スーニ
スーニ 性別 牡 毛色 鹿毛 生誕 2006年2月10日(5歳) 登録日 2008年9月11日 抹消日 (現役競走馬) 父 Soto 母 Enabru 母の父 Roanoke 生国 アメリカ合衆国 生産 Highclere Inc. 馬主 吉田和美 調教師 吉田直弘(栗東) 競走成績 生涯成績 30戦10勝 12戦3勝(中央)/18戦7勝(地方) 獲得賞金 3億6887万6000円 5713万6000円(中央) 3億1174万円(地方) スーニ(Suni)はアメリカ合衆国産の日本で調教されている競走馬。
馬名はイタリアの地名の「Suni」が由来。主な勝ち鞍は2008年の兵庫ジュニアグランプリ、全日本2歳優駿、2009年のJBCスプリント、2010年の黒船賞、東京スプリント、2011年のサマーチャンピオン、東京盃。 スーニ 経歴
2歳 2008年3月にアメリカのカリフォルニア州で開かれたバレッツ・マーチ・セレクトセールにおいてナーヴィック・インターナショナル名義により12万ドルで落札され、その後、吉田和美の持ち馬となった。 デビューは10月12日に京都競馬場で行われた2歳新馬戦。ここで2着に7馬身をつけ圧勝すると、次走の500万条件戦も難なく勝利しデビュー2連勝を飾る。3戦目、初の重賞挑戦となった兵庫ジュニアグランプリでも圧倒的1番人気に応え勝利。そして迎えた大一番、全日本2歳優駿でもゴール前手綱を緩める余裕勝ちを収め無敗で2歳ダート王座に輝いた。なお、この勝利が調教師の吉田直弘にとって中央・地方を通じて初GI(JpnI)制覇となった。 その後はUAEダービーに遠征するプランもあったが[1]、2009年の春シーズンはNHKマイルカップを目標にすることを陣営が表明した。
3歳
2009年は、目標となるNHKマイルカップを見据えて、初の芝レースとなるアーリントンカップから始動。2番人気に支持されたが、12着と大敗、初黒星を喫した。 これ以降は、ダート戦線に戻り、4月5日の伏竜ステークスに出走。出遅れたものの最後の直線で追い上げ、ナサニエル、メイショウダグザとのハナ差の接戦を制し、1番人気に応えた。続く5月6日の兵庫チャンピオンシップでは道中3番手を追走したが、最後の直線で逃げるゴールデンチケットにクビ差届かず2着となり、ダート初黒星を喫した。ジャパンダートダービーでは1番人気に推されたが、6着に終わった。その後、新設重賞のレパードステークスに3番人気で出走し2着、古馬との初対戦となった9月30日の東京盃では道中5、6番手で追走し、直線で追い上げるも届かず2着に敗れた。 11月3日のJBCスプリントでは、1番人気に推されての出走となった。好スタートから好位2番手に取り次ぎ、3、4コーナー中間地点で先頭を走るポートジェネラルを交わしにかかり、外からアドマイヤスバルに被せられるものの、4コーナーでアドマイヤスバルを振り切って優勝、GI級競走2勝目を挙げた。続く12月6日のジャパンカップダートに出走したが、道中中団で追走したが直線で失速し14着と惨敗した。
4歳 2010年は、1月31日の根岸ステークスから始動。3番手でレースを進めたが、直線で伸び切れず4着に敗れた。本番のフェブラリーステークスでは9着に終わった。3月22日の黒船賞では道中4番手追走から徐々に進出し直線入口で先頭に立つと、外から追い上げたトーセンブライトに1馬身半差をつけて勝利した。 続いて4月7日に大井競馬場で行われた東京スプリントに出走。逃げていたポートジェネラルを最後の直線でかわし、フジノウェーブの追撃を抑え勝利した。5月3日のかきつばた記念では外目の3番手で追走し、直線でも追い上げたが逃げるスマートファルコンを捉えきれず2着に敗れた。5月26日のさきたま杯では4番手追走から向正面中程で先頭に立ったスマートファルコンを追う展開になるも捉えきれずまたもや2着に敗れた。 2ヵ月半の間隔を置き、8月18日のサマーチャンピオンでは断然の1番人気で出走したがスタートで後手を踏み、4着に敗れた。10月6日の東京盃では中団で控えるレースをするも直線で伸び切れず5着に終わった。11月3日のJBCスプリントでは、中団から追走も直線で伸び切れず4着に敗れた。12月12日のカペラステークスでは3・4番手追走から直線で一旦先頭に立つもそこから伸びず7着に終わった。12月28日の兵庫ゴールドトロフィーでは2番手を追走し直線で一旦先頭に立つもトーセンブライトにかわされ2着に敗れた。
