武蔵野ステークス
武蔵野ステークス
開催地 東京競馬場 施行日 2011年11月13日 施行時期 11月上旬 - 中旬 (原則5回東京4日目) 格付け GIII 1着賞金 3800万円 賞金総額 7200万円 距離 ダート1600m 出走条件 サラ系3歳以上(国際)(指定) 出走資格も参照 負担重量 グレード別定(本文に記載) 第1回施行日 1996年5月18日 武蔵野ステークス(むさしのステークス)は、日本中央競馬会(JRA)が東京競馬場のダート1600mで施行する中央競馬の重賞(国際GIII・統一GIII)競走である。東京中日スポーツを発行する中日新聞東京本社が優勝杯を提供しているため、正式名称は東京中日スポーツ杯武蔵野ステークスと表記される。名称は施行場の所在地域の武蔵野に由来している。正賞は中日新聞社賞のほか、地方競馬全国協会会長賞。
武蔵野ステークス 概要
東京競馬場の5歳(現4歳)以上による準オープン競走「武蔵野ステークス」の名称で施行されたのが始まり。1996年に4歳(現3歳)以上による混合・別定の重賞競走として格上げ(GIII)された。 重賞に格上げされた当初は、帝王賞の前哨戦として位置付けされダート2100mで施行されていた。しかし2000年よりジャパンカップダートが新設されたことにより施行時期を秋に、施行距離をダート1600mに変更、JBCクラシックとともに同競走の前哨戦として行われている。なお2010年からは、エリザベス女王杯(GI)と同日開催となる。 またクロフネが芝路線からダート路線に移し、歴史的な大差勝ちを収めたのも当競走である。
出走資格は、サラ系3歳(旧4歳)以上のJRA所属の競走馬(外国産馬含む)及び、JRAに認定された地方所属の競走馬(4頭まで)及び外国調教馬(8頭まで)である。 負担重量は3歳55kg、4歳以上56kg、牝馬2kg減を基本とし、更に以下のように斤量が課せられる。ただし2歳時の成績を除く。 施行日当日から過去1年以降のGI競走(牝馬限定競走を除く)1着馬は3kg増 施行日当日から過去1年以降の牝馬限定GI競走またはGII競走(牝馬限定競走を除く)1着馬は2kg増 施行日当日から過去1年以前のGI競走(牝馬限定競走を除く)1着馬は2kg増 施行日当日から過去1年以降の牝馬限定GII競走またはGIII競走(牝馬限定競走を除く)1着馬は1kg増 施行日当日から過去1年以前の牝馬限定GI競走またはGII競走(牝馬限定競走を除く)1着馬は1kg増 総額賞金は7200万円。1着賞金3800万円で、以下2着賞金1500万円、3着賞金950万円、4着賞金570万円、5着賞金380万円と定められている。
武蔵野ステークス 歴史
条件競走、オープン特別時代 1986年以前 - 5歳(現4歳)以上の競走馬による混合・馬齢重量の1400万下条件競走として「武蔵野ステークス」が、東京競馬場・ダート1600mで施行。 1987年 混合競走から除外。 負担重量をハンデキャップに変更。 1988年 混合競走に再び指定。 負担重量を別定に変更。 施行距離をダート1400mに変更。 1989年 施行距離をダート1600mに戻す。 オープン特別に昇格。 1990年 - 負担重量をハンデキャップに戻す。 1995年 イブキクラッシュが史上初の連覇。 的場均が騎手として史上初の3連覇。 沖芳夫が調教師として史上初の連覇。 重賞競走時代 1996年 - 4歳(現3歳)以上の競走馬による混合・別定重賞(GIII)競走「武蔵野ステークス」として昇格、東京競馬場・ダート2100mで施行。 1997年 - 指定交流競走に指定され、地方馬は5頭まで出走可能となる。 1998年 - 当年のみ「英国祭UK98開催記念 武蔵野ステークス」として施行。 1999年 エムアイブランが2頭目の連覇。 武豊が騎手として2人目の連覇。 伊藤修司が調教師として2人目の連覇。 2000年 国際競走に指定され、外国調教馬は4頭まで出走可能となる。 地方馬の出走枠が5頭から4頭に変更される。 施行距離をダート1600mに戻す。 2001年 中日新聞東京本社より寄贈杯を受け、名称を「東京中日スポーツ杯武蔵野ステークス」に変更。 クロフネがダート1600mの日本レコード1分33秒3で優勝。 2002年 東京競馬場の改修工事により、中山競馬場・ダート1800mで施行。 外国調教馬の出走枠を8頭に拡大。 国際セリ名簿基準委員会(ICSC)より国際GIIIに指定。 2007年 - 施行日当日から過去1年以上前の重賞競走および牝馬限定重賞競走優勝馬の負担重量を軽減。 2010年 - 施行日をエリザベス女王杯と同日にし、日曜日開催となる。
