ビッグウィーク
ビッグウィーク(英:Big Week)は2010年の菊花賞勝ち馬。
馬名の由来は「重大な週」。
2009年9月のデビュー。当初より幾度も頭の高い走法を厩舎スタッフやメディアで指摘され、後にシャドーロール装着による矯正が行われている。 途中ソエで5か月休養したものの休み戦目の2010年7月に初勝利を記録すると、小倉の条件特別戦2連勝を加え3連勝で神戸新聞杯に出走、距離延長をする度にそれを懸念[2]されるも結果を出し、ここでも重賞初挑戦ながら3着に入り菊花賞への優先出走権を獲得する。 ビッグウィーク 菊花賞優勝時
迎えた菊花賞、陣営は「キレる脚は使えないが長くいい脚を使える馬。体型的にも距離はこなせそう。」と同馬に対しコメントを残すも、「(神戸新聞杯の)上位2頭との差は大きい」[3]と評され7番人気と前走よりさらに人気を落としていた。 レースでは、大逃げを打つコスモラピュタを前に3番手を追走、3コーナー手前で2番手に上がり、直線に向いてからは残り150m程で前を行くコスモラピュタを捕らえ先頭に出ると、そのまま2位以下の追走を振り切り優勝、重賞初勝利をGIで飾った。バゴ産駒初のGI勝利、馬主の谷水雄三は父の谷水信夫と父子でクラシック三冠を達成[4]、管理調教師の長浜博之も史上11人目の牡馬クラシック三冠達成となった。 菊花賞後はジャパンカップと有馬記念に出走せず、休養することとなった。なお、有馬記念のファン投票ではGI馬なのにも関わらず、投票対象から外れていた。 2011年初戦は京都記念、3・4番手追走も直線で伸びきれず6着。日経賞では10着と殿負けした。その後は天皇賞(春)を目指していたが、右第3中手骨罅裂骨折が判明し、休養を余儀なくされる[5]。 休養明け緒戦となった毎日王冠では2番手追走も直線で失速し11着と殿負けした。
ビッグウィーク 競走成績
年月日 競馬場 競走名 格 頭 数 枠 番 馬 番 オッズ (人気) 着順 騎手 斤量 距離(馬場) タイム (上3F) タイム 差 勝ち馬/(2着馬) 2009. 9. 27 阪神 2歳新馬 15 5 9 15.3 (6人) 8着 武豊 54 芝1600m(良) 1.36.5(34.8) 0.7 トーセンファントム 11. 15 京都 2歳未勝利 14 2 2 35.1 (8人) 2着 藤岡佑介 55 芝1600m(稍) 1.36.4(35.6) 0.1 ストレンジラブ 12. 12 阪神 2歳未勝利 18 7 15 7.4 (4人) 2着 藤岡佑介 55 芝1600m(稍) 1.35.2(35.7) 0.2 カネトシディオス 2010. 1. 11 京都 3歳未勝利 16 1 2 2.3 (1人) 2着 武豊 56 芝1600m(良) 1.34.8(35.5) 0.2 タバルナ 6. 13 京都 3歳未勝利 18 7 15 7.7 (5人) 2着 池添謙一 56 芝1800m(良) 1.47.4(35.6) 0.1 ヤマニンガーゴイル 7. 10 阪神 3歳未勝利 18 4 8 2.5 (1人) 1着 川田将雅 56 芝1800m(良) 1.46.8(35.0) -0.3 (エクスペディション) 8. 7 小倉 都井岬特別 14 1 1 2.5 (1人) 1着 川田将雅 54 芝1800m(良) 1.47.6(35.0) -0.4 (エメラルドミスト) 9. 4 小倉 玄海特別 9 8 9 2.1 (1人) 1着 川田将雅 54 芝2000m(良) 1.58.3(35.2) -0.1 (マイネルゴルト) 9. 26 阪神 神戸新聞杯 GII 12 1 1 12.7 (5人) 3着 川田将雅 56 芝2400m(良) 2.26.4(34.1) 0.5 ローズキングダム 10. 24 京都 菊花賞 GI 18 3 6 23.2 (7人) 1着 川田将雅 55 芝3000m(良) 3.06.1(34.4) -0.2 (ローズキングダム) 2011. 2. 13 京都 京都記念 GII 12 3 3 12.6 (6人) 6着 川田将雅 58 芝2400m(良) 2.15.0(35.6) 1.1 トゥザグローリー 4. 2 阪神 日経賞 GII 10 4 4 15.3 (4人) 10着 四位洋文 59 芝2400m(良) 2.30.0(38.8) 4.6 トゥザグローリー
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