マーチンゲールの法則
マーチンゲールの法則とは、いわゆる倍賭けと呼ばれるノウハウです。
負けた時に賭け金を勝つまで倍々に増やしていくことによって、負けた分を取り返していきます。
つまり最終的に絶対負けない方法といわれているのがマーチンゲールの法則なんですね。
ただ、たとえば11レース連続で負けて、12レース目に勝った場合のシミュレーションをすると下記のようになりますが、なんと賭け金は204800円にもなってしまいます。
でも、仮に勝つ確率が50%あるギャンブルをするとすると(ルーレットの赤・黒、偶数・奇数等)、12回連続で負ける確率は4096分の1です。つまり勝率はじつに99,9・・・%になるんですね。あくまでも計算上ですが、ほとんど勝てることになります。
マーチンゲールの法則とは「レースが的中するまで、掛け金を毎レース事に増やしつづけていく法則」です。
最初のレースで100円を投入して外れてしまったら、次のレースは1レースに賭けた金額の倍、すなわち200円を投入します。
2レース目も外れたら3レース目は2レース目の投入金額の倍の400円、3レース目も外れたら4レース目は3レースの投入金額の倍の800円・・・といったように掛け金を倍々に増やし続けて的中した所で止めるやり方です。
基本は1点買いですね。
この買い目のオッズが2倍を切らなければ、的中した時に、それまで損失していた全ての掛け金を回収して、かならずプラスになるという方法なわけです。
マーチンゲールの法則を競馬で使うとすると、どうなるかというと・・・
出現率が高くて、狙った1点買いで的中しやすく、配当も2倍ぐらいの馬券といえば・・・
1、2番人気の単勝や3、4番人気の複勝あたりですね。
例えば、単勝1番人気を朝の1レースから買い続ければ1日1回は出現して、それを的中させたところでゲームは終了ということになります。
しかし1番人気の単勝でも1日、1回も出現しない日もあるわけです。(1番人気の1日の平均出現率は約4回、3レースに1回は出現しているのですが、たまに1回も出ない時があるんですね)
それなら、1日1番人気の単勝が出なかったら、翌開催日の1レースから続きを開始すれば良いのではないか、と思いますよね。
でもこれが、そううまくはいかないんです。
何故かというと、
実は、このマーチンゲールの法則は理論でしかないからです。
100円から掛け金をスタートしても、毎回レースを外していくと、たった1日で驚くくらいマイナスが増えるんです。
総投入金額がどうなるかというと、
300円
700円
1500円
3100円
6300円
12700円
25500円
51100円
102300円
204700円
409500円
となってしまいます。最終レースまで外れた場合に投入金額は41万円近くなるんですね。
そして最終レースで仮に当たっても、1番人気の単勝が2倍だと、たった100円しか儲かりません!
なんだ、このマーチンゲールの法則は使い物にならないのか?とも思いますが、
ウイークポイントを改良すると使えるようになえるんですね。
問題は資金繰りなんです。パンク(資金が底をつくこと)を避ければ何とか使えるんですね。
さて、どうしたらいいかと言うと・・・、
賭け金が大きくなりすぎると、パンクしちゃうわけなんですね。それで投資からリタイヤせざるを得なくなってしまう。
何故、賭け金大きくなりすぎるかというと、それは賭けるオッズが2倍と低いからなんです。
つまり賭け金を少なくする為には、もっと高いオッズの馬券を狙えばいいわけです。
高いオッズのものは出現率は低くなりますから、当然的中率も下がってしまいます。
しかし3,4倍程度のオッズであるならば、ある程度の出現率のある対象も確かにあります。
例えば、2、3番人気の単勝ですね。1番人気の単勝よりも出現率は下がりますが、替わりにオッズは上がります。
2番人気の平均配当を4倍とした時にマーチンゲールの法則を応用すれば、掛け金を毎回2倍にする必要はなくなるわけですね。
これを比較してみましょう。
(今まで負けた金額)÷(オッズ-1)+(最初に賭けた金額)=(次の掛け金)
というマーチンゲールの法則の公式にあてはめてみましょう。
例えば2回目以降の掛け金は、これに数字を代入すると・・・
もしオッズが2倍しかないのであれば
(100円)÷(2-1)+(100円)=200円
となり答えは200円。続けていくと
(100円+200円)÷(2-1)+(100円)=400円
(100円+200円+400円)÷(2-1)+(100円)=800円
(100円+200円+400円+800円)÷(2-1)+(100円)=1600円
・・・と倍々になりますね。
それではオッズが3倍の時はどうでしょうか?
(100円)÷(3-1)+(100円)=150円、切り上げて200円
(100円+200円)÷(3-1)+(100円)=250円、切り上げて300円
(100円+200円+300円)÷(3-1)+(100円)=400円
(100円+200円+300円+400円)÷(3-1)+(100円)=600円
となり、投入金額もオッズが2倍の時よりはグッと低くなります。
そしてオッズが3倍を切らなければ、どこで的中しても200円以上のプラスになりますね。
オッズが4倍、5倍・・・と高くなるのであるならば、更に投資金額は少なくて済むわけです。
仮に今、1~3番人気の単勝のどれかを狙うとした場合、それぞれの平均配当は約2倍~6倍です。
各オッズについて、1日単位(12レース)で投入金額を検証してみると
100円で初めて12レースまで外れ続けた続けた場合、オッズが2倍であるならば投入金額は409500円
100円で初めて12レースまで外れ続けた続けた場合、オッズが3倍であるならば投入金額は 31300円
100円で初めて12レースまで外れ続けた続けた場合、オッズが4倍であるならば投入金額は 11200円
100円で初めて12レースまで外れ続けた続けた場合、オッズが5倍であるならば投入金額は 7100円
100円で初めて12レースまで外れ続けた続けた場合、オッズが6倍であるならば投入金額は 5300円
(全ての端数を切り上げて計算した場合によります)
こうして見ていくと、的中するまでにいくら必要なのか、最終レースまで続けるための資金が判ります。
仮に1日10000円しか競馬に資金を投入できない場合は、5倍、6倍のオッズを狙えば最終レースまで続けられます。
5倍、6倍の配当なら3番人気以上の単勝、もしくは2番人気以上の枠連、2番人気以上の馬連等狙えるものがありまうね。(平均配当は約500円以上あります)
この計算法で競馬投資していけば、決めた資金内で長く投資が持続できるようになるのです。
マーチンゲールの法則、試してみるのもありですね。
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