丸田 恭介
丸田 恭介(まるた きょうすけ、1986年5月20日 - )は、日本中央競馬会(JRA)・美浦トレーニングセンターの宗像義忠厩舎に所属する騎手である。
入学時の同期には的場勇人らがいる。 実技の習得が遅れ途中で1年留年するも、2006年12月16日に中山競馬場で行われた模擬レースでタマモスオードに騎乗し1着となる。 2007年、2月に競馬学校を第23期生として卒業し騎手免許を取得する。卒業時の同期には藤岡康太らがいる。 卒業式後の祝賀会では「スポーツマン大賞」を受賞。3月3日に行われた中京競馬場での第2競走で、6番人気だったノースリヴァーに騎乗して初騎乗を果たすも最下位の16着だった。 5月26日に東京競馬場で行われた第5競走を、6番人気だったグラスレンヌで勝利し、26戦目で初勝利を挙げる。1年目の目標は50勝を挙げることであったが結果は3勝だった。 しかし、翌2008年は31勝を上げた。 2009年、4月19日に福島競馬場で行われた第5競走でエイシンワールドに騎乗して2着入線したが、最後の直線走路で急に内側に斜行してアルマダ(香港のアルマダと同名馬)の走行を妨害したため11着に降着となり、その後自身初の騎乗停止処分を受けた[1]。 2010年、3月20日に中京競馬場で行われた第4競走でブルーエンジェルに騎乗して4位入線したが、最後の直線走路で急に外側に斜行し、トウショウチャンスに騎乗していた田面木博公騎手を落馬させたため失格となり、さらに第10競走でシンボリローレンスに騎乗し2位入線したものの、最後の直線走路で急に内側に斜行し、トレジャーハントとナリタジャングルの走行を妨害したため8着に降着となり、合計10日間の騎乗停止となった。これは2009年のNHKマイルカップで吉田豊騎手がサンカルロに騎乗し、2度の進路妨害で8日間の騎乗停止を抜く記録となった。 7月24日に函館競馬場にて行われた第1競走でダイヤヘルメスに騎乗して勝利し、JRA通算100勝を達成する。11月20日に福島競馬場で行われた福島記念で12番人気のダンスインザモアに騎乗し、道中最後方ながら最後の直線で大外から豪快に差し切り重賞初制覇を達成した。
丸田 恭介 騎乗成績
日付競馬場・開催競走名馬名頭数人気着順 初騎乗2007年3月3日1回中京1日2R3歳未勝利ノースリヴァー16頭616着 初勝利2007年5月26日3回東京3日5R3歳未勝利グラスレンヌ16頭61着 重賞初騎乗2008年12月13日2回中京5日11R中日新聞杯マイネルスターリー17頭127着 重賞初勝利2010年11月20日3回福島9日11R福島記念ダンスインザモア16頭121着 GI初騎乗2010年5月16日2回東京8日11Rヴィクトリアマイルシセイカグヤ18頭1414着 年度1着2着3着騎乗数勝率連対率複勝率 2007年395127.024.094.134 2008年314535536.058.142.207 2009年486057714.067.151.231 2010年393736623.063.122.180 中央1211511332000.061.136.203 地方01326.000.038.154
丸田 恭介 エピソード
騎手を目指したきっかけとなったレースは、スペシャルウィークが勝った1999年の天皇賞(秋)である。 目標としているのはランフランコ・デットーリ、横山典弘、吉田豊の各騎手で、競馬学校時代の一番の思い出は模擬レースである。 同期のライバルは草野太郎。 初賞金の使い道は、自分専用で練習するための木馬の購入だった。
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