投票券の様々な投票方法
投票券のさまざまな投票方法
マークカード方式が一般化した現在でも通常は1点ずつ発売することが原則であるが、3連勝式投票券のように組み合わせ数が増えると必然的に1人あたりの購入点数も多くなるため多くの組み合わせを短時間で簡単に発売できる方法を導入することによってこの点を解消している。 いずれの方法も同種の投票券を均一金額で購入することを前提としているため、金額を変えて購入する場合は従来どおり1点ずつ購入しなければならない。 各投票法に応じて複数のマークカードが用意されていることが多く、通常投票用マークカードと混同しないように各主催者ごとにカードの長さを変更したり印刷色を変更するなど配慮している。
流し 単一となる「軸」と「相手(ヒモとも言われる)」と呼ばれる番号を数点(もしくは全部)を指定することで、「軸-相手」となる全ての投票券が購入できる方法。軸から相手に向けて上流と下流の関係が出来るため、このように呼ばれる。 3連勝式の場合には、軸を1点選ぶ方法と軸を2点選ぶ方法がある。この場合、軸を1点選ぶ方法においては相手として選択した投票対象から任意の2者が出れば的中となるため下記にある「ボックス」の要素をも含んだ内容になっている。
マルチ
連勝単式では流し投票で軸とした競走対象が指定した着順どおりに入らなければならないが、軸の着順が変わっても的中となるようにまとめて購入できるよう「マルチ投票」が導入されており、先述のような「1、2着裏目(逆目)」を防止することが可能となる。 マルチで購入の場合、2連勝単式では買い目は2倍、3連勝単式の場合、軸が1点の場合は買い目が3倍、軸が2点の場合は6倍になる。 (マークシートにもその旨が書かれている。)なお、ゾロ目を含めた枠連BOXを購入する場合、フォーメーション用のマークカード(ほとんどの競馬場ではボックス用マークカードの裏面にある)を使い、BOXで購入したい枠の1頭目と2頭目の欄に全く同じマークを行うことで、枠連のゾロ目を含んだBOX馬券を購入した形になる。 なお、中央競馬と一部の地方競馬では指定馬の選択が多いと購入者の想定を超える購入申込になるため、フォーメーションの購入点数を発売機上で確認できる機能がある。 例:競走対象が9つ以上の三連勝単式において1着:1、2、32着:2、5、73着:1、5、9を指定した三連勝単式をフォーメーション[60]で購入申込すると、以下の組合せを購入したこととなる。 1-2-5 1-2-9 1-5-9 1-7-5 1-7-9 2-5-1 2-5-9 2-7-1 2-7-5 2-7-9 3-2-1 3-2-5 3-2-9 3-5-1 3-5-9 3-7-1 3-7-5 3-7-9(18点)
クイックピック
中央競馬では、2009年10月17日からGI競走を開催する節に限り、当該GI競走を施行する競馬場の特定窓口限定で、買い目をコンピュータにまかせる「クイックピック投票」を試験的に行っている。(詳細1)。 クイックピック投票には専用のマークカードが用意され、発売するすべてのレース(発売する競馬場のレースに限らず、他場のレース、前日発売も購入可能である)・すべての式別で購入可能(1枚の馬券(マークシート)につき単勝、複勝は1枚につき最大5点、その他は最大10点まで)。すべてコンピュータにまかせる「すべておまかせ」のほか枠連・馬連・馬単・ワイド・3連複・3連単では軸となる任意の馬1頭(馬単、3連単においては任意の馬の着順を固定することも可能)を指定することもできる。 券面には「GOOD-LUCK」(健闘を祈る)と印字され、軸となる馬番と着順指定の有無、コンピュータで決められた買い目が印字される。なおクイックピックでの購入時は、自動発売機の表示画面に式別、軸指定や着順指定の有無、購入点数、1点あたりの金額は表示されるが組み合わせは実際に印字された馬券を見るまでわからないようになっている。
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