海の騎乗で挑むも5着、次走は昨年のアイルランドトロフィーで騎乗した丸田恭介の鞍上で小倉大賞典[1]に挑む。道中は大きく離された最後方でレースを進めるが直線で伸びを見せるが、ゴール直前でマイネルスターリーが外側に斜行し、ナリタクリスタルの進路が阻まれその煽りを受けて5位入線に終わる。審議の結果、2位入線のマイネルスターリーの進路妨害が認められ、3位入線のナリタクリスタルと5位入線のダンスインザモアが被害馬とみなされ、マイネルスターリーは2位入線から5着に降着となり、ダンスインザモアの最終成績は繰り上がりにより4着となった。 続く、中山記念で8着、オープン競走の谷川岳ステークスで11着と大敗を続け休養に入り10月、およそ4ヶ月ぶりのレースとなる富士ステークスでは13着に敗れる。 そして、次走はデビュー以来一度も出走していない福島競馬場にて開催される重賞の福島記念に丸田恭介の鞍上で挑むこととなった。いつものように道中は後方でレースを進め、残り400メートルの時点では最後方であったが、15頭立ての12番人気という低評価を覆し直線一気の追い込みを決め2007年のニューイヤーステークス以来、およそ3年10ヶ月ぶりの勝利を飾った[2]。重賞に限定すると2005年のスプリングステークス以来、実におよそ5年8ヶ月ぶりの勝利となり、メジロマイヤーが持っていた約4年というJRAにおける重賞最長間隔勝利記録を大きく更新した。また鞍上の丸田恭介にとってはJRA重賞初制覇となった。[3]続く中日新聞杯では後方追走のまま12着と大敗を喫した。
ダンスインザモア 2011年
アメリカジョッキークラブカップから始動したが9着、続く大阪城ステークスでは11着、ダービー卿チャレンジトロフィーでは12着、新潟大賞典では9着、五稜郭ステークスでは7着、函館記念では6着、札幌記念では9着と惨敗。アンドロメダステークスは後方から脚を伸ばして5着と掲示板を確保した。
ダンスインザモア 競走成績
年月日 競馬場 競走名 格 頭数 枠番 馬番 オッズ (人気) 着順 騎手 斤量 距離(馬場) タイム (上り3F) タイム差 勝ち馬/(2着馬) 2004 12. 5 中山 新馬 12 1 1 5.2 (4人) 1着 蛯名正義 55 芝1800m(重) 1:51.2(36.3) -0.3 (アサクサキンメダル) 2005 1. 9 中山 寒竹賞 16 5 10 9.1 (3人) 4着 蛯名正義 56 芝2000m(良) 2:01.8(35.3) 0.2 シーザリオ 2. 20 東京 500万下 16 5 10 2.2 (1人) 1着 蛯名正義 56 芝1600m(重) 1:37.6(36.0) -0.2 (サトノケンシロウ) 3. 20 中山 スプリングS GII 16 3 5 10.2 (5人) 1着 蛯名正義 56 芝1800m(良) 1:47.3(34.5) -0.2 (ウインクルセイド) 4. 17 中山 皐月賞 GI 18 8 18 20.1 (5人) 8着 蛯名正義 57 芝2000m(良) 2:00.2(35.1) 1.0 ディープインパクト 5. 29 東京 東京優駿 GI 18 8 18 72.6 (11人) 14着 蛯名正義 57 芝2400m(良) 2:27.4(37.5) 4.1 ディープインパクト 10. 22 東京 富士S GIII 16 4 8 24.0 (10人) 7着 蛯名正義 56 芝1600m(良) 1:33.3(33.5) 0.4 ウインラディウス 12. 10 中京 中日新聞杯 GIII 16 8 16 4.8 (1人) 2着 蛯名正義 56 芝1800m(良) 1:46.6(35.3) 0.2 グランリーオ 2006 1. 5 中山 中山金杯 GIII 14 5 9 5.7 (3人) 9着 田中勝春 55 芝2000m(良) 1:59.8(35.5) 0.4 ヴィータローザ 2. 26 中山 中山記念 GII 12 7 10 9.8 (5人) 5着 蛯名正義 56 芝1800m(重) 1:50.2(36.0) 1.3 バランスオブゲーム 4. 2 中山 ダービー卿CT GIII 16 2 3 11.0 (5人) 4着 蛯名正義 56 芝1600m(良) 1:32.8(33.4) 0.4 グレイトジャーニー 4. 22 京都 オーストラリアT OP 12 5 5 4.0 (2人) 6着 武豊 57 芝1800m(良) 1:47.2(34.3) 0.5 タガノデンジャラス 6. 11 東京 エプソムC GIII 18 6 11 15.7 (4人) 16着 木幡初広 57 芝1800m(重) 1:52.0(38.6) 2.8 トップガンジョー 10. 21 東京 富士S GIII 18 7 12 49.8 (12人) 9着 蛯名正義 57 芝1600m(良) 1:33.8(34.3) 1.0 キネティクス 11. 12 東京 オーロC OP 18 2 3 12.2 (6人) 11着 蛯名正義 56 芝1400m(良) 1:22.5(34.7) 0.6 ダイワバンディット 11. 26 東京 キャピタルS OP 14 8 13 36.7 (7人) 4着 蛯名正義 57 芝1600m(良) 1:35.3(33.7) 0.3 エアシェイディ 2007 1. 13 中山 ニューイヤーS OP 15 5 10 5.2 (3人) 1着 蛯名正義 56 芝1600m(良) 1:33.4(34.4) -0.3 (メテオバースト) 2. 25 中山 中山記念 GII 16 6 12 8.8 (5人) 3着 蛯名正義 57 芝1800m(良) 1:47.4(34.5) 0.2 ローエングリン 4. 