グランプリボス
グランプリボス 英字表記 Grand Prix Boss 性別 牡 毛色 鹿毛 生誕 2008年3月28日(3歳) 登録日 2010年7月22日 父 サクラバクシンオー 母 ロージーミスト 母の父 サンデーサイレンス 生国 日本(北海道安平町) 生産 ノーザンファーム 馬主 株式会社グランプリ 調教師 矢作芳人(栗東) 調教助手 渋田康弘 厩務員 久保公二 競走成績 生涯成績 9戦4勝 獲得賞金 2億3505万5000円 勝ち鞍 GI:朝日杯フューチュリティステークス(2010年) NHKマイルカップ(2011年) GII:デイリー杯2歳ステークス(2010年) グランプリボスの主な勝ち鞍は2010年の朝日杯フューチュリティステークス、2011年のNHKマイルカップ。
グランプリボス 経歴
グランプリボス デビュー前
2008年、「ロージーミストの2008」の名でセレクトセールに出され、株式会社グランプリが2700万円(消費税別)で落札、購買。ノーザンファーム空港牧場で育成調教される。
グランプリボス 2歳
2010年8月14日、札幌競馬場の2歳新馬戦で岩田康誠を鞍上に迎えてデビュー、6番人気の評価であったものの新馬戦で勝利した。その後、10月16日のデイリー杯2歳ステークスでは鞍上に四位洋文を迎え3番人気になるものの後の阪神ジュベナイルフィリーズ勝ち馬のレーヴディソールに1秒3差の7着に敗れた。3戦目には11月13日の京王杯2歳ステークスでは鞍上にミルコ・デムーロを迎えた。7番人気にまで人気を落とすものの、リアルインパクトに4分の3馬身をつけ勝利した。2歳の頂点を決める12月19日の朝日杯フューチュリティステークスでは再び鞍上にデムーロを配し、単勝5番人気で出走。道中は中団の馬群でレースを進め、直線では外に持ち出すとそのまま伸びて内の馬をかわして1着入線。直線での斜行が審議対象とされたが、そのまま順位確定となり勝利を収めた。矢作調教師はGI初勝利となった。この勝利により、この年のJRA賞最優秀2歳牡馬に選出されている。
グランプリボス 3歳
2011年3月26日のスプリングステークスに出走、4番手で追走し4コーナーで先頭に立って直線に向かったが、伸びず4着に終わった。レース後、陣営は距離適性を考慮して皐月賞を回避し、NHKマイルカップを最大目標に定め[4]、4月9日のニュージーランドトロフィーに出走した。4~5番手追走から脚を伸ばしたがエイシンオスマンの3着だった。5月8日のNHKマイルカップは鞍上がクレイグ・ウィリアムズに乗り替わり、1番人気で出走。中団前目7番手で折り合ってレースを進め、直線では馬群の外に持ち出してから伸びると、残り100m付近で一気に抜け出して勝利。GI2勝目を挙げた。JRA賞最優秀2歳牡馬がNHKマイルカップを制したのは同馬が初めて。NHKマイルカップ後はイギリスに遠征し、6月14日にアスコット競馬場で行われるセントジェームズパレスステークスに出走した。レースでは道中2~3番手に付けるも、直線で後退し8着に終わった[5]。秋緒戦となったスワンステークスでは中団で待機するも直線で伸びを欠き8着。
グランプリボス 競走成績
競走日 競馬場 競走名 格 距離(馬場) 頭数 枠番 馬番 オッズ(人気) 着順 タイム(上り3F) 着差 騎手 斤量[kg] 1着馬(2着馬) 2010.8.14 札幌 2歳新馬 芝1500m(良) 12 7 9 11.3(6人) 1着 1:29.5(35.1) -0.1 岩田康誠 54 (オールアズワン) 10.16 京都 デイリー杯2歳S GII 芝1600m(良) 12 5 5 6.4(3人) 7着 1:34.9(35.7) 1.3 四位洋文 55 レーヴディソール 11.13 東京 京王杯2歳S GII 芝1400m(良) 15 4 6 12.3(7人) 1着 1:21.8(33.7) -0.1 M.デムーロ 55 (リアルインパクト) 12.19 中山 朝日杯FS GI 芝1600m(良) 16 6 11 14.6(5人) 1着 1:33.9(34.5) -0.1 M.デムーロ 55 (リアルインパクト) 2011.3.26 阪神 スプリングS GII 芝1800m(良) 18 6 11 6.1(5人) 4着 1:46.6(35.0) 0.2 岩田康誠 56 オルフェーヴル 4.9 阪神 ニュージーランドT GII 芝1600m(良) 18 2 4 2.3(1人) 3着 1:34.7(33.8) 0.2 藤岡佑介 56 エイシンオスマン 5.8 東京 NHKマイルC GI 芝1600m(良) 18 7 13 4.6(1人) 1着 1:32.2(34.0) -0.2 C.ウィリアムズ 57 (コティリオン) 6.14 英国 St.JPステークス G1 芝1600m(良) 9 6 5 8着 M.デムーロ 57 Frankel ※1 セントジェームズパレスステークスでの距離(8ハロン)はメートル、負担重量(126ポンド)はキログラムにそれぞれ換算。 ※2 競走成績は2011年6月14日現在。
グランプリボス 血統表
グランプリボスの血統 (テスコボーイ系/Nasrullah6.25% 5×5) 父 サクラバクシンオー 1989 鹿毛 サクラユタカオー 1982 栗毛 *テスコボーイ Tesco Boy Princely Gift Suncourt アンジェリカ *ネヴァービート スターハイネス サクラハゴロモ 1984 鹿毛 *ノーザンテースト Northern Taste Northern Dancer Lady Victoria *クリアアンバー Clear Amber Ambiopoise One Clear Call 母 ロージーミスト 1997 黒鹿毛 *サンデーサイレンス Sunday Silence 1986 青鹿毛 Halo Hail to Reason Cosmah Wishing Well Understanding Mountain Flower *ビューティフルベーシック Beautiful Basic 1989 栗毛 Secretatiat Bold Ruler Somethingroyal Nervous Pillow Nervous Energy Fathers Pillow F-No.8-c
グランプリボス 主な近親
目立った活躍馬が輩出されている牝系ではなく、グランプリボスが朝日杯を制した時点で、既に母ロージーミストは生産牧場から売却されていた。 母ロージーミストは1勝。 祖母ビューティフルベーシックの全姉にFine spirit(ブリーダーズカップ・ジュヴェナイルフィリーズ3着)がいる。 4代母Fathers Pillowからは、同馬を3代母としてもつAmerican spirit(G3ボールドウィンステークス)が輩出されている。
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