武蔵野ステークス 歴代優勝馬
武蔵野ステークス 1400万下条件・オープン特別
施行日 優勝馬 性齢 勝時計 優勝騎手 管理調教師 馬主 1986年4月20日 ロードレオネ 牡4 1:37.8 菅原泰夫 野平好男 (株)ロードホースクラブ 1987年5月16日 ベルベッドグローブ 牡4 1:35.5 郷原洋行 大久保房松 栗林英雄 1988年4月29日 イブキノキャニオン 牡4 1:23.1 田村正光 野平富久 (有)伊吹 1989年5月13日 レインボーアカサカ 牡5 1:35.0 岡部幸雄 高橋英夫 (有)イーデン産業 1990年5月12日 ダイナレター 牡6 1:36.6 杉浦宏昭 二本柳俊夫 (有)社台レースホース 1991年5月11日 ミスタートウジン 牡5 1:35.4 安田隆行 福島信晴 藤立啓一 1992年5月16日 ナリタハヤブサ 牡5 1:34.5 横山典弘 中尾謙太郎 山路秀則 1993年5月15日 メイショウホムラ 牡5 1:35.3 的場均 高橋成忠 松本好雄 1994年5月14日 イブキクラッシュ 牡4 1:37.0 的場均 沖芳夫 (有)伊吹 1995年5月13日 イブキクラッシュ 牡5 1:35.6 的場均 沖芳夫 (有)伊吹
武蔵野ステークス 重賞格付け以後
回数 施行日 優勝馬 性齢 勝時計 優勝騎手 管理調教師 馬主 第1回 1996年5月18日 キソジゴールド 牡7 2:11.6 安田康彦 安田伊佐夫 皆吉康子 第2回 1997年5月17日 デュークグランプリ 牡6 2:10.5 岡部幸雄 小西一男 石原春夫 第3回 1998年5月23日 エムアイブラン 牡6 2:11.8 武豊 伊藤修司 稲見豊 第4回 1999年5月22日 エムアイブラン 牡7 2:09.6 武豊 伊藤修司 谷口貞保 第5回 2000年10月28日 サンフォードシチー 牡5 1:35.4 村山明 大沢真 (株)友駿ホースクラブ 第6回 2001年10月27日 クロフネ 牡3 1:33.3 武豊 松田国英 金子真人 第7回 2002年10月26日 ダブルハピネス 牡5 1:52.2 河内洋 柴田政見 伊藤武三郎 第8回 2003年11月1日 サイレントディール 牡3 1:36.2 O.ペリエ 池江泰郎 金子真人 第9回 2004年10月30日 ピットファイター 牡5 1:35.4 柴田善臣 加藤征弘 臼田浩義 第10回 2005年10月29日 サンライズバッカス 牡3 1:35.2 佐藤哲三 音無秀孝 松岡隆雄 第11回 2006年10月28日 シーキングザベスト 牡5 1:35.3 勝浦正樹 森秀行 吉田和子 第12回 2007年10月27日 エイシンロンバード 牡5 1:35.5 吉田豊 小崎憲 平井豊光 第13回 2008年11月8日 キクノサリーレ 牡3 1:36.0 後藤浩輝 吉田直弘 菊池五郎 第14回 2009年11月7日 ワンダーアキュート 牡3 1:35.5 安藤勝己 佐藤正雄 山本信行 第15回 2010年11月14日 グロリアスノア 牡4 1:36.6 戸崎圭太 矢作芳人 高野葉子 ※2002年以降は国際重賞(国際GIII)競走により国旗を表記。
武蔵野ステークスからのジャパンカップダート優勝馬
2000年から同年に新設されたジャパンカップダートの前哨戦として施行されるようになったが、2頭(内1頭が2回制覇)が同年のジャパンカップダートを制覇している。 回数 馬名 性齢 着順 第6回 クロフネ 牡3 1着 第10回 カネヒキリ 牡3 2着 第13回 カネヒキリ 牡6 9着
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