国枝栄
1978年に美浦・山崎彰義厩舎で調教助手となる。1989年に調教師免許を取得し、翌1990年に厩舎を開業。 国枝栄師の栗東留学への見解
西高東低の現状から期待馬については下級条件でも積極的に関西圏に遠征させ、その際に栗東トレーニングセンターに滞在させてその施設を積極的に利用してトレーニングを行なっている事でも有名で、いわゆる「栗東留学」のパイオニア的存在とも言われている。 国枝は「栗東留学」について、雑誌のインタビューで「昔は関東から関西への直前輸送はなかったんだから」「昔は一旦栗東に入るやり方でやって勝っていたんだから、そのやり方をもう一度やってみよう。 それだけのこと」「私の場合はやはり『栗東に事前入厩することで輸送の負担を減らしたい』ということ」と語っており、主に長時間の輸送が競走馬へ与える負担の軽減に重きを置いている。一方で「栗東留学をやらなくても勝てるならやりませんよ」「栗東坂路がいかにいいものだったとしても、肝心のレースに疲れが出てしまう、とかね。 その辺をよく見極める必要があると思いますよ」とも語っており、施設面における美浦と栗東の差はレース結果にはあまり関係ないとの見解を示している[1]。
国枝栄 調教師成績 日付競馬場・開催人気着順 初出走1990年2月4日1回東京4日3R3歳未勝利シャインバード14頭711着 初勝利1990年3月10日2回中山5日10R千葉日報杯リュウカムイ10頭71着 重賞初出走1990年5月6日2回東京6日11RNHK杯ヤマシゲオー16頭611着 重賞初勝利1998年4月11日3回中山5日11Rダービー卿CTブラックホーク11頭21着 GI初出走1990年12月9日5回中山4日11R朝日杯3歳Sボードセイリング13頭123着 GI初勝利1999年12月5日5回中山6日11RスプリンターズSブラックホーク16頭21着
国枝栄 代表管理馬 ブラックホーク(1999年スプリンターズステークス、2001年安田記念) ピンクカメオ(2007年NHKマイルカップ) マツリダゴッホ(2007年有馬記念) マイネルキッツ(2009年天皇賞(春)) アパパネ(2009年阪神ジュベナイルフィリーズ、2010年桜花賞、優駿牝馬、秋華賞、2011年ヴィクトリアマイル)
国枝栄 表彰歴 2004年 優秀調教師賞(関東) 2005年 優秀調教師賞(関東) 2006年 優秀調教師賞(関東) 2007年 優秀調教師賞(関東)、東京競馬記者クラブ賞 2008年 優秀調教師賞(関東)
国枝栄 主な厩舎所属者 括弧内は厩舎所属期間と所属中の職分。 勢司和浩(1990年-1999年 調教助手) 加藤士津八(2003年-2006年 騎手) 国分優作(2009年-2011年 騎手)
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