5歳 2011年は3月21日のポラリスステークスから始動したが13着に大敗、東京スプリントでも11着と惨敗。栗東ステークスでは中団で控えるレースをするも直線で伸び切れず8着に終わった。さきたま杯は道中は中団を追走し追い上げ3着に入った。プロキオンステークスでは中団から追走も直線で伸び切れず8着に敗れた。サマーチャンピオンでは2番手に取り次ぎ3コーナーで先頭に立つと直線で後続を引き離して勝利を挙げた。東京盃では中団のやや後ろを追走し直線で最内から脚を伸ばすと粘るラブミーチャンを捕らえて勝利した。
スーニ 競走成績 年月日 競馬場 競走名 格 頭数 オッズ(人気) 着順 騎手 斤量 距離(馬場) タイム(上3F) タイム差 勝ち馬/(2着馬) 2008 10. 12 京都 2歳新馬 9 2.5(1人) 1着 内田博幸 55 ダ1200m(良) 1:12.9(37.7) -1.1 (ピサノロダン) 11. 8 東京 2歳500万下 10 1.8(1人) 1着 内田博幸 55 ダ1300m(良) 1:18.3(36.7) -0.4 (レッドヴァンクール) 11. 27 園田 兵庫ジュニアGP JpnII 11 1.1(1人) 1着 内田博幸 54 ダ1400m(良) 1:28.6(39.6) -0.4 (アースリヴィング) 12. 17 川崎 全日本2歳優駿 JpnI 12 1.7(1人) 1着 内田博幸 55 ダ1600m(不) 1:40.5(38.7) -1.1 (ナサニエル) 2009 2. 28 阪神 アーリントンC GIII 13 4.8(2人) 12着 内田博幸 57 芝1600m(良) 1:37.0(36.8) 1.4 ダブルウェッジ 4. 5 中山 伏竜S OP 11 2.1(1人) 1着 内田博幸 59 ダ1800m(良) 1:53.8(37.5) -0.0 (ナサニエル) 5. 6 園田 兵庫CS JpnII 12 1.1(1人) 2着 内田博幸 55 ダ1870m(稍) 1:59.1(36.2) 0.1 ゴールデンチケット 7. 8 大井 ジャパンDダービー JpnI 13 2.0(1人) 6着 内田博幸 56 ダ2000m(稍) 2:06.4(39.0) 1.9 テスタマッタ 8. 23 新潟 レパードS 重賞 14 8.9(3人) 2着 川田将雅 56 ダ1800m(良) 1:50.0(37.6) 0.5 トランセンド 9. 30 大井 東京盃 JpnII 16 3.5(2人) 2着 川田将雅 54 ダ1200m(不) 1:11.6(36.9) 0.3 バンブーエール 11. 3 名古屋 JBCスプリント JpnI 11 1.8(1人) 1着 川田将雅 56 ダ1400m(良) 1:25.9(37.0) -0.1 (アドマイヤスバル) 12. 6 阪神 ジャパンCダート GI 16 32.0(9人) 14着 川田将雅 56 ダ1800m(良) 1:51.4(38.0) 1.5 エスポワールシチー 2010 1. 31 東京 根岸S GIII 16 8.8(3人) 4着 川田将雅 58 ダ1400m(良) 1:24.0(36.5) 0.3 グロリアスノア 2. 21 東京 フェブラリーS GI 15 26.6(7人) 9着 川田将雅 57 ダ1600m(良) 1:37.4(37.1) 2.5 エスポワールシチー 3. 22 高知 黒船賞 JpnIII 12 2.2(1人) 1着 川田将雅 59 ダ1400m(不) 1:27.7 -0.3 (トーセンブライト) 4. 7 大井 東京スプリント JpnIII 16 1.7(1人) 1着 川田将雅 58 ダ1200m(重) 1:12.2(37.5) -0.0 (フジノウェーブ) 5. 3 名古屋 かきつばた記念 JpnIII 12 1.6(1人) 2着 川田将雅 59 ダ1400m(良) 1:25.6(36.6) 0.3 スマートファルコン 5. 