1 中山 ダービー卿CT GIII 15 7 13 2.5 (1人) 7着 蛯名正義 57 芝1600m(良) 1:33.7(35.1) 0.6 ピカレスクコート 5. 5 新潟 新潟大賞典 JpnIII 16 3 5 6.0 (2人) 4着 松岡正海 57 芝2000m(良) 1:57.8(33.5) 0.1 ブライトトゥモロー 6. 10 東京 エプソムC GIII 18 4 7 7.5 (4人) 6着 松岡正海 56 芝1800m(稍) 1:48.4(35.0) 0.1 エイシンデピュティ 2008 11. 2 京都 カシオペアS OP 11 8 10 21.6 (8人) 11着 秋山真一郎 56 芝1800m(良) 1:49.4(36.6) 2.0 バトルバニヤン 11. 29 東京 キャピタルS OP 18 4 8 29.5 (10人) 16着 三浦皇成 57 芝1600m(良) 1:35.1(35.7) 2.1 タマモサポート 12. 20 中山 ディセンバーS OP 11 4 4 12.3 (7人) 5着 木幡初広 56 芝1800m(良) 1:48.0(34.6) 0.5 トウショウシロッコ 2009 10. 4 阪神 ポートアイランドS OP 18 1 2 230.6 (16人) 10着 藤岡康太 57 芝1600m(良) 1:34.3(34.1) 0.9 クラウンプリンセス 10. 17 東京 アイルランドT OP 15 2 3 48.0 (9人) 10着 丸田恭介 57 芝2000m(良) 1:59.1(35.3) 0.9 マイネルスターリー 10. 24 東京 富士S GIII 18 7 14 230.2 (18人) 13着 菊沢隆徳 57 芝1600m(良) 1:33.8(34.1) 0.5 アブソリュート 12. 19 中山 ディセンバーS OP 9 3 3 30.8 (8人) 4着 松岡正海 57 芝1800m(良) 1:48.7(33.8) 0.2 ショウワモダン 2010 1. 16 中山 ニューイヤーS OP 16 3 5 15.8 (5人) 5着 松岡正海 57 芝1600m(良) 1:33.5(34.9) 0.5 レッドスパーダ 2. 6 中京 小倉大賞典 GIII 16 3 5 10.3 (5人) 4着 丸田恭介 55 芝1800m(良) 1:47.7(36.1) 0.5 オースミスパーク 2. 28 中山 中山記念 GII 16 4 8 22.7 (9人) 8着 松岡正海 57 芝1800m(不) 1:53.1(38.3) 1.4 トーセンクラウン 5. 2 新潟 谷川岳S OP 14 8 13 12.5 (6人) 11着 木幡初広 57 芝1600m(良) 1:34.3(33.8) 0.9 ラインプレアー 10. 23 東京 富士S GIII 17 6 11 342.9 (15人) 13着 勝浦正樹 57 芝1600m(良) 1:33.6(34.3) 0.8 ダノンヨーヨー 11. 20 福島 福島記念 GIII 15 3 5 64.4 (12人) 1着 丸田恭介 55 芝2000m(良) 1:58.9(34.4) -0.1 (ディアアレトゥーサ) 12. 11 小倉 中日新聞杯 GIII 18 3 6 38.7 (10人) 12着 丸田恭介 56 芝2000m(良) 2:00.1(34.1) 1.4 トゥザグローリー 2011 1. 23 中山 AJCC GII 11 8 10 67.6 (8人) 9着 丸田恭介 57 芝2200m(良) 2:14.9(34.5) 0.7 トーセンジョーダン 3. 6 阪神 大阪城S OP 15 2 2 43.8 (10人) 11着 川田将雅 56 芝1800m(良) 1:47.5(35.6) 1.8 ダンツホウテイ 4. 3 阪神 ダービー卿CT GIII 18 7 15 122.3 (14人) 12着 吉田豊 55 芝1600m(良) 1:33.9(33.3) 0.6 ブリッツェン 5. 8 新潟 新潟大賞典 GIII 15 4 7 73.6 (15人) 9着 丸田恭介 55 芝2000m(良) 1:59.6(35.1) 1.2 セイクリッドバレー 血統表 [編集] ダンスインザモアの血統 (サンデーサイレンス系/Nijinsky II3×4=18.75%) 父 ダンスインザダーク 1993 鹿毛 *サンデーサイレンス Sunday Silence 1986 青鹿毛 Halo Hail to Reason Cosmah Wishing Well Understanding Mountain Flower *ダンシングキイ Dancing Key 1983 鹿毛 Nijinsky II Northern Dancer Flaming Page Key Partner Key to the Mint Native Partner 母 スーパーリヴリア 1990 鹿毛 *リヴリア Rivlia 1982 鹿毛 Riverman Never Bend River Lady Dahlia Vaguely Noble Charming Alibi *ダンサーズカップ Dancer's Cup 1985 鹿毛 Green Dancer Nijinsky II Green Valley Loving Cup Big Spruce Seductive F-No.16-g
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