根本 康広
根本 康広(ねもと やすひろ、1956年1月31日- )は日本中央競馬会(JRA)の元騎手で現在は調教師。美浦トレーニングセンター所属。 騎手時代は個性派ジョッキーとして知られた。
1986年 - 朝日杯3歳ステークスをメリーナイスで勝利。この時彼はパット・エデリーの騎乗スタイルに刺激を受けており、(朝日杯前に行われたジャパンカップでジュピターアイランドに騎乗し優勝した)直線で風車ムチを使うヨーロピアンスタイルの騎乗スタイルを披露したが、その姿はあまり良いものではないと判断され、周囲からは「却って馬に負担を掛けてしまっている」と苦言を呈される。 この騎乗スタイルは以後は使っていない。 後年になって、真相は直前に左足に負傷を負った根本が、それを隠して朝日杯に出場するために「ヨーロピアンスタイル」を口実に負担の少ない乗り方を模索した結果だったと明かしている。 なお、「根本流」のヨーロピアンスタイルは大庭和弥騎手が受け継いでいる。 2007年に行われた引退騎手のエキシビジョンレース「ジョッキーマスターズ」に出場した際には、根本自身この風車ムチを約20年ぶりに披露している。 1987年 - メリーナイスで東京優駿(日本ダービー)を制する。2着に6馬身の差をつける圧勝だった。 また、この優勝で当時撮影中だった映画「優駿 ORACION」に出演が決まり、メリーナイスを劇中の登場馬・オラシオンに見立て、その主戦騎手・奈良として出演している。 なお、同映画内ではそのメリーナイスで出走もスタート直後に落馬・競走中止となる第32回有馬記念のシーンも使用されている。
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