26 浦和 さきたま杯 JpnIII 12 2.5(2人) 2着 川田将雅 59 ダ1400m(稍) 1:27.0(38.8) 0.8 スマートファルコン 8. 18 佐賀 サマーチャンピオン JpnIII 12 1.1(1人) 4着 川田将雅 59 ダ1400m(良) 1:27.5(37.4) 1.1 セレスハント 10. 6 大井 東京盃 JpnII 14 4.4(2人) 5着 川田将雅 58 ダ1200m(稍) 1:11.6(37.4) 1.0 サマーウインド 11. 3 船橋 JBCスプリント JpnI 14 8.1(2人) 4着 川田将雅 57 ダ1000m(良) 0:59.3(36.7) 1.7 サマーウインド 12. 12 中山 カペラS GIII 16 15.3(7人) 7着 川田将雅 58 ダ1200m(良) 1:10.2(36.8) 0.5 セイクリムズン 12. 28 園田 兵庫GT JpnIII 12 2.3(1人) 2着 川田将雅 59 ダ1400m(良) 1:27.1(38.4) 0.2 トーセンブライト 2011 3. 14 高知 黒船賞 JpnIII 12 川田将雅 59 ダ1400m(良) 3. 21 阪神 ポラリスS OP 16 20.3(9人) 13着 川田将雅 59 ダ1400m(不) 1:23.1(36.9) 1.0 ダイショウジェット 4. 20 大井 東京スプリント JpnIII 16 11.8(6人) 11着 川田将雅 58 ダ1200m(重) 1:11.7(36.3) 0.9 セレスハント 5. 15 京都 栗東S OP 16 21.1(8人) 8着 川田将雅 58.5 ダ1400m(良) 1:23.4(35.7) 0.7 トーホウドルチェ 6. 1 浦和 さきたま杯 JpnII 12 20.1(8人) 3着 川田将雅 58 ダ1400m(良) 1:26.3(37.3) 0.3 ナイキマドリード 7. 10 京都 プロキオンS GIII 16 47.0(10人) 8着 川田将雅 58 ダ1400m(良) 1:23.3(36.8) 1.2 シルクフォーチュン 8. 16 佐賀 サマーチャンピオン JpnIII 11 5.4(4人) 1着 川田将雅 58.5 ダ1400m(重) 1:23.8(36.1) -0.7 (トーホウドルチェ) 9. 28 大井 東京盃 JpnII 15 5.7(3人) 1着 川田将雅 58 ダ1200m(良) 1:10.9(35.8) -0.2 (ラブミーチャン) 血統表 [編集] スーニの血統 ヴァイスリージェント系/(Northern Dancer 5 x 4 = 9.38%) 父 Soto 2000 栗毛 *デヒア Dehere 1991 鹿毛 Deputy Minister Vice Regent Mint Copy Sister Dot Secretariat Sword Game Suble Fragrance 1993 栗毛 Crafty Prospector Mr.Prospector Real Crafty Lady My Red Wing Wing Out Majestic Hostess 母 Enabru 1995 鹿毛 Roanoke 1987 黒鹿毛 Pleasant Colony His Majesty Sun Colony Last Bird Sea-Bird Patelin Satin Promise 1990 芦毛 Dixieland Band Northern Dancer Mississippi Mud Soft as Satin Promised Land Fanciful Miss F-No.9-f 主な近親 日本における近親は、4代母Fanciful Missの産駒で、繁殖牝馬として日本に輸入されたファンシミンから広がる牝系を中心に揃っている。ラインクラフト(桜花賞、NHKマイルカップ)、アドマイヤマックス(高松宮記念)、ソングオブウインド(菊花賞)、ブロードマインド(中山大障害春・秋)などがこれにあたる。詳細はファンシミンの牝系を参照。
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